新・メタレドの楽しんだもん勝ち!

様々な作品について語ったり語らなかったりするサイト

近況報告と2020年の終わりの言葉

 皆様お久しぶりです。メタレドです。長いこと当ブログの更新が滞ってしまい、本日になるまで放置してしまったことを先にお詫び申し上げます。

 

 

 なぜここまで更新が遅れてしまったのか、一言で説明しますと、6日ほど前からずっと風邪と高熱にうなされているからです。先日PCR検査やインフルエンザの検査を病院で受け、どちらも陰性と出たのでただの風邪なのですが、今もなお寝たきりの生活に追い込まれています。ブログ記事の執筆をしようにも熱でボーッとした頭では上手く出来ない、そんな歯がゆい状況にいます。(現に普段はPCで記事を書いていますがこの記事はスマホで簡単に書き込んでします)

 書かなければならない記事をため込みながら布団で寝込むことに申し訳なさと悔しさを今、感じています。だからこそ現状の自分がどうなっているのか説明するべきと思いこの記事を書きました。風邪がいつ治るのか、ブログを再開出来るのかはまだわかりませんがひとまずは体を休めて1秒でも早く健康になりたいと考えています。皆様にはそれまでの時間お待ち頂ければ幸いです。

 

 

 そして今年もあと数時間で終了、というところまで来ました。決して明るい年とは言えなかったものの、決して暗いだけの年でもなかったと思います。来年2021年がより良い年になることを願いつつひとまず筆を置かせて頂きたいと思います。

 最後に、今年も『新・メタレドの楽しんだもん勝ち!』を読んで頂きありがとうございました。来年もまたよろしくお願いします。

 

 

 ではまた、次の機会に。

2020年秋アニメ簡易感想 その24

 

A-RA-SHI : Reborn

A-RA-SHI : Reborn

  • 発売日: 2020/02/28
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

 僕のTwitterを覗いている人にとってはご存知のことかと思いますが、僕はジャニーズグループの1つ「嵐」が結構好きです。ファンクラブに入っている姉の隣で見ているだけというくらいでそこまで熱心なファンというわけではないのですが、『嵐にしやがれ』や『VS嵐』など彼ら5人が出演する番組はよくチェックしていました。メンバー5人の気取らない感じ、やたら濃いキャラクターと趣味、そしてどこにでもいそうな雰囲気が言いようのない愛着を抱かせてくれます。

 

 そんな嵐も今年2020年12月末を以て活動を休止。以前から告知されていたことですが、いざその時が近づくと途端に寂しさが溢れてしまいます。前述の番組も終了してしまい*1、いよいよ12月31日に5人を嵐として見られる日は終わると思うと非常に悲しいです。しかし彼らがその道を選んだ以上、最後まで見届けたいと思います。

 

 最後にこの場を借りて感謝の言葉をば。相葉雅紀くん、松本潤くん、二宮和也くん、大野智くん、櫻井翔くん、今まで最高の時間をありがとうございました。また会える日を楽しみにしています。

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

ご注文はウサギですか? BLOOM

第11話「にっこりカフェと七色の魔法使い」

 OPで度々見せていた千夜&シャロ、加えてマヤ&メグのラビットハウスの制服姿をついに見ることが出来て感無量!毎年クリスマスシーズンに忙しくなるラビットハウスをそれぞれの手で支える彼女たちの奮闘ぶりに癒されました。特に千夜とシャロのツーカーのやり取りは幼馴染としての2人の仲の良さを存分に描いていました。

 また前回でも書きましたがチノが他人に助けを求めるようになったことがはっきりとわかるエピソードでもありました。マメコンビに泣きついちゃうシーンなどは彼女が2人にここまで心を許しているのがよくわかります。1期の頃と比べて本当に感情豊かになっていましたね。

 クリスマスパーティーもココアの手品が信じられないくらい上達するなど驚きの内容がわんさかありました。何より亡き母が夢見ていた以上の幸せな光景を築いた娘を見て微笑むタカヒロさんとティッピーの様子に涙が出てしまいます。前回以上に感動する良いクリスマス回でした。

