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ガンダムビルドダイバーズRe:RISE 第10話「そこにある息吹」感想

命の在り方
なんか色々不穏なフラグが建設されてきてない?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • ELダイバーたちの現在

 前回ELダイバーという衝撃の正体が判明したメイですが、ここに来て電子生命体である彼女らが現在どのような扱いを受けているのかも判明。何とサラを含めて87人ものELダイバーが発見され、保護されており、メイのようにモビルドールを与えられているものもいる模様です。ここで驚いたのがメイの回想にサラを始めとしてナナミさん、コウイチさん、そしてシバさんと前作のキャラクターがちょっとだけ出てきたことですね。恐らく彼らがリアル用のモビルダイバーを製作してくれているのかと思われます。(メイとマギーさんが知り合いなのも彼ら経由なのかもしれません)というかあのシバさんが今やこうして人のために頑張っているかと思うとちょっと感動しますね・・・・・・

 またヒロトが探しているイヴもELダイバーであることがほぼ判明したことで、彼が抱えている過去の苦悩についておおよそが見えてきました。第二次有志連合戦でリクを打ち落とそうとしていた回想といい、恐らくその時運営のパッチによってイヴが消滅してしまったのでしょう。そして失ってしまった彼女のデータがもしかしたら残っているのかもしれないと思いながらこの2年GBN中を駆け回っていたと考えると、ヒロトの心の闇はかなり根深いところにあるのかもしれません。彼の悲しみを理解しつつも、でもヒナタちゃんのことにも目を向けてやって・・・・・・あの子君のこと本当に心配してるんやで・・・・・・とも思ってしまいますね。

 

 

  • 空渡しと触れ合い

 そして今回はミッションの合間に村の祭りである「空渡し」の手伝いをすることになったヒロトたち。次のミッションまでが長いと愚痴をこぼしながらもノリノリで手伝うカザミを始め、ガンプラに花飾りなどを付けて華やかにしてみたり(真っ先に洗濯ものを干すのに使われたターンエーを思い浮かべました)、村の住民たちからの感謝の気持ちとしてガンプラをかたどった木彫りの人形が手渡されたりと、何だかんだでこの世界の人々と交流を深めていく様子は微笑ましいと思いつつも、同時にどこか不穏なものを感じます。これまで彼らのことをこのストーリーミッションのために用意されたNPDだと考えていたヒロトたちが「この世界の住人たちはELダイバーと同じように意思を持っている」という事実を知って驚愕するまでの布石のように思えてなりません。祭りの最後に灯篭流しのように灯りを流していく場面も『蒼穹のファフナー』を見ていると余計に意味ありげに感じてしまいます。レジスタンスのリーダー・ジェド死亡フラグのような発言を繰り返しますし、本当に心配でなりません。非常に丁寧に村人たちとの触れ合いを描いてきたからこそ、今後の展開に不安を感じてしまいますね。

 

 

 ELダイバーの説明や祭りの様子などばかりが注目しましたが、それ以外にも冒頭の戦闘シーンでメイがゼルトザームに投げかけた「シドウ・マサキ」という名前、さらにヒロトがミッションで受けた額の傷が現実世界でも持ち越されていることなど、気になる要素がてんこ盛りの回でした。個人的には前作のキャラクターたちが今何をしているのかが少しわかったのが嬉しかったですね。

 そして次回はついに軌道エレベーターで宇宙に行くことに。前回と今回で一気にチームとしての結束力が固まってきたビルドダイバーズ(仮)ですが、今回の不穏なフラグの数々のせいで無事に済むとは思えなくなってきたのでかなりドキドキしています。いきなり死人が出るとかそんなことはないとは思いますが・・・・・・(フラグ)

 

 

 ではまた、次の機会に。