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仮面ライダーゼロワン 第11話「カメラを止めるな、アイツを止めろ!」感想

関わりがもたらす成長

ライダー世界の”大企業”ほど胡散臭いものはない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • ヒューマギアがもたらす負の可能性

 今回のゼロワンは、ある意味で製作側の意地の悪さを存分に見せつけられた気分です・・・・・・

 前半は前回から俳優ヒューマギアの存在について「人間の厚みを感じられない」と否定的だった大和田伸也。それに対し或人は「心を込めて向き合えば、ヒューマギアもそれに応えて変わってくれる」という、どこまでもヒューマギアの可能性を信じ続ける彼らしい答えを主張し、大和田さんもその熱意にほだされて再び撮影に応じてくれるという予想通りの展開でした。が、大和田さんが暗殺ちゃんに撃たれたことで事態は急変。ヒューマギアが人間を傷つけたことで飛電インテリジェンス警察の強制捜査が入ることになるというかつてない大ピンチを迎えることになりました。

 今回何がすごいって、大和田さんがヒューマギアも人間との付き合い方で成長することを信じたくれた矢先に、大和田さんの指導のおかげで”暗殺者”として成長した暗殺ちゃんに殺されかけるという展開が待っていたことに尽きます。ヒューマギアの可能性を信じた或人と大和田さんに対して、滅と暗殺ちゃんが「ヒューマギアには人間を傷つける殺人兵器としての可能性もある」という最悪の結果を示した場面を見た時は冷や水を浴びせられた気分になりました。或人が守るべき仲間だと考えていたヒューマギアがドンドン彼の理想を脅かす存在になりつつある現状に、この番組のテーマの1つであろう「人間とAIの共存」が大変難しい問題だと改めて認識させられましたね。

 

 

  • やはり怪しい大企業の社長

 さらにもう1つ注目すべきが、さらっと世界的な大企業だと判明したZAIAの社長である天津垓の動向です。今回ついに対面を果たした或人に対し唐突に「会社をお売りいただきたい」と言い出した時には何事かと思いましたが、直後に飛電インテリジェンスが前述した通りの苦境に立たされることになったのでその発言に納得すると同時に、元々怪しい印象だったこの男の印象がさらに怪しく感じられるようになってきました。(何よりライダー作品における「大企業の社長」はそのほとんどが胡散臭いので余計に怪しいです)何よりまるでこうなることがわかっていたかのように或人に会社の危機を事前にちらつかせてくる辺り、確実に今回の件に関わっていることがわかります。滅亡迅雷.netと裏で結託しているのかそれとも奴らの計画に便乗しているのか現時点では何もわかりませんが、滅らがヒューマギアとしての敵キャラとするならば、この垓は人間としての敵キャラになるのかもしれません。

 

 

 今回のエピソードは或人の行動が完全に裏目に出ましたが、戦闘に置いてもパワーアップしたドードーマギアとしてバルカンを圧倒した暗殺ちゃんや、現在の最強戦力であるブレイキングマンモスの必殺技に耐え抜いた滅など敵側に辛酸を舐めさせられる結果に終わりました。ここ最近滅亡迅雷.netに常に先手を取られ続けているのでこの先の展開でどうにか或人には一矢報いてほしいものです。

 そんな中次回はなんとイズの兄である探偵ヒューマギアが登場。さらについにゼロワンの強化フォームも登場するようなので主人公側の反撃に期待したいものです。

 

 

 ではまた、次の機会に。