 

 

戦翼のシグルドリーヴァ

第11話「富士ピラー再攻略戦!」

 いよいよ始まった富士のプライマリー・ピラーとの決戦。今度はクラウら館山基地の4人が切り札的扱いになっていて驚きました。(それだけ彼女たちの実力が高いのか)彼女たちの出番までめぐみと萌のコンビ、そしてそれを支える老人のシールド隊の活躍が見れましたが、爺さんたちが長いこと退役していたとは思えないほどに見事な空中戦を繰り広げていてたまげます。戦闘前のめぐみとの軽快なトークもいい感じに和みました。

 本陣の作戦ではアズズたちが立てた作戦が次々と上手くいっており、ガッツポーズを取ると同時にあまりの順調さに少々怖く感じてしまいます。何か手痛いしっぺ返しがなければいいのですが。しかしアズズの慎重に慎重を重ねた性格が上手いこと働いていること自体は盛り上がりますね。オーディンとトールもいよいよ動き始めた中、果たしてクラウたちは勝てるのか。次回が楽しみです。

 

 

池袋ウエストゲートパーク

第12話(最終話)「サンシャイン通り内戦(シビルウォー)・後編」

 一般人が巻き込まれるまでの大きな規模となった抗争もついに終結。いつもと同じようにマコトが仲間の力を得て解決に導くものでしたが、黒幕の磯貝を上手いことハメた点やヒロトたちが助けに入ってくれるシチュエーションもあっていつもよりも盛り上がりました。マコトの人望の厚さが得た結果という感じで中々に熱いです。

 また抗争を続けようとする不良少年たちに対し「自分たちで何が正しいか決めること」「他人を許すこと」を説くシーンも良かったですね。大人にも子供にもなりきれない半端者だからこそ誰かに頼るのではなく自分自身で考えるべきというギャングたちの流儀を描いており、この作品のテーマであろう「マイノリティはどうやって生きていくべきなのか」に対する誠実な答えと言えます。(許すという点において第10話にも繋がっているのがまた素晴らしい)タカシが女の子に自ら刺されにいったのもキングとして彼女を許すという彼なりの選択だったのでしょう。

 ラストにドラマ版でタカシを演じた窪塚洋介(くぼづか・ようすけ)がまさかのサプライズ出演を果たすなど最後まで見逃せない要素ばかりの最終回でしたね。

 

 

総評

 ドラマにもなった大人気小説シリーズがまさかのアニメ化となった本作。池袋に住むトラブルシューターが様々な事件を解決していく内容で現実でもあり得る問題を積極的に物語で扱っていく展開に驚かされました。(ドラマなどではともかくこの手の深夜アニメではあまり触れられない内容ばかりだったので尚更)リアルな内容をストレートに描いているだけに考えさせられるものばかりだったのが印象的です。

 また何よりも現代社会での生き辛さを感じているはみ出し者・マイノリティに寄り添った作風になっている点が素晴らしいと感じました。前述の大人にも子供にもなりきれないギャングたちを筆頭に今の社会に自分たちの居場所はないと袋小路に入ってしまっている人たちに対し、優しく手を差しのべてくれる世界観に暖かさを覚えます。「どんな人も受け入れる自由の街・池袋」を舞台にちょっとした人情が沁みる内容になっていたのが良いですね。

 しかし基本1話完結のせいか少々駆け足気味のエピソードが多めだったのが残念なポイント。事件発覚・調査からトラブル、そして解決までの流れをその回のうちに収めようとしているせいか特に解決パートがあっさり気味になってしまい、カタルシスに欠けてしまった印象は否めません。その分6&7話や11&12話のような前後編はボリュームもあって面白かったですね。ともあれ昨今では珍しい「社会派エンタメアニメ」として何だかんだで楽しめました。

 

 

ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN

第12話「それでも私は守りたい」

 501大勝利!希望の未来へレディ・ゴー!!

