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仮面ライダーゼロワン 第13話「ワタシの仕事は社長秘書」感想

記憶と思いを引き継いで

東映のそういうとこ、ホンマ嫌いや・・・・・・(ナダ並感)

仮面ライダーゼロワン DXシャイニングホッパープログライズキー

仮面ライダーゼロワン DXシャイニングホッパープログライズキー

  • 発売日: 2019/11/23
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • イズと素敵なお兄様

 リュウソウジャーに続いてこちらも仲間の犠牲から新アイテムを手に入れる展開かい!と思ってしまった今回のゼロワン。前回ラストで強化フォームに変身出来たものの、思っていたよりも出力が上がらず苦戦することになってしまい、イズはその原因が「戦闘データ量の不足」だということを見抜いたことで自分のセントラルデータから戦闘データを摘出するという判断をします。この辺りでイズたちゼロワン計画に関わるヒューマギアは機密保持のためにバックアップデータを取っていない、つまり破壊されたら復元することは出来ないという事実が判明。これまで登場してきたヒューマギアは破壊されても別の素体にデータを移植していたということですが、イズやワズはそれが出来ないため亡くなったらそれまでという不穏な説明がされたため、イズのこの判断が自分を犠牲にするものだということがわかります。

 ここで注目したいのがワズがイズに代わって自分のデータを摘出させる選択をしたことです。自身のゼロワンに関するデータ量よりずっと或人の側にいたイズのデータ量の方が多いのは明らかなのに、そういった機械的な判断をせず「或人社長にはキミが必要だ」とイズに後のことを託すのは非常に人間的だと言えます。既にシンギュラリティに目覚めていたワズだからこそ、合理性よりもイズという”妹”を守ろうとする感情を優先したのだと考えるとホロリと来てしまいます。イズもそんな兄に影響されて今まで以上に感情が表出したようになっているのも興味深いです。彼女がシンギュラリティに目覚めたのかはまだわかりませんが、確実に成長を遂げていると言っていいかもしれません。

 

 

  • 光り輝く超戦士

シャイニングジャンプ!

オーソライズ

プログライズ!

The rider kick increases power by adding to brightness!

シャイニングホッパー!!

 

When I shine, darkness fades.

 

 イズとワズのおかげでついに完成したゼロワンの強化フォーム。ライジングホッパーの発展型ということもあって、あの形態からパワーアップしたことが一目でわかるシルエットです。変身時に筋肉が盛り上がるような演出といい、「正統進化」といった言葉が似合う形態で非常にカッコいいです。

 イズの説明曰く「考えられる全てのパターンを計算し、最善のパターンを瞬時に算出して攻撃を繰り出す」という強力な性能を有しており、戦闘では事前に敵の周囲にゼロワンのシルエットと軌跡を出現させて、直前にその中から最適解の軌跡をなぞる様に動いて攻撃するという表現がされていてスピーディーな戦い方と相まって圧倒的な強さなのが見てわかるのが素晴らしいです。必殺技もキーを何度も承認させてからの連続攻撃、からのキックというスピード感溢れる技なのも見ごたえ抜群です。

 

 

 今回はイズとワズの兄妹の涙の別れからの最高の強化フォームお披露目回となりましたが、それ以外にも或人をさりげなく支える不破やそれを快く思わないそぶりを見せる唯阿など、ほんの少しながら主人公の周りの関係にも見どころがありました。特に不破はすっかり或人との名コンビを築きつつありますね。

 しかし次回は突如として表れた新ライダー「仮面ライダー雷(いかづち)」に対抗するためかバルカンの新フォームが出てくる模様。ここまでツンデレなところばかり見せてきた不破の復讐者としての一面が久しぶりに見られるようなのでどうなるか気になるところです。

 

 

 ではまた、次の機会に。