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2020年秋アニメ簡易感想 その4

 

 

 

岸辺露伴は動かない』まさかの実写ドラマ化決定。

 これには意表を突かれました。4部の実写映画とはまた別に『ジョジョの奇妙な冒険』の実写化、しかも岸辺露伴が主人公の人気スピンオフの方を取り上げるという選択肢は意外でしたね。NHKで放送、しかも脚本を務めるのはアニメジョジョのシリーズ構成でお馴染み小林靖子(こばやし・やすこ)氏とかなり気合が入っていることが伺えます。高橋一生(たかはし・いっせい)さんが演じる露伴が映ったキービジュアルの”わかっている感”からしても期待出来ると思います。

 ちなみに放送するエピソードは「富豪村」「D.N.A」「くしゃがら」の3編とのこと。個人的には最初に公開されたエピソードである「懺悔室」が好きなのでそっちもやってほしいのですが、あちらは本当に露伴が動かないうえ話にも関わらないのでドラマでやるのは難しいかな、とも思っています。そう考えると露伴が適度に事件に巻き込まれていく富豪村などは確かにナイスなチョイスだと言えます。そういった意味でも放送が楽しみですね。

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

ご注文はウサギですか? BLOOM

第1話「にっこりカフェの魔法使い」

 

 難民よ、ごちうさは帰って来た!!(5年ぶり2度目)

 

 はい、というわけで三度この癒しの時がやってきました。製作会社が変われども、ココアやチノたちの可愛さは決して変わらず!この「可愛さ」の暴力でぶん殴りにくる内容であまりにも懐かしく、そして心地がいい。この優しい世界は本当に癒されますね。

 また今回注目したのがチノの数々のシーンですね。ラビットハウスの新制服製作の内、ココアに合う色の生地を探すのに必死になる場面は彼女も自分の感情を積極的に出すようになったなぁと実感します。他にも後半泣きじゃくる迷子を泣き止ませようと四苦八苦している様子も微笑ましかったです。つっけんどんな態度が多かった1期の頃と比べると全体的に丸くなった印象がありますね。そんな彼女を励まそうとするココアが彼女の母の遺した生地や手品セットを使う構図も素晴らしいです。今季屈指の癒し枠として楽しめそうですね。

 

 

戦翼のシグルドリーヴァ

第2話「海ほたる海上突撃戦!」

 前回に引き続きクラウが館山基地の面々と打ち解けるまでが描かれましたが、個性の強いキャラクターとのそれぞれのやり取りを相変わらずの良テンポでやってくれるので1話と同じように楽しく見ることが出来ました。特に宮古のムードメーカーぶりは素晴らしいですね。彼女がいるだけで作品の空気が一気に明るくなります。また普段はだらけているのに対してピラーが現れるや否やすぐさま仕事モードに入る一般職員たちの切り替えの早さも素敵です。

 戦闘シーンではサブタイトルにもある海ほたるを戦場に空戦が繰り広げられる前に「海底トンネルを通って敵の懐に潜りこむ」作戦が展開されたのが面白かったですね。暗いトンネルで英霊機が飛び回るという他作品では見られないような貴重な絵面にはワクワクしました。各キャラの戦法もそれと合わせた個々の活躍もしっかり用意しているところに好感が持てます。

 

 

池袋ウエストゲートパーク

第2話「西一番街ブラックバイト」

 前回から登場しているタカシ率いる「G-Boys」と新興の「レッドエンジェルス」という2つのカラーギャングの勢力を描いた第2話。若者のみで構成された不良集団ながら組織力が高いのはそれぞれのリーダーのカリスマ性があってこそでしょうか。一応は互いに牽制しあいながらもいざという時は即座に協力出来る関係はどこか若者らしいとも感じられます。(またマコトはどちらにも属さない一方で双方に顔が利くのが流石ですね)

 そして今回は現実でも度々取り沙汰されている「ブラックバイト」が取り上げられました。罵倒や不良たちを使った暴力で徹底的にバイトたちの心を疲弊させていく様子はとても生々しくて見ていて辛かったです。その問題もどうにか裁判に持ち込むことで解決出来たものの喧嘩のシーンはタカシたちが強すぎるせいかあっさり決着がついてしまい若干カタルシス不足に感じました。

 一方でレッドエンジェルスのヘッド「キョウイチ」が冒頭で見せたダンスシーンは非常に良かったですね。レッドエンジェルスの宣伝にもなっている彼のモダンダンスを綺麗な作画で見事に表現し切っていました。こういった芸術的なシーンにも力を入れてくれるのはとてもいいことだと思います。

 

 

ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN

第2話「結成ストライクウィッチーズ

 奮闘するもピンチに陥る芳佳、そこに駆けつけるかつての仲間たち!そして再結成、ストライクウィッチーズ!!と王道をまたもややってきました。2期でもやっていた流れなので既視感が強いですが、彼女たちが集結した時の安心感と盛り上がりはやはり半端ないです。久しぶりの再会でありながらすぐさま抜群のチームワークを発揮する辺り501の練度の高さが伺えます。

 また仲間たちの救援が来るまでの間単身で戦う芳佳の成長も今回の見どころでした。氷山で身を守る敵ネウロイの本体を探すべきだと判断する様子は考えなしで突っ込んでいたあの頃と比べるとちょっと思慮深くなったんだなぁ、と感動します。まぁ前回1人で救援に向かう時点で根っこは全く変わってないけど

 さらに今回のラスト、劇場版にて初登場した「服部静夏(はっとり・しずか)」の加入が正式に判明。劇場版では芳佳の無茶苦茶ぶりに振り回された彼女ですが、今回こそは活躍出来るのか楽しみですね。

 

 

おそ松さん(3期)

第1話「降板」

 あの”無責任アニメ”もついに3期に突入。これまでに様々な作品と関わってきたりこなかったりした本作ですが謎黒箱で他のカードを差し置いてコラボカードがむやみやたらと出てきた件はまだ許してないからね、まさかの6つ子降板といういきなり飛ばしてきたことには驚きました。特に本家おそ松たちを追いやった「新おそ松」たちの”形だけ綺麗に整えた感”はかなり攻めているなと感じました。それだけに彼らを恥も外聞もなくぶっ壊すシーンはかなり爽快感がありました。(CV.花江夏樹のキャラを『鬼○の刃』パロディの技でぶっ飛ばすシーンは悪意しか感じませんでしたが)

 他にも監督が「お前ら下ネタ多すぎ」とダメ出しした矢先にウ○コにされる6つ子の流れには正直引きました。ネタのキレは1期2期と比べると若干落ちている感じは否めませんが、それでもいつものおそ松さんという安心感はあるので今後に期待ですね。

 

 

 岸辺露伴は動かないのドラマ化のおかげで今年の年末の楽しみが1つ増えたのは喜ばしいこと。個人的には今年の新年にやったように『きのう何食べた?』や『義母と娘のブルース』などの漫画原作のドラマ作品のスペシャル特番をまたやってくれないかなとつい欲が出てしまいます。他の局の発表に期待したいですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。

仮面ライダーセイバー 第6話「疾風の如く、見参。」感想

共に戦う者として

コミュ力に問題のあるキャラともすぐ打ち解ける飛羽真マジコミュ強主人公

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 生意気少年参上

 今回のセイバーは新キャラ「緋道蓮(あかみち・れん)」が大いに引っ掻き回してくれました。冒頭何の脈絡もなくいきなり登場しただけでも驚きなのに初対面の飛羽真を「下っ端」呼ばわりするシーンはかなりショッキングです。他にも飛羽真の言葉に対して即座に「マジないわー」と一蹴したり本を無造作に扱ったりするなど全体的に礼儀を知らない少年として描かれていてこれまたすごい子が来たな、と感じました。

 他にも「強さこそが絶対」という考えがあるようで飛羽真に対して勝負を持ちかけたりするなどかなり自信過剰な一面を持っています。ただ今回あの尾上さんすら苦戦したデザストを難なく撃破するという大金星を挙げたので口だけではない実力者であることが伺えます。(倒した相手に「楽しかったよ」って呟くシーンは実に戦闘狂っぽいです)

 

 こうして書くとかなりウザいキャラですが、個人的にはそこまでイライラすることはありませんでしたね。上記の問題点を除けば明るく朗らかな性格であることもありますが、賢人には大いに懐いていたり後述の大秦寺に対しては敬語を使っていたりと自分が認めた相手には大人しく素直になる一面、飛羽真の言葉に感化され約束をしっかり果たそうとする義理堅さなどもあって決して生意気なだけの若者ではないことがわかったからです。自分の強さや考えに絶対の自信を持っていて、それ以外の考えに耳を傾けようとしない姿は良くも悪くも「子どもっぽい」と思います。才能はあるもののまだまだ発展途上ですが、今後性格が軟化するかのような描写もあったので、この先の成長に期待したいと思います。

 

 

  • コミュ障刀鍛冶とコミュ強小説家

  そして今回スポットが当たった人物としてもう1人、”スラッシュ”こと「大秦寺哲雄(だいれんじ・てつお)」の飛羽真とのやり取りも見どころでした。以前から「聖剣の刀鍛冶」として登場していたもののいまいち本筋に関わらなかったのですが、今回ようやく彼と言う人物についてわかってきました。