 といった感じに芳佳が覚醒し、仲間と共に戦って見事ベルリンを奪還した最終回。ご都合主義とも取れそうですがこれぞストパンと言うべき熱さと勢いで見事押し切った印象です。傷ついた静夏を助けるために復活するというのは想定の範囲内でしたが、復活後の無双っぷりにはびっくりしました。何あのバカでかいシールドでの特攻。3期ではあまり力を発揮出来なかった分大暴れしてやった感じですね。

 そして芳佳の復活に貢献した静夏も活躍の場があって一安心。命令よりも大切なもののために戦うことを選択した辺り彼女の成長が読み取れます。芳佳にしか乗りこなせない震電をわずかながら使って見せた場面などもあって良かったです。(ただその後のラストバトルに参加出来なかったのは正直残念で仕方がなかったですね。みんなが空で戦っている中で1人座り込んでいる姿が物悲しい・・・・・・)ともあれ1つの大きな戦いを終えましたがネウロイとの戦い自体はまだ続いていくオチに。次回作があるか気になるところです。

 

 

総評

 外伝や短編などを経て久しぶりの新作となったストパン3期。ストーリーはどのエピソードも安定した「いつも通りのストパン」とも言うべき内容で、安心して見ることが出来ました。登場人物もこれまで積み上げてきたキャラクターを存分に活かしきり、さらに一歩発展させた物語を展開させていく手腕には舌を巻きました。彼女たちを主体としたエピソードがまだまだ作れるという501のポテンシャルの高さに震えます。

 中でも個人的に最も印象的だったのがバルクホルン。故郷ベルリンの奪還に燃える激情家としての一面の他にシャーリーやルッキーニ、エーリカやミーナに対して冷静な態度を見せる姿にはかつての「お堅い軍人気質」から大きく変わったことを実感しました。特にシャーリーと喧嘩したルッキーニを諭すシーンなどは最高にお姉ちゃんしていましたね。すげぇやトゥルーデお姉ちゃん。

 戦闘シーンは従来の手書きと新しいCG技術を上手く組み合わせていました。何といってもそれぞれの切り替わりが非常に自然で、見ていて違和感が全くなかったのが素晴らしいです。敵ネウロイもこれまで以上に強敵揃いだったので“如何にして攻略するかという点”で見応えがありました。来季から短編が始まりますが、その内本編の続きもまたやってほしいですね。

 

 

おそ松さん(3期)

第10話「ZANSU」「人狼

 前半はただしイケメンに限るに尽きる内容でした。突然SASUKEもどきが始まってイヤミたちが活躍すのかと思いきや、F6が出てからは明らかな反則をしまくっても許されるので何だかよくわからない空気に。話が進むうちに熱い感動話のようになっていき、終わるころにはよくわからないままにどうでもよくなってしまいました。いやマジで何なんだろうこの話・・・・・・

 後半は「人狼ゲーム」をベースにした物語。人狼ゲームにおけるセオリーを六つ子がぶっ壊し続ける内容になるかと思いきやまさかの「なごみ探偵」再登場に驚かされました。そこからはなごみ探偵の力で人狼などどうでもよくなっていき、最終的に人狼たちに人間が全て食べられるオチに収まっていき笑ってしまいました。特にどう見ても人狼の一松が途中から普通に人狼呼ばわりされているシーンのさりげなさの破壊力は高かったです。前半と後半、ともに「細かいことは気にしない」といった感じの内容でしたね。

 

 

 早いもので今年もあとわずかとなってまいりました。果たして僕は来年を無事迎えられるのだろうか、という不吉な心配をしつつ、今年を無事終える準備を完了させていきたいと思います。

