新・メタレドの楽しんだもん勝ち!

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仮面ライダーセイバー 第28話「記す過去、描く未来。」感想

綴られた物語を辿って

どんな状況でも本を書き続ける飛羽真は小説家の鑑

仮面ライダーセイバー 変身ベルト DX聖剣ソードライバー

仮面ライダーセイバー 変身ベルト DX聖剣ソードライバー

  • 発売日: 2020/09/05
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • (ようやく)明かされる謎と飛羽真が綴る物語

 前回見事な主人公の暴走克服&パワーアップを果たしたセイバー、今回は何と総集編。飛羽真たちが情報を交換する体でこれまでの出来事をまとめて振り返っていましたが、これがきちんと説明されていて驚きました。まず飛羽真がセイバーに変身するまでの経歴が時系列順で語られ、彼にとってルナとは何者なのか、何故小説家になったのかがとてもわかりやすかったです。

 他にも「ワンダーライドブックは全知全能の書の切り離されたページ1つ1つが変化したもの」であることが明かされ、同時にメギドとマスターロゴスが全知全能の書復活を目論んでいることもわかり謎が氷解。今まで不穏な行動を見せていたもののはっきりしていなかった両陣営の目的がわかったことで、それぞれの行動の理由もようやく理解することが出来ました。これまで出てきた情報が整理されただけでなく新たな事実も交えることで不明瞭だった物語の全貌がようやく明かされ、ここはそういうことだったのか!と気持ちよく納得出来たので非常に気持ちがいいです。ここまでの説明不足な点を一気に解消してくれた良い総集編だったと言えます。もっと早くこの説明をしてくれよと思ったけど。

 

 また今回飛羽真の誠実な人柄が改めて明らかになったのも印象深いです。代表作『ロストメモリー』の続編を書いてほしいという編集部の仕事を快く引き受けた時は驚きつつも感心しました。世界を守らなければならない今、小説を書かせて邪魔をするわけにはいかないと迷う芽依に対し、「こんな時だからこそ」と書く意欲を沸かせる姿は小説家として見事な姿勢だと思います。何より日常をおろそかにしない考えはとても素敵で大切なことだと感じるので、それを今回示してくれた飛羽真に強い好感を抱きます。ライダーとは別の本来の仕事をきちんとこなす主人公も珍しいと思いますし、ここにきて個人的な飛羽真への好感度がより上がりましたね。

 そして地味に気になるのがその続編の内容。ロストメモリーは15年前に失われたものの夢に出てくるかつての記憶が元であると明かされたことから、その続編も飛羽真の記憶を元にかかれる可能性が容易に想像出来ます。以前9話でも「仲間たちとの物語を書いてみたい」と言っていたので、その言葉通りにこれまでの戦いの物語を書くことになるのでしょう。ちょっとした妄想ですが、最終回に飛羽真がその続編を『仮面ライダーセイバー』として出してくれたら最高ですね。

 

 

  • 彷徨える風と雷

 そんな総集編とは別に本筋では蓮がソードオブロゴスを離れ賢人と接触。賢人と一緒に戦いたいがために簡単に組織を抜けてしまう蓮の浅はかさには少々呆れますが、憧れの賢人の前だと大喜びする姿を見ていると何だか可愛らしいと最近思えてきました。好きな人の前だと大喜びで尻尾を振ってそうな様子が何だか子犬みたいで・・・・・・

 しかし彼の想い虚しく賢人に襲われ、聖剣を封じられた時は可哀想に思えてきました。感情的な行動に出まくっていたら親友に襲われるという展開は、彼の若さゆえの未熟さが招いた結果とも思えます。暴走しがちな蓮ですが、「強くなる」と宣言したのでこれを機にどうにか頑張って奮起してほしいところです。

 

 一方賢人は飛羽真との戦いで自身の父の話をし出したので少し聞き入りました。月闇が未来を見せる能力を持っていることが判明してから考えていた「賢人の父も最悪の未来を見たから聖剣を封印しようと下のではないか?」という予想が見事に的中したのでちょっと嬉しかったですね。

 何より賢人は「これしか道はない」と思考の袋小路に陥り、父と同じ行動に出ているというのが少々悲しいです。今回は彼しかり上記の蓮しかり、1人で抱え込んでしまう者たちが暴走してしまう回でしたね。

 

 

 さて次回はマスター直属の新ライダー「デュランダル」が登場!今回の中盤変身前の人物が姿を現したこと、玲花の兄であることなど驚きの要素を引っ提げてきました。変身する「神代凌牙(しんだい・りょうが)」がどんな人物なのか気になるところですが、それにしてもこの名前、遊戯王にもいたような・・・・・・イラッとくるぜ!

 そしてそのデュランダルに倫太郎が襲われる模様でかなり心配です。今まで迷っていた倫太郎がとうとう仲間に戻ってくれると期待したところにこれなので不安で仕方がないです。無事でいてくれ倫太郎・・・・・・!

 

 

 ではまた、次の機会に。

デュエル・マスターズ キング 第47話(最終話)「超決戦!ジョーvsアバク!真のキングを決めようやぁ!」感想

高鳴る鼓動を勇気に変えて

楽しむ心を忘れずに、さぁ Joe deck it !!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 最後までとことん楽しみ抜け

 前回からの続きであるアバクとの決戦後半。アバクが繰り出してきた≪鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ≫率いる鬼札王国の軍団の猛攻をジョーがトリガーなどで必死に凌ぐシーンもあって序盤から緊張感がありました。(シールドから≪下町のナポレたん≫の能力のおかげで追加ターン中の攻撃を防ぐことが出来ましたが、前回モモキングを攻撃に参加させずにここで残しておいたことが功を為す展開には感心しました)

 この辺りの決戦で印象的だったのがジョーの変化ですね。前半ジャオウガたちを前にして以前敗れた時に抱いた恐怖を思い出して震えていましたが、キラたちの激励を前にして奮起した時はおおっ、と盛り上がりました。ここまでジョーに助けられた仲間たちが今度はジョーを助けてあげるというベタな展開をストレートにやってくれたので素直にテンションが上がります。

 さらにその後、調子を取り戻してきたジョーがアバクに感謝を述べた時は驚きました。デュエマの楽しさについて語る中、「デュエマは相手がいるからこそ楽しめる」「“みんなが笑って楽しくデュエマをする”ことこそ俺の願い」だと答えを見つけたシーンには唸らされます。何よりアバクの所業に憤っていたジョーがその怒りとは別にデュエマを楽しませてくれたこと喜びを向けることが嬉しかったですね。ジョーの人の良さがここにきてまた見られました。

 そこからの対決は熱いシーンの連続。モモキング&スパダチを揃え形勢を逆転したジョーに対し、追い詰められながらも負けじと応戦するアバクが素晴らしかったです。敗北が確定した状況でも勝負を投げずに真っ向から受けて立つ心意気や敵ながら天晴と言うべきでしょうか。ダイレクトアタックを決めるモモキングと(場にいないのに)それを防ごうとするジャオウガの一騎打ちも魅力的で、それぞれのフィールドに刺さっている巨大なガーベラストレート150刀と棍棒を振るって激しく打ち合う様子はCGのクオリティもあって大迫力でした。最初はアバクの野望を止めるために始めた決勝戦でしたが、最終的にはジョーもアバクもそれぞれ満足のいく形で決着がついたのが良かったですね。最後の最後でジョーの願う「みんなで楽しむデュエマ」が実現したと言えます。