 登場時は「コミュ障」かつ「職人気質」といった印象そして中の人がかなりのオーズオタクで登場した剣士ほぼ全員に辛辣な言葉を浴びせる姿は非常にドライでした。しかし物語を司るメギド幹部「ストリウス」の罠により変身不能に陥り、封印を解くために尽力する飛羽真にフォローを入れるなど決して冷たいだけの人物ではないことがわかりました。特に閲覧禁止の本の在り処を図らずも自白してしまうお茶目な面はそのシーンのコミカルさもあって一気に親しみやすくなったと思います。

 また大秦寺と話している内に彼の心を開かせる飛羽真のコミュ力にも目を見張るものがありました。何の接点もない相手とも本を通じてわかりあえるのが彼の魅力なのかもしれません。内容をトレーシングペーパーを重ねてトレスする本への丁寧な扱いも相まって*1「本」を通じた魅力がこの主人公の特徴なのだと再確認しました。

 

 

  • 我が家のために戦う家族の絆

 

こぶた3兄妹!

『とある兄弟が繰り広げる、お家を守る戦いの物語・・・・・・』

 

烈火抜刀!

竜巻ドラゴンイーグル!!

 

 

『増冊!3匹のこぶた!

烈火二冊!

荒ぶる空の翼龍が獄炎を纏い、あらゆるものを焼き尽くす!!

 

 飛羽真が蓮との勝負で(半ば強引に)勝ち取った「こぶた3兄妹」とストームイーグルのワンダーライドブックで変身した派生形態「ドラゴンイーグルぶた3」。既にフォーム名の時点でかなりシュールですが、左肩の子ブタ3匹を合わせたような意匠はこれまでのライダーにはないコミカルさがあります。何気にブタがモチーフのフォームというのは史上初ではないでしょうか。*2

 必殺技をペラペラの子ブタ3匹が敵の周りに藁の家を建て、セイバーが竜巻で敵を家ごと吹き飛ばすという斬新なもの。一見ギャグ調ですが、家を建てた子ブタからしたらあまりにも無慈悲な技に見えるのが面白いです。他のライドブックの形態が真っ当にカッコいい中、こういう変わり種を用意するのは見ている側としてもバラエティ豊かで楽しいです。

 

 

  • 舞い散る風を走らせる翡翠の閃忍

 

猿飛忍者伝!

『とある影に忍ぶは疾風、あらゆる術でいざ候・・・・・・』

 

猿飛忍者伝!!

 

双刀分断!

壱の手、手裏剣!

弐の手、二刀流!

双剣翠風!!

 

『翠風の巻! 

甲賀風遁の双剣が、神速の忍術で敵を討つ!!』

 

 蓮が「双剣翠風(フウソウケンハヤテ)」に「猿飛忍者伝」のワンダーライドブックを差し込んで変身した「仮面ライダー剣斬(けんざん) 猿飛忍者伝」。近年少しずつですが数を増やしている「忍者ライダー」の新たな一角です。(使っているライドブックのモチーフも真田十勇士」の一員として知られている「猿飛佐助」だと思われます)頭部のデザインは風が走っているかのようで右側に手裏剣、左側に2本の刀の意匠が施されているのが特徴的です。本作のライダーの中でも一際軽装で一目で身軽だとわかるボディをしています。また創作の忍者にありがちな長いマフラーを付けている点が個人的には高ポイントですね。

 戦闘ではその見た目通り素早さを活かした戦いを繰り広げました。主武装である翠風は普段は2本の刀、合体させると巨大な手裏剣に変形する特殊な機構をしており忍者らしい変幻自在な戦法を見せてくれます。特にデザストを葬る際に放った必殺技が巻物の絵がパラパラ漫画のように動いて魅せる演出で表現されていて実にオシャレでした。聖剣のライダーの枠組みに囚われない姿とバトルに早くも魅かれましたね。

 

 

  • 復讐の倫太郎

 また本筋が着々と進む一方で描かれたのが倫太郎と芽依のコンビの戦い。前回遭遇した敵幹部のズオスと対面してからどこか心ここにあらずとなっている倫太郎が早くもズオスとの対決を繰り広げていて驚きました。さらにズオスの口から自分こそが15年前の先代の水の剣士を倒した男だと判明してさらに驚き。倫太郎も師匠でもあった先代の仇が相手であるとわかるやいなや怒り狂う辺り15年前の事件はかなり凄惨であったのかもしれませんね。(ただズオスに執着するわりには彼が仇だと知らなかったのはどういうことなのか気になります)

