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2020年春アニメ簡易感想 その4

 

 

 個人的に今季のアニメで1番待っていた作品である『かぐや様は告らせたい』の2期がついに放送されました。原作も追っているお気に入りの作品の1つなのでこうして無事にアニメで見られることを嬉しく思ってしまいますね。

 

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

アルテ

第2話「新生活」

 別の工房の徒弟である「アンジェロ」視点で描かれた今回のエピソード。姉や妹ばかりの家庭で育ったためか「女性には優しくしなければならい」と考えているようでそうした気遣い自体は決して悪いものではないのですが、女だからと特別扱いされることを望まないアルテにとっては好ましくないという展開はジェンダーにおける女性への対応の難しさを感じさせてくれます。

 一方でアルテ視点の物語は安定していました。力仕事でもめげずに創意工夫を凝らす彼女の姿に思わず感嘆の声を上げてしまいました。(人目を気にしなさすぎるのは少しどうかと思いますが)困難の中で成長出来ることに喜びを感じる真っ直ぐな姿勢は見ていて本当に勇気づけられます。

 

 

かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~

第1話「早坂愛は防ぎたい」「生徒会は神ってない」「かぐや様は結婚したい」「かぐや様は祝いたい」

 1期が終わってからはや1年、2期になっていきなり「~天才たちの恋愛頭脳戦~」ちゃんがいらない子扱いされてフイタ。第1期のラストからの地続きになるような始まり方でそれはそれでありがたかったのですが、登場人物の紹介をバッサリ切り捨てていているためここから見始めた人はわけがわからないだろうなぁ、とか思って見たり。

 しかしストーリー自体は安定した面白さ。生徒会メンバーをはじめとした面子が各々の知略を駆使して何でもない日常を勝負の場にしていく様子は見ていて非常に楽しかったです。特に今回は柏木に翻弄される生徒会や藤原書記のすごろくで四苦八苦するかぐやたちなど生徒会メンバーの絡みが多く男女問わずのチームが仲良くする構図が好きな身としてはかなり好みでしたね。

 

 

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった・・・

第2話「王子に勝負を挑まれてしまった・・・」

 前回の時点で感じていたカタリナの前世について今回ある種の確信に至りました。持って帰れないならとお茶会お菓子を食べまくって腹を下したり王子との木登り勝負で凄まじいスピードで登り切って見せるなど貴族の娘としての礼節もへったくれもないお転婆ぶりに前世は確実にわんぱくな少女だったに違いないと思いました。森の中で泥だらけになるまで遊ぶ”野猿”の様子が頭に浮かんできそうです。

 本筋ではお茶会で仲良くなったメアリや彼女の婚約者であるアランを次々と攻略していく様子が描かれ心底驚きました。特に自分の婚約者がカタリナのことばかり話すことが気にくわないからと勝負を挑んだアラン王子がいつの間にか彼女に心を開いていく展開から、カタリナの無自覚な天然人たらしぶりが伺えます。幼少期の内に男女関係なく交友関係を広げているので破滅フラグはもうへし折っているのでは?と思ってしまいますが、まだゲームの本来の主人公が出てきてないのでどうなるか予測がつきませんね。

 

 

ポケットモンスター

第21話「とどけ波導!サトシと不思議なタマゴ!!」

 今回はジョーイさんからポケモンのタマゴを譲り受ける、というストーリーでタマゴから孵ったリオルがサトシの新たな手持ちになって終わったのは意外でした。というのもゴウがタマゴを見たいと言ったのが今回の発端なのに対してタマゴを受け取ったのはサトシであることにどこか違和感を感じたからですね。そろそろ彼にもラビフット意外にもサブ相棒ポジションが出来てもおかしくないと思うのですが、まずはラビフットとの関係をしっかり描くことを優先させているのでしょうか?(実際次回はこの両者の今の関係に踏み込んだ内容になりそうですし)

 今回仲間になったリオルは相当喧嘩っ早いのか生まれてからすぐにサトシに攻撃したり野生のポケモンに喧嘩を売ったりとかなり好戦的で正直ビビりました。しかしそんなリオルの想いを汲んでバトルの指示をしてくれるサトシの対応の良さも際立ってかなり印象的な後半でした。

 

 

 『かぐや様』に限った話ではないのですが、現在の情勢故に放送を延期せざるを得ない作品が次々出てくる中、それでも予定通りに放映してくれる作品があることのありがたさを実感します。これらの作品を毎週送り出してくれる人々に最大限の感謝をしていきたいと改めて思いました。

 

 

 ではまた、次の機会に。