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2021年秋アニメ簡易感想 その4

 

 

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 先日、映画大怪獣のあとしまつの新たな特報映像が公開されました。3か月前にも特報があったものの、ほとんど音沙汰のなかった本作が無事公開日も決定して発表されたことに驚かされます。初報が去年の2月だったことを考えると、詳しい情報が公開されるまで実に約1年8か月もかかったことになります。

 

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↑発表当時の感想に関しては上の記事を参照。

 

 さて映像に関してはそこはかとなく『シン・ゴジラ』っぽさを感じる内容でしたが、それよりも主演の2人以外の出演陣がやたら豪華なのが気になりましたね。西田敏行さんに濱田岳さん、そしてオダギリジョーさんと錚々たる面子が揃っていて驚きます。中でもオダギリさんは本作の監督を務める三木聡氏が手掛けた『時効警察』シリーズにて主役だった経緯を持っているので、その縁で出演しているのだろうなぁ、と想像が膨らみます。

 ともあれ本作が無事に見られるようで一安心。公開日も来年の2月に決定しましたし、その時を楽しみにして待っていたいと思います。

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

ジャヒー様はくじけない!

第10話「魔法少女は負けられない!」

 魔法少女がトラックを片手で止めるという『まちカドまぞく』でお馴染みの構図で活躍してみせた魔法少女にスポットが当たった回。後半魔石による不幸に見舞われ満身創痍になるかと思いきや、何だかんだで興奮している変態性にまたもや恐怖を覚えました。しかしながら「誰かが不幸な目に遭い涙を流すのはもう見たくない」という考えを明かしたのも印象的でした。しっかりとした目的で魔法少女をやっていることには好感が持てます。(まぁ「不幸好きの変態」というのもあながち間違いではないのでしょうが)彼女がどのような経緯で魔法少女になったのか一気に気になってきました。

 対するジャヒーは魔法少女への対抗心や魔界No.2としての理想に相変わらず悩まされていました。前半はこころの心(激ウマギャグ)が魔法少女に取られないように必死になり、中盤は居酒屋で働く自分のギャップに苦しんだりと実にいつも通りです。彼女の承認欲求の大きさやプライドの高さは見ていて安定感がありますね。

 

 

ラブライブ!スーパースター!!

第11話「もう一度、あの場所で」

 前回に続いて今回も神回。ラブライブの予選が始まる中、克服していたかと思われたかのんのトラウマに再び触れていく内容には驚かされました。しかしながらこれまで描かれてこなかった彼女の本心がようやく触れられたのもあって一気に見入りましたね。

 何と言ってもこれまで様々な人手を差し伸べてきたかのんが、今度は「過去の自分自身」を手を差し伸べる展開にグッときました。幼少の頃から周囲を牽引するリーダーシップを発揮していたかのんですが、内心では誰よりも不安と恐怖に押し潰されそうになっていたという事実は驚きと同時に納得もしました。そのことに現代のかのんが気付き、ないがしろにしてしまっていた過去に優しく語りかけるシーンはほろりときてしまいます。千砂都たちにとってのヒーローではなく、「渋谷かのん」という1人の少女として歌い切った瞬間は感動が止まりませんでした。

 そんなかのんをLiella!のメンバーかげながら支える様子も微笑ましかったです。これでいいのかと迷いながらも見守る立場をみんなで貫いてくれたのは好印象でした。中でも千砂都が最も徹底したのが印象深いです。かのんのことを信じているからこそ、敢えて突き放して自ら立ち上がる瞬間を待つ姿勢には惚れ惚れします。ヒーローとして彼女を妄信せず、親友として信じる千砂都にこれまた胸打たれましたね。

 

 

境界戦機

第2話「船出」

 前回のラストを経て、早速テロリスト扱いされて追われる身となったアモウですが、今回は彼の“罪の一線”ともいうべき点に触れた内容でした。生きるためとはいえ他人の畑に手を出すのは感心しませんが、すぐに謝る姿勢などは彼なりの真面目な部分が見えていたと言えます。良識そのものはきちんと持ち合わせている持ち合わせている一方で、「生きていくためには仕方ない」と違法に手を染めようともする辺りにどこかリアルなどっちつかずの若者像を感じました。(そもそも1話開始時点から部品を漁っているので清廉潔白とは言えないのですが)

 そのうえで「越えてはならない一線」を必死に守っているアモウと、そんな彼を受け入れてくれる老夫婦の関係が印象に残りました。劇中でお爺さんが言っていた「信用に足る」存在になろうとする彼の姿は実に清々しかったですね。

 戦闘シーンに関してはアジア軍の戦術に惹かれました。どんなに被害が出ても怯まず攻撃の手を休めない辺りの軍人らしさ、そして「戦場の場にいないからこそ冷静になれる」無人機ならではの特性を活かしていると感じましたね。負けじと対応するガイの戦法とケンブの装甲の硬さも光っていましたが、じわじわと追い詰められていくなど素人とプロの実力の差をこれでもかと描いていたと思います。

 

 

月とライカと吸血姫(ノスフェラトゥ)