 

 

  • 勝利の花道を切り開く熱き龍の英雄戦城

弩闘(どとう)!桃天守閣(ももてんしゅかく) 火/自然文明 (5)
D2フィールド:ジョーカーズ/チーム切札
▪️<キリフダッシュ>[火/自然(2)](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このD2フィールドを[火/自然(2)]支払って展開してもよい)
▪️自分のクリーチャーがブロックされた時、そのクリーチャーは相手のシールドを1つブレイクする。
▪️相手の呪文の効果またはクリーチャーの能力によって、自分のクリーチャーはタップされない。
▪️自分のクリーチャーがタップしてバトルゾーンに出る時、かわりにアンタップして出る。
▪️(他のD2フィールドがバトルゾーンに出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く)

 ジョーがアバクの戦術を打ち破るために使用した必殺のカード。鬼札王国の≪極悪!獄鬼夜城≫と同じ新規のD2フィールドであり、ジョーカーズとしては2枚目となるフィールドカードです。*1

 コストは5とフィールドとしては若干重いですが、チーム切札としてキリフダッシュ2を備えているため早期に展開することが可能です。ブレイズクロー≫などの1コストで攻撃出来るクリーチャーを使えば最速2ターンも不可能ではありません。*2

 そうして展開されてからは3つの攻撃的な効果を使用することが出来ます。1つ目はブロックされた際に相手のシールドを強制ブレイクするいわゆるブロック貫通効果。確実にシールドを削りたい時に役に立つのもちろんのこと、キリフダッシュのサポートとしても最適な効果です。自分のクリーチャー全てに適用されるのでキリフダッシュ持ちを連続召喚するなどの芸当でも光ることでしょう。

 2つ目は相手のカードによるタップを封じる効果。タップ系のトリガーやタップキル戦術などを完全に封殺してくれるのでそれらを主軸とするデッキ相手に強気に出られます。特に≪閃光の守護者ホーリー≫などのオールタップを仕掛けてくるトリガーには効果てきめんです。

 そして3つ目は自身のクリーチャーのタップインをアンタップインに変える効果。百族の長 プチョヘンザ≫や≪「非道」の鬼 ゴウケン≫などが持つタップイン能力を無効化してくれるのは言うまでもなく強力。さらに相手のカードによるものなどの指定がないので≪GENJI・ブラスター≫のような自身のクリーチャーをタップして出すカードのデメリットを消すことも出来ます。(このフィールドが展開されていれば≪ガワラ入道≫が実質無限ブロッカーと化します)それだけでなく、このタップイン効果は着地置換効果と同じタイミングで発動するもので、置換効果のルールを元に≪獣軍隊 ヤドック≫のような踏み倒しメタも無効にしてくれます。

 またこのアンタップインは何と「侵略や革命チェンジによって場に出たクリーチャーにも適用される」という驚きの裁定が出ています。そのため上手く噛み合えば無限攻撃や3ターンキルなどにも使用出来る事でしょう。

 これらの能力により絶対にこちらの攻撃を通すための心強いサポートカードと言えます。キリフダッシュを駆使したデッキやビートダウン、はたまたコントロールデッキのワンショットキルなどにおいても役に立つ恐るべき汎用性を誇ります。他にもケングレンオーたちによるタップ能力での進化もアンタップインされるので、わずか1ターンで≪ケンゲキオージャ ~究極火焔~≫を出すことも夢ではありません。堅実な攻撃から豪快なコンボまで、幅広い用途に使える点はチーム切札の最後の砦に相応しい1枚と言えますね。

 

 

  • まさかの爆発オチとジョーの願い

 見事アバクを打ち破ったジョー。アバク自身も敗北を素直に受け止めていたのですが、最後に時限爆弾を残す往生際の悪さを発揮してきました。色々と潔いアバクがここにきて小悪党的な嫌がらせをしてくるのは予想外です。

 そこからゼーロJr.を加えて爆弾の解除に行動を移したですが、どの色のコードを切るかで揉めに揉めている内にタイムリミットを過ぎて爆発してしまう展開には唖然となりました。前半のデュエマ自体は素晴らしいものだっただけに、若干雑とさえ思える爆発オチを用いたのは少々残念に感じました。(とはいえ白いコードを真っ先に切ったり黒いコードだけは残そうとするジュニアの意外なお茶目さが見られたのは収穫でしたが)

 しかしその後、魂ポイントの力で河越を元に戻すのは良かったですね。大会で集められた魂ポイントがアバクの野望ではなくジョーの願いに使われるのは、これまでの大会でのデュエマが決して無駄ではなかったことを意味しているように思えます。それを裏付けるかのようにジョーの「ここまで色々あったけど、みんながいたからこそ楽しい思い出になった」という独白で締めたのも印象深いです。この辺りで「本作はある意味で“デュエマは楽しむもの”というテーマを突き詰めたのかもしれない」と思いましたね。

 

 

 というわけでデュエマキングもこれにて無事完結しました。大きく変わったキャラデザなどに最初は戸惑ったものの、いつの間にかすんなりと受け入れてここまで見ることが出来たのは嬉しかったです。上記のジョーのセリフのように色々あったけど、僕にとっても何だかんだでいい思い出になったのかと思います。コロナウイルスによる一時放送休止などのトラブルも乗り越え、最後までやりきったことに感謝を。製作スタッフの皆様、1年間本当にありがとうございました!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デュエル・マスターズ キング』総評

 前作から製作スタッフやキャラクターデザインを大幅に変えてスタートした新デュエマアニメ。過去の作品の要素を一部踏襲しながら、これまでになかった要素も加わったような番組でした。

 先に評価点について語りたいと思います。

 まずは徹底して明るいストーリーが展開された点。前作まではクリーチャーワールドの文明間の争いを軸に物語が進んでいったのに対し、本作は舞台が河越限定とかなりスケールダウンし、その分世界崩壊のピンチなどもない平和な日常が見られました。おかげでジョーたちが面白おかしく遊ぶシーンが多く描かれ、日々を平穏に過ごす子どもたちが記憶に強く残りました。カオスな内容に加えギャグパートも多く用意されており、毎回笑えるシーンが最低1度はありましたね。

 そして本作において「楽しいゲーム」としてのデュエマの側面が強かったのが特徴的。TCGアニメではある意味で王道と言える大会要素もあって大会を勝ち上がるために積極的にデュエマをしていく様子が描写されており、メインキャラ以外の様々なゲストのデュエマが見られて楽しかったです。

 また本作はアバクを筆頭に己の目的のためにデュエマをするキャラが多く登場しました。そんな相手にジョーは「デュエマは楽しむもの」だと真っ向から立ち向かう様子が何度も展開されています。世界の命運などを担わなくなったからこそ、このテーマが刺さったと言えます。ジョーが自分とは異なる考えを持った相手とデュエマを通してぶつかっていく中で、「みんなが笑って楽しめるデュエマ」という答えを貫き通したラストには少し感動しました。最終話感想でも書きましたが、本作は「楽しいデュエマ」というものを今一度見せてくれました。

