新・メタレドの楽しんだもん勝ち!

様々な作品について語ったり語らなかったりするサイト

最近のオタク系ニュースについて軽くコメントするだけの記事 その14(雑記 2022.5.9)

 

 時間の隙間についつい覗いてしまうYouTube。お気に入りのチャンネルが配信している様々な動画を見るのはもちろんのこと、たまたま見つけた面白い動画に巡り合う宝探しのような楽しみ方も乙なものです。僕はさらにもう1つ、新季アニメが始まる度、各アニメのOPやEDのノンテロップ版を探して視聴するのも楽しみにしています。ちなみに今季のアニメOP&EDの中では古見さんはコミュ症です。』2期のED「小喋日和」がかなりお気に入りです。映像と歌の組み合わせのセンスが素晴らしいんですよ本当に・・・・・・(下のリンク参照

https://www.youtube.com/watch?v=Ovz1K5ieNCQ

 それはさておき、今回は主にYouTubeで発見したニュースを中心にコメントしていきたいと思っています。その多くが配信されてから大分経っていて鮮度も落ちていますが、その分僕の新鮮な反応で補っていく所存ですので、よろしくお願いします。

 

 ※また当記事には昨日放送された『デュエル・マスターズ キングMAX』の特別オーディオコメンタリー回の感想も書いてあります。記事の最後に載せるので良かったら読んでみてください。

 

 

 というわけで以下、今回のお品書きです。

 

 

 

 

 

 

 

素晴らしい!新しいバースの誕生だよ!!

 

 

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 まずは先日公開された『仮面ライダーバース バースX誕生秘話』の情報について。以前にも告知されていたバースが主役のスピンオフ作品で、大きな話題となった仮面ライダーオーズ10th 復活のコアメダル』の前日譚に当たる物語のようなんですが・・・・・・予告映像を見て仰天しました。この衝撃を一言で表すならば「『不思議の国の後藤さん』が始まったようなもの」でしょうか。

 あらすじはバースXの実験によって後藤さんがパラレルワールドに迷い込むとのことその世界では比奈ちゃんがオーズに変身し、アンクを除いたグリードたちが比奈のパートナーの座を奪い合っているという絵面が上の動画で展開され、動揺が走りました。「比奈のパートナーは俺だぁ!」と叫ぶウヴァさんとかメッチャ面白いと思う一方で、困惑が止まりません。ここまでやりたい放題をかましてくるとは思ってもみませんでした。しかも恐竜グリードとはちょっと異なる新グリードの姿もチラッと映るなど、気になる要素が満載です。

 そんな感じでとにかくカオスなわけですが、これはこれで面白そうだとは思いますね。最後まで敵対していたグリードたちと仲良くしている絵面は本編の世界ではまず見れないでしょうし、他にもテレビシリーズ本編で出来ないことをここぞとばかりにやってみせているのは見ていてかなり楽しいです。何より復活のコアメダルではほとんど活躍出来なかったバースXを活躍させてくれるだけでも非常にありがたいです。バースXのヒロイックなデザインに相応しい戦闘シーンに期待したいですね。

 

 

星まで届け、乙女のハッピー!!

 

 

 ウルトラマンR/B』劇場版にて初登場したウルトラウーマングリージョがついにS.H.Figuarts化。長いこと待っていたので非常に嬉しいです。(僕の心の中のツルちゃんとフーマとファンコン1も狂喜乱舞していますよ・・・・・・)映画でツルちゃんとの友情の末姿を見せ、兄たちと共にグルーブへと合体する布石を見せてくれたグリージョをようやく並べられると思うと胸が高鳴ります。

 

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 情報公開と同時にアサヒを演じた其原有沙さんのコメントが入った動画も公開され、本商品の魅力について余すことなく知れたのも素敵なポイント。中でも強く宣伝されていたのが「手首の豊富さ」で、アサヒの代名詞であるハッピーの手の他にも数種類の手首が付属されているとのことです。近年のウルトラアーツとしてはかなり豪勢で、かなり力が入っているのが伺えます。

 さらにはグリージョ本人だけでなく、みんな大好きウルトラマンゼロの新しい手首までも付属している情報には驚きました。『ウルトラギャラクシーファイト』第1部にてゼロとグリージョが閉じ込められていた時、互いに交わしたハイタッチを再現可能な仕様というのは中々に面白いです。公式はゼログリ派なのかな・・・・・・?手首の数だけ様々なポーズが取れると思うと非常にお得ですね。

 そんなグリージョのアーツの予約も先日開始。湊3兄弟はみんな見た目もキャラもユニークで、3人全員を並べておきたい存在感があります。それを叶えるためにも、末っ子であるグリージョは確実に手に入れておきたいですね。

 

 

甘き誘惑が彩る、“白と黒(エムデン)”の囁き

 

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 アズールレーンにて先日新たに実装された新規艦「エムデン」。異なる2つの艦が2人1組となって行動している前代未聞のキャラとして、アズレンユーザーの間で大きな話題を呼びました。せっかくだからジュノーちゃん2人も1組にしようぜ!一見双子のようでいて実際は全く別系統の他人、というのが面白いですね。見た目と物腰も対照的ですが、その根っこにあるドSな面は共通していて、共に指揮官(プレイヤー)を精神的に屈服させようと企んでいるキャラクターにも大いに惹かれます。

