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2020年冬アニメ&特撮簡易感想 その18

 

 

[第1話]ONE PIECE - 尾田栄一郎 | 少年ジャンプ+

 

 現在ジャンプ+でONE PIECE』が60巻分無料、ということでこの機会に読みなおしていました。何だかんだ言ってもジャンプの看板として長年連載されているだけあって非常に面白くてスラスラ読めてしまいます。しかし悲しいかな、この作品を読んでいるとジャンプ+で連載されているスピンオフ(のような何か)である『恋するワンピース』の方をつい思い出してしまいます。

 

[第1話]恋するワンピース - 伊原大貴 | 少年ジャンプ+

 

 狂気と言ってもいいほどの本家へのリスペクトが凄まじい作品だけあって、肝心の本家を読んでみるとあの作品の知識量に驚かされます。「あ、ポルチェってこいつか」とか「こいつが三つ首のバスカビルかぁ」とか「海列車のシーンって再現度高かったんだな」とか「黄金のデザインが黒しか使ってないのに確かに金色に見える」とか考えてしまいます。特に空島編を読んでいるとロビンが喋るたびに24巻から32巻までのロビンを脳に注入された佐藤先生が頭から浮かび上がってしょうがありません。色んな意味で罪な作品だと思いますよ恋ピ・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

群れなせ!シートン学園

第10話「一人の温和な野蛮人-アンと瞳の話-

 新キャラ「アン」のメイン回かと思っていたらジンの主役回だった件。ランカたちのことを煙たがっていても何だかんだで見捨てずに面倒見の良さを発揮するジンはツンデレの鑑です。ランカも最初は落ち込んでいたもののすぐに立ち直る前向きな姿勢を示してくれるのであまり険悪な雰囲気にならないのは見やすくて非常に助かります。

 アンは学園の平和を脅かす敵キャラのようでいて今回は料理部の人間2人に振り回されて終わったのはコメディ作品らしいところです。特にジンに近づいたものの好意があると勝手に勘違いされて一方的にフラれるのはちょっと可哀想だなと同情してしまいました。(ジンは瞳といい人間の女の子が絡むと途端にアホになるよな・・・・・・)しかし絶滅動物と一緒にいる辺りただの人間ではないことはわかるのですが、一体何者なんでしょうか?

 

 

異世界かるてっと2

第9話「調査!はじめてのおつかい」

 フィーロが演劇の演目を決めるために様々な人物から話を聞きに行く、という話でしたが、消されてはすぐさま復活するデスナイトくんやめぐみんの爆裂魔法に物申すターニャ、どつき漫才を繰り広げるプレアデスと相変わらず各キャラクターの特徴をうまく掴みながら絡ませているなぁ、と感心します。個人的にフィーロの話をしっかり聞いてくれるエミリアの天使っぷりに感動しました。(しゃがんだりして子どもの目線に合わせてくれる描写とかに弱いんですよね僕)また他の面子相手だとムスっとしている尚文が彼女やラフタリア相手だと穏やかな態度になっているのを見ると癒されますね。

 一方でベア子がマーレに「どうやってこの世界に来たのか」を聞き出しているシーンがひっかかりました。2期に入ってからリゼロ勢にこういった不穏な描写が入る辺り、僕の彼らに対する疑惑がドンドン膨れ上がっていく気分です。

 

 

ポケットモンスター

第16話「呪われたサトシ…!」

 タイトルコールからして最初ホラー回かと思いましたが全然そんなことはなく、むしろ悲しい過去を持ったゲンガーを救う様子を描いた見ていてホッコリする回でした。アニポケでは無印のヒトカゲをはじめとして定期的に「人間に捨てられたポケモン」が出てきますが、これは「どんな命も預かる以上責任を持って面倒を見るべき」「決して無責任に放置してはいけない」という製作側からのメッセージを感じます。

 前のトレーナーに置き去りにされたとも知らずに屋敷で彼の帰りを待ち続け、屋敷に踏み入った人間を驚かせて居場所を守り続けていたのに裏切られていたとわかり怒り落ち込むゲンガーの姿は見ていて胸を締め付けられるような思いでした。捨てられポケモンに何かと縁のあるサトシにゲットされてからは普通に笑えるようになって本当に良かったです。しかしカイリューに続いてゲンガーを手に入れるとは、今シリーズのサトシの戦力がドンドン強化されてきているのがわかりますね・・・・・・

 

 

ウルトラマンクロニクル ZERO&GEED

第9話「滾るぜ!試練!!」

 今回は『サーガ』のその後を描いた『ウルトラゼロファイト』の第1部を1本にまとめて放送。『ウルトラギャラクシーファイト』のように元々1話5分くらいの作品なので連続で見るとあまりの内容の濃さに胸焼けを起こしてしまいそうです。サーガでの戦いの後にダイナとコスモスから貰った力の意味について悩むゼロが描かれましたが、ニュージェネにおいては頼りになる兄貴分で通っているだけにこのように考え込む姿はかなり貴重かもしれません。ピグモンに自身の胸の内を明かすところなども彼の繊細な一面が見られる非常に珍しい場面です。

 戦闘に関してはストロングコロナとルナミラクルのタイプチェンジがカッコいいの一言。色が変わっただけのチェンジで純粋なパワー型とトリッキーな変則型を使い分けるのは平成三部作を彷彿とさせます。バット星人グラシエとの決戦時に分身したことに関しては結局理屈が説明されていませんが、ウルトラマンではよくあることなので気にしてはいけません。

 学園パートではリクたちがドッジボールをする様子が描かれましたが、泣き落としでチームを増やしてリクたちをボコボコにしようとするセミカチームが真っ先にリクのボールの餌食になるオチには笑いました。しかもベリアルのテーマをバックに女の子相手にも容赦なくボールをぶつけてくる辺りで「そういえばリクってあいつの息子だったな」と思いましたね。

 

 

 ワンピースはジャンプの少年漫画なだけあってスカッとする場面も多く、非常に読みやすいです。無料公開の内容が60巻までということで要するに新世界編の直前までなのでちょっとしんどい気持ちで読み終わることになりそうですが、無料で読める4月までの間にゆっくり読んでいこうかと思います。

 

 

 ではまた、次の機会に。