 結局ズオスに敗北し、ボロボロの姿でノーザンベースに戻る倫太郎には心が痛みました。あれほど仲の良かった飛羽真の言葉も無視するシーンなどは痛々しくて見ていられませんでした。ここにきて倫太郎も敵との因縁や師匠の敵討ちなど仄暗い一面を一気に出してきてキャラに深みが出てきましたが、あまりにも可哀想なので早いところ立ち直ってほしいとも思ってしまいます。

 

 

 というわけで今回は「新キャラ・蓮の紹介」「大秦寺とのコミュニケーション」「倫太郎とズオスの因縁」と3つもの物語が同時に進行するかなり詰め込んだ内容でした。それぞれに見どころがあって面白かったものの、息つく暇もなく場面転換するうえハイペースで進むので物語全体の筋が非常に追いにくいという問題もありました。各パートの区切りが唐突だったのも話のわかりにくさに拍車をかけていたように感じます。物語の順序をしっかりと立ててくれればグッと良くなると思うので今後に期待したいですね。

 

 というわけで次回は飛羽真が烈火の封印を解くために謎の地「アヴァロン」へと向かうようです。敵もアヴァロンにある強大な力を手に入れようとしているらしいので、激戦は必至になることが予想されます。倫太郎の件や新たなフォーム含め見逃せない要素満載になりそうです。

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:前述したように蓮が本を無造作に扱っていたのもあってかなり好感度が高いです。

*2:ゴースト』に登場するネクロム サンゾウ魂にもお供のブタの意匠がありますが、ブタそのものというのは今までありませんでした。

2020年秋アニメ簡易感想 その3

 

 

 主演のトム・ホランド氏のおかげで実現したスパイダーマン3』にドクター・ストレンジの出演が決定した情報を最近聞きました。本作のスパイディが慕っていたトニー・スターク/アイアンマンの代わりとしてのポジションではないかと思われます。

 MCUのピーターとストレンジは『インフィニティウォー』以降ちょっと面識がある程度なので2人がどのようなやり取りを繰り広げるのか気になるところ。個人的にどちらもトニーの死に対して負い目を感じている者同士(ピーターは若干吹っ切れた感じですが)、かなりぎこちない関係になりそうな気がします。本作の敵役としてエレクトロも出てくるようですし今後の楽しみがまた1つ増えましたね。

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

ひぐらしのなく頃に

第2話「鬼騙し編 其の弐」

 前回「原作にはない新しい展開を見せてくれるかもしれない」とか書いたけど、マジで新作だったのかよ!!これには本当に衝撃を受けました。冒頭梨花が謎の空間にて目が覚めるシーンでもしや本当に・・・・・・?と思わせておいて新OPのラストのタイトルコールに「業」の1文字を加えて確信に至らせる演出にはテンションが上がりまくりでしたよええ。サブタイトルも「鬼騙し編」と完全に新作のエピソードになっていて否が応でも期待してしまいます。ただ現状は鬼隠し編をそのままなぞらえているだけのようにも見えるので、この先どのような違いを見せてくれるのか気になりますね。

 時系列においては梨花と羽生の会話からし祭囃し編、もしくは賽殺し編の後であることが伺えますが(もしくは澪尽くし編後か?)、100年以上頑張ってようやくハッピーエンドを迎えられたのにまたあの夏を繰り返す羽目になった梨花が本当に不憫です。事件の真相も犯人も全てわかっていてどうすればいいのかを覚えてるのが救いですね。果たして梨花は今回何ループする羽目になるのでしょうか。

 本編に関しては前述の通りほぼ鬼隠し編なのであまり語ることはないのですが、終盤の綿流しのシーンの良作画ぶりにはつい感嘆の声をあげてしまいました。これほど気合いの入っているのならば物語後半の惨劇のシーンにも期待出来ますねぇ・・・・・・

 

 

ゾイドワイルド ZERO

第49話「ネオヘリック最期の日!」

 まさか主人公不参加のままゼログライジスを一旦倒す展開になるとは・・・・・・でもラストと予告から最後の戦いはこれかららしいので一安心しました。

 というわけでゼログライジスを如何にして撃退するかが今回の話の肝になったわけですが、マグマすら効かない相手に最後の手段として都市を丸ごと落とす作戦に出た時は度肝を抜かされました。巨大なネオへリックがゼログライジスの頭上に浮かび上がるシーンは迫力満点で終始圧倒されました。またこの作戦を決行させたクレストウッド大統領が名君ぶりもポイントでしたね。自分にとっても思い入れのある街を犠牲にすることに苦悩しつつ、今を生きる人々のために使おうとする姿は非常にカッコよかったです。