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:ただし後番組でそれぞれ元メンバーが出演するとのこと。

仮面ライダーセイバー 第15話「覚悟を超えた、その先に。」感想

その先の答えを求めて

ソードオブロゴスの上層部真っ黒説

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 全知全能を求める者たち

 前回の激闘の続きから始まったセイバー。飛羽真はカリバーを追って巨大な本の中に入り、その先のいつもの森異世界での戦いに勃発しましたが、この辺りでメギド側の目的がストリウスらの口からかついに語られました。この世のあらゆる情報が記されているという全知全能の書「目次録(もくじろく)」こそがメギド、そしてカリバーが手に入れようとしているものであり、メギドたちは目次録の強大な力を使って世界を書き換えようとしているつもりのようです。

 書物に世界を書き換えるだけの力を持っているのかという疑問は、アカシックレコード染みた実態や本作のテーマなどから不思議と湧いてきませんね。個人的にはそれよりもレジエルたちの「世界をひっくり返す」云々の発言が気になりました。世界を人間たちの手から奪うかのような口ぶりも見せた点もあり、メギドはもしや人間たちに世界から追い出された存在なのではないか?という考えが浮かびました。ソードオブロゴスと太古の昔より争ってきた勢力というソフィアによる説明がありましたがそれ以上の詳しい内容が明らかになっていない連中ですので、この先しっかりと説明していってほしいところです。

 そして上條も何故組織を裏切ったのか、その理由もようやく判明。賢人の父が15年前に裏切っていたのは事実であり、上條は先代炎の剣士として飛羽真たちを守ったものの、賢人父を討った後に彼が裏切った理由が「ソードオブロゴスにある」かもしれないという考えでメギド側についたと語った時は驚きました。決して身勝手な行動ではなく、賢人父のことを想っての行動だったことは良いと思ったものの、結局のところ確証を何一つ持っていないというのは正直拍子抜けでしたね。(ただ何も知らないからこそ目次録を狙っているというのは説得力があります)どうせならソードオブロゴスが裏で何か恐ろしいことを企てているような情報くらい実際に掴んでから裏切ってほしかったです。とはいえ前述のメギドたちの目的といい、ソードオブロゴスがここにきて一気にきな臭くなってきました。主人公に味方してくれる頼もしい存在が実は・・・・・・みたいな展開は結構好きなのでこの先組織のどんな黒い場面が明らかになるのか楽しみですね。

 

 

  • 激闘クライマックスバトル

 また今回は序盤のクライマックスであるためかド派手なバトルが多く見られました。セイバーVSカリバーはセイバーがクリムゾンドラゴンや新形態「ドラゴンイーグルアーサー」に連続でチェンジした後大本命のドラゴニックナイトで大立ち回りを繰り広げる構図がカッコよかったです。何気に最近陰の薄かったキングオブアーサーを使ってきたのが予想外でもあり、嬉しかったですね。

 地上でメギド幹部たちと戦うブレイズたちは一旦変身解除させられてから生身戦闘に入ったのが意外。幹部の人間態を演じる人たち(特にズオスの人)のアクションに驚きつつも見惚れました。その後柱を破壊すれば飛羽真が戻ってこれなくなるという心理戦を仕掛けられ動揺する彼らを芽依が一喝する展開も良かったです。個人的に芽依のこういうアクティブな部分がすごく好みです。変身してからキングライオンに変形したブレイズが口に剣を咥えて柱を破壊するシーンはちょっとしたここすきポイント。バーニングライガー&ドギバス&ザシアン「ナカーマ」

 何より登場ライダーのほぼ全てがキックで決着をつけた点が素晴らしかったですね。剣士のライダーであるがために剣を使った必殺技ばかりになりがちだったので、ここぞという場面でライダーの代名詞であるキックを披露してくれていい意味で裏切られました。特にセイバーとカリバーの必殺キック対決はエフェクトの派手さもあって迫力満天でした。ライダーがライダーたる要素を忘れず残してくれるのはファンとして嬉しい限りなので、今後も剣技とキック技をバランスよく披露していってほしいところです。

 

 

