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デュエル・マスターズ!! 第35話「火文明を救え!史ジョー空前のゾンビパニック!」感想

自分を捨てずに生き抜け

火文明少子高齢社会説

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 火文明の経済問題と自分を捨てない火のマスター

 前回があまりにも重かった反動か、圧倒的なギャグで中和してきた今回のデュエマ。(加減しろ莫迦!)闇王として覚醒したゼーロによって各文明に闇の力が浸食し、火文明もその影響で何故かゾンビパニックが発生するという事態に。去年の自然文明の深刻さに比べて随分愉快な状況だな・・・・・・と思いきやゾンビというよりもヨボヨボに老化するという別の意味で恐ろしい現象が起こっていました。入れ歯になる、筋肉痛が1か月遅れで来る、老眼になったことで字が細かすぎて読めなくなる、という27話でもやった大人になったら訪れる嫌なことネタはもちろん、働き手が激減したことで火文明の年金制度崩壊などといった社会ネタまでやり出す始末で正直これを見た子どもたちの何割が理解出来ただろうか?みたいな疑問が沸き起こってしまいます。そのくせ自暴自棄になった仲間や手負いのものを見捨てようとするものとの諍いなどパニック映画におけるお約束をキッチリ守っているのがまた絶妙にシュールです。

 そんなある意味で絶望的な状況でも自分を捨てるなと叱咤するボルツは流石といったところ。いつだって自分を曲げずに生きようとするボルツは本当にカッコいいです。偶然だったもののジョーの転ぶノルマを代わりに果たしただけでなく、なんだか可愛いパンツまで晒した体を張ったギャグまで披露し、火文明の住人たちの心を動かすシーンはギャグながらボルツの人徳があってこその結果と言えます。火文明のネズミたちがチョロすぎるだけともいう

 

 

  • 魔神(マジ)で轟怒(ゴッド)な極限駆雷(クライマックス)

“極限駆雷”(クライマックス)ブランド 火文明 (3)
クリーチャー:ビートジョッキー/ワンダフォース

パワー3000
▪このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、GR召喚する。
▪自分のGRクリーチャーがバトルゾーンに出た時、このターン、次に使う自分の火のカードのコストを1少なくする。ただし、0以下にはならない。
▪バトルゾーンに自分のGRクリーチャーが3体以上あれば、このクリーチャーの攻撃先は変更できない。

 ボルツが繰り出してきたブランドまさかの新形態。コスト3とこれまで登場したブランドの中でも最小のクリーチャーながら、能力は過去の奴らに引けを取らないレベルです。

 まず登場時に無条件でGR召喚するというこの時点で強力な能力を持っており、さらにGRクリーチャーが場に出た時に火のカードのコストを下げるという範囲の広い軽減能力が目を引きます。まずこれ1枚でコストを1下げられるうえに、ターン制限もないのでコストが下がった火のカードを使ってGR召喚して、そうして下がったコストでまた火のカードを使ってGR召喚していく・・・・・・といった方法で連続で展開していくことも可能です。またGRクリーチャーが一度に複数出ればその分コストも軽減出来るので、≪BAKUOOON・ミッツァイル≫のような連続でGR召喚できるカードと組み合わせた日にはとんでもないことになるのは想像に難くないでしょう。(※ただしGR召喚も「カードを使う」範囲に入るため、火のGRクリーチャーを連続で召喚する時にコスト軽減を先に発生させるとその次に行ったGR召喚に軽減が適用されるので注意が必要です)また条件付きとはいえ、≪王盟合体 サンダイオー≫と同じアンブロッカブルの上位能力を備えているためトドメのひと押しにも使えます。3という低コストに似合わない能力が詰め込まれた、オーバースペックな1枚と言えましょう。というかまたこんな汎用カードばっかりSRにするのはどうなんd(ry

 

 

  • 風のガンマン、またもや帰還?

 本編のボルツを取り巻く状況は完全にギャグだったものの、その影でジョーはやはり失意のどん底にいました。大好きなラーメンを笑顔の一つもなしに黙々と食べてしまう光景は見てて胸が苦しくなってしまいます。ラーメン屋のオヤジのアドバイスにも返事をしないため、相当なショックを受けていることがわかります。

 そんな見てて暗くなる状況の中、Cパートではジョリー・ザ・ジョニーが久しぶりの登ジョー!ジョーの気持ちを知ってか知らずか帰還フラグを立ててきました。これまでジョーが悩んだり落ち込んだりした時にいつも側にいてくれた彼のヒーローが戻ってくると予感させてくれるだけで希望が湧いてきます。頼むジョニー、ジョーを助けてやってくれー!

 

 

 そして次回はキラを失ったショックからなんとデュエマをやめると言い出したジョーに、あのゲジスキーが襲い掛かる模様。しかも予告映像を見る限りでこちゃんらしき女性が仮面を被らされた姿やあの蒼き革命龍らしきシルエットが写っており、ジョーにとってさらに辛い展開が来ることが予想されます。この番組はどこまでジョーを追い詰めるつもりなんだ・・・・・・

 

 

 ではまた、次の機会に。