第2話「宇宙飛行士への道

 宇宙に行く実験と様々な人間模様を扱った今回。宇宙飛行士の訓練が淡々と行われる傍らで交流していくレフとイリナが実に印象的でした。吸血鬼の習性や文化の違い、そんな吸血鬼を目に見えて嫌悪する者たちが描かれる中でも2人がコミカルに語り合っていく様子が描かれていたので、見ていてどこか微笑ましかったです。

 吸血鬼であることに誇りを持っているのか人間を毛嫌いしているイリナに対し、レフの気さくな対応が見られたのも特徴でした。吸血鬼である彼女を“怪物”でも“実験体”でもなく、“一個人”として扱い接すその態度は誠実さに溢れていましたね。彼女ら吸血鬼の体質に関しても理解を得ようとする姿勢も好感が持てます。吸血鬼の「味がわからないからこそ食感を楽しむ」習性を理解したうえで炭酸水をご馳走するシーンなど、彼の“粋”に惚れ惚れします。

 

 

吸血鬼すぐ死ぬ

第2話「襲撃!!フクマさん」「新横浜に花と散るらむ」「壁を叩いて殺せるか」

 相も変わらず登場キャラがどれも強烈の一言。やたらと怖い編集の「フクマさん」を筆頭に、新キャラを加えることで繰り広げられるギャグの数々にまたもや大爆笑してしまいました。中でもトップクラスの衝撃度を誇っていたのが吸血鬼「ゼンラニウム」。非常に良い声で全裸、という絵面のインパクトは凄まじいものでした。股間の花のツタで高速移動するシーンなんかは腹筋が痛くなるくらい笑いましたよえぇ。

 それでいてロナルドとドラルクのコンビ漫才も相変わらず面白かったです。基本ツッコミ役だけど体裁を気にしすぎなロナルドと、居候ながら妙なところで常識的なドラルクの組み合わせが魅力的だと改めて再確認しましたね。

 

 

古見さんは、コミュ症です。

第2話「幼馴染です。」「殺し屋じゃないです。」「はじめてのおつかいです。」

 古見さんの友達100人計画の最初の1人として選ばれた「長名なじみ(おさな・なじみ)」。彼(彼女?)の強烈なキャラクターに早くも驚かされました。全校生徒と幼馴染とかいう物理的に不可能に近いことをやっている意味不明さには変な笑いが出てきます。コミュ症の古見さんとは対照的なコミュ強のキャラがいきなり出てきたのも興味深いです。

 そんななじみでも古見さんが苦手で、彼女との距離の詰め方を困っているというのが面白かったですね。どんなに話しかけても返事が返ってこないことの不安や、わずかな反応を誤解してしまう様子は見ていてドキドキが止まりませんでした。それ故にしっかりと互いに歩み寄っていく過程が行われたのは喜ばしかったです。しかしスタバへのパシリは絶許

 

 

 上述の『大怪獣のあとしまつ』は他にも西田敏行濱田岳が魅力的ですが、そう言えばこの2人は『釣りバカ日誌』でも共演していたなぁ、などといった考えがついよぎってしまいました。そうしてネットを漁ってみたらYahoo!ニュースでそのことが触れられている記事を見つけ、どこも考えることは同じなんだなぁ、とちょっとしたシンパシーのようなものを覚えましたね。

 

 

 ではまた、次の機会に。

仮面ライダーリバイス 第6話「エビルの正体!衝撃のショータイム!?」感想

努力を嗤う者を糾弾せよ

本編がドロドロしてきた中、バイスのギャグが癒しになりつつある

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 不正を暴くコンビネーション

 今回のリバイス裁判を扱ったエピソード。事故を起こした加害者を確実に無罪にしてしまう弁護士から感じるデッドマンの存在を追うのが主軸の内容でした。この手のスーパー弁護士の存在を聞くとどうしても「鏡の世界で戦っていたあの人」を思い浮かべてしまいますが・・・・・・とりあえずそのネタは置いておきます。

 さて法廷の戦いながら法の話はさすがに難しいので弁護側の不正を暴くのが今回のメインでしたが、不思議と無理矢理感はありませんでしたね。弁護士の「工藤康(くどう・やすし)」がデッドマンを使って証人を脅すというかなりの力技で裁判を有利にしていた点は少々唖然となりましたが、裁判長ともグルであることが判明した時のインパクはかなりのものでした。そして工藤が一輝や原告側に証拠を提示しろと不遜な態度を取ってきた分、後半のカタルシスは大きかったです。

 他にも一輝とバイスがそれぞれ活躍する作戦で工藤を追い詰めていく展開も良かったです。金庫の中も容易く覗けたりバイスタンプを利用して物に憑依出来るバイスの特性もさることながら、冒頭ちょっとした手品を披露した一輝がバイスタンプの“すり替え”に気付くなど、2人の利点がそれぞれしっかり活かされていくのが面白かったです。戦闘以外でも見事なコンビネーションを発揮しているこのコンビがますます好きになってきますね。

 

 またこの件で工藤が「努力なんて空しいだけだ!」と言い放つシーンが印象に残りました。劇中以前はパッとしなかったものの突然躍進を果たしたとされる工藤の経歴(間違いなく躍進したタイミングでバイスタンプを手に入れていますね)を知ったうえでこの発言を聞くと、努力しても結果が伴わなかったのだろう、と想像がつきます。そう考えると一輝の「あんたは頭がいいのにどうして・・・・・・」という言葉がかなり突き刺さるものであることがよくわかりますね。栄光を手に入れるために悪魔に身を売るしかなかったと察せられるこの一連の流れは、短いながらも目に焼き付く、どこか考えさせられるものでした。

 

 

  • On the ocean 誰も狩りの途中

 

メガロドン

 

Come on!メ!ガ!ロ!ドン!