 本作から登場の新キャラに関してもかなりインパクトが強いです。前述のアバクは悪役ながらライバルとしてもキャラが立っていて非常に魅力的でした。それ以外のキャラも一発でどういった性格なのかが読み取れるよう、わかりやすい性格をしていて取っつきやすくなっていたのですぐに受け入れられましたね。ゲストキャラもスマイル王子をはじめとしてこれまた濃い面子が揃っており、毎回誰が出てくるかというワクワク感がありました。

 

 続けてCGなどを駆使したデュエマパートについて。デュエマアニメのCGのクオリティの高さは既にご存知かと思いますが、本作はそれを活かした演出がさらに増えていました。まずは何といってもアイキャッチ。本編とCMの合間に挿入されるクリーチャーたちのやり取りはハイクオリティのCGも相まってとても可愛らしく仕上がっていました。毎回どんなクリーチャーがワチャワチャしてくれるのかが密かな楽しみでしたね。

 本編ではCGのクリーチャーたち全員に名前のフォントが入るようになった点も印象的でした。これまでは主役の切り札たちだけに見られた特権が他のクリーチャーたちにも適用されるようになったのは地味に嬉しかったです。チーム同士の合戦のイメージが強いこともあってか、各陣営のクリーチャーのCGでのやり取りも増えたようにも感じられました。

 デュエマに関しては基本はいつも通りの見栄え重視のバトルが展開されていく中、DMPも唸るようなプレイングが時たま見られました。35話のボルツの戦法など、キャラの心情の変化や成長に合わせた戦術が披露された点が素晴らしかったです。他にもゲストキャラが現実でも通じるガチデッキを使用したり、MTGのコラボカードがまさかの出演を果たしたりするなど、バラエティ豊かな対戦が毎回行われ実に楽しめました。

 

 

 

 

 さてここからは本作での不満点と問題だと思った点。見たくない方はブラウザバックを推奨します。

 まずあげられるのが既存のキャラの扱いについて。本作は濃い新キャラで楽しめた一方、ジョーの仲間たちの描写に関しては首を傾げることが多かったです。予選で落ちてしまうボルツやデュエマの回数が少ないキャップなど、明らかに不自然に終わってしまった扱いに疑問を覚えました。ジョーを中心にした物語を展開した中で、その仲間たちに関してはおざなりになってしまったという印象は否めません。新キャラに関しても出番を終えたらあっという間に目立たなくなっていたのが気になりました。特にチョウキらチーム三段構えのメンバーの終盤の扱いはあんまりだと思いましたね。

 また既存の設定においても問題があります。ジョーより年上なのに同じクラスに転入したキラをはじめとして、これまでの設定を無視した展開が多く見られました。ジョーカーズが他人に見られてはいけないという制約やボルツの甘党設定、ももちゃんの記憶の件などあげていけばきりがありません。デュエマアニメにおいて過去作の設定無視は今に始まったことではありませんが、あまりに多いので以前のジョー編を見ていた人からしたら見過ごせない状況に陥ってしまっています。*3そういった点をまとめて「キャラたちを使い捨てていく」ようなイメージがついてしまったように感じます。

 

 他にも先程評価したギャグパートですが、笑えるものが多い一方で微妙な描写も多かったことがあげられます。本作のギャグは基本的にキャラがひどい目に遭うような「不条理ギャグ」的なもので、意味不明なまま終わってしまうナンセンスなものがほとんどでした。安直に思える展開や下ネタもあり、人によっては強い不快感を示すようなネタも見受けられました。個人的には楽しめたネタも多かったのですが、時々「ん?」と思ってしまうことがかなりありましたね。

 本編で真面目なストーリーが展開されていく中、突然関係ないギャグが挿入されたこともありました。この点は物語を真面目に聞いている身としてはそれを茶化されているように感じられるのでかなり困ってしまう要素です。シリアスならシリアス、ギャグならギャグときちんとわけてほしかったです。本作はその辺りの線引きが出来ていなかった、と感じてしまうのも仕方ないと思えます。

 

 

 総評としては「“人を選ぶタイプ”のデュエマアニメ」といったところでしょうか。問題点に関しては気に留めなければあまり違和感なく見れるものの、一度気になり出すとどうしても疑問に感じてしまう要素が非常に強かったです。本作から見始めた人なら気にせず楽しめる一方、過去作を知っていればいるほど引っかかってしまう作品だったと言えます。

 僕個人としてもどうしても見過ごせない点は多々ありました。しかしジョーやアバクたちキャラクターやデュエマを楽しむ物語に魅力を感じて楽しんでいたのもまた事実。なんだかんだ言いましたが、どうせならその良かった点を大切にしていきたい、と思えるくらいにはお気に入りになった作品でしたね。

 では以下、各キャラクターについての所感です。

 

 

切札ジョー

 本作の主人公にしてチーム切札の使い手。やんちゃで優しいキャラクターはそのままに、本作では遊びを楽しむ子どもとして描かれていました。世界の危機などとは無縁のままにデュエマを楽しんだり、仲間と一緒に遊んだりする様子が印象的で、これまで以上に“等身大の少年”の側面が強調されていたのは面白かったですね。

 モモキングをはじめとしたジョーカーズやキラたちだけでなく、他のキャラとの絡みが多く見られたのも嬉しいところ。誰とでも仲良くなれる、明るく元気な男の子像が出来ていたと思います。

 

 

モモキング&モモダチ

 ジョーの相棒たちにして切り札。通常のジョーカーズとは異なる扱いを受けており、1話から最終話までジョーの隣にいてくれた相棒枠だったのでかなり新鮮でした。モモキングは武士気質で暴走しがちながら義理堅い性格で、ジョニーやジョラゴンとはまた違った関係をジョーと築けていました。

 お供のモモダチたちも泣き虫であざといキャンベロ、ツッコみ役の陽気なモンキッド、頼れるけどキザでダジャレ好きなケントナークとそれぞれキャラが立っていたのですぐに記憶に残りました。彼らとジョーのトンチンカンなやり取りも魅力的でしたね。

 

 

キラ

 ジョーの親友にしてチーム銀河の使い手。前作での葛藤を乗り越えた後だからなのか、本作ではかなり落ち着いた雰囲気を放っていたのが特徴的でした。他人の正義(考え)を尊重するようになっただけなく、自分自身のために戦うなど心に余裕が出来たように感じられてかなり嬉しかったです。

 またジョーたちと一緒に遊ぶシーンが増えたのも喜ばしいこと。ジョー以外の仲間たちとも絡む機会が増え、社交的な一面が出てきたのも良かったです。迷いを断ち切った結果、精神的に大きく変化した少年として見ることが出来ました。

 

 

ボルツ

 マジでバッドな少年にしてチームボンバーの使い手。ジョーの頼れる兄貴分要素は鳴りを潜め、同年代の友達として描かれていました。性格自体は過去作から一貫しており、前向きで熱いキャラクターは健在。物語後半では力を求めて鬼の力を手にしてしまう展開は意外性があって面白かったです。

