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デュエル・マスターズ!! 第33話「闇の胎動!ゼーロン、誕ジョーを阻止せよ!」感想

激突する

ラーメン屋の親父がカッコよすぎて惚れた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • ゼーロの過去キラの覚悟

 零龍の誕生が迫る中、それを心待ちにしているゼーロと逆にそれを喰い止めようとするキラという両者の激突が描かれた今回のデュエマ。さらっとゼーロの過去が明かされましたがこれがまた序盤からエグイ内容でした。幼少期のゼーロがどこから生まれたのかもわからないまま触れた相手を風穴消してしまう能力で色々なクリーチャーを次々と消していく場面は幼さゆえの無邪気かつ残酷な好奇心が前面に押し出されていて見ていて本当にゾッとしました。(特に親切なおじいさんとおばあさんがゼーロに触れた瞬間フッと消えるシーンは完全にホラーです・・・・・・)その後ギニョールともう1人、「プラネッタ」という配下との邂逅を果たしていますが、ここからどのような形で一昨年のような精神が幼い状態になったのか、またこの過去をどうして忘れてしまっていたのか気になるところです。

 一方先代の光のデュエルマスターとしてゼーロに戦いを挑み、散っていったというキラの父親の話に加え、その時父が使っていたのがメシアカリバーであること(以前喋ったメシアカリバーは実は亡き父の残留思念とかいう事実があっても驚かんぞ・・・・・・)を知ったキラがまた1人で戦おうと決意する姿を見た時には「またこいつは1人で抱え込んじゃっているよ・・・・・・」と思ってしまいました。キラはあくまでジョーには危険な目に遭ってほしくないと思っているのは伝わってきますが、28話で「一緒に戦おう」と手を差し伸べたジョーの気持ちと完全にすれ違っているのが悲しいです。帰ってくることを願う母の思いに反して二度と帰ってこれないことを覚悟する点も含めて、キラは大切な人を想うあまり常に自分を追い詰めてしまう悲しい性(さが)を抱えているのがわかります。小学生が背負うにはあまりにも大きいこの問題、ジョーは果たしてキラを救い出すことが出来るのでしょうか。

 それはそれとして、「ラーメンならいつでも作ってやる」とジョーを送り出してくれた親父がメチャクチャカッコよかったです・・・・・・

 

 

  • 闇夜のゼロリスト

零星(ゼロスター)セブホール 闇文明 (4)
オレガ・オーラ:マフィ・ギャング/デリートロン/ゼロリスト 

パワー+0000
▪️これをクリーチャーに付けた時、自分の山札の上から4枚を墓地に置く。その後、クリーチャーを1体またはオーラを1枚、自分の墓地から手札に戻す。
▪️オレガ・オーラ:これを自分のGRクリーチャー1体に付けるか、1体GR召喚してそれに付ける。そのクリーチャーがバトルゾーンを離れたら、これも同じゾーンに行き、その後、そのGRクリーチャーは自分の超GRの一番下に戻る。

 今回ゼーロが使用してきた新たな闇のオーラ。今回初登場の新種族「ゼロリスト」をさらっと持っているのが目を引きます。

 山札から4枚のカードを墓地に送り、クリーチャーかオーラを回収するという墓地肥やし効果を持っており、≪プライマル・スクリーム≫をほぼオーラ化したようなカードになっています。効果が強制なのがちょっと気になりますが、≪堕魔 ヴォガイガ≫のように4コストで一気に4枚分の墓地肥やしが出来るのは間違いなく強力です。【ド・ラガンザーク】のような闇オーラを入れたデッキではまず使われるかと思います。

 そして個人的に注目してほしいのがこのカードのレアリティがコモンであること。闇のオーラデッキに入れやすい汎用性の高さとわかりやすく使いやすい効果を持っているこのカードが手に入れやすいレアリティに設定されているのはとても素晴らしいことだと思います。近年のデュエマはいわゆる「パーフェクトサイクル」を始めとして多くのデッキに入りうる強力なカードが高レアリティに設定され、シングルで高騰している様子が多くのカードショップやインターネットで目撃されています。TCGが商売である以上カードを売るためには仕方ない部分があるのは理解出来ますし、欲しくて手に入らない強いレアカードに思いを馳せること自体は悪いことではないと考えています。しかしデュエマは小学生といった子どもをメインターゲットにしたゲームなので、子どもに強さがわかりやすく伝わるカードを手に取りやすいレアリティにして出す事も決して忘れないで欲しい!とかつて≪神龍 グレガリゴン≫を切り札にしていた身としては声を大にして言いたいです。

 

 

 さて次回はキラとゼーロの真のデュエル後半戦。ゼーロが展開した「闇の儀式」が完了した時何が起こるのか、果たしてキラは無事にジョーをまた一緒にラーメンを食べられるのか。正直この後のキラのことを考えると不安で不安で仕方ないのです。早く次回の内容を見たくてたまらないけど見たくないといった意味不明な思考に陥ってしまっています。皆さんも次回は覚悟して視聴した方がいいかもしれません・・・・・・

 

 

 ではまた、次の機会に。