 そんなエムデン実装と同じタイミングで、アズレン公式がまさかのASMR動画を上げていたのも衝撃的です。実際にイヤホンをして聴いてみたのですが、彼女たちの甘い囁きとカウントダウンが耳に妙な感覚を刻んでくるので終始ゾクゾクさせられました。名目上は睡眠導入用らしいのですが、実質これ催眠動画なのでは?と思わずにはいられません。こんなとんでもないものを無料で配信してくれるアズレン公式はやはり恐ろしいですね。

 

 以下最近のアズレンのプレイ感想なのですが、現在開催している大型イベント「吟ずる瑠璃の楽章」がとても面白くてたまりません。各陣営の心情を描きつつセイレーンの戦いの核心に迫りつつあるストーリーが熱く、いよいよ本作の物語も大詰めに差し掛かっていることを感じさせてくれます。次から次へと出てくる情報の濁流を処理しきれず何が起こっているのかわからない点も多々あるのですが(そのため他の人たちの感想や考察を読みながら少しずつ咀嚼している真っ最中です)、それでも十分に楽しめるパワーに溢れていましたね。

 何より鉄血陣営がかつてないほどフィーチャーされているのが嬉しいですね。以前も鉄血の艦たちのストーリーに惹かれましたが、今回のイベントはさらに彼女たちにのめり込む魅力に溢れていました。特に仲間たちを「家族」と呼び鼓舞していくフリードリヒ・デア・クローセが素敵です。セイレーンたちとのやり取りも含め、フリードリヒを育てたくなるイベントでもありました。

 おかげで今までにないほどアズレンに熱中してきている今日この頃。本作の世界観がどのようになっていくのかを楽しみにしつつ、これからもプレイしていきたいと思います。

 

 

チップとデール、まさかの実写化!?

 

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 ドナルドとケンカするエピソードなどで有名なシマリスチップとデール。彼らが主役の新作がディズニー+にて配信されるということでどういうものなのかを確認してみたたところ、あの『レスキューレンジャーズ』だったことに驚きました。

 『チップとデールの大作戦 レスキューレンジャーズ』はその昔製作されたアニメシリーズで、2匹が仲間と共に様々な事件を解決に導いていくストーリーが展開されていました。僕もかつてテレビ東京の「ディズニータイム」枠で放送されていた本作を視聴して楽しんだものです。(個人的にはランプの魔人とのひと悶着を描いた前後編が記憶に残っていますね)キュートなガジェットや気の優しいモンタリー・ジャック、頼れるハエのジッパーなど、本作だけの魅力的なキャラも多かったです。ちなみにYouTubeのディズニー公式チャンネルにて1話のみ無料公開しているようです。(下のリンク参照

https://www.youtube.com/watch?v=Pivxguo8rJ4

 

 そんなレスキューレンジャーズの続編ということで非常に面白そうな本作なのですが、上の動画ではこれまたショッキングな内容が広がっていました。まずレスキューレンジャーズから30年後の廃れた2匹たちを描いていくというところからして衝撃的です。チヤホヤされていた頃を忘れられずにいるデールと、過去に何かあったのかひどく冷めているチップの温度差が中々にキツいです。彼らが今更になってどのような事件を解決していくのかも疑問ですね。

 また映像に関しても仰天ポイントは多いです。実写とアニメーションを組み合わせるという『メリー・ポピンズ』などでも見られた方式はまだしも、デールだけCG手術を受けてフルCG化している絵面には当初目を疑ってしまいました。この違和感の中物語が進んでいくかと思うと見ていて疲れそうな気がしてきますね。今までにない試みを見せてくるチップとデールはどうなっていくのか、ちょっと気になってきましたね。

 

 

みんなで見よう!デュエマOP&ED

 

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 現在放送中の『デュエル・マスターズ キングMAX』。僕も毎週楽しく視聴している本作のOPとEDのノンクレジット(ノンテロップ)動画が先日公開されました。放送中のアニメと楽曲の宣伝としてクレジットを取り除いたOPなどを無料配信するのは近年ではよく見られますが、デュエマでその取り組みをしたのは恐らく初ですね。今回のOPとEDはどちらも印象に残る内容なので、それらを単体でじっくり見られるように配信してくれるのはとてもありがたいです。

 さてこのOPとEDについて。感想らしい感想はキングMAXの1話感想でほとんど書いてしまったため語ることがあまりないのですが、敢えて取り上げるとしたら「映像のエモさ」でしょうか。ジョー編を見てきた人たちにこれまでの物語をリフレインさせつつ、終わりを意識させてくる映像は何度見てもグッときます。特にジョーカーズたちの様子を見せつつ、「終わりじゃなくこれからが始まり」「君は何色を描くのかな」といった切札ジョーの未来(これから)をポジティブに捉えていくEDは最高の一言ですね。(あとはEDの最後、こけたジョーに「おい大丈夫か?」みたいなポーズを取るジョニーがここすきポイント)そんな感情を思い起こさせてくれるOP&ED、是非単体で視聴してみてください。

 

 

デュエル・マスターズ キングMAX 「振り返りスペシャル!ジョーVSデッキー、本気のデュエマ!!」感想

 というわけで最後は昨日放送されたデュエマキングMAXのオーディオコメンタリーの感想について書いていきたいと思います。内容は第1話の再放送なのですが、副音声でジョー役の小林由美子さんとデッキー役の佐藤せつじさん、さらにイマムー軍曹氏とデッドマン氏を交えたトークが楽しめる仕様になっていました。

 そんな声優さんたちのトークを聞いてみた感想ですが、やはり小林さんと佐藤さんの喋りっぷりが印象に残りましたね。デュエチューブでは結構喋る方であるはずのデッドマン氏たちが、ほぼほぼ進行役をするだけで終わったことはかなり意外に思いました。次から次へと新しい話題を出しつつも決して飽きさせない手腕は流石声優さんと言ったところです。語りの上手い人がいるだけで実に楽しく聞けることをここにきて再認識しました。

