ガンダムビルドダイバーズRe:RISE 第6話「崖っぷちのヒーロー」感想

求める栄光と立ちふさがる現実

”報・連・相”はどの世界でも大事だということがよくわかる

HGBD:R ガンダムビルドダイバーズRe:RISE コアガンダム(G3カラー)&ヴィートルーユニット 1/144スケール 色分け済みプラモデル

• バラバラのチーム

 前回の予告から予想した通り、今回のビルドダイバーズRe:RISEはカザミにスポットが当たりました。ストーリーミッションにおいて自分1人だけ敵を撃墜できないままの状況に焦るカザミがチーム戦で独断行動したせいで敗北し、チームに亀裂が入り始める不穏な幕引きでしたが、敵の作戦をわかっていて敢えて言わなかったヒロトにも非があったのが問題ですね。今回対戦してくれた相手チーム（女の子が乗っていたバクゥ（ラゴゥ？）の改造機がすごく好み）のリーダー「ゴジョウ」が言っていたように、自分1人でどうにかしようとしてきたヒロトの考えが裏目に出たことで、カザミの暴走を許してしまった結果に繋がったことを考えるとカザミ1人だけを責めることは出来ないかもしれません。というか今回いい動画が撮れなくて自分のチャンネル登録数を上げることが出来ないことに悩むカザミを見ていると如何にしてこのブログをもっと読んでもらうかを常に考えている身としてはとても理解出来ると言うか、他人とは思えないというか･･････

 閑話休題。しかし以前から大言壮語に加えて自分勝手な行動ばかりとっていたカザミにも問題はありますし、それ以上にヒロトやメイも作戦における自分の役割のみに徹していて仲間たちへのフォローというものがこれまでほとんど出来ておらず、チームプレイというものが全く出来ていないのは由々しき事態だと思います。元々ソロプレイが基本だったメンバーばかりが集まってしまったがゆえに、今回の対人戦で各々好き勝手に行動していたしわ寄せが一気に来た感じはしますね。

• レジスタンスを裏切った者

 今回は本筋とは別に、レジスタンスの基地であったリーダーの口からかつての「裏切り者」の存在が判明しました。以前レジスタンスに協力していたものの、突然裏切ったという謎のガンプラ乗り。言うまでもなく前回のCパートで登場した仮面の男なのでしょうが、この男がなぜレジスタンスを裏切ったのかは全くわからないというのがかなり不気味です。何かこのミッションの重大な秘密に気づいてしまったのか、それともNPDを守る必要はないと判断したのか、そもそもこの男はプレイヤーなのか、様々な推測が出来ますが現時点ではどれが確実かは判断が出来ません。

 もう1つ気になったのがレジスタンスの基地を作った創造主の存在。フレディの発言から考えるに「創造主=ビルドダイバーズ」であるということがわかりますが、この世界にかなりの設備を整えておきながら彼らはどこに消えたのでしょうか。この世界の住人たちを襲う「一つ目」といい謎が非常に多いですが、このミッションそのものにビルドダイバーズが深く関わっていることは間違いなさそうです。仮面の男ともども謎について推測しながらそれが明かされる日を待っていたいと思います。

 前々回と前回がパルを中心としたように、今回はカザミ編前半ということで、彼の問題解決は次回に持ち越されるようです。ヒロトは幼馴染のヒナタの言葉から何か答えを得たようなのでまず大丈夫かとは思うのですが、カザミの方は結局最後まで自分の間違いに向き合えず終わってしまったので次回それをどうやって解決していくのか非常に気になります。そして注目したいのがカザミの成長の鍵を握るのが現時点ではネタキャラのイメージしかない（※個人の感想です）キャプテン・ジオンだということ。しかしボロ負けした動画も上げるなど真面目な部分が今回垣間見れたのでもしかしてこの男のカッコいいところを見られるのか！？とちょっと期待してしまいます。

 ではまた、次の機会に。