Come on!メ!ガ!ロ!ドン!

 

バディアップ!

 

潜るドンドン!

ヨーイドン!

ドボン!

 

メガロドン!!

 

通りすがりのハハハハンター!!

 

 いつの間にか手に入れていた「メガロドンバイスタンプを押印して変身した派生形態「メガロドンゲノム」。古代の海に君臨した世界最大のサメメガロドンと『仮面ライダーディケイド』がモチーフとなっています。『スーパーヒーロー戦記』の同時上映の特別短編や『仮面ライダーセイバー』の増刊号に先行登場したフォームでもあり、ついに本編にも姿を見せてくれました。(いつ手に入れたのか全く明かされていないので唐突感が激しいのがちょっと残念)

 見た目に関してはディケイドの要素が多く、顔や胸のバーコードの意匠など他のゲノムよりもライダー側のモチーフの印象を強く受けます。(それだけディケイドには特徴的な記号がある、と捉えるべきでしょうか)それでいて鋭角的な頭部や複眼や両腕に装備されたヒレなど、メガロドン(というよりはサメ)らしい部分もあって両モチーフのバランスが程よく取れたデザインになっていると思います。

 戦闘では水中の生物モチーフらしく、陸上でも泳いでいるかのような動きで戦うのが特徴的。公園のアスファルトで水しぶきを上げる姿は妙に涼やかですね。他にも両腕のヒレ型のカッターを斬りつけて攻撃と、メガロドンのイメージを損なわない激しい戦法が基本のようです。

 ちなみにリミックス変身「バイスメガロドン」は、バイスが逆立ちしてリバイがそれを受け止めるいわゆる「補助倒立」の体勢から如何にもなサメに変形します。そしてこの手のサメロボット特有の「水中の生物なのに宙に浮いたまま泳ぐ」というどこかシュールな光景を見せてくれます。今回の本編では残念ながら登場しませんでしたが、テレビでもその内活躍してほしいですね。

 

 

  • 浸食する者、その名は“陽炎”

 一方今回のもう1つの話題といえばエビルの正体。冒頭リバイ(というか一輝)にばかり執拗に攻撃してくるのでもしや・・・・・・?と思わせてからの変身者である大二の姿があっさりと判明する流れには思わず笑ってしまいました。

 しかしながら変身したのは大二本人ではなく、正確には彼に宿る悪魔「カゲロウ」であるのが大きなポイント。前回のバイスタンプ強奪事件の犯人でもあるこの悪魔は、大二の体を乗っ取ったうえで行動している非常に厄介な存在であることがラスト数分で描かれました。自身を生み出した大二を「アホ」呼ばわりしたり、本来甘党である彼とは違い激辛カレーもあっという間に平らげてしまうなど、徹底して大二とは異なっていることがこれでもかと強調されていましたね。そして服のセンスがちょっと中二病っぽい。デッドマンズ側に与するかのようなラストからも、今後は敵として一輝の前に立ちはだかるのでしょう。

 カゲロウ関連以外では、さくらが通っている空手教室にフリオが体験入門していたシーンにも驚きました。気弱そうな態度から最初はフリオとは気付かなかっただけに衝撃が大きいです。さくらに接触することで一輝たちの妨害を目的としていることは明白ですが、敵幹部がわざわざ出張ってくる辺りにデッドマンズ側が本気でリバイスを潰しにきていることがわかります。

 弟だけでなく妹までもが悪魔の魔の手に落ちようとしているこの状況、序盤ながら主人公がかなりのピンチに陥っていることにドキドキしてしまいますね。大事な家族を一挙に危険に晒してしまっている一輝に勝ち目があるのかちょっと心配です。

 

 

 というわけでリバイス6話の感想でした。一輝とバイスの仲が少しずつ良好になっていくのと同時に、彼の家族は逆に崩壊しつつある展開に思わず慄いてしまいます。一見仲が良さそうな家庭が知らず知らずのうちに壊れていく様子をじっくり見せられているだけに、真綿で首を締められているかのような息苦しさを感じますね。本作は明るそうな表面に反してその実ドロドロしている“2面性”が魅力的だと思います。

 そんな感じで本編が本編なだけに、バイスのギャグに救われた回でもありました。工藤の事務所に乗り込む時にまさかの『古畑任三郎』のモノマネを披露したり(バイスが元ネタを言おうとした時の一輝の「それ以上言っちゃダメ!」は腹筋に悪いです)、「カンガルー・デッドマン」相手にスパーリング練習みたいに振る舞ったりと彼のおふざけの数々が面白おかしいおかげで大分癒されました。上述にも書いた一輝との関係も微笑ましいですし、今後も本編の清涼剤になってくれると嬉しいですね。

 