 主人公一行のパートは金属化してしまったレオライガーが咥えて疾走したりバズがレオとの出会いを語ったりとサリーたち奮闘シーンも含め多くの見どころがありました。特にレオが精神世界らしき場所でコンラッド教授と話すシーンは良かったですね。教授が早口で説明台詞しか喋っていない点は少し気になりましたが、ようやく父親と再会して恨み言1つ言わずに喜ぶレオにはウルウルきました。それだけにレオが復活した復活した一方でコンラッド教授の体が崩れ去るシーンにはショックを受けてしまいましたが。(シーガルすらも死ななかった故に「本作はネームドキャラから死者を出すつもりはないのかもしれない」とタカをくくっていたので意表を突かれました)そんな中ゼログライジスも復活したようですし、最終回はかなり詰め込んだ内容になりそうですね・・・・・・

 

 

呪術廻戦

第2話「自分のために」

 呪術の専門学校って都立なんだ・・・・・・と真っ先に思ってしまった回。すぐに殺されるか宿儺の指を全て取り込んでから殺されるかという選択肢がない、どっちみち詰んでいる状況をすんなり受け入れる主人公に若干の恐怖を感じました。自分の中に化け物が入っていることにさほど驚いていない様子ですし何なんだろうこの子・・・・・・自分のせいでオカ研のメンバーが傷ついたことを気にしたりするなどごく普通の感情も持ち合わせている分余計人間離れした精神が際立ちますね。

 他にも学長との問答が印象に残りましたね。家族が遺した「言葉」を理由に戦うのは真っ当なように見えてその家族を悲しませる結果にも繋がることをしっかりと言及してくれる学長には感動しました。”遺言などもある意味で個人を縛る「呪い」になりうる”ということですね。

 そして今回のラストに公開されたEDがすごい良かったです。パステルで塗りつぶしたような絵柄が実にオシャレ!こういったセンスのある映像を見ると無条件でテンションが上がってしまいます。

 

 

遊☆戯☆王SEVENS

第19話「玉座たるもの」

 ネイルとの戦い3戦目、今回の相手は前代未聞の椅子「セバスチャン」でしばらく開いた口が塞がりませんでした。AIを相手にデュエルする展開は過去作でも何度かありましたが、「AIを搭載したマッサージチェア」というのはこれまでになく斬新です。それでいてデュエルでは攻撃力4000をさらっと出してくるなど普通に強いのが凄まじい。また遊我を見下したりカイゾーのことを嘲笑うなど悪役らしいムーブを見せつけましたがネイルのことを本当に慕っていてネイルもまた彼のことを必要としている関係性を描いてくれたので意外と話の後味が良かったですね。

 他にも今回は遊我のキャラクターに関して思うところがありました。OPでも度々出ているロボットの設計に夢中になるあまりサドルと化したカイゾーのことをぞんざいに扱う一方、カイゾーを傷つけたセバスチャンに怒りの表情を見せたり本物のカイゾーを見つけ出すなど自分のロード(仲間)を大切に想っているシーンに彼の子どもらしさとは別の人でなしな雰囲気を感じずにはいられませんでした。カイゾーのことが大切なのは本心なんでしょうけどそれはそれ、これはこれと考えていそうな辺りが少女漫画に出てきそうな「女性をたらしこむダメ男」のようです。何だかんだでみんな遊我について行くし実際人たらしの才能はありそうな気がしますね彼。

 

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

第2話「ダイとレオナ姫」

 本作のヒロインであるレオナ姫とダイの馴れ初めが描かれた回でしたが、初期の彼女を見て「ああそういえばこういう子だったわ・・・・・・」となりました。思ったことをはっきりと口に出す性格は良く言えば明朗快活、見ていて励まされますが悪く言えば遠慮がなく無用な一言で周りに迷惑をかけかねない、と考えてしまうのは僕が歳を取ったからでしょうか。このようなお転婆娘が後の展開で素晴らしいカリスマを発揮してくれるのだから本作は面白いです。

 また今回はキラーマシンが印象に残りましたね。冷たく無機質なボディがクオリティの高いフルCG表現されていて、ぬるぬると動き回る様子は非常にカッコよかったです。そんな自分よりずっと巨大な敵相手に怯まず立ち向かうダイも良かったですね。1話に続いて気合いの入った戦闘シーンに大満足です。

 

 

ポケットモンスター

第40話「VSサンダー!伝説レイドバトル!!

