その可能性を信じぬく
とりあえず副社長はヒューマギアを止める前に病院に連絡してください
仮面ライダーゼロワン RKF 仮面ライダー滅 スティングスコーピオン
- 出版社/メーカー: バンダイ(BANDAI)
- 発売日: 2019/11/02
- メディア: おもちゃ&ホビー
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- 信じぬく者たち
前回ヒューマギアだということが判明した滅ら滅亡迅雷.netの真実に対し、或人がどのような考えを出すのか気になりましたが、今回はどんなことがあってもヒューマギアを信じぬこうとする彼の信念が見られました。滅亡迅雷という悪意を前にしても、ヒューマギア全てに悪意が宿るとは限らないし、いいヒューマギアだってたくさんいると信じたい、とまだまだ未熟な理想論に過ぎませんが、「信じたい」という気持ちを貫いて戦い続ける或人には主人公らしい熱さが感じられました。未だにハッキリとした答えを出せない人間とAIの問題に対して、善い方向性を「信じる」と答えた彼の前向きな姿勢は見ている人々をも前向きにしてくれる明るさがでちょっと安心しますね。
同時に、或人を支えるイズもヒューマギアに善意が宿るかどうかについて「或人を信じたい」と答えたことには驚きました。これまで客観的な意見のみを言ってきたイズが初めて自分の意見を口にした瞬間であり、彼女の成長を垣間見れたかのように思います。彼女自身の人工知能に成長が訪れている可能性を感じさせてくれます。
- 超重機神、起動
プレス!
プログライズ!
Giant warking!
ブレイキングマンモス!!
Larger than life to crush like a machine.
平成ライダーでは『電王』以降ちょくちょく投入されている巨大戦力が、令和の時代でもついに登場しました。以前からやたら巨大に感じていた衛星ゼアの一部がまさかの変形を果たした結果出来上がった巨大アーマーです。
フルCGを駆使して繰り広げられる滅亡迅雷の操るギーガーとの巨大戦はなかなかの迫力で、さらに必殺技も巨大化させたプログライズキーを蹴って相手を押しつぶすという割と珍しいキック技だったのが斬新で終始見入ってしまいました。この手の巨大戦力はフルCGという都合上、予算の関係か物語の後半に入ると出番がなくなってしまうことがありこのブレイキングマンモスの出番もなくなってしまう可能性が高いのですが、それでも出番があるうちは活躍している姿を応援していきたいですね。
- それぞれの進展
或人たちがヒューマギアたちを信じると言うスタンスを崩さなかった一方、A.I.M.S.のメンバーのメンバーにもまた新たな一面が垣間見れました。前回滅の必殺技を喰らい瀕死の重傷を負ってしまった不破は病院で外科医型のヒューマギア「Dr.オミゴト」の手術を受けて一命を取りとめた事実をキッチリ受け止める姿勢を見せたのは意外でした。てっきりヒューマギアに助けられたことを認められずに自殺図るんじゃないかとドキドキしてました。それでいてヒューマギアそのものをまだ許してはいないと釘を刺しますが、彼が或人に本格的にデレるのも時間の問題かもしれません。
一方唯阿は道具を上手く使おうとして逆に利用されたという失敗を受け入れ、或人の語るヒューマギアの可能性に理解を見せてくれました。が、7話で暗殺ちゃんを街に放った映像を撮っていたことがイズにバレてしまい、問い詰める彼女の前で「私じゃない」とだけ言って立ち去るというあまりにも気まずい結果に終わってしまいました。あの時の行動はZAIAの上司からの命令によるものなのかハッキリしていませんが、ヒューマギアを利用していたことを知られてしまった以上、今後の唯阿と或人たちの関係に大きな溝を作ることになりそうです。
各勢力の状況がハッキリしてきてようやく物語が大きく動き出しそうだと感じましたが、次回はなんとあの大和田伸也が出演するようです。しかも本人役で。この時点で完全なネタ回であることがわかりますが、俳優ヒューマギアというこれまた本職の人たちの仕事を奪ってしまいそうな存在に対してどのような反応を示すのか結構気になりますね。
ではまた、次の機会に。