 他には意外な裏話が語られるパートが興味深かったです。何と言っても佐藤さんが繰り出してきた数々のアドリブ伝説が印象的で、プロレス回の実況やジョーカーズを産むときのサンバのくだりはほとんど台本に何も書かれていない状態で喋らなければならなかったという話には驚かされました。どれも佐藤さんのアドリブ力が光っていたことがわかったのは収穫でしたが、それにしてもスタッフは佐藤さんに無茶ぶりし過ぎじゃないか?などと思ってしまいますね。

 そして「デュエマのアフレコはスポーツ」というパワーワードが衝撃的。力を入れて演技をするあまり多くの声優さんたちがボロボロになっていく話には聞いていて驚愕してしまいました。ジョラゴンを産むデッキーの力む演技で佐藤さんの目が一時見えなくなっただけでなく、台本がボロボロになるのも日常茶飯事といった話の数々には戦慄する他ありません。(カバまろ役の渡辺久美子さんの「台本どこですメ~」は是非聞いてみたい)しかしそれだけ多くの人たちがデュエマアニメの製作に力を入れていることがわかる喜ばしい話でもあるので、ファンとしては結構嬉しいですね。このような熱い人たちが手掛けているアニメを見れて本当に幸せです。

 特筆すべきことは以上ですが、面白かった話は他にもたくさんあります。簡単に箇条書きにしてみると・・・・・・

 

  • キングMAXの1話は声優さんたちからしても衝撃的だった
  • 小林さんのアバクへの憤りが凄まじい(曰く「アバク何してんじゃこらぁ!」「落とし前はいつか必ずつける」)
  • デッキー(佐藤さん)とアフレコで一緒になる機会が減って寂しいジョー(小林さん)
  • 小林さんの息子さんはバッテン親父がお好き
  • 初期ジョーカーズはみんな推しメン
  • 小林さんはジョー編初期の2大最終回(ジョーとジョニーの別れ&ドローバンクのこけるシーンでこけずに踏ん張るジョー)が好き
  • 大人デッキーロボを黒箱で出してくださいよ
  • 押目祥樹って誰だよ」は脚本に書いてあったんだよ!
  • Q.6年生になったジョーを演じるにあたって心掛けていることは?A.ジョーが大人にならざるを得ないことを意識しています
  • Q.ナレ太郎とデッキーの演じ分けのコツは?A.コツなんかないですよ(強者の風格)
  • Q.勝舞編の印象的なシーンは?A.白凰が連れ去れて慟哭する回
  • Q.勝太編の印象的なシーンは?A.結婚してくれやぁ!
  • Q.ジョー編の印象的なシーンは?A.ジョニーとの別れやデッキーたちとの楽しい日常
  • デッキーの演歌のコーラスは小林さんが担当していた
  • ジョーのガチギレにはビビった
  • アバクは悔しいけどカッコいい
  • お前ら(ハイド&ヒミコ)は仲間になると思ったのに!
  • キャンベロ~収録ではあんまり会えなかったけど~
  • 佐藤さん「ジョー様早く助けにきて!」
  • 小林さん「デッキー早く助けるよ!」

 

 以上でしょうか。適当に書き出しただけでもかなり多くてビビりました。この辺りにも上述の声優さんたちの語りの上手さが込められているのかもしれません。そしてそれ故何だかんだで30分楽しめた良いオーディオコメンタリーだったと思います。(ちなみにこの記事を書いている途中、デュエチューブにて今回のオーディオコメンタリー回が配信されました。下のリンク参照)興味のある方は是非視聴してみてください)

https://www.youtube.com/watch?v=UOZsZ-0rJFw&t=5s

 

 

 ではまた、次の機会に。

サンダーバード ARE GO 簡易感想(第1~4話)

 

 

FIVE

5!

 

FOUR

4!

 

THREE

3!

 

TWO

2!

 

ONE

1!

 

THUNDERBIRDS!!

ARE GO!!

 

 

 上の5カウントで有名な『サンダーバード』をフルCGによってリブート・リメイクした作品『サンダーバード ARE GO』。従来のミニチュアによる特撮にフルCGを加え、設定も現代に合わせて大幅に調整した本作を、つい最近見返すことがありました。(というのも1月に公開された映画『サンダーバード55/GoGo』を見てサンダーバード熱が再燃しまして、その熱をさらに燃やそうと今手ごろに見られるARE GOの方にまず手を出したわけです)ARE GOは7年ほど前にNHKで放送されたものをちょくちょく見ていましたが、改めて見直すと非常に面白かったですね。

 

metared19.hatenablog.com

↑映画の感想についてはこちらを参照。

 

 CGだからこそ出来るスピーディーで滑らかな表現に挑戦しつつ、昔ながらの特撮パートもしっかりと作り込むことで、本作の映像は見応えのあるものに仕上がっていました。中でもサンダーバード各機の発進シークエンスは原作よりもテンポアップしているのが魅力的で、さらに個人的にはOPの5カウントを発進の直前に導入している演出が素敵だと感じています。

 また現代向けにしている分見やすく、物語のスムーズさからスイスイ見れたのも評価点です。まさに「古きを温ね新しきを知る」を見事に実行してみせた、リメイクかくあるべしといった作品だと思いました。

