僕らは無敵のブラザー王
僕の中の『T』がゲシュタルト崩壊してしまいそうだ
- 最強ブラザー王への試練
結構長いことシリアスな本筋が進んだためか今回のデュエマは完全なギャグ回にして、2年ぶりとなる芸人とのコラボ回。トレンディエンジェル、サンシャイン池崎に続く今回はなんと「TT兄弟」こと「チョコレートプラネット」というこれまた今流行りの人物を引っ提げてきました。
冒頭のキラとボルツの微笑ましいやり取りを挟みつつ(照れ隠しでボルツを斬ろうとするキラが可愛い・・・・・・)、でこちゃんのお爺ちゃんがかつて勝三お爺ちゃんと共に挑んだという謎のTTタワーに挑戦し、ブラザー王を目指すことになったジョーとキャップ。そのタワーがある荒地は日本なのだろうかとか、そもそもブラザー王ってなんだよといった疑問は尽きませんが、出てくる兄弟たち(NOZOKINとかチューやんのドローバンクに登場した宇宙飛行士とか懐かしいメンツが何人かいてちょっと楽しい)を薙ぎ払っていき、あっという間にサクサク進んでTT兄弟とのデュエマに入るので見ていて飽きません。相変わらずギャグのテンポの速さが素晴らしいアニメだと実感します。
- 詳しいルールが気になるタッグチームデュエマ
そして今回特に注目したいのがTT兄弟を相手にして始まった「タッグチームデュエマ」の描写ですね。多人数でのデュエマは以前『VS』で行われた「3対3のチームデュエマ」がありますが、今回の2対2のタッグチームによるデュエマのルールはナレーターの助の解説によると、
- シールドは1人につきそれぞれ5枚、チームで合計10枚とする。
- タッグの2人で同時にターンを進行する。
- 相手チームのシールド10枚を全てブレイクしてからダイレクトアタックすれば自分のチームの勝利。
- デュエマ中、より多くの『T』を探す。 ←!?
とのこと。最後のルールは無視するとして、チームでシールドを共有しあい、それを全て破壊しなければダイレクトアタック出来ないというこのルールは以前コロコロコミックに掲載された『ケシカスくん』とのコラボ漫画『デュケシ・カスターズ』にて行われたチームデュエマのルールと酷似しています。
ケシカスくん いろんな遊びがジョーデッキ!編 (てんとう虫コロコロコミックス)
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↑ケシカスくんとデュエマのコラボ漫画はこちらの単行本に収録されています。みんなも単行本を買ってチームデュエマしよう!(ダイマ)
その際、漫画で行われたチームデュエマでは他にも、
- チーム内で手札を見せ合って相談してもよい。
- シールドを複数ブレイクする場合、相手2人のシールドを合わせた中から自由に選んでもよい。(明確な説明はなかったものの劇中の描写からして可能である)
- 味方のクリーチャーへの攻撃を自分のブロッカーでブロックしてもよい。(描写からしてメタリカの”攻撃曲げ”でも同様のことが可能と思われる)
- 「相手」と書かれているカードの効果の対象はどちらか片方のみ受ける。(例:≪ロストソウル≫を唱えた場合、相手チームの中から1人を選んで手札を全て捨てさせなければならない)
- 逆に「各プレイヤー」と書かれている効果は格プレイヤーがそれぞれ受ける。(例:≪神々の逆流≫を唱えた場合、全プレイヤーがそれぞれ自分のマナゾーンのカードを手札に戻す)
- 相手チームの中から1人のみを集中攻撃してもよい。
といった感じにかなり細かくルールが設定されています。しかし、こちらはチーム全体でターンを進行するのではなく、チームAの片方→チームBの片方→チームAのもう片方→チームBのもう片方→最初に戻るといったふうに4人それぞれでターンを回すルールだったのでアニメのルールと全く同じというわけではありません。(そもそも漫画のルールはケシカスくんの作者が自分の子どもたちとチームでデュエマする中で決めていったローカルルールらしいですし)各プレイヤーがそれぞれ自分のターンを進められる漫画のルールの方が個人的には好みですね。