 ということで第1部完結!みたいな15話。ようやく敵の目的や謎が明らかになったと思ったら謎が増えるという珍現象に巻き込まれたような気分で、それどころか味方側への疑惑を残すことになってしまうといういまいちスッキリしない内容でした。肝心の上條もデザストに後ろから刺されあっけない最期を遂げてしまい、今後どうやっていくのか全く予想が尽きません。とりあえずラストで意味深に微笑んでいた玲花を見る限りソードオブロゴスがクロであることは間違いなさそうです。これからはセイバーVSメギドVSソードオブロゴスといった三つ巴の戦いに発展していくのでしょうか。

 

 そして次回は何と飛羽真が倫太郎たちと戦うという衝撃の展開が待っている模様。ここまで力を合わせてきた仲間が突然敵に回るのはやはりショッキングですが、本作は味方ライダー同士の仲が結構良好なだけにいつもより辛いです。しかもこれまで意味深なことしか呟いてこなかったローブの男がついに本格参戦!ライダーに変身するようですが、飛羽真の味方になってくれるのか、それとも敵として立ちはだかるのか、気になって仕方がないです。

 

 

 ではまた、次の機会に。

2020年秋アニメ簡易感想 その23

 

 

 

 スーパー戦隊第45作目『機界戦隊ゼンカイジャー』2021年3月スタート!

 ということで45作品目という記念すべき戦隊の情報が遂に発表。何と「人間1人にロボット4体のチーム」という異色の組み合わせの戦隊で驚愕しました。主役以外のメンバーが非人間というのは『ジュウオウジャー』でもありましたが、まさかの俳優すら立てない着ぐるみのロボで固めたのは戦隊史上初です。(メンバーの大半がロボットの特撮チームというと個人的に『ウインスペクター』を思い出しますね)情報を最初に見た時は困惑の方が強かったですが、こういった挑戦的なスタイルは非常に好みなのですぐに気に入りました。

 また戦隊メンバーのデザインが過去作品をオマージュしているのも面白いですね。主役の「ゼンカイザー」はアカレンジャーにビッグワンの配色テイストを加えたようなデザインが実に新鮮。他のロボたちも過去作品のロボがモチーフらしくてすぐに思い起こせるのが素敵です。果たしてどうなっていくのかまだわかりませんが、ひとまずはこの期待感を胸に抱きつつ応援したいと思います。

 

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

※今週の『ポケットモンスター』はお休みだったため感想はありません。また『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』第5話は個別感想で書く予定です。ご了承ください。

 

 

 

 

 

 

 

ひぐらしのなく頃に

第11話「祟騙し編 其の四」

 前回以上に皆殺し編そのままだった今回。前回のラストで意味深なカットがあった大石も今回特に何もせず(何か圭一に対して一目置いているっぽいんですが何故なんでしょうか?)公由の村長やお魎さんと話を付けて順調に進んでいきちょっと拍子抜けしました。皆殺し編ならあとは沙都子次第、というところなんですが、今回沙都子どころか鉄平すら出てこなかったのが不穏すぎる・・・・・・次回どんなどんでん返しが待っているのかと戦々恐々してしまいます。

 しかし皆殺し編と同じように口八丁で状況を打破していく圭一は非常にカッコよかったですね。意気消沈する仲間たちを奮い立たせ、動けずにいる大人たちを納得させていく様子は「口先の魔術師」の面目躍如といったところ。鬼婆ことお魎さん相手に一歩も引かず「婆さんの頭を勝ち割って魅音を当主にする」と啖呵を切るシーンは惚れ惚れしました。当のお魎さんをはじめとして園崎家の女性全員が彼にメロメロになるのも頷けます。

 

 

呪術廻戦

第12話「いつかの君へ」

 エグい、エグすぎるよこんなの・・・・・・冒頭いきなり悠仁と順平と戦ってどうにか歩み寄れそうな雰囲気を出してからのこれはあまりにも無慈悲。順平と和解出来ずともライバルキャラになるのではないかという個人的な予想を大きく裏切る救いのなさにげんなりしてしまいます。