 そんなサンダーバード ARE GOを見た感情を吐き出したいと思いつつ、今回各エピソードについての感想のまとめを書くに至りました。あまりにも今更な感想ではありますが、この感想を読んでサンダーバードに興味を持っていただければ幸いです。

 

 

 というわけで以下、今回の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

第1話「インターナショナル・レスキュー出動!(前編)」

 記念すべき第1話。この回はまずサンダーバード2号の登場シーンが印象的です。気球と共に上空に突き上げられ絶望する親子の前に、雷雲をかき分けて姿を見せる2号の勇ましさには思わず目を奪われます。その後の「バージル」の救出シーンも華麗で、冒頭から作品に一気に引き込まれましたね。

 そしてメインはサンダーバード4号による深海基地での救助活動。海底での自身が人為的に引き起こされたものだと気付き、その原因を取り除く「ゴードン」の活躍が光ります。2号と1号で基地を引っ張っている間に行われた救助は見ていてハラハラしましたが、最後には無事全員助け出されるので一安心しました。何気にこの時点でトレーシー兄弟の息の合ったコンビネーションが披露されているのも素敵なポイントです。

 またこの回は1号から5号までのサンダーバード全機にある程度の出番が設けられているのが特徴的。上述の3機以外では、前半宇宙での修理活動に勤しむ3号とサポートする5号の活躍が見られました。おかげで各機がどういった役割を持った機体なのかをわかりやすく把握出来るが素晴らしいですね。そういった意味も含め、サンダーバードとは何か?を説明する1話としては見事な内容だったと思います。

 

 

第2話「インターナショナル・レスキュー出動!(後編)」

 1話と合わせて前後編となっている2話は地震を発生させたのがトレーシー兄弟最大の敵「フッド」であると判明したことで、各メンバーが問題解決に動く姿が展開されました。フッドが昔ながらの悪役らしさ全開で見ていて清々しさを覚えますね。またこの回は1話から登場していた兄弟の仲間である「ケーヨ」が実はフッドの姪であることが明かされるのがちょっとした見どころとなっており、自身の身の上を仲間に隠しつつ悪事を働く親類を止めようとするケーヨのキャラクターが魅力的に描かれています。(そんなケーヨのための機体がラストにお披露目されるのですが・・・・・・本格的な活躍は大分先になるんですよねこれが)

 救助シーンは台北の太陽発電機が舞台になっており、反射鏡を除去することと作業員を救い出す2つの任務を同時に行うのが特徴的でした。鏡によって凝縮された太陽光が下の町に向いてしまうと、建物と人を火の海にしてしまう恐れがあることが説明された辺りが個人的にゾッとしたポイントですね。(この技術は現実でもその内出来そうな気がします)2号に加え今度はサンダーバード1号とそのパイロットの「スコット」が主役のような働きをしており、鏡から落下してしまうものの遠隔操作で1号に無事着地する瞬間はこれまたカッコよかったです。

 

 

第3話「スペース・レース」

 3話は宇宙が舞台、ということでサンダーバード3号サンダーバード5号が主役になっていました。標的を自動で追尾する宇宙機雷を停止させる内容となっていますが、機雷がかつて行われたという宇宙規模での戦争で使われたものである情報など、本作の背景がさらりと語られているのが見逃せないですね。他にも民間の宇宙船も登場しており、本作が技術の発達した未来の物語であることを意識させてくれる回になっています。(あと余談ですが、この機雷には顔のようなものがついており、不覚にも可愛いと思ってしまいました

 そんな機雷を停止させるため、宇宙では「アラン」と「ジョン」、そして地上では「ペネロープ」と「パーカー」がそれぞれ奮闘していたのがこの回のポイント。中でも地上の2人に関しては機雷の停止コードを見つけるためにお役所仕事の保管所に潜り込んでいく様子が描かれたため、スパイ作品を見ているような気分で楽しめました。忍者気分のパーカーや説得の決め手となった愛犬シャーベットなど、各キャラの愛嬌のあるシーンも多かったです。

 対する宇宙組の方は3号を駆るアランの機転が光っていました。3号はもちろんのこと、謎の宇宙スケボーも乗りこなして機雷に対応していく姿には痺れました。民間船に狙いを定めた機雷に3号を狙わせるために急速旋回するなど、見事な操縦テクには惚れ惚れします。3号が個人的に1番好きな身としては、とても嬉しい回でしたね。

 

 

第4話「危険な鉱山を閉鎖せよ」

 4話はまたもや1号とスコットがメインの回でしたが、彼の救助員としての覚悟が印象に残りました。放射能を止めるために訪れたウラン鉱山の深さから脱出が困難を極める中、最悪鉱山をそのまま閉じて放射能の雨を食い止めようとするスコットには大いに驚かされました。(無論最後まで脱出しようと努力していましたが)自分が助からなくても多くの人々を救おうとする姿勢には感動と危機感を同時に抱いてしまいます。

 また鉱山の元持ち主の娘との会話も興味深いです。かつての幸せを取り戻すため、ウランをフッドに売りつけようとしている彼女にスコットが「個人の幸せのために大勢の人を不幸にしてはいけない」ことを説くシーンは彼の精神性が垣間見えました。上述の姿勢の件も含め、彼が民衆のためのヒーローのような存在として描かれていることがここで読み取れます。

 そんなスコットが目立っていた回でしたが、他には2号から発進されポッドモジュールも大きな見どころとなっています。原作の方でも人気の高いジェットモグラコンテナ内で組み立て、鉱山近くの地面に侵入していく様子には特撮心がくすぐられます。バージルジェットモグラでスコットたちを助け出すシーン(何気にジェットブルドーザーも登場している点も見逃せません)に加え、そしてラストのフッドへの笑える仕返しなどもあり、不安の大きかったこの回も最後はスカッとした気分になりましたね。