 しかし本作ではそれ以上に不遇としか言いようのない扱いが鼻につきましたね。大会の予選であっさりと敗れるなど中々活躍してもらえない様子が続きかなりフラストレーションが溜まりました。チャンスを貰ったと思ったらやっぱり駄目だったなど見ていて肩透かしにあったことも多かったです。上記の力の求める展開のためだったのはわかりますが、扱いの雑さがどうしても気になってしまいました。

 

 

キャップ

 陽気な天国少年にしてチームウェイブの使い手。前作の時点で倫理観がぶっ飛んだキャラクターをしていましたが、本作ではぶっ飛びっぷりがさらにパワーアップしていました。自分の命がかかったデュエマを楽しむなどの発言から「ヤベーヤツ」としての認識がより強まった感じです。しかしそこまで不快感を覚えなかったのはギャグ主体のストーリーだったからでしょうか。

 通常のエピソードではキラやボルツ以上にジョーと遊ぶ様子が増え気の合う友達として描かれていたので微笑ましかった一方、デュエマパートではライバルとなる相手がいなかったので影が薄くなってしまいました。(デュエマの回数も仲間たちの中で最も少なかったです)敵キャラの視線がジョーに集中していたのも原因の1つですね。どうせならサイキ辺りをライバルにあてがえば良かったのではと思わなくもなかったです。

 

 

ゼーロJr.

 闇王ゼーロの息子にしてチームの使い手。前作のラスボスの息子というショッキングな設定の持ち主で、最初その姿を見た時は大きな衝撃を受けました。(母親と思われるプラネッタと似た目元をしているのが素敵)父を倒したジョーを倒すために行動する新しいライバルで、明るいメンバーが揃っている本作における貴重なクールキャラとしてインパクトがありましたね。

 ジョー打倒以外に興味を示さないストイックなキャラクターは魅力的なものの、そのせいかジョー以外との絡みがほとんど見られなかったのは残念なポイント。後半になってからやっと登場した点も祟って、「絶対ジョーを倒すマン」としての印象が強くなりすぎました。次回作でも続投するようなのでその時はもっと他のキャラとのやり取りを増やしてほしいですね。

 

 

鬼札アバク

 本作のボスキャラにして鬼札王国の使い手。当初はキング・オブ・デュエマッチを運営するなど主催者としての側面が強かったですが、後半に入ってからは自身の野望を達成せんと暗躍する悪役としての存在感を放ってくれました。デュエマを強敵を倒し強くなっていくための“手段”として楽しむ恐ろしさがジョーの「楽しいデュエマ」の対比になっていて面白い対立関係を為していたのも興味深かったです。

 凶悪な性格ではあるのですが、それでいてテレビの前では敬語になったりコニーをはじめとした癖の強い部下に頭を悩ませるなどコミカルな一面を見せたも面白いところ。何よりデュエマに関しては決して手を抜かない気風の良さには好感が持てます。外道ながら見ていて気持ちのいいライバルキャラだったので、その内また活躍しているところを見たいものです。

 

 

大長老

 自然文明の影の守護者にして不死樹王国の使い手。前作の終盤に登場した味方キャラが本作で敵側についていたことには驚きましたね。前作で確立されたかわいこちゃん好きのエロ親父キャラが不審者らしさ全開の見た目でブーストされていました。

 また本作ではももちゃんの保護者キャラとしての面も出てきたのが特徴でしたね。アバクに従った件も彼女を人質に取られていたからであり、他にもジョーとももちゃんの仲を引き裂こうとする過保護さが見られたのは面白かったです。

 

 

チョウキ

 美の追求者にして美孔麗王国の使い手。自分が最も美しくなければ気が済まないキャラクターはチーム三段構えの中でも特に強烈。貴重な女性デュエリストということもあってボルツとのやり取りが毎回楽しみなキャラでした。

 しかし後半からはあっという間に出番がなくなってしまったのはマイナス点。コウキとサイキも含めて言えることですが、ぽっと出のキャラとして役割を終えてしまったのはもったいなかったです。

 

 

サイキ

 最強を求めるゴリラ男にして暴拳王国の使い手。見た目通りの脳筋ファイターですが、戦いには真面目な面もある気持ちいい性格のキャラでした。彼のゴリラギャグは単純ながら時々クスッとくるものがありました。

 ジョーのライバルの1人として描かれていましたが、ジョーには既にゼーロJr.がいたせいか彼の影に隠れてしまったように思えました。キャップの項でも書きましたが、彼とのライバル関係を描いてほしかったですね。

 

 

コウキ

 彷徨う復讐の徒にして月光王国の使い手。惚れっぽい性格など基本はギャグキャラだったのですが、「復讐」というワードを主体としているためか出番のある回では若干のシリアス要素を担っていたのが印象的。中でもキラとのライバル関係は見応えがありました。

 それだけにキラとの決着がつかないまま出番を終えてしまったのは非常に惜しいです。これなら37話で一旦和解させても良かったように感じます。

 

 

 長々と書いてしまいましたがデュエマキングの総評もこれで終了。1年間放送する通年番組の感想を全話書き上げたのは『仮面ライダーゼロワン』に続いて2作目だったりします。1年を通して大変に思った時もありましたが、毎回1話1話の感想を考えながら書き上げ投稿する日々は非常に充実したものでした。そういった意味でもまた本作を楽しむことが出来たと言えますね。

 

 

 そして来週からは新番組『デュエル・マスターズ キング!』がスタート!例によって「!」マークが増えただけのタイトルですが、これがジョー編の特徴としてアイデンティティを獲得したと考えると少々感慨深いです。「デュエマ20周年作品としてデュエマ4000年の歴史を辿る」というぶっ飛びっぷりから密かな期待が持てます。こちらの感想も毎回書き上げていく予定なので、次回からもまたよろしくお願いします。

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:このカード以前に出たジョーカーズのD2フィールドとして≪希望のジョー星≫がある。

*2:ちなみに劇中ではキリフダッシュで出されず、そのまま正規コストを支払って展開された模様。

*3:ももちゃんの件については漫画版である程度のフォローがなされているので余計にそう思ってしまいます。

2021年冬アニメ簡易感想 その34

 

国立科学博物館のひみつ 地球館探検編

国立科学博物館のひみつ 地球館探検編

  • 作者:成毛 眞
  • 発売日: 2017/04/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 先日NHKBSで放送された「探検!巨大ミュージアムの舞台裏~国立科学博物館」という番組を録画して見ました。東京上野にある「国立科学博物館」、通称「科博」について紹介すると同時に様々な生物の生態やそれに関する研究・展示について深く知れる内容でとても面白かったです。一般人は入れない裏側で見られる剥製の数々には興奮しましたし、巨大なマッコウクジラの骨格から始まるクジラの生態(所々『天地創造デザイン部』で覚えた部分があって楽しかったです)、科博の名物ティラノサウルス「バッキー」を通じて恐竜の体型予想の変化についても学べるなど、様々な情報がてんこ盛りで実に楽しめました。