 そして次回は謎の窃盗団との戦いが繰り広げられるようです。デッドマンを利用した犯罪者集団はいつか現れるだろうと思っていたので、どのように描かれるのか気になるところです。また大二の体で暗躍するカゲロウをどうするのかという問題に何と第3のライダーが関わってくる模様。しかも結局無実だったヒロミがようやく変身するとのことですから驚きです。次々と新戦力が投入されるこの戦況がどうなっていくのか、非常に楽しみです。

 

 

 ではまた、次の機会に。

FGOの推しを語りたい その19(雑記 2021.10.13)

※最終再臨絵のネタバレ注意

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 前回から5か月ぶりとなるFGO記事。先月開催された水着イベントも無事終了し、いつの間にか大分時間が過ぎてしまいました。上の画像のように水着ダ・ヴィンチちゃんの宝具レベル上げも終えるなどプレイ自体はそこそこしているのですが、あまりネット上で話題にしないのは少し問題でしたね。これからはもうちょっとFGOをやっている自分を出していかなければ、と反省するばかりです。

 

 

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 さて今更ながら水着イベントの感想。素材がやたら美味しい宝箱やらエイプリルフールネタが本物と化した「クリストファーくん」やらのインパクトもすごかったのですが、個人的にはステゴサウルスの「ステくん」とのストーリーが印象深かったです。卵から孵った恐竜の赤ちゃんをみんなで一生懸命育てる『のび太の恐竜』を思わせる前半、そしてそんなステくんとの「別れ」を描いた後半には思わず見入ってしまいました。出会いのと別れを経験し、それでも消えることのない思い出を胸に抱きながらその場を去っていくラストは「夏休みの思い出」とも言うべき不思議な余韻を残してくれました。

 というかステくんの愛らしさがとても心に残りましたね。まるでお姉ちゃんのようにしっかりお世話するダ・ヴィンチちゃんとの関係も微笑ましかったですし、それだけに別れのシーンにウルウルきてしまいましたよえぇ。ゴッフがお父さんのように要所要所でみんなをまとめてくれるところも良かったですし、ちょっとした疑似家族のようになっているカルデアの面々を堪能出来たのは嬉しかったです。

 

 

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 またガチャに関しては初めてその年の水着サーヴァントをコンプリートする喜ばしいことがありました。毎年1騎か2騎は取りこぼしてしまうのが常だった僕の水着イベントにおいて(一昨年とかかなりひどかったです)、全員召喚出来たのはかなりの快挙です。今年の水着サーヴァントもみんな魅力的なので、揃えられて本当に嬉しかったですね。中でも「水着のまじんさん」こと沖田オルタがお気に入りなのですが、詳しくは後述の推しについて語りたいと思います。

 

 

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 他には先週開催された歴代ハロウィンイベントをまとめたイベントも素敵でしたね。僕がFGOを始めた頃には既にほとんどのハロウィンイベが終わっていたので(2017年のハロウィンは復刻で参加出来ました)、それを体験出来たのはかなり良かったです。伝説の「チェイテピラミッド姫路城」の前もかなり狂っていても読んでいて腹筋にきましたね。ちなみに上の画像は個人的に一番爆笑したシーンです。

 

 

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 今と比べると最初の頃のイベントはカオス具合が控えめだったことが知れたのも印象的。特に上の画像を見た時はこの頃は聖杯が変なところに存在するだけで驚かれていたんだなぁ・・・・・・とちょっとしたノスタルジーに浸れましたね。後々聖杯でご飯を作る大剣豪とかを思うと笑いが込み上げてきます。



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 そんなハロウィンイベントトリロジーですが、ラストに新エリちゃんの立ち絵が出てきた時は驚愕しました。まさかハロウィンが令和に帰ってくるのか!?とつい期待してしまいます。次はどんなトンチキ物件とかが登場するのでしょうか。(とか書いていたら本当に来ちゃいましたよ新ハロウィンイベ)

 

 

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 さて今回紹介する推しは沖田オルタ(水着)です。

 上述の通りガチャで手に入れた今年の水着サーヴァントの1騎ですが、彼女の愛用している煉獄が幼女に擬人化しているインパクには最初びっくりしました。力を分けた分オルタの方は若干幼くなっており、子どもらしさが戻っている点が愛らしいです。一方煉獄は小さいながら世話焼きな保護者としてのポジションに収まっているのが興味深いですね。(そして口調といい声質といい完全に『仮面ライダーゴースト』のユルセンみたいです

 第三臨の凛々しいオルタと中村悠一のイケボが光る煉獄も好きですが、彼女たちの存在の儚さを考えるとついそれ以前の姿に戻してしまいます。過酷な運命が待っている分、今は子どもらしく遊んで楽しんでほしいと願いばかりです。

 バトルでの性能は使い始めて日が浅いのでまだまだ未知数といったところ。しかしながらNPをチャージ出来る全体宝具のセイバー、ということからもこれから使っていくことになるかと思います。個人的な感覚ですがQでもかなりのNPを回収出来るのがいいですね。いざという時はスカディと組み合わせて運用していきたいと思います。

 

 

 さて上述でも触れましたが、今月の下旬に新たなるハロウィンイベントが開催されることが本日発表されました。またもやエリちゃんを押した内容になるのはちょっと嬉しいですね。既にSNSなどでは「ガラスの靴・・・・・・シンデレラか?」みたいな予想が飛び交っていますが、体験した歴代ハロウィンのことを考えるとそんな安直な内容にはならないだろうとも思います。いずれにせよぶっ飛んだイベントになりそうなのでひとまずは詳細を待つ所存です。

