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ガンダムビルドダイバーズRe:RISE 第4話「傷ついた翼」感想

あの空に手を伸ばす

冒頭のキャプテンにすべて持っていかれた感

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 迷惑な奴を倒すためならアクシズも落とす男

 アバンタイトルから唐突に登場した謎の人物「キャプテン・ジオン」。アメコミチックな衣装を身にまとい悪質なプレイヤーにお仕置きするというビルドシリーズ特有のネタ要素満載の人物です。迷惑行為を許さないといいますがそのためにわざわざアクシズ落としをするのが面白すぎるし、しかもその様子を撮った動画を投稿してチャンネル数を稼いでいるところを含めて「目立ちたがりやな自治厨」というイメージが個人的に付きまとっています。しかしカザミのようなファンが出来ている辺り、なんだかんだで人気なのかもしれませんね。

 機体の「ν-ジオンガンダム」は連邦要素とジオン要素を合体させており、こちらもネタ機体というべき仕様になっています。ジオンマークがデカデカと刻まれた巨大ブレードといいダサカッコよさを極限まで引き出していて、これを狙ってやっているとしたらある意味秀逸なデザインではないでしょうか。

 

 

  • 悩める少年

 一方次のストーリーミッションで作戦が始まるまでの間に別のミッションでコンビネーションを確かめることになったビルドダイバーズ(仮)。ビルドシリーズには毎回登場している気がするバウンド・ドック相手に単騎で突撃して返り討ちにあうカザミはいつも通りとして、パルは以前から見られていた弱気な部分が一気に露呈してきました。足を引っ張ってしまったことを気にしてヒロトに謝り続けるシーンは見ていて痛々しく思えてきました。(ちょっと困っている様子のヒロトも大変そう)しかし彼のガンプラヴァルキランダー」の完成度の高さやヒロトガンプラについて目を輝かせながら話す様子など、ガンプラへの愛は十分にあることがわかります。深刻そうな回想から何かしらの事件に遭ってそれで自信を失くしたのではないか、という過去があるのかもしれません。

 そんな彼に対するヒロトの反応も興味深かったですね。どこかドライな他メンバーと違いパルのことを何かと気にかけたり、彼が語るGBNの空の美しさについて思うところがある様子など、パルに対して何かしらの共感を覚えていることが伺えます。どちらも"過去に何かを失った"という共通点があるのかもしれません。そして「生みの苦しみ」と戦う父とそれを支える母の姿を見て何かを思う様子も印象的でした。何かに苦しむパルを彼がどう支えるのか見ものです。

 

 

 今回は物語としてはあまり進んでいませんが、パルの抱える問題についてヒロトが、そして彼自身がどう感じたかをじっくり描いたものだったのでそんなに気になりませんでしたね。次回はパルがどのようにして過去を乗り越えるかがカギになってきそうです。そしてSDガンダムであるヴァルキランダーのビックリドッキリシステムがついに見られるのかと思うとワクワクしてしまいます。

 

 

 ではまた、次の機会に。