 また科博は僕が子どもの頃から何度も行っている施設なので、これを見て科博に来た時のワクワクを思い出すことが出来たのが何より嬉しかったですね。大学を卒業してからは機会をなくしてめっきり行かなくなりましたが、番組を見てすぐにでも行きたいと思えるようになりました。今現在の情勢を考えると外出することにちょっと躊躇してしまいますが、1日では回りきれない豊富な施設内は何度来ても楽しいのでチャンスがあればもう一度足を運びたいですね。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

※今週の『ポケットモンスター』はお休みだったため感想はありません。

 

 

 

 

 

 

 

Dr.STONE(2期)

第11話(最終話)「PROLOGUE OF Dr.STONE

 氷月との戦いを終え、瀕死の司を助けるために石化の秘密を暴こうとする千空。彼の妹の件もそうでしたが、人類を滅ぼした石化を人類を救うために活かそうとする辺りが「ドクターストーン」なのだと感じますね。しかし自力で石化が可能になるまで司をコールドスリープさせるというのは何度見ても驚きます。凍らされても生きてそうなのは司らしいですが・・・・・・

 そして司を眠らせる形で一度“殺す”シーンは千空と司の他愛のない会話が印象的でした。ここまで対立してきた間柄だけど、2人には確かに友情があったことを感じさせてくれる良い場面です。(2人でクロムのことを推すのも地味に好き)千空も気丈に振る舞いながら涙をこらえる姿を見せるので非常に物悲しかったですね。

 そんなこんなで長い長い序章を終えてここからが本編というのが本作のすごいところ。ここから先の怒涛の展開がアニメ化される時が楽しみです。

 

 

総評

 ドクスト2期は2クールだった1期と比べて1クールのみでしたが、原作の内容を綺麗にまとめていてとても見やすかったです。1期の頃の雰囲気をそのままにしていたので安心して見ることが出来ました。それ以外にも1話でラーメンを作るといったアニメオリジナルのシーンが違和感なく挿入されていたのも素晴らしかったです。(あまりの自然さに「原作にこんなシーンあったっけ?読み飛ばしちゃったかな?」と思ったほど)

 内容は原作既読済みなので一応わかってはいましたが、いざアニメ化されるとテンションが上がりました。1人で脱走してみせるクロムや本性を表す氷月、決着の末最強のタッグを結成する千空と司など好きなシーンが続々とアニメできちんと映像化されていたので大興奮しました。早くも製作が決定した続編(3期ではない?)にも期待したいです。

 

 

ゆるキャン△ SEASON2

第12話「伊豆キャン!!!バースデー!」

 前回は見ていてお腹が減る内容でしたが、今回は見ていて外に出たくなる内容でした。三四郎島などの名所を巡り、冗談を交わしながら自然に触れあっていく様子を見ているといわゆる「聖地巡礼」をしたくなります。トンボロが食べ物ではなく自然現象だと知って嘘の汚さを知るあかりなど見ていてほっこりする場面が多くて実に癒されました。なでしことあおいのサプライズバースデーが全くサプライズになっていないことには笑いましたが、それでも楽しそうに過ごしていたのでその辺りはどうでもよくなってきますね。

 そんな少女たちが楽しんでいる中、先生の心境の変化も印象深かったです。はじめはなりゆきで務めることになった顧問だけど、こうして生徒たちの成長を近くで見られることに喜びを覚えるようになった先生にほろりときます。1人島の先まで行かずに帰ってきたなでしこたちの写真を撮るシーンなど、先生が「子どもを見守ってくれる人」としてきちんと成長してくれたので感動しましたね。

 

 

天地創造デザイン部

第12話(最終話)「案件12」

 ついに神様が登場、するかと思いきやしなかったオチにがっかりやら安心やら複雑な気持ちを抱いた冒頭。ここまで曖昧なオーダーでデザイナーを困らせてきた神様ですが、録音ながら海原が仮病であったことを知って安心するなど部下への気遣いも出来る人物だと判明してびっくりしました。それでいて唐突なオーダーを仕掛けてくる辺り「基本的にはいい人なんだけど部下への負担とかをあんまり考えずに無茶ぶりさせてしまう」タイプのお人なんだろうなぁ、と思います。

 その後はデザイナーたちの過去のデザインが次々と出てきて中々に賑やかでした。中でもティラノサウルスが出てきた時は恐竜好きとしてテンションが上がりましたね。上田さんを如何にしてびっくりさせるかという謎の戦いもこれまた神様を使った展開で面白かったです。

 そしてラストはまさかの下田の誕生秘話。神様製だけど土屋さんたちのデザインが元ネタだったというのは驚きです。ここまで自分の未熟さを度々恥じていた下田でしたが、彼が望まれて生まれてきた存在だと知って喜ぶシーンは目頭が熱くなりましたね。最後の最後で下田が自分のことを好きになれて本当に良かったです。

 

 

総評

 天地創造」をベースにしながら、デザイナーたちが様々な動物たちをデザインしていくというぶっ飛んだ設定インパクトは抜群だった本作。神様の無茶ぶりに対して登場人物たちが四苦八苦しながら様々な生物たちを完成させていく様子は非常におかしくて楽しめました。各キャラはそれぞれ性格がはっきりしているほか、どういう動物をデザインするのかなどの方向性もきっちり描かれていたのでキャラクターが掴みやすかったです。キャラ同士の仲も基本的には良好でかつ微妙なすれ違いやズレがあってそこから物語が生まれていくのは当たり前ながらよく出来ていました。(主人公である下田を視聴者寄りの存在として配置していたのでデザイナーたちの癖のある性格が印象に残りやすかったです)

 また本作は何と言ってもデザインの過程で動物たちに関する知識を学べる点が大きかったです。この動物はどんな体の仕組みをしているのか?どうやって生活しているのか?といった疑問に切り込んでいて意外な生態が明らかになっていく様子にはワクワクしました。それ以外にもペガサスやユニコーンなど伝説上の生物が何故存在できないのか、といったことにも触れていったのは新鮮でしたね。動物について楽しく学べる良作アニメとして記憶に残しておきたいです。

 

 

呪術廻戦

第24話(最終話)「共犯」

 悠仁と野薔薇の1年生コンビの見事なコンビネーションが光る戦闘シーンの連続で早速大興奮しました。悠仁が前衛で攻め続け野薔薇が後衛で援護する完璧な連携は見ていて痺れます。ここに恵も加わればより強力になるのが予想出来る辺り、1年生トリオは互いに能力の相性が良いことがわかりますね。

 また相手の呪術を受けてもすかさず対抗する2人の覚悟には驚かされます。中でも野薔薇は自分の腕を躊躇なく串刺しにしたり一切容赦がなかったりと非常に怖かったです。顔の凶悪さも相まってまるで悪役のようでした。(「心配しなくてもすぐに兄貴も送ってあげるわ」は完全に邪悪な敵幹部のセリフだこれ)

 そうして戦いが終了した後の、倒した相手の命に関して語るシーンも素敵でした。かつて真人に変えられた人たちを手にかけたことをしっかりと覚えている悠仁と、呪術師としてすっぱりと割り切っている野薔薇の対比が目に焼き付きました。今回の敵だった謎の兄弟が互いを想い合っていただけに、サブタイトルにもある「共犯」という言葉が重く響く内容でしたね。

 

 