 

 

 ではまた、次の機会に。

2021年秋アニメ簡易感想 その3

 

 

 

 現在製作中の『シン・仮面ライダー』に登場するという仮面ライダー第2号の存在がイメージ画と共に先日、発表されました。何の前触れも無しにいきなり情報が来たので本当に驚きました。初代『仮面ライダー』といえば本郷猛だけでなく一文字隼人もいてこそ、というイメージは当然の如くありましたが、本作でもそれを踏襲してくれるのは嬉しい限りです。

 さてイメージ画についてですが、こちらは以前に発表されたシン・仮面ライダー(「第1号」と呼ぶべきでしょうか)とデザイン自体はそこまで違いが見られないと感じました。原作の方でもほぼ同じデザインでしたが、マスクの色や腕のラインなどで違いを出していたのでこちらのダブルライダーは如何にして違いを見せるか気になります。

 本作は恐らくライダーどころか特撮自体に馴染みのない人も見に来ると思うので、そういった人たちにもどっちがどっちのライダーかわかりやすい違いをつけるべきだと個人的には考えています。当然製作側もその辺りを理解しているとは思われるので、ここからどのように差別化していくのか楽しみですね。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

ポケットモンスター

第83話「お星さまになったピィ」

 はい、泣きました・・・・・・今回は予告の時点である程度感動ものであることは予想していましたが、いざ見てみるとかなりウルウルきてしまいました。短いながらもしっかりと感動エピソードに仕上げていましたね。

 久々に「ポケモンの死」を取り扱った内容でしたが、過去のエピソードと比べると今回は“別れを受け入れる”ことに焦点を当てていたと思います。大好きなピィを失ったことが呑み込めない「キララ」が、時間をかけて「ピィにはもう会えない」ことを理解していく過程が描かれていました。わがままであることも理解しているし、それでもなおピィに会いたいと願ってしまうなど、少女のいじらしさに胸の奥が痛みます。

 それ故にアンノーンの奮闘には目を見張るものがありました。少女の願いを叶えようとする『結晶塔の帝王』リスペクトの展開ながら、最後の最後にしっかりと成長したキララにピィの幻影を見せてあげる優しさに感動しました。何より「理解出来ない存在」であったアンノーンの過去のイメージが大きく覆されたことに驚きを覚えますね。

 他にもゲスト出演したシロナの活躍が見れたのもポイント。サトシとゴウが苦戦するアンノーンの幻影をガブリアスの力で一発解決する実力にはスカッとしました。チャンピオンとしての格がきっちり守られているのが嬉しかったです。

 

 

大正オトメ御伽話

第1話「夕月 来タル」

 以前の簡易感想でも書いた通り、PVを見て視聴してみようと思った作品。大正時代の奥地で描かれる甘酸っぱい物語に思わずこそばゆくなってしまいました。主人公の「志摩珠彦(しま・たまひこ)」は冒頭から中々重い過去を抱えている人物で少し驚きました。ペシミストを自称し自嘲し続ける様子はひねくれてしまっているなぁ、と若干呆れてしまうものの、誰からも必要とされないことに耐えがたい虚無感を覚えている点に関してはどこか共感を覚えます。

 それでもお嫁さんとなる「立花夕月(たちばな・ゆづき)」の明るさに少しずつ救われていく様子にホッとしましたね。天真爛漫で世話焼き、それでいて押しも強いと中々の強かさを持った彼女に見ているこちらも心が洗われていきました。それでいて夕月は夕月で不安を抱えており、それを珠彦に優しさに救われた描写にどこか安心感を覚えます。互いに互いを支え合う、お似合いのお2人だなぁ、とつい顔がほころんでしまいますね。

 

 

ブルーピリオド

第2話「全然焼けてねえ」

 2話は美術部での八虎の奮闘がじっくり描かれるのかと思いきや、1学期の終わりから3年生の卒業までを猛スピードで進めていく構成にびっくりしました。夏休みや冬休みといった印象的なイベントがあっという間に終わり、ひたすら絵の練習を続ける作業が描かれていったのでちょっとギョッとしてしまいます。(まぁ絵を描く作業を延々と見せられても退屈ですし妥当な構成と言えます)しかしながらデッサンなどを懸命に取り組み、少しずつレベルアップしている八虎を見ているのはとても楽しかったですね。初心者ながらに楽しみながら上達していく様子は微笑ましいです。

 そんな八虎が「森まる(もり・まる)」先輩の受験など、周囲の環境を経て如何に母親に藝大受験の説得をするかが今回のもう1つのポイントでした。最初はやんわりと反対していた母を絵で説得する八虎の不器用さ、そして優しさに胸打たれましたね。絵を描くようになったことで、これまで見えてこなかった母の優しさに気付いていく様子には思わずほろりときます。前回に引き続き彼の世界が広がったことが伝わってくる、心温まる名シーンだったと思います。

 

 