 特に嘲笑う真人と宿儺がエグさを加速させましたね。劇中で悠仁が言っていたように呪いはどこまでいっても呪い、人と分かり合うことなんて出来ないことを端的に表していました。宿儺とは何だかんだでいいコンビになっていくのだろうかとか考えていたのですが、今回の件でそんな可能性は万に一つもないことを突きつけられたかのような気分です。(それそれとしてじゅじゅさんぽで黒髭危機一髪やってるチビ呪霊たちは可愛かったですね)

 悠仁も普段の朗らかさが消え失せ、真人に対して明確な殺意を抱くシーンには興奮する一方で可哀想に思えました。どんなに自分が傷ついても省みず、ただ目の前の敵を殺すことにのみ意識を向けている様子は中々に痛々しかったです。

 

 

遊☆戯☆王SEVENS

第29話「ギャリアン大地を掘る」

 初っ端から陸の孤島と化した合宿場をよそに会長の黒子の1人「蘭世(らんぜ)」ちゃんのデュエルが始まってびっくり。しかも彼女が遊我のことを無自覚のまま意識していることがわかってさらにびっくりしました。これまで会長の隣にいる人くらいの認識でしかなかった彼女がここにきてこんな濃いキャラ付けをされるとは意外です。弟の凛之介も姉に振り回される苦労人ポジションとしてこれから出番が増えそうですし楽しみですね。

 一方今回の対戦相手だった「田崎ギャリアン(たざき・ギャリアン)」は小学6年生でありながら見た目と言動が完全におっさんでこれまたアクが強い。自分のことを「老兵」、他人のことを「若造」呼ばわりするその精神性は本当に小6なのか疑問が止まりません。彼が所属するゴーハ第6小はデュエルの伝統のためにラッシュデュエルを潰そうとしているようですが具体的に何をするつもりなのか気になるところ。また彼に敗れて軍門に下ることになった蘭世ちゃんたちの運命や如何に。

 

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

第12話「ふたりのライデイン

 ヒュンケルへのリベンジが始まった今回。今時珍しい直球な修業パートを挟みつつ力を合わせて強敵を攻略しようとするダイとポップが描かれました。魔法が効かない相手を如何にして倒すか作戦を練り、直情的なダイを導いていくポップの成長ぶりに感動を覚えます。不死騎団の本拠地に乗り込むときの軽い雑談といい、2人がコンビとしてしっかりまとまってきているのがよくわかるのがまた素晴らしかったです。

 一方ヒュンケル側はハドラーに圧迫面接されたりマァムに憐れみを覚えられたりと様々なイベントの中で情緒が不安定になっている様子が印象的。本来のクールな姿とはかけ離れた激情を見せるシーンが多かったですね。復讐に全霊をかけているものの、それを行為にわずかながらの疑問を抱いているからこそ内心迷っているのかもしれません。ダイたちとの戦いを経てその恩讐から解放されるのは近い・・・・・・

 

 

憂国のモリアーティ

第11話「二人の探偵 第二幕」

 前回発生した事件は思った以上に突発的な犯行によるものでちょっと拍子抜け。トリックや犯人の動機もわかってしまえば簡単なものでしたが、ウィリアムとホームズの軽快なやり取りと推理のおかげで退屈は全くしなかったです。次々と謎を解いては周りに「こんなのもわからないの?」みたいな表情をする2人とそれに振り回されるレストレード警部のシーンは特に面白かったです。総じて2人に引っ張られていく周囲の人物たちの反応が見ていて楽しいですね。

 事件解決に関してはウィリアムの策の方が一歩上手でしたが、当人は驕り高ぶることなくむしろ正道を進むホームズを高く評価している姿が好印象。(兄に興味を抱かせるホームズにわかりやすいくらいの敵意と嫉妬を抱くルイスが可愛い)それだけに相手を侮らない彼の悪役としての強敵ぶりが窺い知れます。ホームズが彼に勝てるのでしょうか。

 そんなことを考えている内に本作が分割2クールだということを知って驚きました。3か月待たされるのは辛いと言えば辛いのですが、作品のクオリティを保つためには必要なことであることは理解しています。まぁ何だかんだで2クール目も見られると思うと嬉しくなりますね。ラストにシャーロック・ホームズの兄「マイクロフト・ホームズ卿」も出てきて興奮しましたし続きが楽しみです!