 日曜夕方から金曜夜に引っ越してから最初のアニポケは何とサンダーとのバトル。無人発電所に普通に居座るシュールな絵面に加え、鳴き声が完全にモスラだったので最初は吹き出してしまいましたが、バトルではサトシとゴウをそこそこ追い詰めていて伝説の貫禄は十分に印象でした。相棒に駆け寄るサトシたちのことをいちいち待ってあげたり接待プレイみたいな様子が見られましたが彼らのことを気に入ってくれたのでしょうかね?結局ゲットすることは出来ませんでしたが、シリーズ終盤にゴウを助けに来てくれる展開とかないかな~とつい妄想してしまいます。

 他にも「タマゴが先かポケモンが先か」理論でサンダーの居場所を割り出すゴウの判断が光る回でもありました。かつてのように理論と分析を駆使しつつ、自身の勘も頼りにしているところはサトシの影響を受けているように思えました。他にもサンダーゲットを諦めない姿勢がラビフットの「ブレイズキック」習得に繋がる流れなど彼の新たな一歩を感じさせてくれます。ロケット団との意外な共闘も見られましたし(最後のロケット団の退場が雑でしたが)全体的に楽しい回でしたね。

 

 

憂国のモリアーティ

第1話「伯爵の犯罪」

 シャーロック・ホームズの名悪役として有名な「モリアーティ教授」を描いた作品。19世紀のロンドンを舞台に犯罪を犯す人間を裏で裁いていく「悪を喰らう巨悪」の物語のようです。冒頭から暗い絵柄と壮大な音楽が合わさっていて、本作の陰鬱そうな雰囲気を思う存分味わうことが出来ました。

 犯罪相談役(クライムコンサルタント)を務める「ウィリアム」が犯人を見つけ出し裁く中、事件が起こったと世間に思わせないように交錯する辺りが個人的なモリアーティ教授のイメージと合っていて実に気持ちがいいです。それでいて私刑を与えるシーンは爽快感皆無でむしろ重苦しい辺りに好感が持てます。宿敵のホームズとの絡みも含め今後が気になる作品ですね。

 

 

 またスパイダーマン3に関しては今現在巷で「トビー・マグワイアアンドリュー・ガーフィールドの過去のスパイダーマン主演俳優も出演する」といった情報も流れているようですね。こちらは現状確証に足る情報元がないので真偽がはっきりしておらず、ガセの可能性も高いです。皆様もあまり鵜呑みにしない方がいいかと思います。

 とはいえ「歴代スパイダーマン集結」という絵面は非常に魅力的なのでつい信じてしまいたくなる気持ちもわかります。アニメ『スパイダーバース』という前例もありますし実現するならばあってほしいですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。

デュエル・マスターズ キング 第24話「闇キングの息子!?ゼーロジュニアの黒き企みぃ!」感想

己の理由戦う意味

ジョーが男とばかり仲良くなる中で女とばかりフラグを建てるボルツがマジでBADだぜ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 闇皇子が求めるもの

 前回のジョーとゼーロJr.のデュエマの続きからスタートした今回のデュエマキング。序盤のキャンベロ、モンキッド、ケントナークのモモダチたちがCGの姿で現在の盤面を説明するシーンに早速魅かれました。このシーンのCG、何気にすごい手間がかかっていると思うんですよ・・・・・・!

 肝心の本編ではゼーロJr.の回想でかなり重要なことが語られました。前回の感想でジュニアの誕生にはジョーが関わっているのではないかという考えを書きましたが、父ゼーロがジョーに倒された後に自分が生まれたことを語っていたことからこの考えがあってる可能性が一気に出てきた気がします。そして龍頭星雲すら超えて地球に辿り着いたジュニアは強さを求め手にした結果「父を超えた証」を欲していることがわかりました。強さを求める理由に関しては未だ不明瞭ですが、ジョーに戦いを挑んだのも”父を超えたい”という願いから、つまりは「父を倒した男を倒す」という目的から来ていることがわかりこれまでの行動が腑に落ちました。

 このことからジュニアが父を超えたいと思っているのは、「自分がなぜ生まれたのかを知りたい」と無意識に想っているのだろうと感じました。生まれた時には父も母もいない、たった1人だったであろう彼にとって「自分が存在する理由」を見つけたいと考えるのは当然のことなのかもしれません。デュエマをしている時に全く楽しそうではないのも、彼にとってのデュエマは自分の目的を果たすための”手段”に過ぎないからなのでしょうね。自分の存在理由を知るために張りつめているのがゼーロJr.という少年なのかもしれません。

 

 だからこそそんなジュニアに対して闘志を燃やすジョーが非常に良かったです。ゼーロを倒してしまったことについてジュニアに謝る素直な一面を見せつつ、同時に強敵と戦うことに楽しみ出すジョーの姿は実にカッコよかったです。今回のデュエマを通じてジュニアとも仲良くなるシーンは見ていてほっこりします。ジュニアはジョーを倒すことだけを考えておりキング・オブ・デュエマッチに出場する気がないようですが、2人が大会でデュエマするシチュエーションはそのうち見てみたいと思いましたね。

 

 

  • 空より登場!ぶっ放せ応援!