ルパン三世 PART6

第0話「EPISODE 0 ―時代―」

 アニメ50周年を迎えた『ルパン三世』。その6度目となるテレビアニメの1発目は「小林清志氏演じる次元大介”のフィナーレ」が展開されました。移り変わっていく時代についてこれず、泥棒家業から足を洗おうとする次元の苦悩から始まった前半がまず最初に目に焼き付きます。昔のやり方が通用しなくなってくる現実に「時代に取り残されてしまうことの苦痛」を感じてしまう様子が淡々と描かれており、見ているこちらもどこか胸が痛くなってきました。

 それだけに変わっていくものの中でも“変わらない”ものがあることを示してくれた後半はスカッとします。時代に合わせて柔軟に“変わる”ルパンに対し、戦い方に工夫を加えながらも本質は“変わらない”ままで貫く次元の対比が印象的です。最初苦戦したドローンに跳弾で対抗するシーンはカタルシスに溢れていましたね。

 それでいて“変わる”ことと“変わらない”ことのどちらかに肩入れせず、双方を肯定する作風にも好感が持てましたね。中でもルパンが「あいつだけは変わらずにいてくれた。だから俺は俺でいられたのかもしれねえ」というセリフは変化するものとしないもの、それぞれがあってこその在り方を受け入れる言葉として胸に響きました。ルパンと次元のコンビを端的に表している深い言葉だとも感じられます。

 総じて小林氏の引退を上手いこと物語のメタファーとして組み込んだ回だったと言えます。小林次元の有終の美を飾るのに相応しい内容だったと感動しましたね。あまりにも心にきたので、最後に小林氏への感謝の言葉を述べたいと思います。

 小林清志さん、今まで次元大介を魅せていただき本当にありがとうございました。

 

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

第52話「父子竜出陣」

 ダイとバランの2大竜の騎士が共に戦うという夢のシチュエーションがついにアニメになりました。冒頭の背を向けて立つ2人を見れただけでも感極まってしまいます。あくまで一時的な共闘であることを主張するものの、ソアラの存在から冷酷になりきれないバラン、そして彼を父として必死に受け入れようとするダイのぎこちなさが非常に微笑ましいです。

 一方そんな親子共闘の立役者であるヒュンケルは例によって傷ついた体を押して戦場に向かおうとしていてちょっと引いてしまいました。散々死にかけてから復活するのはいつものことなのでいいのですが、今回はエイミの悲痛な想いを受け取りながらもそれを拒否したことが引っかかりましたね。「自分に愛される資格はない」と決めつけてしまっているのが彼の悲しいサガと言えます。

 そして門ではフェンブレンが待ち構えている展開が印象的。仲間には悪いと思いながらも自分の執念のために戦う姿勢は人間臭くて非常に好みです。まぁ予告で負けることがネタバレされちゃってますが。他にもやたらぬるぬる動くマァムの中のゴメちゃんや、ポップのHPが表示されるアニオリ描写など見どころが満載でしたね。

 

 

遊☆戯☆王SEVENS

第69話「フィールド・オブ・ギョリームス」

 まさかの『ショムニ』ネタに唖然。小学生が社員として働いている光景にはあまり驚きませんでしたが(ネイルの前例があるからでしょうか)、「フラッシュ海深子(フラッシュうみこ)」の怠惰ぶりにはちょっぴり衝撃を受けました。大会運営時のギャップもさることながら、デュエルも野望も全てが行き当たりばったりの適当ぶりを見ていると肩の力が抜けそうです。他にもやる気の無さといい、常に真面目でバイタリティ溢れるガクトとはとことん対照的だと感じました。

 またデュエルパートでは今回からガクトたちにもフュージョンが使われ始めたのが印象的でしたね。ガクトはもちろんのこと、海深子のようなゲストキャラも使用するのは予想外でした。(ガクトのフュージョンモンスターである天翔流羅ヤメテラスが中々に美しくて良き)マキシマム召喚は使い手が少なかったのが個人的に不満だったので、フュージョン召喚は多くのキャラに使われていってほしいです。

 

 

 そういえば仮面ライダー第2号についてもう1つ、変身する一文字隼人を演じるのは誰か、という疑問も抱きました。本郷を演じる池松壮亮さんと並ぶことになるでしょうし、どのような人がいいのかつい妄想してしまいます。個人的に一文字は「気の良いあんちゃん」みたいなイメージがあるので、イケメンであることよりも親しみやすい雰囲気の方に演じてほしいですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。

デュエル・マスターズ キング! 第25話「救世主様はデッキーっ!?3枚の伝説を手に入れろ!」感想

救世主は果たして誰だ?