 

 

 そんなこんなでサンダーバード ARE GOの最初の感想でした。原作とは大幅に異なる分ファンからの当たりが強いとは聞きますが、個人的には現代だからこそ出来るサンダーバードをよくぞやり切ったと賞賛したい作品だと評価しています。そんな気持ちを多くの人に少しでも感じ取ってほしいと思いこの記事を書きましたが、自分の好きなことを書けて大変楽しかったです。

 ちなみに次回5話以降の感想に関してはいつ投稿するかは未定です。というよりも今後のARE GOの感想自体他の感想との兼ね合いもあって、不定期になってしまうと思います。いきなり書いておきながら次はどうするか決めていないことは大変申し訳無く思いますが、どうぞご容赦ください。次の感想もなるべく早くやる!という意気込みで書いていくつもりなので、投稿した時はよろしくお願いします。

 

 

 ではまた、次の機会に。

2022年春アニメ簡易感想 その15

 

 

jp.ign.com

 

 スパイダーマンのアニメ映画『スパイダーバース』の続編映画の情報が先日解禁。公開を控えている2作目『アクロス・ザ・スパイダーバース』に続く3作目のタイトルがビヨンド・ザ・スパイダーバースであることが報じられました。以前2作目の情報が公開された時に囁かれた2部作になるのでは?という噂が本当だったのは中々に驚きです。“アクロス(交差する)”から“ビヨンド(超えていく)”といった形に変化するタイトルにどんな意味が込められているのかも気になるところ。

 さらに上の記事によると、2作目のアクロスの時点で「240のキャラクターと6つのユニバース」が登場するとのことで、前作を大きく上回るスケールでストーリーが展開されることも明かされました。そこまでたくさんキャラを出して収集がつくのだろうか、という不安もありますが、それ以上にどのようなスパイダーマンヴィランが共演していくのかを期待してしまいます。そして3作目のビヨンドでは、この巨大なユニバースをひとまとめにして収束させていくのだろうなぁ、といった妄想が捗りますね。

 ここまで来ると早く映画を観たくなるものですが、公開延期の情報がここにきて圧し掛かってきます。本来今年公開する予定だった2作目が来年の6月、そして3作目が再来年の3月と大分待たされることになるのはかなり残念です。とはいえ製作側もその分頑張って映画を作っていることでしょうし、あまり贅沢は言ってられません。今はひとまず、新しい情報に胸を躍らせながら気長に待っていたいと思います。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

ブラック★★ロックシューター DAWN FALL

第5話「Drink because you are happy」

 今回はノリトとミヤの兄妹、そしてストレングスと、2話以来の登場となるキャラたちを中心とした内容でした。中でもストレングスに関してかなり掘り下げがされていたのが印象的です。

 登場当初は粗暴なイメージが強かったストレングスですが、酒の飲み過ぎで吐いたり(ゲロの描写がギャグアニメっぽい)アーム無しだと気弱になるといった新しい一面をこれでもかと見せつけてきました。特に本来は暴力を嫌う性格だったらしい描写が興味深いです。彼女を見ていると強気なキャラ付けや巨大なアームは、臆病な自分を大きく見せるための自衛手段なのかもしれない・・・・・・といった考えが浮かんできます。

 そのうえ人間に裏切られたことに絶望していたストレングスが、最終的にはノリトと共に行動するようになる展開は素敵でしたね。かつてエンプレスに教えてもらった「信頼出来る仲間と出会えることへの喜び」を、目の前の少年を助けることで実感していく姿は見ていて心が震えます。助太刀に来てくれたエンプレスとの会話にもほっこりさせられましたし、デッドマスターに続いてストレングスが仲間になる日も遠くなさそうです。

 

 

境界戦機

第17話「トライヴェクタ」

 ついにアモウの身に何が起きたのかが明かされた今回。親しかった人を目の前で殺されたことに加え、初めて人を撃ち殺したことのショックが彼の心に大きな影を落としたことがわかりました。正直守ろうとした人たちを全員死なせてしまったとかではないことにホッとしましたが、アモウのことを想うとあまり喜べない結果だったことも事実です。スプリンクラーに打たれながら引き金に手をかけるシーンなどからは、彼の恐怖と悲しみが伝わってきましたね。

 あとはトライヴェクタを襲った集団が送り込んだ「ゴーストの複製品」の脅威が描かれていたのも特徴的でした。1期での死闘を経て倒した後でもアモウたちを苦しめてくるゴーストには、思わず畏怖の念を向けてしまいそうになります。(ゴーストのデータを持っていたということは、敵集団の正体はジェルマンの手の者であることは間違いなさそうですね)また北米だけでなく他の各陣営が動き出す様子もあって、ゴーストを筆頭にしたAIを駆使した戦いはより激化していきそうですね。

 

 

ヒーラー・ガール

第5話「空は青くて山は緑、川の戦い銀河ステーション」

 新鮮なおねショタがたくさん摂取出来た里帰り回。響の実家で休日を過ごす様子が描かれましたが、彼女の弟や妹たちのヤンチャぶりがやたら目に留まりました。玲美に想いを寄せる祥典を筆頭に、元気に遊ぶ子どもたちの姿には大いに癒されます。そんな子どもたちともすぐに打ち解け、あっという間に馴染んでいくかなたちも良かったですね。(川での泳ぎの対決シーンのスピード感などは見ていてかなり楽しかったです)

