新・メタレドの楽しんだもん勝ち!

様々な作品について語ったり語らなかったりするサイト

デュエル・マスターズ!! 第25話「目的不明!闇執事ギニョールの過ジョーなるデュエマ!」感想

蒼き竜巻で闇を討て

デッキ名の「闇の禁じ手!」ってそういう意味……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回ラストでデッキーを人質に取られ、闇執事ギニョールとのデュエマをすることになったジョー。さらっと時間制限があることを告げられてさっさと終わらせようとするジョーですが、こういった条件を提示してくる相手は決まって勝つことが目的ではなく、遅延行為などをして試合を長引かせるのが目的だったりするのでまともに勝負してくれるかは疑問ですね。警戒しておくに越したことはないでしょう。

 

古の禁じられた力(殿堂レギュレーション的な意味で)

そんなことを考えながらギニョールのプレイに注目していたら、「リキッド・スコープ」や「ロスト・チャージャー」といったやたら懐かしいカードを使ってジョーの手札やデッキをのぞき見してきました…………

 

ロスト・チャージャー!?!?!?

 

 現実世界においてプレミアム殿堂に指定されているカードをアニメで使用してくるとは完全に予想外でした(というか予想出来た人がいるのかすら怪しい)。アニメでは「強力なあまり、古より禁じられたカード」「使うと代償を支払うことになる」と説明されており、実際にこれを使ってからギニョールは妙に衰弱していたことから、あの世界においてプレ殿カードは「使うと命に関わる危険なカード」という立ち位置のようです。

この設定自体は殿堂レギュレーションがアニメでも守られている理由を上手いこと説明出来ているなぁ、と感心しました。しかし一方で、アニメを見た子供たちが普通の大会でこのカードを間違って使ってしまわないか心配でもあります。(そもそも子供たちがこれを持っているか疑問ですが)もしそういった間違いをしてしまった子供がいたら、優しく冷静に説明して正しいレギュレーションを教えてあげたいところですね。

 

吹き荒れる蒼き竜巻

ジョリー・ザ・ジョルネード 水文明(ジョーカーズ)(7)
クリーチャー:ジョーカーズ/ワンダフォース 

パワー10000
▪️マスターJトルネード:相手のターンの終わりに、このクリーチャーが自分の手札にあり、このターン中に自分の他の「マスターJトルネード」能力をまだ使っていなければ、自分のジョーカーズ・クリーチャーをコストの合計が10以上になるように好きな数選び、手札に戻してもよい。そうしたら、このクリーチャーをバトルゾーンに出す。
▪️W・ブレイカ
▪️このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、GR召喚を3回する。
▪️自分のジョーカーズはブロックされない。

ついに登場した水のマスタージョーカーズ。

特筆すべき内容はマスター能力の「マスターJ(ジョーカーズ)トルネード」。コスト10以上になるように自分のジョーカーズをバウンスすればただで出せる踏み倒し効果です。カウンター気味に"相手ターン"に出せるというのがこの効果のキモで、登場時のGR召喚も相手ターン中に行うので自分のターンが回ってきた時に「既に召喚酔いの消えたクリーチャーが4体並んだ状態」を作り出せるのは驚異の一言です。(「バレット・ザ・シルバー」といい相手ターンに踏み倒す効果を持ってるのはジョーの"師匠"の影響なんでしょうか)劇中でジョーが「バイナラドア」を手札に戻してジョラゴンの弾にしたように使い終わった高コストジョーカーズを戻して2種の「ジョラゴン」で再利用出来るのでジョラゴンとの相性は抜群と言えます。

もう一つの特徴は自軍のジョーカーズにアンブロッカブルを付与する効果。デュエマ初期の頃から水文明の特徴として存在するこの効果はジョルネードの場合前述のマスターJトルネードと完全に噛み合っており、自分と効果で召喚した味方で一気に勝負を決めにかかれる点が魅力です。ジョーカーズの初代切り札であるジョニーも状況さえ整えば出すだけで勝ちに持っていけましたが、兄のジョルネードもこれ1枚出すだけで戦局を大きく変えられるだけのパワーを秘めています。ジョーカーズのマスターカードに相応しい豪快なカードと言えますね。

 

 

今回はギニョールが使ったロスチャに色々と話題を持っていかれがちになりましたが、水ジョーカーズの美麗なCGに最高にカッコいいジョルネードの初陣とそれ以外にも見どころが満載でしたね。竜巻の中からジョラゴンが登場するなど演出がいつにも増して派手で非常に気合が入っていたと思います。(あと本人の知らないところで泳げないという萌えポイントをバラされたジョニーが個人的に印象的でした)

やはりギニョールは今回のデュエマで分析したジョーのデッキのデータをゼーロに届けることが目的だったようです。それにしても今のジョーですらゼーロには勝てないと断言するあたり、ゼーロの実力が今どれほどのものになっているかが気になります。今年度のデュエマもいよいよ折り返し地点。果たしてジョーと仲間たちVS闇文明陣営の戦いがどうなるか期待に胸が膨らむばかりです。

 

そして次回は久しぶりに伊集院研究所のハカセたちに加え、ウサギ団が出てくる模様。特にウサギ団が主軸の日常回は安定して面白いので、久々の登場が楽しみです。

 

 

ではまた、次の機会に。