少なくともデッキーではないことは確か

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 救世主からの転落

 いつも通りの日常から始まった今回のデュエマキング!12枚ある伝説のカードから6枚が各陣営の手に渡りましたが、今回は何と残り6枚の内の半分である3枚が一度に巻き物に示されました。「三極の神々」なる存在*1として崇められている3枚のカードが今回のタイムトラベルの鍵となるようです。

 というわけで訪れたのが神話の時代。(パッと見ギリシャメソポタミアを足して2で割ったような風景です)その里で暴れる「魔獣」から人々を救うことになりましたが、まさかのデッキーが救世主扱いされる展開には笑ってしまいましたね。さっきまでジョーを諌めていた中で、自分が崇められたとなると途端に増長し始める調子の良さがこれでもかと発揮されていました。

 しかし救世主と言われて気を良くしているのも束の間、終盤すぐさま原住民に手のひらを返された時にはこれまた苦笑い。しかも里の長の娘「ヘレナ」に自分をさらった張本人としてジョーが指されるなど、ラスト数分に怒涛の展開が詰め込まれていました。冒頭ジョーに対してデッキーが放った「調子に乗って贅沢を言うと足元をすくわれる」という言葉が、意外な形でジョーとデッキーに跳ね返ってきたかのようです。(その場合ジョーはほぼとばっちりになってしまいますが)結局のところ一連の事件の真相は何か?次回が気になるところです。

 

 

  • 華麗にかわすガットル1

 また今回はガットルズのリーダー的存在であるハイドにスポットが当たったのも見どころでした。これまで目立った動きを見せなかったのですが、今回から本格的にヒミコたちを従えて行動するようになったのが特徴的です。

 そんなハイドに対してヒミコたちが反感を抱いているのが興味深かったですね。確かにハイドはジェンドルと共にいることが多く、彼のお気に入りのような印象を受けるので彼女たちからしたらあまりいい気分ではないのでしょう。特にヒミコは20話の件もあってハイドへ敵愾心を燃やしてそうです。

 というわけでヒミコたちによるハイドを陥れる作戦が展開されたわけですが、数々の罠を無自覚にかわすハイドには驚かされました。まぁほぼほぼ相手側の自爆なのですが・・・・・・個人的にマスオ部長の作った激辛プロテインを「いける」と飲んだのが地味に衝撃的でしたね。無表情ながらちょっと可愛いと思ってしまいました。

 そして今回のデュエマパートではボルツをまたもや下すハイドの姿に目を奪われました。ボルツの苛烈な速攻をギリギリでかわし、切り札の《禁断竜王 Vol-Val-8》で圧倒する展開には彼の実力の高さを感じ取りました。ガットルズの中で唯一ギャグ描写が無い分、強敵として魅力的に描かれていると思います。(一方でボルツはまたしてもハイドの《Disノメノン》にトドメを刺されるのが残念でしたね・・・・・・)ジェンドル配下の中でも屈指の敵キャラとして、今後もこの格の高さを見せつけてほしいですね。

 

 

  • 熱い情熱と鼓動で、巨大な壁をぶっ壊せ!

BAKUOOON(バクオーン) <5000GT.Star(ジーティースター)> 火文明 (6)
スター進化クリーチャー:ビートジョッキー/アウトレイジ/レクスターズ 9000
パワー9000
▪️バトルゾーンに自分のビートジョッキーまたはレクスターズが3体以上あれば、このクリーチャーの召喚コストを5少なくする。
▪️スター進化:レクスターズまたは火のクリーチャー1体の上に置く。
▪️W・ブレイカ
▪️このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。
▪️このクリーチャーがバトルに勝った時、カードを2枚引いてもよい。

 ボルツが今回使用した新たなスター進化クリーチャー。「超天篇」にて登場し環境を「ミッツァイル・マスターズ」に塗り替えた凶悪カード《BAKUOOON・ミッツァイル》が「エピソード3」で【墓地ソース】を大躍進させた墓地ソ永遠の切り札《暴走龍 5000GT》の力と合体した姿です。パワードスーツのような巨大な機械にミッツァイルが搭乗している見た目が特徴的です。(ミッツァイルが意外に小さいのは『ズ!!』でも明らかなので、そこまで違和感はありませんね)

 カードとしてはコスト6のパワー9000、W・ブレイカーとそこそこのスペック。しかしながらこのカードは味方のビートジョッキーかレクスターズが3体以上いれば5コスト軽く出来るという、驚異の軽減能力を持ち合わせています。《我我我ガイアール・ブランド》もそうですが、このサイズのクリーチャーをわずか1マナで出せるというのは恐るべきことです。軽減の条件であるビートジョッキーとレクスターズはどちらも優秀なウィニーが多く、中でもB・A・Dなどを持つビートジョッキーを使えば条件達成は容易です。

 そうして登場してからは効果バトルに加え、バトル勝利時に2枚ドローと《“乱振”舞神 G・W・D》を彷彿とさせる能力で活躍してくれます。邪魔なブロッカーなどを除去しつつ、確実に攻撃を通せるのはとても便利で、その上ドローまで出来るというのですから強力です。進化してからそのままタップしているクリーチャーに攻撃して破壊、さらにドローするという芸当も可能です。

 以上のことから横並びするデッキとは抜群の相性を発揮してくれます。ビートジョッキー】のような速攻デッキではまず大活躍出来るでしょう。バトル勝利時のドローを活かすため、《大爆龍 ダイナボルト》の上に重ねてシンカパワーを使ったり、ドローで今引きした《龍装者 バルチュリス》で打点を補強するなど、使えるカードの組み合わせも多岐に渡ります。アウトレイジを持っていることを活かして《無重力 ナイン》を出すのも面白そうですね。使いやすく強力な攻撃的カードとして今後多くの場面で使われていくことでしょう。

 

 

