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デュエル・マスターズ!! 21話&22話 感想

流れゆく2つの想い

この黒さ、良くも悪くもデュエマらしい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以前から視聴しているデュエマアニメの感想もここに色々書いていきますが、判明した新カードについて自分なりの考察も一緒に書いていきたいと思います。

 

  • 水文明の現状と兄弟それぞれの思惑

以前から心なしかデュエルウォーリアに水文明出身者が多い気がしていたのですが、21話になって水文明が暮らしていくことが出来ないほど汚染されているとわかってようやく腑に落ちました。ある意味去年の自然文明より追い詰められている状況の上、水文明に残ろうとする者たちは汚染の原因である闇文明の奴らに従う他ないなど、あまりにも救いのない展開に開いた口が塞がりませんでした。

キャップとギャップの兄弟の対応策についても「水文明全体をデータに変えて生き残る」という某医療ライダーに出てくる神みたいなことを計画する兄ギャップに対し、キャップは「ジョーがきっと救ってくれる」としか言い返せなかったのが水文明の現状を表しているようにも思えます。

 

  • 忌み子の再来

カエルB ジャック 水文明(3)
クリーチャー:トリックス/ワンダフォー

パワー7000
▪このクリーチャーは攻撃できない。
▪自分が呪文を唱える時、自分のクリーチャーを好きな数タップしてもよい。こうしてタップしたクリーチャー1体につき、その呪文を唱えるコストを1少なくする。ただし、コストは0以下にならない。
▪各ターン、自分がはじめて呪文を唱えた時、カードを1枚引く。

革命ファイナルが生んできた数々のパワーカードの内、殿堂を飛ばして一発でプレ殿を果たした伝説のカード「ベイB ジャック」がまさかの転生を果たしました。オタマジャクシからカエルに成長してやがる……!

クリーチャーをタップすることでクリーチャー召喚するコストに変えるベイBに対し、こちらは呪文を対象にしている分「クリーチャータップして出したクリーチャーをタップしてまたクリーチャーを出す」という意味不明なムーブは出来なくなっているものの、強力なことには変わりはなく、さらに超次元呪文やGR召喚する呪文を唱えてクリーチャーを増やせば似たようなムーブが出来るのでベイBに負けないパワーカードだと思います。

パワーも7000と高く、「攻撃できないようにしたからパワー高くしてもいいだろ」という開発側の考えが透けて見える気がします……というかこういう汎用性の高いカードをSRにして出すのはいい加減やめたほうg(ry

 

  • 全てをデータに変える電子の龍

Code:1059(コード:ヘブン) 水文明(5)
オレガ・オーラ:ドラゴン・コード/トリックス/デリートロン

パワー+4000
▪️これを付けたクリーチャーに「パワード・ブレイカー」を与える。
▪DL-Sys:これを付けたクリーチャーの攻撃の終わりに、相手の墓地にある呪文を1枚コストを支払わずに唱えてもよい。そうしたら、その呪文を相手の山札の一番下に置く。その後、このオーラを自分の他のGRクリーチャー1体に付けてもよい。
▪自分のターンの終わりに、GR召喚する。
▪オレガ・オーラ

とうとう登場したギャップの新しいマスターカード。何気にクリーチャー以外でドラゴンを種族に持つ初めてのカードなので、今までのドラゴンサポートを受けられるかどうかが気になります。

効果としてはマスター能力である「DL-Sys(ディーループシステム)」で相手の呪文を唱えて利用するのですが、相手のカード依存のためかこの手の呪文を唱える効果にある文明やコストなどの制限が一切ないので呪文主体のデッキには天敵とも言うべきものになってます。攻撃の後に他のGRクリーチャーに付け替えられるので連続攻撃も可能になうえ、ターン終了後にGR召喚して打点を増やせるので完全にそれぞれの効果が噛み合っていて、マスターカードに相応しい唯一無二の性能と言えます。

難点としてはやはり呪文を唱える効果が相手依存なところでしょうか。ツインパクトカードの登場で多くのデッキの全体的な呪文比率は上がっているようにも思えますが、それでも安定していないのでこのカードがどれだけ活躍できるかはよくわからないです。ただこのカードが環境で猛威を振る事があれば、もしかしたらフルクリーチャーのデッキが流行るのではないかと淡い期待を寄せています。

 

  • 兄弟のデュエル

上記のパワーカードを使ったキャップとギャップの真のデュエルですが、前半戦である21話がキャップを守るために自分の意志で攻撃したアアルカイトによって、ギャップが一度死ぬという衝撃の展開でしたが、唐突すぎたうえに続く22話では復活したギャップによって仕切り直しになったので、若干雑に感じられました。

しかしその後の2戦目では、兄弟の激しい応酬が繰り広げられ、「呪文の効果でフリーズされたCode:1059を手札に戻し、別のGRクリーチャーに付け替えることで攻撃できるようにする」というギャップの高度な戦法も見られて大満足でした。

トドメをさす際の演出も、兄を想うあまり躊躇してしまったキャップと容赦なく弟を手にかけようとするギャップとの対比が互いのすれ違いを表していてとても印象に残りましたね。

 

夏休みのカオス回連発から明けてのシリアスかつ暗い雰囲気が漂っていたこの前後編は、白凰やバサラといった主人公の周りの人物を曇らせてきた往年の松本大先生らしさが詰まっていたと思います。

キャップたち以外にも、ゲジスキーにジョーカーズの怒りの鉄拳を喰らわせて水文明の原住民を助けたり、一切の迷いなくキャップを助けることを宣言してそれを実行するジョーはまさに主人公!というべき活躍で見ていて気持ちよかったです。

そして次回はゼーロが自分に語りかけてきた謎の声と対戦する模様。やたら可愛い謎の声の正体とは……!?(調べてみたらWIXOSSでタマをやっていた久野美咲さんでした。つまりラスボスは天門使いのるう子……!?

 

ではまた、次の機会に。