総評

 ジャンプのバトル漫画原作のアニメ化ということで以前から期待していた作品でしたが、予想以上に楽しめた作品でした。「呪い」というマイナスなイメージを抱きがちな要素を上手いことアレンジしており、おどろおどろしさはそのままに熱い能力者バトルものとして描かれていることに感嘆します。他にも主人公をはじめとした各キャラにタダならぬ不穏な気配を漂わせつつ、コミカルな描写も入れることで不安を紛らわせる作風も非常に面白かったです。これまでのジャンプ作品にはない独特の雰囲気に一気に魅了されました。

 アニメでは何と言っても戦闘シーンが素晴らしく、毎回の如くよく動くキャラクターたちに何度も圧倒されました。「ここがすごい!」と感じるところは多々あれど、「ここが悪い」と思わせる作画が基本的にはなかった辺りは流石のMAPPAといったところ。最初から最後まで気合の入ったアニメ化だったと言えます。

 

 アニメ1期は今回で一旦終わりですが、原作が続いている以上2期も期待したいところ。幸いにも原作0巻をベースにした劇場版『呪術廻戦0』の製作が決定したので2期もそう遠くない内に見られるでしょう。何よりアニメでは名前しか出てこなかった「乙骨先輩」が主役らしい映画も是非見てみたいです。

 

 

 去年から外出する回数が減り、家にいることが多くなった今日この頃。このままだと不摂生に陥ってしまう可能性が高いので、機会があれば外出もしくは家で運動しておきたいところです。僕は最近自転車を飛ばしてかなり遠くのTUTAYAなどを巡るのが趣味になってきているので(そこで借りた『サンダーバード ARE GO』に今ハマっています)、どうせなら続けていきたいと思います。

 

 

 ではまた、次の機会に。

2021年冬アニメ簡易感想 その33

 

 

 先日型月ことTYPE-MOONの情報誌「TYPE-MOONエースVol.13」を購入しました。晦日の特番のラストで発表された『月姫』リメイクの情報や『FGO』の情報、果てはインド兄弟のグラビア(?)や呪腕先生が若干不憫な漫画など色々てんこ盛りで見応え抜群でした。

 中でも驚いたのが格闘ゲームMELTY BLOOD(メルティブラッド)』の新作情報が載っていた点ですね。「メルブラ」の愛称で知られている本作も月姫に合わせて作られるという情報は衝撃的でした。僕は友達の家に遊びにきた時にメルブラを数回遊ばせてもらったきりの記憶しかないのですが、新作が出てくるということに興奮するくらいには思い入れがあります。製作も当時と同じ「フランスパン」ということで期待が高鳴ります。『UNDER NIGHT IN-BIRTH(アンダーナイト インヴァース)』(以下「UNI」)で培った技術で再びメルブラが作られると思うとワクワクしますね。月姫リメイクと合わせてこちらもチェックしておきたいです。

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

のんのんびより のんすとっぷ

第11話「酔っぱらって思い出した」

 れんげ大好きな駄菓子屋こと楓の主役回。後半酔っぱらって絡み酒になりかけていた(この辺りで後輩をみんな褒める中夏美だけ褒めるところが見つけられなかったのがここすきポイント)のに、れんげが起きてきた途端いつもの気丈な態度で振る舞うシーンでクスリときました。その後の回想シーンで幼少期のれんげがこのみたちに懐いてしまったことに拗ねるなど大人げない一面が見られたのも良かったですね。れんげにとっていいお姉さんでいたい駄菓子屋のいじらしさに胸打たれます。

 対するれんげは前半しおりちゃんと遊ぶシーンで彼女をしっかりとリードしていたのが印象深かったです。今まで年上たちに引っ張られる側だったれんげが引っ張る側になるために少しずつ成長している様子が感じられました。ここだけでも感動的なのに、ラスト酔いつぶれて眠る駄菓子屋に布団をかけてあげるシーンで感極まって泣いてしまいましたよえぇ・・・・・・

 

 

アズールレーン びそくぜんしんっ!

第11話「楽しい遊園地ハプニング?!」

 幸運艦雪風が当ててくれたチケットで遊園地に遊びに行く回。長門陸奥のロリ姉妹(とナズェミテルンディスしてる江風)も加えての遊園地での遊びは見た目相応に楽しむ少女たちの光景が見られてほっこりしました。天真爛漫にはしゃぐ陸奥に対し厳格な態度を取ろうとしても上手くいかない長門の対比が微笑ましかったですね。

 遊園地のアトラクションもスタンダードなものが揃っているだけかと思いきや水上ボートレースがあった点が新鮮でした。元々船である彼女たちが船に乗るとはこれ如何に。あとはジェットコースターのシーンで描かれたジャベリンたちの崩れた作画が可愛らしかったです。あの崩れっぷりはツボにハマりますね。

 

 

ワールドウィッチーズ発進しますっ!

第11話「501、また、あの空行っちゃいます?」

 ついにと言うかようやくと言うか、長いことかけて501が再結成されました。静夏ちゃんはどこ・・・・・・?ここ・・・・・・?メンバーが中々揃わず再結成の話は無しになるのではないか、という心配にどう対処するのかと思っていたら、ミーナ隊長の交渉(拳)で解決したと明かされて爆笑してしまいました。何事も暴力が一番だ!

 そんなミーナの尽力で結成が決定したものの、「解散させるのは簡単だけど結成させるには手間と時間がかかる」という言葉が印象に残りました。現実の世界にも当てはまる問題である他、本作で501が再結成されるまで本当に色々あったので実感が籠っていましたね。

 他にもシャーリーとルッキーニがネウロイ出現を願うシーンも笑えましたね。人類の宿敵をも利用しようとする業の深さに変な声が出てしまいます。(そして実際にネウロイが出現して急遽出撃するラストになるのがまた・・・・・・)最後までドタバタしていて楽しかったです。

 

 

Re:ゼロから始める異世界生活

第50話(最終話)「月下、出鱈目なステップ」

 見事な大団円だった・・・・・・!!前回のラストで上がったテンションをさらに上げてきちんと決着を付けてくれて大満足。序盤の大兎との決戦はスバルにベア子、そしてエミリア全員で力を合わせて解決したこともあってスカッとしました。何よりスバルの名前を連呼したり恥ずかしがったりするベア子がメチャクチャ可愛かったですはい。「スバルがベティの1番になった」いいよね・・・・・・エミリアも大活躍していて非常にカッコよかった反面、ロズワールにごめんなさいさせようとするところや「キスしたら赤ちゃんが出来る」と思っている件など子どもっぽいギャップがたまりません。

 そしてロズワールの件は思った以上にさっぱりとした懺悔になりましたが彼の事情や今後のことを考えるとまぁ妥当といったところ。周りが彼のケジメに納得する中1人だけ「許さない」ことをはっきりと伝えるペトラの健気さもあって個人的には納得いきましたね。それどころかエキドナの件に関しては全く諦めていないっぽい雰囲気を出すロズワールを見て安心している自分がいます。ともあれ長く苦しかった聖域での戦いもようやく終わったのでホッとしました。

 

 