 

 

 上記の通り戦隊が新展開を迎えて盛り上がる中、仮面ライダーの方はどんなことになっているのかというと・・・・・・・・・・・・

 

 

 7人のジオウって何?????『ジオウ』と『ディケイド』の新作が見られることに喜びを感じる一方であまりのパワーワードに圧倒されます。ソウゴが複数人出てくるらしいんでそれらを演じ分けなければならない奥野くん大変だな~と心配しつつ、続報に期待したいと思います。

 

 

 ではまた、次の機会に。

デュエル・マスターズ キング 第34話「アンラッキーキング!?ジョーの開運大作戦!」感想

幸も不幸も自分次第

スマイル王子といいゲストキャラのデッキがガチすぎる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 不運を嘆くよりも幸運を喜べ

 キング・オブ・デュエマッチ第2次予選が間もなく終了することをアバクが告知している場面から始まった今回のデュエマキング。ジョーは何とまたもや魂ポイントを無駄遣いしたらしく予選突破出来るか怪しい状況に追い込まれていて唖然としてしまいました。(わざわざ名指しで警告してくれるアバクがここすきポイント)そんな中ジョーを先生と呼び慕う謎の少年「アン・ラッキー」と出会うことで様々な騒動に巻き込まれることになります。

 本作のEDを歌っている佐々木李子(ささき・りこ)さんが演じているアン・ラッキーは何と言っても「不運」の一言に尽きます。ただ立っているだけでバイクやボルツに轢かれ、ボールに当たるわ男たちに踏みつぶされるわモモキングに投げ飛ばされただけでピタゴラスイッチの如く連鎖的に不運に見舞われる体質の持ち主で、その不運から始まるハイスピードなギャグの数々には圧倒されました。(これで初登場時は比較的ラッキーデーらしいのがまた恐ろしい)ジョーに憧れつつもこれまで不運のせいでまともに近づけなかった彼に悲哀を覚えます。

 しかし当人は慣れているのか不運の数々を物ともせず、それどころかジョーと出会えたことやデュエマ出来たことをラッキーだと純粋に喜ぶ性格だったのが良かったですね。不運が日常茶飯事になっているせいで感覚がマヒしているような気もしますが、どんな小さな幸せでも素直に受け止めて楽しむ前向きさは見ていて元気づけられます。不運だからと嘆くのではないそのキャラクターが大いに気に入りました。ラストのUFOに連れ去られるラスト(まさかのアルくん再登場にびっくり)含めて印象深いゲストキャラでしたね。

 

 

  • ゲストキャラのデッキガチすぎ問題

 また次の日のジョーとのデュエマではアン・ラッキーの様子が一変。何と彼は「日常で不運な目に遭うほどデュエマでは幸運になる」という驚愕の特殊能力(?)を明かしてきたので心底驚きました。使用しているデッキもその幸運を最大限活かすためなのか≪ミステリー・キューブ≫で大型のドラゴンを連続で踏み倒すという豪快な【ミステリー・キューブ*1。それにより≪ボルメテウス・サファイア・ドラゴン≫を踏み倒した時のシーンは衝撃的です。

 他にもシールドが全てトリガーだったなど恐るべき幸運を発揮しますが、それ以上に使うデッキのガチぶりにも驚きましたね。前述のトリガーに≪テック団の波壊Go!≫、マナゾーンに≪界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ≫など現実の環境でも使われるような強力カードを惜しみなく使っていく様子には唖然となるばかりです。スマイル王子もそうでしたが、本作はゲストキャラのデッキのガチぶりには目を見張るばかりです。アニメに出していいデッキじゃねぇ!と思いつつも、こういったガチデッキがアニメに出てくる展開は何だかんだでワクワクしますね。