また他にもアニメのルールはシールド以外にもマナと墓地もチームで共有するのかどうか、といった疑問がついて回るなど、やってみる上で気になる点が非常に多いです。この手のチームデュエマ全体で言えることなんですが、公式が多人数戦のルールをハッキリと定めてないからこそ作品ごとに違うルールが発生してしまっているのが現状です。(昔は公式サイトに多人数戦のルールを記載したページがあったらしいんですが今は消滅しているようです・・・・・・)デュエル・マスターズは本来1対1で遊ぶカードゲームであり、3人以上でプレイすることを想定していないとはいえ、最低限のルールは公式から何かしらの形で提示してほしいと思っています。
とはいえ、各々が独自に考えたルールで遊ぶこと自体は決して否定しませんし、他の人が考えたルールを体験するのはとても楽しいです。ただ公式ルール以外で遊ぶ以上、対戦相手と細かいことまでちゃんと話し合ってから楽しくプレイしたいですね。
- pig持ち大歓喜の龍装者
帝神龍装 ティーゾリス 闇文明 (6)
クリーチャー:ドラゴンギルド/マフィ・ギャング
パワー7000
▪️このクリーチャーの召喚コストを2少なくしてもよい。そうしたら、このターン、このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のクリーチャーを1体破壊する。
▪️W・ブレイカー
▪️自分のクリーチャーが破壊された時またはバトルゾーンを離れた時にトリガーする自分のクリーチャーの能力はすべて、1度のかわりに2度トリガーする。
久しぶりにアニメで先に公開された新カード。今回は久しぶりな気がする闇のドラゴンギルドです。(元ネタは≪黒神龍 イゾリストヴァル≫でしょうか)
自身の召喚コストを下げる代わりに自分のクリーチャーを破壊するスーサイド効果を持っていますが、それ以上に目を引くのが自分のクリーチャーが場を離れた時に発動する効果、いわゆるpigを2回発動できる効果です。登場時の効果、いわゆるcipを2倍にするカードは≪Dの機関 オール・フォー・ワン≫などがありましたが、pigに反応するカードは恐らくこれが初です。
何気にこのカード自体味方を破壊できる効果を持っているのでこれ1枚でスーサイド戦法が得意な闇文明や火文明はもちろん、あらゆる文明に存在するpig持ちのカードと様々な組み合わせが出来ます。(個人的には≪時空の守護者 ジル・ワーカ≫を破壊して相手クリーチャーを一気に4体までタップする戦法や、≪爆龍兵 ドラグストライク≫を破壊して最初に出したドラゴンとティーゾリス自身で≪超聖竜 シデン・ギャラクシー≫や≪暗黒皇 グレイテスト・シーザー≫などに進化させたりするなどといった組み合わせをやってみたら楽しそうだと考えています)使い方によってはループのパーツにもなりうる可能性をも秘めており、今後多くのDMPの心をくすぐるコンボカードになりそうです。
とにかくティーティーティーティーうるさい本編でしたが、チョコプラの2人のアフレコが思っていた以上に上手かったので違和感なくすんなり見続けられました。アフレコが出来る芸人がいるとそれだけでアニメの雰囲気を崩さず物語に集中できるのでありがたいですね。
そして次回はジョラゴンの肉を食べたことでついに目覚めた零龍とゼーロを倒すため、キラの戦いが始まるようです。(コロコロ本誌で漫画を読んでいる人にとってはこの先どうなるか予想できているかと思いますが、このブログではあえてアニメでまだやっていない展開について極力ネタバレしないように心がけているのでご了承ください)その他これまでハッキリと語られてこなかったゼーロの過去がついに明かされるなど、再び不穏な空気が漂い始めてきています。とりあえずはキラの武運を祈るばかりです。
ではまた、次の機会に。