再び立ち上がるための物語
MMOものだと思っていたら異世界ものだった件
HGBD:R ガンダムビルドダイバーズRe:RISE アースリィガンダム 1/144スケール 色分け済みプラモデル
- 出版社/メーカー: BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
- 発売日: 2019/10/12
- メディア: 付属品
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『ガンダムビルドダイバーズ』の続編がついに来た!ということでYouTubeで配信されている1話と2話をまとめて見ましたが、前作の2年後という設定ながら、雰囲気を大きく変えてきたことに衝撃を受けました。前作があくまで「ガンプラバトルを楽しむ少年たちの物語」として明るめだったのに対し、今作は「何らかの理由で踏み出せない者たちの物語」といった印象で終始暗い雰囲気が漂っていました。(ターゲットの年齢層も中高生くらいに上がった感じです)登場人物全員が何かしらの問題を抱えているようで、それを今後どう解決していくかが物語の主軸になってきそうです。
偶然発見したミッションを受けることにした主人公たちを待っていたのはこれまでのGBNとは明らかに異なる様子のステージとNPDたち。仲間たちは今のところイベントストーリーだと認識していますが、傍から見ているとどうもこれはガチの異世界ではないか?という疑問に駆られます。ただのゲームだと思っていたら本当の戦いに巻き込まれてしまった、なんて展開になりそうでワクワクします不安になってしまいます。
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仄暗い主人公と灰色のガンプラ
今作の主人公の「ヒロト(クガ・ヒロト)」はどこか内向的な性格でひたすらソロプレイをしながらある少女を探している模様。基本的に誰とも関わりを持とうとしないためドライに見えるものの、助けを求める相手はダイバーだろうとNPDだろうと関係なく手を差し伸べるぶっきらぼうな優しさを感じるキャラクターです。ガンプラバトルに興味ないように振る舞っていますが、持っているガンプラのギミックからしてガンプラが好きなのがちゃんと伝わってきていいですね。今の性格になったのは彼の探している「イヴ」という少女に関係があるようで、ビルドダイバーズがサラを救うために奮闘していた最中この2人に何があったのか気になるところです。
そして彼の搭乗するガンプラ「コアガンダム」は素の形態だと手足が短く、シルエットのバランスが悪い変な機体に見えますが、プラネッツシステムという独自の機能で分離したアーマーとドッキングして用途別の機体に切り替えるという素敵ギミックを搭載しており、1話では基本形態である「アースリィガンダム」にドッキングして大活躍しました。この手足を組み替える感じがまさにガンプラならではのアイデアで、『AGE』におけるゲイジングシステムのような換装ギミックが大好きな身としては一目で気に入ってしまいました。今後出てくる残りの2形態の登場も楽しみです。
さて続編ものとして気になることといえば「前作の登場人物たちはどうなったか」どうかですが、2話で早速マギーさんが出て来たので他のメンバーも意外と普通に過ごしているかもしれません。リクと仲間たちの成長した姿を見てみたいとも思いますが、今作はあくまでヒロトたちの物語なので個人的にはそこをおざなりにせず程々に再登場という塩梅でやっていってほしいです。
ではまた、次の機会に。