  • 禁じられし無双の竜王が、世界を破壊する

禁断竜王(きんだんりゅうおう) Vol-Val-8(ボルバルエイト) 水/火/自然文明 (9)
クリーチャー:ディスペクター/アーマード・ドラゴン/アース・ドラゴン/禁断
パワー54321
▪️EXライフ
▪️スピードアタッカー
▪️T・ブレイカ
▪️ジャストダイバー(このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず攻撃されない)
▪️このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から5枚を見て、その中から2枚まで手札に加える。残りを好きな順序で山札の下に置く。その後、パワー6000以下のクリーチャーをすべて破壊してもよい。
▪️自分のターンの終わりに、このターン、クリーチャーが4体以上破壊されていれば、このターンの後に自分のターンを追加する。

 ハイドが今回《竜界電融 N・EXT》と共に使用したキングマスターカード。「聖拳編」にて登場し暗黒期「ボルバル・マスターズ」を引き起こした最凶のドラゴンにして初代プレミアム殿堂カード《無双竜機ボルバルザーク》と、「革命ファイナル」初出の悪用されがちの禁断カード《禁断機関 VV-8》が合成された姿です。何と「勝災電融王」を差し置いて登場した新たなるディスペクターの王であり、隠された伝説のカードであるボルバルザークを取り込んだとんでもないクリーチャーです。ボルバルザークとVV-8が自身の巨躯よりもはるかに巨大な機械に繋がれているデザインは見る者を圧倒させます。

 能力も見た目に違わず圧倒的。まず何と言っても54321という巨大なパワー(元ネタであるVV-8の「12345」の真逆なのが実にディスペクト)が目を引きます。さすがに《禁時混成王 ドキンダンテXXII》ほどではありませんが、《大樹王 ギガンディダノス》の攻撃制限もすり抜けられる高パワーぶりは大抵の火力除去やバトルでは破壊されない強固な耐性と化します。そのうえディスペクター特有のEXライフはもちろんのこと、「ジャストダイバー」まで備えているので隙がありません。生存力に関しては間違いなく全カード中最上位でしょう。

 さらに攻撃時に手札補充しつつ、6000の火力除去を行えるアタックトリガーを持っています。スピードアタッカーを持っているため、確実に手札を増やせるのは嬉しいところ。火力除去に関してはパワーインフレの進んだ昨今では厳しいところがありますが、自身のpig持ちなどを破壊するのに一役買ってくれそうです。

 そしてそれすらも超えるインパクトを誇るのが追加ターン獲得能力。元ネタの2枚と同じように追加ターンを得られる驚異の能力です。その条件も4体以上のクリーチャーの破壊と非常に緩く、容易に達成出来てしまいます。さらに最近の追加ターン獲得カードにしては珍しく、明確なデメリットや重複不可が存在しないという驚くべき特徴があります。そのため毎ターン条件を達成して何度も追加ターンを獲得出来ますし、このカードが複数存在している時に条件が達成されればその分追加ターンも一度に複数手に入るなど、相手にとっての地獄絵図を展開出来ます。

 では如何にして追加ターンを得るかですが、条件達成に必要なクリーチャーは敵味方問わないので様々な使い方が出来ます。真っ先に考えつくのがササゲール持ちのディスタスを自壊させる方法ですね。コストが重いこのカードを早出しするのにも有効な手です。他には敵のクリーチャーを破壊するため、上述のアタックトリガーを使ったりこのクリーチャー自身で攻撃する戦術も考えられます。特にディスペクターには《禁断竜秘伝エターナルプレミアムズ》や《接続秘伝ドミニオンスパイク》といった効果バトルを発生させるアタック・チャンス呪文があるので、攻撃時に唱えてさらに破壊すると達成もより確実なものになるでしょう。

 まとめると圧倒的なサイズ、驚異の耐性、そして追加ターンと、持つ能力全てが規格外の恐るべきクリーチャーと言えます。特に追加ターンは一度ハマってしまえば相手に何もさせず一方的な蹂躙を可能とするでしょう。これまでのディスペクターの王とは違い適当に色の合うデッキに入れても活躍させるのは難しいのですが、逆に言えばこのカードに合わせたデッキ構築さえすれば大暴れさせられます。往年のボルバルザークとはまた違った力を発揮してくれること間違いなしです。

 

 

 

 というわけで25話の感想でした。上述の感想の他には、いつの間にか折り返し地点に入っていることに驚きを覚えましたね。もうすでに半分やっていることに時間の流れの速さをまたもや感じました。

 また今回はゲストキャラのヘレナ役として、EDを歌っている上月せれなさんが出演しているのが特徴でもありました。若干棒読み気味の演技が気になりましたが、EDと同じ可愛らしい声を本編でも聴けて良かったですね。次回も出番があるかどうか楽しみです。

 

 そして次回は今回のストーリーの後編。ヘレナをさらった容疑者として捕まってしまったジョー一行の運命や如何に?そして残りの伝説のカードはこのままハイドたちの手に渡ってしまうのか?と気になる要素が多いです。例の魔獣の正体に関してはまだはっきりとはわかりませんが、アニメのビジュアルを見る限り《無頼 ダイチ-3》にそっくりなのがヒントになりそうですね。はてさてどうなる?

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:それぞれ《破壊龍神ヘヴィ・デス・メタル GS》《神帝ルナティック・ゴッド GS》《「俺」の頂 ライオネル GS》である模様。