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ガンダムビルドダイバーズRe:RISE 第12話「震える世界」感想

空より堕ちる光

これはゲームであっても、遊びではない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こうなるのは薄々わかっていたけど辛い・・・・・・という気分になってしまった今回のビルドダイバーズRe:RISE。ヒロトたちの奮闘空しく衛星の巨大砲台から放たれたエネルギー砲で一つの街が崩壊する展開は予想出来ていたものの、衝撃波で村にまで被害が及ぶとは思っていませんでした。ボロボロになりながらも何とか無事な村人がレジスタンスの壊滅を知り、家族を失った人々は悲しみに崩れ落ちるという悲惨な光景はまさに戦争が引き起こす負の局面そのもので、彼らが体験しているのがゲームではなく、本当に命のやり取りが行われている現実(リアル)だということを嫌でも実感させられます。

 そしてパルの一言から「これは本当にゲームなのか?」という疑問に本格的にぶち当たったヒロトたち。今回負けてもミッション失敗にならないなど以前から不可解な点が多いこのストーリーミッションでしたが、これまで関わってきた村の住民やレジスタンスのメンバーの多くが”死んだ”と自覚したことでよりその疑惑を深めた結果だと考えられます。それだけでなく突如起こった通信障害によりGBNから強制ログアウトさせられ、さらにはお台場を始めとした各所で同時多発的な通信障害が発生するなどGBNどころか現実世界にまで影響が発生する事態に発展していて衝撃を受けました。ミッションが失敗した直後にタイミング良く(悪く?)起こったことから決して無関係ではないのでしょう。GBN全体の危機を救うために奮闘していましたが、あくまでゲームの世界の話だった前作と比べてさすがに被害の規模が桁外れで、普通の若者にすぎないヒロトたちがどのようにして立ち向かっていくのか全く予想出来ません。果たして今後、どうなっていくのでしょうか?

 

 

  • 宇宙をかける白き戦機

 宇宙での戦いに備えて前回の時点で登場していた純白の新形態「ジュピターヴガンダム」。「ジュピターユニット」とコアガンダムがドッキングした宇宙戦闘用の機体です。ビームガトリングガンと両腕と背中に搭載したファンネルビットという全方位をカバー出来る装備をしており、さらにこのファンネルビットからビームシールドを展開して防御するほか、腕に装備したビットから出した小さいビームシールドで近接戦が出来るなど何でもありな無重力下での戦闘に対応出来る、幅広い戦闘が可能なオールラウンダーとも言えます。

 ただ今回の戦闘では圧倒的な強さを誇るゼルトザームとの対決でカザミのジャスティスナイトの支援があっても少々押され気味だったうえ、発射されてしまったエネルギー砲に巻き込まれて半壊してしまうなどあまり活躍出来なかったのが残念です。再び宇宙での戦いで使うようなことがあればぜひ活躍して欲しいですね。

 

 

 敵の砲撃を止められず、多数の犠牲者を出してしまうという無情な結果に終わってしまった今回。無力さに打ちひしがれたヒロトたちは次回どのように立ち上がるのでしょうか。注目すべき次回予告の映像に映っていたパルのリアルらしき姿。綺麗に着飾ったメイの姿などからも、ここにきてリアルで全員集結するのかもしれません。個人的に以前から「海の男」発言をしてきたカザミのリアルがどのようなものなのか非常に気になります。やはり漁師の家なのかな?

 

 

 ではまた、次の機会に。