がんばれ!ガンバンジー 自然文明 (6)
クリーチャー:ジョーカーズ/チーム切札
パワー4000
▪️S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
▪️<キリフダッシュ>[自然(2)](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを[自然(2)]支払って召喚してもよい)
▪️このクリーチャーをタップしてバトルゾーンに出してもよい。
▪️相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。

 前回ジョーが生み出した新たなジョーカーズであり、今回のデュエルでも活躍したキーカード。モチーフはインド独立の父として有名な弁護士、宗教家にして政治指導者である「マハトマ・ガンジー」。そしてガン(銃)とバンジージャンプを組み合わせた奇妙なカード名とデザインが特徴的です。それにしてもバンジーはともかく、非暴力・非服従で知られるガンジーに暴力の象徴のようなものである銃を持たせる発想はどこかブラックジョークめいたものがあります。

 カードとしてはキリフダッシュとS・トリガーの両方を持つ珍しいジョーカーズで、さらに≪瞬撃の大地 ザンヴァッカ≫などで知られる攻撃誘導能力も備えています。トリガーで出てくる防御札として使用するだけでなくキリフダッシュを使ってビートダウン中に使うことが可能で、攻めきれなかった場合に出すことで次のターンに繋げてくれる優秀な中継役になってくれるでしょう。

 問題はトリガーによる攻撃誘導としては≪ばんじきゅうす≫や≪発明オジソン≫、ビートダウンの攻撃誘導としては≪デカブタC≫といったライバルとなるジョーカーズが多いこと。前者はパワーが4000あるという点で勝っていますが、後者はそのパワーにおいて圧倒的な差があり、ビートダウンに入れるとしたら断然デカブタCの方がいいのが痛いです。こちらはトリガーも持っている点を活かして普段はシールドから出てくる防御札としての使用をメインにし、手札に来てしまった場合にキリフダッシュで出す、といった風に使い分けるのが良さそうですね。

 

 

  • 闘志を復活させて

 そして今回もう1つ印象的だったのがボルツの復活劇ですね。前述のジョーのデュエマを見て「強敵と戦うことの楽しさ」を思い出すことでスランプから脱するシーンはなるほどこれをやりたかったのかと感じました。前回の謎のボルツ不遇にもそれなりの理由があったことがわかって安心です。

 そんなわけでキング・オブ・デュエマッチに復帰するためにコニーに直談判しに行った結果、彼女の無茶ぶりにいちいち応える羽目になる流れには笑わせてもらいました。しかも彼が願っていた大会の敗者復活戦は最初から用意されていたというオチを見た時はズッコケてしまいました。ボルツ哀れ・・・・・・

 とはいえ彼にもまだまだ活躍のチャンスがあるのは朗報です。他にもここにきてコニーとのコントを繰り広げるシーンが面白かったのも良かったです。しかしチョウキといいコニーといい、今期のボルツはやたら女性キャラとの絡みが多いのが面白いですね。今後もこういった女子たちとのやり取りを増やしてくれたらなぁ、と個人的には思います。小林エマ?彼女に関しては何か妖怪みたいなものだと認識しているので・・・・・・

 

 

 さて次回は大長老をはじめとした脇役キャラたちの逆襲劇が展開されるギャグ回になる模様。デストロ伊藤とかザンコックは確かに最近出番がないからこうなるのはわかるんですが、ももちゃんはそこにいたら駄目なのでは!?とツッコまずにはいられませんでした。とはいえ個人的なお気に入りキャラであるメガネに再びスポットが当たるのは嬉しいですね。あとこの中に鬼の助はいないのか・・・・・・と思ってしまったり。

 

 

 ではまた、次の機会に。

ウルトラマンZ 第16話「獅子の声」感想

獣の雄叫び少女の叫び

セレブロくんの突然のトレギアムーブにニヤニヤが止まらない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 遠い記憶の歌

 今回のZは何かと濃いキャラが話題になりがちなユカが主役のエピソード。この地球にも存在した「太平風土記*1に記されている「獅子神伝説」によると今年現れるとされている魔物ホロボロスを調査したいユカにハルキが付き合うことになり、2人の珍道中が描かれました。

 面白かったのがユカが幼少期にホロボロスに遭遇したらしいことを記憶している点。幼かったころに見たこともない生物に出会ったことがきっかけで怪獣の研究者としての道を選択したことを話すシーンは印象的でしたね。ユカの怪獣に対する異常なまでの好奇心の原点が明らかになったのはもちろん、「化け物と子ども」というシチュエーションが大好きな身としてはとても嬉しい展開で一気にユカのことが好きになりました。

