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仮面ライダーゼロワン 第17話「ワタシこそが社長で仮面ライダー」感想

君臨する聖帝

タイバニ以上の宣伝をするヒーロー(?)が出てくるとは思わなかった

仮面ライダーゼロワン RKF 仮面ライダーサウザー

仮面ライダーゼロワン RKF 仮面ライダーサウザー

  • 発売日: 2019/12/28
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • AIとインターフェース

 前回飛電インテリジェンスをTOBすることを宣伝した1000%おじさんこと垓ですが、自分の会社で現在売り出し中の眼鏡型インターフェース「ザイアスペック」の紹介をしつつ、飛電の株を賭けてこのザイアスペックと飛電のヒューマギアのどちらの性能が上かを競う五番勝負を或人に持ちかけてきました。どんな人間でもかけるだけで人工知能と同等の思考能力と情報処理能力を得られるという驚異的な性能を誇るザイアスペックですが、ここで不思議に思ったのがヒューマギアと勝負をする意味ですね。一見同じハイテク製品なのですが、人手を必要とする場において重宝されているヒューマギアに対し、ザイアスペックはあくまで個人のパフォーマンスを高める役割を担っているので、競合しているようで需要が全く異なります。そのため互いのシェアを奪い合うことなく共存出来ると思うので性能の優劣を決めようとする垓の提案には疑問を覚えます。またこの五番勝負で勝ち越せたらTOBを取りやめ、勝負に勝っても買収を進めるだけでというZAIAからしたら何のメリットもない内容なのも気になります。果たしてこの勝負で垓は何をしようとしてるのでしょうか?

 

 

  • 黄金の5本角

ゼツメツ!Evolution!

ブレイクホーン!

パーフェクトライズ!

When the five horns cross,the golden soldier THOUSER is born.

 

Presented by ZAIA.

 

 垓が「ザイアサウザンドライバー」を使って変身したターバンのガキに足を刺されそうな名前をしている新たな仮面ライダー。ボディカラーは金と銀、黒とこれまで登場してきたゼロワンのライダーの中でも一際派手な配色をしていますが、ベースとなっている金色そのものは落ち着いた色調で、他にも複眼や装甲の配置がバルカンやバルキリーA.I.M.S.のライダーよりもゼロワン寄りになっているなど興味深いデザインをしています。プログライズキーとゼツメライズキーを両方使うことで圧倒的な力を発揮し、シャイニングホッパーの攻撃を喰らって平然としている様はこれまでの敵と格が違うことを視聴者に理解させてくれます。

 しかしそれらを差し置いて最も印象に残るのがしつこいくらいの自社アピール。変身音の「Presented by ZAIA.」はもちろんのこと、今作のライダー特有の必殺技名が表示される演出にさらりと「©ZAIAエンタープライズ」という著作権表示までしてくるという徹底ぶり。これだけでも凄まじいネタなのですが、そもそもプログライズキー自体は飛電が開発したものなのに自社の著作権だと主張してくる厚顔無恥ぶりには笑うしかありません。(フライングファルコンの力を奪って使った技にも表示させてくる辺り、スタッフもわかってやっているのではないかと思います)変身前の人物の小物っぷりもあわさり、強さと笑いの両方を遺憾なく見せつけてくれたと思います。

 

 

 新たな敵として或人の前に立ちふさがるサウザーのお披露目回となりましたが、他にも注目すべき点がいくつかあります。華道家の「立花蓮太郎(たちばな・れんたろう)」と花屋で働くヒューマギア「一輪サクヨ(いちりん・さくよ)」との華道勝負においてサクヨが放った「醜くておぞましい」という発言の真意、ヒューマギアがゼツメライズキーなしでもマギア化してしまう現象の謎、そしてラストにプログライズキーを持って登場した謎の人物など、新年早々不穏な要素が満載でとにかく先が気になります。五番勝負もまだまだ始まったばかりでどうなっていくのでしょうか。(『ビルド』の代表戦みたいに長引きそうだな・・・・・・)次回、マギアとも異なる新たな敵が出てくるらしいのですが、予告を見る限りもしや・・・・・・

 

 

 ではまた、次の機会に。