 また今回はかなや響たちの「繋がり」について触れられていたのが大きなポイントでした。幼いかなを救ったヒーラーが師匠であった師匠だろうとは思っていましたが、まさかこんなにあっさり語られるとは・・・・・・など、彼女たちがそれぞれ意外な形で師匠と関わっていたことが明らかになっていったことに少々驚いてしまいます。(唯一師匠と過去の関わりがない玲美の嫉妬ぶりが非常に面白いです)何よりそうした様々な繋がりを経て、彼女たちが出会ったことがわかる終盤は実に素晴らしかったです。かなが繋がりを広げてくれた響に感謝の言葉を贈るシーンなどは思わずウルウルきてしまいましたね。

 

 

パリピ孔明

第5話「孔明、韻を踏む

 前回孔明が探していた仲間候補のラッパー「KABE太人(カベたいじん)」についてを前半で取り扱っていましたが、結構重苦しい内容に見ていて胃が痛みました。気が弱いせいかプレッシャーに押しつぶされそうになっているカベの様子は実に痛々しかったです。最初は楽しくて仕方がなかったはずのラップが、今は「勝たなくてはいけない」を押し付けてくる厄介な重責と化しているのが悲しい話ですね。

 しかし後半、ジャージ姿の孔明が登場してからは一気に本作らしい雰囲気に戻ってきました。孔明がお経のようなラップでカベを困惑させてくる絵面にまず笑いが込み上げてきます。何よりカベを見透かしているような態度で挑発し、彼のラッパーとしての情熱を取り戻させていくような手腕には思わず膝を打ちました。プレッシャーを取り除けばカベの才能が輝くことを即座に見抜いたであろう孔明の様子は見ているだけで安心感を覚えますね。やはりこの作品の明るい雰囲気は孔明あってこそ、だと再認識させられました。

 

 

古見さんは、コミュ症です。(2期)

第17話「雪だるまです。」「雪合戦です。」「年末です。」「元旦です。」

 サイレント演出で送る雪だるま作りが描かれた冒頭。小さい雪だるまなどにも没頭する古見さんに早速癒されました。また声をカットしたおかげか、古見さんが喋らないだけでなじみたちと同様、積極的になっていることがはっきり見られたのも収穫でしたね。(恒例のナレーションである「(人付き合いが)苦手というだけで、関わりを持ちたくないわけではない」が見事に表現されています)

 他にも小学生たちを交えた仁義なき雪合戦も面白かったのですが(小学生がみんなノリが良くて可愛い)、やはり後半の古見家の里帰りが大きな見どころでした。夏休みの里帰り以来となるお婆ちゃんとの花札対決は、従姉妹の昌ちゃんやナレーションがドンドンテンションを上げていく様子も相まって中々に手に汗握りましたね。

 そして井中さんと意外な形で出会うシーンも印象的。あれほど田舎者だと見られることを恐れていた井中さんが、古見さんを助けた姿には驚きました。自分の恥や外聞よりも、目の前のクラスメイトのために動いた彼女のいじらしさに思わず感動してしまいます。

 

 

 スパイダーバースも楽しみですが、他にもソニーが今後様々な映画の情報を発表したことが上の記事にも書かれている点も見逃せません。中でも個人的には『ヴェノム』の3作目の情報が気になりますね。『ノー・ウェイ・ホーム』で厄介な置き土産を残して帰っていったエディとヴェノムの2人が、元の世界で今度はどんなひと悶着を起こしていくのか、愛すべきおバカコンビの次なる戦いが今から待ちきれませんね。

 

 

 ではまた、次の機会に。

仮面ライダーリバイス 第33話「ラブコフ反抗!?さくらの覚悟」感想

彼女と居場所私の覚悟

活躍していた長男と長女に対して次男ェ・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 己を通す強さの果て

 今回はさくらVSアギレラの後編。前回のラストを見て、アギレラは果たして生き残れるのかなど様々な不安が押し寄せてきましたが、蓋を開けてみれば何とか穏便に済んだことにホッとさせられましたね。ギスギスしすぎずにスッキリとした決着を見せてくれたのも好印象です。

 何と言ってもさくらがアギレラをどこまでも「友」として見ていたのが印象的でした。直前まで遊園地で一緒に遊んで、いざ戦いに移っても最後まで彼女を救うことを諦めない姿勢がこれでもかと伝わってきました。前回は自分が何をしていいのかわからず迷っている姿が目立っていたさくらでしたか、それを乗り越えた結果「何が何でも自分のやりたいことを貫く」答えを示してみせたのもかなりスカッとします。良くも悪くも、この我を通すスタイルこそさくらなのだと、改めて納得させられましたね。

 アギレラに関してはさくらによって新しい居場所を貰う、という落としどころがこれまた良かったです。アギレラの意志には反しているものの、彼女が本当に求めていたであろうさくらの強さに押し通されたと思うと納得のいく話でもあります。何よりデッドマンズの傀儡以外の生き方を知らなかった彼女が、何でもない「普通の女の子」になれたことには少々泣けてきましたね。さくらに連れられる形でウィークエンドに加入した件は意外でしたが、アギレラ改め「夏木花(なつき・はな)」が死なずに済んで一安心です。

 

 あとはラブコフについても目に焼き付く場面が多かったです。冒頭さくらの精神世界に引き籠ったラブコフのキャラには特に驚かされましたね。ファンシーな部屋に反して聴いているのがヘビメタ、一人称が「アタイ」と意外性があるものの解釈一致のラブコフに萌えてしまいます。