総評

 初っ端から衝撃展開の連続で始まった『リゼロ』の2期は前半1クールと後半2クールで印象が大きく変化していく内容でした。前半は何と言っても「スバルの受難」とも言うべきもので、数々の困難と悲劇に対応しきれず体と心が死に続けていくスバルを延々と見せられました。現実世界の彼の生活と両親の掘り下げをやったのちに少しずつ心が壊れてすり減っていく様子を見ていくのは非常に辛かったです。なまじ1期で上手くいっていた分1人で抱え込んでいくスバルに加え、エミリアの心の弱さにも触れていくので前半は本当に大変でした。

 しかし後半からはスバルがしっかりと仲間に力を頼るようになり、エミリアも自分の過去を見つめて成長していったので一安心。そこからトントン拍子で事態が解決していく展開も前半の苦難があったのでカタルシスに満ちていました。特に47話から48話までのスピード感はここまでキチンと見続けて良かった!と思えるものでしたね。

 スバルやエミリア以外の登場人物たちの印象も大きく変わったのも特徴でした。ひたすら胡散臭かったロズワールは過去の執着が明かされてから感情移入してしまいましたし、影の薄かったラムはスバルに対する信頼やロズワールへの一途な愛を見せつけてきて一気に気に入りました。中でもガーフィールは序盤の粗暴な喧嘩っ早さが臆病で繊細な内面を守るためのものと知ってからはかなり惹かれました。年相応の心の弱さと打ち解けてからの気さくさもあって個人的なお気に入りになりましたね。3期をやるかどうかは未決定ですが、是非やってほしいです。

 

 

おそ松さん(3期)

第24話「帰って来た新おそ松」「A-1グランプリ」

 もうすぐ3期も終わり、というところで1話に出てきた新おそ松が復讐しに来る展開に早速驚かされました。しかも八つ当たりであることで理解しているうえでおそ松を抹殺しようとしてくる辺り彼も別ベクトルでおそ松なんだなぁ、と実感します。その後の旧6つ子と新6つ子の対決は壮絶なパロディの連発でこれまた大爆笑。様々な作品をひたすらおちょくり倒すスタイルは幻の1期1話を彷彿とさせましたね。

 後半は待ちに待ったA-1グランプリ決勝戦が開催。番組のノリやテロップ、ロゴなどがまんまM-1グランプリそのものとなっていてやたら気合が入っていることにびっくりしました。順番というありそうな問題を抱えながらオムスビたちがどうやって勝ち上がるのかと思って見ていたら、電波ジャックによって周囲を無理矢理笑わせて優勝→無効、そのうえ大会中止というオチには唖然となりましたね。ある意味でオムスビたちの意地汚さなどの人間臭さを描いていたと思います。

 

 

SDガンダムワールド 三国創傑伝

第9話「正義のバランス」

第10話(最終話)「新たなる始まり」

 曹操との決戦がついに開始。憧れの人物が突然凶行に走ったことに愕然としながらも、曹操の誘いに一切乗らずに自分の守りたいものを守り抜こうとする劉備がカッコよかったです。対する曹操の考えも民を守ろうとする責任感からくるものもあって納得いきます。互いの信念と正義が真っ向からぶつかり合う様子はどこか気持ちいいと感じられますね。(ここまでで1番本作で「三国志」やっていた印象です)

 やっぱり生きていた趙雲の加勢もあって後半のバトルも実にすごいの一言。それぞれの武装を強化してパワーアップした状態での必殺技対決はCGのクオリティもあって最後まで迫力満点でした。それぞれの強化形態が『三国伝』の最強形態の面影があったのも嬉しいファンサービスです。

 戦いの末曹操を止めることは出来、黄化ウイルスも修正パッチで解決したものの、未解決な点が多いので若干消化不良でした。(トリニティ枯渇問題は実際どうするのだろうか・・・・・・)特に曹操をそそのかした司馬懿との決着が未だに付かなかったのは意外でしたね。彼の発言からして背後に大きな黒幕がいるのは間違いないようですし、この辺りは『ヒーローズ』で明かされるようですしそれまで待っていたいと思います。

 

 

総評

 約10年ぶりとなるSDガンダムの新作はかつて『三国伝』でも使われた「三国志」モチーフの話、ということでどうなるか期待半分不安半分でしたが、蓋を開けてみれば三国伝とは大きく異なる内容で問題なく楽しめました。近未来的な都市が立ち並ぶ世界観に加え、バイクアクションなど差別点をキチンと用意しているのもあって別の作品として見ることが出来たのは大きいです。

 ストーリーも三国志の史実に基づきながら「劉備の成長」に焦点を当てているおかげでかなり見やすかったです。各キャラのキャラクターもわかりやすく印象に残りやすく、かつ毎回詰め込めるだけ詰め込んだ内容だったため1話15分という短さながら毎回濃い怒涛の展開で見応えがありましたね。しかし一方で尺の身近さ故に掘り下げ不足な要素もあった印象は否めません。(特に曹操は漫画『蒼龍記』を事前に読んだかどうかで印象が大きく変わりますね)

 アクションに関しては文句なし。自然なCGの動きからくる戦闘シーンの数々は非常に素晴らしかったです。派手なエフェクトとやりすぎなくらいの見栄は眺めていて「今SDガンダムを見ているなぁ」と興奮出来るほどのものでした。4月からスタートする『ヒーローズ』も楽しみです。

 

 

 ところでメルブラ新作発売に合わせてもう1つ、「BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE(ブレイブルー クロスタッグバトル)』にメルブラが参戦しないか」という期待を密かに抱いています。上記のUNIを含めた様々なゲーム(と何故か海外アニメの『RWBY』までも)が参戦した格ゲー版スマブラのような本作にメルブラ出ないかな~と前々から思っていたのでその可能性がちょっとだけ高まったことに嬉しさを覚えます。

 ブレイブルーは現在ソシャゲの方に力を入れているようで格ゲーとのしての新作はしばらくなさそうに思えますが、それでもとつい考えてしまいます。どうせなら弟分のUNIのキャラとの共演見たい!と思いつつ気長に待ってみようかなと思います。

 

 

 ではまた、次の機会に。

2021年冬アニメ&特撮簡易感想 その32

 

 

 

 特撮ドラマ超速パラヒーロー ガンディーンが放送決定。NHKにて完全オリジナルの特撮作品が作られる、そんな情報に衝撃を受けました。NHKは以前『トクサツガガガ』を放送したことがありましたが、ついに本格的な特撮を作ってくれるということに感動を覚えます。

 作品の題材が「パラスポーツ」というのがまた興味深いです。パラリンピックに合わせたモチーフでNHKならではのチョイスと言えます。子どもの頃競技用の車いすを見て「F1カーみたいでカッコいい」と思い惹かれていたので、それをヒーローにするというアイディアは個人的には大歓迎です。上記のツイートにあるヒーロー「ガンディーン」のデザインも鋭角的なフォルムの車いすマシーンになっていて非常にクールです。乗っているガンディーン自身のデザインが王道のヒーローものではなく、エイリアンのような無機質なものになっている点もそそられますね。

