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仮面ライダーゼロワン 第5話「カレの情熱まんが道」感想

その熱がヒトを動かす

 本編とは関係ないけど世界体操とのコラボCMが唐突すぎて吹いた

仮面ライダーゼロワン DXアタッシュショットガン

仮面ライダーゼロワン DXアタッシュショットガン

 

 

 

 

 

 

 

 今回はヒューマギアがどのように売られていくのかの過程を描きつつ、漫画家のアシスタントとしてのヒューマギアが使われていく様子が描かれました。

 この回で個人的に感じたことは「人間の仕事をAIがドンドンこなしていくことへの恐怖」ですね。AIはあくまで簡単な作業が出来るのみで仕事のちょっとした手助け程度の役割しか与えられていなかったのがゼロワンの世界では人間と同じような姿で同じように精密な作業が出来るヒューマギアの登場にまで発展しています。その進化自体はいいものの、逆に人間だからこそ出来る仕事が少なくなり、劇中に登場した漫画家の「石墨(いしずみ)」のように作画を全てヒューマギアに任せるような事態を引き起こしています。(最もこの人の場合はストーリーまで人任せなのが問題なのですが……)或人が「人間に情熱がなくなったらAIの勤勉さに負ける」と言っていたように、人間側がAIに負けないようにしなければいけない時代になっているのでしょう。

 ただ或人がヒューマギアの可能性を信じている一方で人間がAIに頼り切ってしまう負の部分についてどう思っているのかがかなり気になります。大半の人間は便利なものが出来ればそれに飛びつくもので、その結果人間たちの仕事がなくなっていって必ず誰かが割を食うことになりかねない状況を作り出している辺り、或人の考えは未だに理想論に過ぎないのかもしれません。この先のエピソードでもし「AIに仕事を奪われた人間」が出てきた時、或人はどうするのか気になります。(まぁ朝の番組にそこまで深刻な話はやらないと思いますが……たぶん)

 

 

  • 燃え盛る大虎

 

ファイヤー!

オーソライズ

プログライズ!

Gigant flair!

フレイミングタイガー!!

 

Explosive power of 100 bombs.

 

  海のシャーク、空のファルコンに続くゼロワンの新フォームはやはり陸の動物。しかも炎を操る戦闘スタイルは赤色のボディと相まってカッコいいですね。赤と火は主人公カラーのイメージが強いので個人的にゼロワンのフォームで一番のお気に入りになりそうです。

 今回の戦闘シーンで特筆すべきは漫画風の演出。突然漫画のような輪郭の線が入ったり擬音が挿入されたりしましたが、この番組自体1話から必殺技名を画面にデカデカと載せる演出をやってきたので違和感は余りありませんでした。他にも新たな装備を手に入れたものの上手く使いこなせないバルカンがパンチングコングなら力負けしないということでまたもやコングのデカい腕で銃を使うという面白い構図が見れたのがツボにはまりました。

 

 

  • 迅と滅の秘密?

 

迅「滅も飛電の奴もプログライズキー持ってるのに俺にはないよー!俺も欲しいよー!」

滅「ウチはウチ!ヨソはヨソ!そんなこと言っている暇があったらおつかいに行ってきなさい!」

 

 今回の滅亡迅雷.netの2人のやりとりを見た結果こんなイメージが湧きあがってきて仕方ありませんでした。初登場時から何かと無邪気な姿を見せてきた迅ですが、今回は自分のキーが欲しくてたまらない様子がひと際子供っぽく見えましたね。

 しかしそんなやりとりとは裏腹に滅が迅を「息子」と呼んだ瞬間には衝撃を受けました。この発言からして迅の正体は鉄腕アトムよろしく、滅の亡くなった子供に姿を似せたヒューマギアということでしょうか?これまでずっとフードを被っているのもヒューマギア特有の耳のパーツを隠すためなのではないかと想像が捗ります。

 

 

 とか思っていたら次回はなんと亡くなった娘に似せた違法ヒューマギアを作った男が登場(正確には今回出てきましたが)する模様。今回のエピソードで見せたAIの発展から生まれる闇についてを引き続きどう描いていくのか目が離せないです。バルキリーの新フォームや本格参戦する新ライダーなど他にも気になるポイントが盛りだくさんです。

 

 

 ではまた、次の機会に。