 また上述のさくらの我を通す面を、ある意味で最も強く反映させているのが今回のラブコフとも取れるのが興味深いポイント。自分に正直にならないさくらに苛立ち最初は反抗するものの、最終的にはしっかりと協力してくれた辺りにさくらとラブコフの信頼関係が感じ取れます。女子たちの壮大なケンカの果てを綺麗に収めてくれたのは、案外ラブコフなのかもしれません。

 

 

  • 兄弟たちの戦い

 ここまで書いたようにさくらが自分とアギレラのために戦っていた最中、五十嵐兄弟の他2人もそれぞれの戦いを繰り広げていたのも見どころの1つでした。一輝に関してはやはり兄として妹の行く末を最後まで見守っていたのが好印象でしたね。さくらの戦いに決して手を出さず、彼女の選択にも口出ししない様子は実に見事な縁の下の力持ちっぷりでした。

 それだけでなく、途中乱入しようとしたベイルにも果敢に立ち向かっていったのもポイント。最初はベイルの力に拮抗するものの、最終的にはベイルを退けて妹たちの思い出作りを守り通したことには感心させられます。(個人的にはさくらとアギレラの仲に水を差さないよう、彼女たちにベイルの存在を知らせずに済ませたのがここすきポイントでしたね)影で兄弟たちを守る長男の役割を全うしてくれた一輝に、かなりの好感を抱きましたね。

 他にもバイスVSベイルの戦闘シーンがちょっとした素敵ポイント。久々に通常の派生ゲノムチェンジを披露したのも嬉しかったですが(イーグルのリミックスに懐かしさを覚えます)、ベイルが赤石長官から貰った同じゲノムの力で対抗してきた時には仰天しました。同じ力同士で戦い合うシチュエーションは中々に燃えます。最後のリバイスの力で圧倒した絵面も含め、見応え抜群だったと言えます。

 

 そんな中、散々だったのが大二の方。朱美さんを助け出すため赤石長官の部屋にあがりこむものの、謎の力を発揮した長官に為すすべなく倒されるシーンはかなり残念でした。特に「この化け物がぁ!」と長官に殴りかかろうとして逆に吹っ飛ばされるところとかが絶妙に情けなくて・・・・・・カゲロウと決着を付けて以降はいいところがない大二にいくらか救いがほしいと思ってしまいます。(一方で「俺は怒ってるんですよ!」と如何にも怒り慣れていない、可愛い一面が見られたのは良かったですね)

 また大二や朱美さんと対峙していた時の赤石長官が凄まじいインパクトを残してくれました。太古の昔にギフと契約し、人類の進化を監視する不死者という意外な正体が明かされましたが、それ以上に突如言い放った「風林火山」の衝撃度が強かったです。ここにきていきなりネタ要素全開になってきた長官に、悪役として期待が高まってきました。ここまで来たら上述の可哀想な大二に討ち取られる形で倒されてほしいとさえ思えてきましたね。

 

 

 そして次回はその長官との決戦がいよいよ始まる模様。五十嵐兄弟が結束して立ち向かうということで胸が躍りますが、長官とベイルが案外手強そうなので一筋縄ではいきそうにありませんね。

 また予告で見られたバイスの「一輝との関係が終わる・・・・・・?」発言も気になります。不安そうなバイスの声からして、何かしらの苦難が待っていそうに思えてきます。果たしてどうなってしまうのか、来週が楽しみです。

 

 

 ではまた、次の機会に。

2022年春アニメ&特撮簡易感想 その14

 

 

 

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 今年の夏に放送予定のアニメ『風都探偵』のさらなる情報が先日公開。テレビでの放送日が8月8日に決定し、あと3か月で見られるという事実に早速胸が高鳴ります。しかし今回はそれ以上に驚きの情報が待っていました。

 それこそ主題歌&OPの楽曲情報。まず主題歌「罪と罰のアングラ」の方は吉川晃司さん(作曲)と松岡充さん(作詞&ボーカル)という意外なコンビが担当するようです。前者がおやっさんこと鳴海壮吉/仮面ライダースカルを、後者が映画の大ボスである大道克己/仮面ライダーエターナルを演じていたことはファンの人たちにとっては周知の事実。『W』本編の重要キャラを務めた2人がアニメの場でも関わってくれるというのは非常に喜ばしい話です。

 もう1つのOP「Private Eye」を歌うのは「Big Gadgets ft.上木彩矢 w TAKUYA」というコンビ。こちらも言うまでもなく『W』の主題歌「W-B-X 〜W-Boiled Extreme〜」を歌った人たちですね。(彼女らに加えて作詞も藤林聖子さんと豪華!)かつての面々を取り揃えている様子から、現代のW-B-Xを作り出そうという気概が感じられます。

 この時点でアニメとして非常に楽しみになってくる風都探偵。「アニメでWを魅せる」ことに全力を出そうとしていることが伝わってくる内容にはもうワクワクする他ありませんね。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

SPY×FAMILY

第4話「名門校面接試験」

 エレガント・・・・・・エレガントってなんだ。ついにやってきたイーデン校の面接試験が描かれましたが、予想していたものを大きく超えるシーンの連続に笑いが止まりませんでした。露骨な学生の罠ならまだしも、動物の群れが押し寄せてくる絵面のインパクトといったらそれはもう凄まじかったです。それらの問題を華麗に解決していくフォージャー一家の活躍も妙にシュールだったのもポイント。

