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デュエル・マスターズ!! 第48話「ボルツ施ジョー中!ロックなジョー前にご注意あれ!」感想

69秒で燃え上がれ

やはり暴力(リアルファイト)・・・・・・!!暴力(リアルファイト)は全てを解決する・・・・・・!!

デュエルマスターズ/P91/Y16 ダチッコ・チュリス
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 暴力が支配する世紀末?

 今回のデュエマは一言で表すならば、「おい、デュエマしろよ」といった感じでした。

 アバンから久しぶりに登場したデュエル・ウォーリアである「ロック・クロック・六九(ロク)」がボルツを後ろから不意打ちし、デッキケースを封印するという暴挙から始まり、同じくジョーが持つデッキーをも封印しようとしてボルツに返り討ちに遭う、という展開には色々驚かされました。というのもここまで一切デュエマの要素なしのリアルファイトで決着をつけたからです。相手の方から実力行使をしてきたから仕方ない部分があるのですが、「”なんでも69秒で済ませなければならない”自分の家のルールから抜け出したい」という荒唐無稽ながら妙に生々しい願望を持つロック(以下略)を説得することもないまま力でねじ伏せるのには唖然としました。中々にバイオレンスです。69の縛りから脱したいのにデッキーを封印する際にも結局69秒に縛られているロック(以下略)のどこか抜けたキャラクター性は個人的に結構好みだったので、和解のルートくらいはちょっと欲しかったですね。

 それ以外にも明らかにボロボロなボルツに対して特にツッコまないジョーとデッキーや、ロック(以下略)をペタンコプレスした後何事もなかったかのようにデュエマするといった描写の数々に「ここは世紀末か・・・・・・!?」とつい思ってしまいました。そういった要素を含めて今回は色々と異質な雰囲気が漂っていたように感じましたね・・・・・・・・・・・・(でもロック(以下略)の名前で6の段のかけ算をするシーンは面白かったです)

 

 

  • 69秒で勝負を決める錠前

ロック・クロック・六九(ロク) 火文明 (6)
クリーチャー:ビートジョッキー/チームボンバー/スペシャルズ
パワー6000
▪️スピードアタッカー
▪️W・ブレイカ
▪️<マジボンバー>5(このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を見る。その後、コスト5以下のクリーチャーを1体、自分の手札または山札の上から、バトルゾーンに出してもよい)
▪️このクリーチャーの攻撃の終わりにこのターン中にシールドが1つもブレイクされていなければ、このクリーチャーをアンタップする。

 久々の登場であるデュエル・ウォーリアにして、ボルツの新しい切り札の1つ。種族におなじみのビートジョッキーとスペシャルズ新シリーズでもスペシャルズが続投なのは地味に嬉しい情報です)に加え、今後ボルツが使用していくであろう特殊種族「チームボンバー」を持っています。

 スピードアタッカーとW・ブレイカーを持つコスト6のクリーチャーという今となってはありふれたスペックをしていますが、残り2つの能力が実に強力です。1つ目はチームボンバーの固有能力「マジボンバー」。アタック時に山札の1番上を表向きにし、そうして表向きにしたカードもしくは手札から指定されたコスト以下のクリーチャーを踏み倒す豪快な能力です。注目すべきは状況に応じて山札の上と手札のどちらかを選んで踏み倒せるという点です。通常の踏み倒しカードよりも範囲が広いことで確実に後続を出す事が可能なだけでなく、山札もしくは手札からの踏み倒しを封じるカード、例えば≪超九極 チュートピア≫や≪U・S・A・BRELLA≫のような踏み倒しメタに対して柔軟に対応出来るのは非常に優秀。展開力に関して他の踏み倒しよりも一歩リードしている、シンプルながらも強力な能力と言えます。

 2つ目はシールドをブレイクしていないことを条件に攻撃の終わりにアンタップするこのカード固有の能力。シールドブレイクさえしなければ実質無限攻撃が可能で、上記のマジボンバーと合わせることで凄まじい展開力が期待出来ます。相手が小型のウィニーを並べるデッキであれば、相手クリーチャーを一掃しつつ自分はマジボンバーでドンドン自軍を出せるので、横に並べるデッキには滅法強いカードになるでしょう。ただシールドブレイクの条件が「このターン中」とあるので、このカード以外のクリーチャーが既にシールドをブレイクしていたり何らかの形でブレイクする効果を使用していたりするとそのターンはアンタップ出来なくなるので注意が必要です。

 難点はやはりアンタップ状態のクリーチャーを攻撃出来ない点と自身のパワーの低さでしょうか。今の時代、この手の能力でタップしているクリーチャーしか攻撃出来ないのはどこか頼りないので、アンタップキラーやマッハファイターの付与、もしくは事前に相手クリーチャーをタップさせる手段を用意しておくべきでしょう。パワーに関してもパワーインフレが進んでいる現代の環境で6000という数値は心許ないです。こちらも何らかのパンプアップを使えば倒せるクリーチャーの範囲を広げておくといいかもしれません。スペックに物足りなさはあるものの、ハマれば強いカードだと思われるので様々なサポートカードと組み合わせて使っていきたいですね。

 

 

 今回のCパートではサヴァクティスを見つめて未だに戻らないジョーとの記憶について思いにふけるキラが描かれました。自分は何故彼を守ろうとしたのかを真剣に考える辺りが実にキラらしいです。今期も残り数話と最終回が迫る中、キラがどのようにしてジョーとの記憶を思い出すのか非常に気になります。

 そして次回はなんと学校でデュエマの大会が開かれるというありそうでなかった展開に。さらに定期的に復活している気がする「熱血ナレ太郎」がまたもや登場するようなので期待したいと思います。

 

 

 ではまた、次の機会に。