 主演が奥野壮(おくの・そう)さん小芝風花(こしば・ふうか)さんである点も魅力的ですが、それ以上に演出担当に辻本貴則(つじもと・たかのり)氏、脚本を担当するメンバーの1人に小林弘利(こばやし・ひろとし)とニュージェネウルトラマンを手掛けたスタッフが参加している点が見逃せません。ライダーやウルトラマンでの参加経験がある人たちを揃えた布陣に本作の気合いの入りようが伺えます。放送する6月まで待ちきれませんね。

 

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

遊☆戯☆王SEVENS

第41話「蒼月流ヤメルーラ」

 蘭世が相変わらずヤベーやつすぎる・・・・・・ガクトのお付きをやめると言い出した時は何事かと思っていたらそんな疑問が消し飛ぶくらいにはやりたい放題の妄想空間を展開してまたもや呆気に取られました。ロミンや凛之助にまで蘭世アイズを発動させるのは弟の言う通りヤバいです。家が代々蒼月流を支える“影”の役割を担っているからこそ“光を求めて自分を主役に見立ててしまう、という背景が明かされたのは収穫ですが、それがあってもヤバいと感じるくらいにはヤバかったです。(語彙力消失)

 対するガクトに関してはいまいちパッとしないことが言及されていてびっくりました。確かにデュエル回数も少ないですし戦績も微妙といった問題点はありましたが、まさか劇中で実際にそのことをツッコんでくるとは思いもしませんでした。しかしそこから自分なりに立ち直ったのは良かったですね。この調子で扱いも良くなっていくことを期待したいです。

 他にも副会長という権力を振りかざすルーク&カイゾーとまたもや新登場した宇宙子の親戚(?)「スイーツ過去子」と端から端まで濃い内容でした。またマキシマムカードが一般販売されたりラッシュデュエルの大会が開かれるなどゴーハ社の動きが怪しいのも気になりますね。何より前作ではついぞ行われなかったデュエル大会がついに行われると思うと楽しみです。

 

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

第24話「竜騎将バラン」

 前回ダイの前に現れたバラン、彼こそがダイの父親にして本来の竜の騎士であるなど衝撃情報が次々と判明した回でした。他にもダイの本名が「ディーノ」であることが明かされるなどこの辺りの情報量の多さはやはり見ていて興奮します。(余談ですがダイとディーノ、どちらも名前の最初が「D」であるのには理由があるんですよねぇ・・・・・・)人間を滅ぼすために息子を連れて行こうとするバランとあくまで人間の側につくダイの壮絶な親子喧嘩も中々の作画で描かれていてテンションが上がりました。直後のクロコダインの加勢もあるので早くも次回が楽しみになってきましたね。

 完全に立場を追いやられるハドラーも面白かったですし、バランに敗れたものの紋章閃を使わせたホルキンスさんの地味な強さにもびっくりと本筋とは別のシーンも楽しかったのも良かったですね。個人的には未だに蚊帳の外感が強いザボエラが印象に残りました。

 

 

ウルトラマンクロニクルZ ヒーローズオデッセイ

第11話「光の星の戦士たち・前編」

 今回からダイナの劇場版である『光の星の戦士たち』を分割・短縮して放送。あまりの懐かしさに当時映画館で観にいった思い出やテレビ放送時の録画ビデオを何度も見返した思い出が甦りました。全体的に内容が飛び飛びでかなり圧縮されていましたが、ナレーションで出来る限りの補足がされていたのでそれほどわかりにくいものではなかったです。重要な場面はきちんと残しているのもあって見やすかったですね。

 内容に関しては何と言ってもデスフェイサーが印象深いですね。冒頭宇宙でダイナたち相手に戦っていたゲランダを容易く粉砕した巨艦プロメテウスが変形したロボット怪獣ということでシャープなフォルムが非常にカッコいいです。当時のCG技術で魅せる変形シーンは今見てもインパクトが抜群でした。

 しかし一方で主人公のアスカが一切画面に映らなかったのが少々気になりました。演じているつるの剛士さんの顔が出せなかったのは何か理由があるのでしょうか。いずれにせよ主役が変身後しか出てこないのは『コスモス』の特別編しかり寂しいです・・・・・・

 

 

はたらく細胞BLACK

第13話(最終話)「心筋梗塞、蘇生、変化。」

 死にかけている体をどうやって救うのかと思っていたら、前回予想した通り医療の力で何とか一命を取りとめることとなって一安心。AEDやステント治療などで適切に処置されていく様子に医療の進歩の偉大さを実感します。それ以外にもきちんと肋骨が折れるくらいの心臓マッサージをしてくれる人がいてくれたことにほろりときました。体の主が倒れたところを見知らぬ誰かが一生懸命助けてくれたであろう光景を想像するとこの世の中もまだまだ捨てたものではないな・・・・・・と思いますね。

 そんな外の人間たちの力だけではなく、細胞たちの働きもあって体が回復していく展開も良かったですね。やはり細胞たちあっての体だと感じます。彼らを奮起させた主人公の「働きたいから働く」発言は一見社畜の極みみたいに思えますが、体のためだけではなく、自分のため、自分の“存在”を示すために働くのだと個人的に解釈出来たのでどこか勇気づけられましたね。

 そうして体も調子を取り戻していきめでたしめでたし・・・・・・・・・・・・になるはずがなく、今度は輸血で別の体に行くラストには衝撃を受けました。このままだとバッドエンド一歩手前になってしまうので2期はよ!

 

 

総評

 はたらく細胞』のスピンオフ作品の1つとして最初にアニメ化された『BLACK』。その名の通り体をブラック企業に例えて描くというイメージ通りの作品でした。体の仕組みや細胞の働き、細菌や病気などの解説を交えていく方式は本家と同じですが、本作はブラック企業あるあるを通して本家以上に過酷な環境を見せていくので毎回強いインパクトがありました。しかも劇中で起こる病気などのほとんどが不摂生からくるものだったので見るたびにゾッとしましたね。「もっとこの体を大事にしよう」と思わせるには十分な効果を発揮していたと言えます。

 また本作は主人公の赤血球をはじめ細胞たちが「働くことの意味」を考える内容だったのも特徴でした。どんなに頑張っても改善されない労働環境に苦しみ、働くことに疑問を抱くキャラたちの様子は見ていてキツかったです。それでもめげない主人公に「同僚の死」という曇らせ展開まで用意する徹底ぶりにも背筋が凍ります。(同僚との友情シーンが長かった分喪失感も大きかったですね・・・・・・)そのうえで「誰かのために働くのではない」答えを示してくれた主人公にはスカッとしました。

 先ほども書きましたが2期も是非やってほしいところ。しかし『LADY』とか『BABY』とかの他のスピンオフもアニメ化してほしいし悩ましい・・・・・・そう思えるほどに楽しめましたね。

 

 

 今回のガンディーンもそうですが、最近のNHKはアニメや特撮などのジャンルに力を入れているような気がします。今季のアニメの中でも一際話題となった『進撃の巨人』も放送していましたし、かつてのお堅いイメージから脱却しようとしているような印象を抱きます。(他にも『SHIROBAKO』も再放送していますね。母がこれをきっかけにSHIROBAKOを見るようになったので2人でその話題で盛り上がれるようになって楽しい・・・・・・)この調子でもっと色んなジャンルを放送していってほしいですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。