 そんな中での面接試験にて、ロイドが教師に手を上げそうになるシーンには衝撃を受けました。アーニャを泣かせたことに自分でも知らず知らずのうちに怒っていたことがわかります。冷静さを信条としていたスパイが情に絆されていく展開は割とベタなのですが、テンポの良さもあって思わず見入ってしまいましたね。

 あとは寮長の「ヘンリー」が印象的。上述の「エレガント」発言を繰り返えす妙な人物で、彼の発言の数々を見てしまいにはエレガントがゲシュタルト崩壊してしまいそうになりました。それでいてロイドの姿に感化されるなど熱い一面も持ち合わせており、登場時点からかなり好感が持てましたね。

 

 

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(2期)

第5話「開幕!ドリームランド↑↑(*'▽')」

 1期ではほとんど絡みが無かった侑としずくのやり取りにニヤけつつ、露骨に嫉妬する歩夢に苦笑してしまった回。ストーキングを止めるどころかノリノリで歩夢についてくるせつ菜も加わることで、中々に面白い光景が見られた気分です。最終的には4人で仲良く遊園地で楽しんでいたのでほっこりしましたね。

 そんな今回はしずくが抱えていた「夢」の物語がキモになっていました。歩夢たちをモデルに空想の世界に浸りつつ、彼女らの型に嵌らないスタイルに触発されていく様子が見ていて気持ちが良かったですね。嵐珠の侑への言葉に傷ついてしまうものの、夢を誰かに押し付けるのではなく仲間と共有することで世界を広げていくことを知り、吹っ切れていくしずくの姿は見ていて心が躍ります。

 他にも侑のイケメンぶりが久々に発揮されたのも特徴的。上述の嵐珠の厳しくも優しい指摘を真摯に受け止めるだけでなく、歩夢に感謝するラストシーンには感心してしまいました。相手の言葉に真正面からぶつかることで、彼女たちの心を広げていく侑の個性が本格的に発揮されてきたと感じましたね。

 

 

ウルトラマン クロニクルD

第14話「運命に導かれたウルトラマン

 今回はウルトラギャラクシーファイトのまとめ第5回。前回がベリアルの過去の出だしで終わったためそろそろかと思っていたベリアル&トレギアのエピソードがついに公開されました。どちらも信頼している友人へのコンプレックスや複雑な愛憎を抱き狂っていく様子が描かれており、わかっていても見ていて辛かったです。同時にケン&タロウの親子は親友を闇堕ちさせる才能でもあるのか?などと思ってしまったり。(タイガは友人がみんな強メンタルで良かったね・・・・・・肝心のタイガ本人が弱メンタルなんですが

 そこにつけこむタルタロスによって正史とは異なる道を進むことになったベリアルとトレギアの姿も目に焼き付いて離れません。彼らがどうなっていくのか、第3部の配信が俄然楽しみになってきましたね。

 そしてマルゥル家パートは何とリクが登場!ペガのために宇宙中を探し回ったという彼の健気さには、劇中のマルゥルたちのように感動してしまいます。この2人には早く仲直りしてほしいものです。

 

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

第75話「破邪の秘法」

 アバンが今まで姿を消していた理由が明らかになると同時に、彼が手にした新たな力がついにお披露目された回。ダイたちが頑張っていた約3か月の間、あの破邪の洞窟にずっと挑戦していたという事実はかなり衝撃的です。そうしてアバンが得た「破邪の秘法」がいわゆるブーストという点は、力でなく知恵と技術で戦う彼のやり方に合っている役割だと思います。世界一カッコいいアバカムの使用シーンは、まさにアバンの戦闘スタイルを象徴していると言えますね。

 ヒュンケルの方はアバンに反抗していると見せかけて殿を務める憎たらしい活躍を見せてくれました。モンスターの軍団相手に上機嫌で戦うシーンは師匠が生きていたことに彼が喜んでいるのが丸わかりでニヤニヤしてしまいます。

 そしてまさかの新ED(これで最後のEDになるのでしょうか)が公開されましたが、明らかにゴメちゃんを意識した歌詞に思わずほろりときてしまいました。この後のゴメちゃんの出番を思うと既に泣けてしまいそうです。

 

 

遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!

第5話「カワイテルンダヨ」

 待ちに待った遊飛のメイン回がついに来ました。彼がずっと追っている「自分のアースダマーを奪った宇宙人」がようやく登場しましたが、近所のクリーニング屋さんで働いていたという展開には唖然となりました。しかもカッパみたいな見た目のヌメヌメしている姿にギョッとしてしまいます。何よりこれほどの話を展開しておきながらアースダマーの詳細は何も明かされていないのが何とも言えない気分にさせてきます。

 一方デュエルパートは興味深かったですね。カッパ宇宙人「合羽井テル(かわい・テル)」の守備セット&罠戦力に翻弄されながらも、自分なりの機転で切り抜ける遊飛のプレイングには思わず見入りました。彼のエースであるジョインテックッレックスも、おもちゃのような見た目ながら勇ましいデザインが遊飛に合っていると思います。

 そしてラストに登場した謎の人物「ズウィージョウ」についても気になるところ。ユウディアスと知り合いである点以上に、コミカルな本作には似つかわしくない不穏さを漂わせている彼に目が離せません。

 

 

 風都探偵が楽しみで仕方のない一方、夏のアニメは他に何を見るかちょっと悩んでしまう今日この頃。まだ気が早いのかもしれませんが、現時点で魅力的なアニメの情報が飛び交っているのでどうしても気になってしまいます。自分の直感も大事にしつつ、なるべく作品の情報を吟味していきたいですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。