 

 

  • 幸運を摘み取る剛腕龍

地封龍(ちふうりゅう) ギャイア 自然文明 (9)
クリーチャー:ガイア・コマンド・ドラゴン/暴拳王国 
パワー18000
▪️Q・ブレイカ
▪️相手の「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力を持つクリーチャーがバトルゾーンに出る時、相手はかわりにそのクリーチャーをマナゾーンに置く。
▪️自分のターン中、クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから召喚してもよい。

 アン・ラッキーが繰り出してきた切り札。暴拳王国のクリーチャーにして、ガイア・コマンドがドラゴンと化した新種族「ガイア・コマンド・ドラゴン」を擁しています。筋骨隆々の怪獣のようなデザインが非常にカッコいいです。でもこういった怪獣的クリーチャーって以前はロック・ビーストのポジションだったような・・・・・・

 コスト9、パワー18000のQ・ブレイカーとかなりのサイズを誇る大型クリーチャー。高いパワーは並大抵のクリーチャーやパワー低下ではどかせない除去性能にもなっており居座り能力は高い方です。しかし単純なファッティということはなく、むしろコントロール向きの能力を有したカードでもあります。

 1つ目は「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力を持つクリーチャー、すなわちcip持ちのクリーチャーをマナ送りにする能力。≪界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ≫や≪ブラキオ龍樹≫と同じように相手のcipに反応する能力ですが、あちらとは異なり着地置換効果なので相手クリーチャーを場に出さずにcipの発動を封じてしまいます。能力を使用するかどうかに関わらず、cipを持っているだけで問答無用でマナ送りにするためcip持ちのクリーチャーで固めたデッキにはひとたまりもないでしょう。ゼニスなどが持つ召喚時限定のcipやバズレンダなどの例外はあるものの、S・トリガークリーチャーなど大半の相手に効果があるのは非常に魅力的です。

 さらにもう1つ、各自分のターンごとに1回限定のマナゾーンからの召喚を可能にする能力も持ち合わせています。序盤にマナゾーンに埋めた大型クリーチャーを呼び出すなど、その利便性は≪無敵剣 カツキングMAX≫が既に証明済み。このクリーチャーを直出し出来るほどマナが貯まった終盤なら強力なカードを出して盤面をさらに強固にすることも不可能ではありません。≪神龍スペル・デルフィン≫や≪偽りの王 ナンバーナイン≫といった呪文を封じるクリーチャーを出して相手の行動を全てロックする戦術も可能です。

 一方で盤面にあるカードに影響を与える能力を持ち合わせていないのは明確な弱点。相手が既にクリーチャーを展開し終えている時に出してもこのカード単体ではそれらを除去出来ないので、出すタイミングが極めて重要となってきます。マナブーストをするか劇中のように≪ミステリー・キューブ≫で踏み倒すなりして早々に出す準備をするなどの工夫が必要です。ただ考えなしで出しても力を発揮することは出来ませんが、しっかりと盤面を整えたうえで使えばこの上ない活躍が期待出来る、実にテクニカルなクリーチャーと言えます。

 

 

 今回はゲストキャラの濃さに驚く一方で、第2次予選を告げる重要な回でもありました。ジョーのドローバンク(スペシャルドロー)も新しくパワーアップしたこともあり、物語が佳境を迎えているのを感じさせます。次から始まる「ファイナルタワーチャレンジ」でジョーたちは勝ち抜いていけるのか、今から楽しみです。

 そして次回はいよいよチャレンジ開始、かと思いきやボルツに焦点が当たる模様。大会の復帰をかけた戦いに挑むようですが、28話で敗者復活の権利を失ったボルツが如何にして再起するのか非常に気になります。というかボルツはここまで不遇の極みだったので今度こそ活躍させてください頼むぞホントに!!

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:マナゾーンや他のカードの色からして【5cキューブ】だと思われます。