 ただ突如として出現したホロボロスとの戦闘に入って以降は少し首を傾げてしまいました。というのもホロボロスが現れた理由などがはっきりしなかったためです。近代化が進み、自然がなくなった描写をしていたのでそれに対する怒りからホロボロスが目覚めたように思えましたが、その辺りもあまり触れていないため正直どういう展開だったのかが少しわかりにくかったです。ユカがひいお婆ちゃんから教えてもらった歌をヒントにホロボロスを鎮めるシーンなども伏線自体は貼っていたもののちょっと弱い印象でした。

 ただハルキが不測の事態にパニくるユカに激励を送り、彼女もそれに応えて見事活躍して見せる一連の流れは非常に良かったです。特にハルキの「まだあるはずです、ユカさんだから出来る事」「最後まで諦めないでください」といった言葉は14話で迷いを振り切った彼のことを考えるとジーンときますね。

 

 

  • 怒れる暴獣、機械の支配

 『R/B』に初登場してから久しぶりの登場となった「豪烈暴獣 ホロボロス」。当時はルーブジャイロで変身する怪獣の1体として登場したため生態などのバックボーンがほとんど不明でしたが、今回野生の個体で出演したためようやく判明しました。Zの地球において「ホロボロ様」として祀られていたことなど土地神としての側面を持っていることが描かれるなど、ようやく怪獣らしい特徴が追加されたことに感動を覚えます。

 そしてユカの奮闘のおかげで大人しく眠りについてくれると思ったところに入ったセレブロの横槍によって変異してしまったのが「寄生破滅獣 メツボロス」。ギャラクトロンMK2&ギルバリスの怪獣メダルによってそれぞれの装甲が拘束具のように装着されており、何とも言えないアンバランスさを醸し出しています。というか頭部にバイザーが装着されている点といいゾイドワイルドZERO』に出てくる帝国軍のゾイドに見えなくもないです。

 戦闘でもホロボロス以上の俊敏さを発揮したほか、これまたゾイドシリーズでお馴染みの「荷電粒子砲」をぶっ放すなど野性味満載だったホロボロスとは真逆の兵器的表現を見せまくっていて本当に驚きました。苦しそうなホロボロスといい、野生の生物を無理矢理兵器にしたようで見ていて心苦しかったですね。

 

 

 

「素晴らしい。めでたしめでたし・・・・・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

「じゃねぇぇぇぇぇぇんだよぉぉぉぉぉぉ!!!

借りパク野郎がぁぁぁぁぁぁ!!!

ベリアルメダル・・・・・・返せぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

 そして今回最もインパクトがあったのはやはりセレブロですね。冒頭のいくら生成しても同じメダルばかり出てくることに悶えるシーンはもちろんのこと、ベリアルメダルを借りパクされたままのことに怒ってホロボロスを暴走させるシーンには衝撃を受けました。まるで課金してガチャしまくってもNとかRしか出てこないことに苛立つ人のようです。SSRであるベリアルメダルをいつまで経っても返してもらえないのが許せない気持ちもわからなくはないですが、そもそもベリアルメダル自体リクのベリアル因子を奪って作ったものなので最初に借りパクしたのはこいつという・・・・・・何なんだこいつは。

 でもここ最近影が薄かった彼がこうして感情をむき出しにして物語に関わってくることに喜びを感じている自分もいます。特に無事解決しそうな状況に割って入って話をややこしくしていく流れは見ていて「こいつ何でいきなりトレギアみたいなことしてるの・・・・・・・・・・・・好き!!」となりました。さすがにトレギアレベルまでやれとは言いませんが、本作の悪役を担う以上キチンと物語に関わってほしいというのが正直な気持ちです。ここにきてようやくキャラが立ってきたセレブロの今後の活躍に期待したいです。

 

 

 さすがに前回の非常に熱い展開に比べるとパンチが弱く感じる回でしたが、一方でユカやセレブロたちの掘り下げがなされた点は良かったですね。既存のキャラクターの魅力をさらに引き出せるいい機会にもなりますし、たまにはこういう回もいいものです。

 

 しかしラスト突然空から落ちてきた謎のシルエット、バロッサ星人の登場には意表を突かれました。10話にて最初に出てきた個体がやられる寸前に「俺の弟たちがきっと仇を討つ」みたいなことを言っていましたが、こんな早いタイミングで来るとは思いもしませんでした。というか弟は9999人いるらしいんですが、他の9998人はどこにいるんですかね・・・・・・?

 というわけで次回はバロッサ星人との対決。ベリアロクを狙ってきたとのことで次回予告を見てみたら、まさかのベリアロクが自分からバロッサ星人の手に渡る展開には驚きました。ベリアロクが何を考えているのか非常に気になるところです。

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:劇中に登場する怪獣のことなど大昔の伝承が記された古文書。『ウルトラマンX』以降『オーブ』『ジード』などのニュージェネレーション作品に度々登場している。