まさか令和の時代にセブンガーがソフビ化するとは思わなかったぞ･･････
『ウルトラマンレオ』にてセブンに変身出来なくなったダンのために作られたスーパーロボットのセブンガー。寸胴のボディに丸っこい目と愛嬌のあるデザインが特徴の可愛いやつですが、以降の作品で出てこなかったせいかこれまでいまいち影の薄かったです。（僕自身こいつの存在をほとんど忘れかけていました）しかし今月から始まる新作『ウルトラマンZ』でまさかの防衛部隊の主力メカとして登場することが明かされ、ソフビ化も発表された時には本当に驚きました。過去作の怪獣がこうしてフィーチャーされ、脚光を浴びる機会が与えられるのは昔からのファンとしても嬉しいことでしょう。
というわけで以下、今週の簡易感想です。
※今週から『ゾイドワイルド ZERO』はしばらくの間再放送のため感想はありません。
GARO -VERSUS ROAD-
第8話「COUNTER」
強敵である蓮に勝つために魔剣に手を出し、倒せたものの魔剣に取り込まれアンデッドと化してしまった大。そんな彼と決着をつけようとする涼介の戦闘シーンはホラーと化した翔李を手にかけることが出来なかった世那との対比になっていて興味深かったです。前回に引き続き彼なりの友情が感じられました。
さらにそんな涼介を見た世那がいよいよ戦いに加わったシーンは翔李のキーホルダーから黄金の光が発せられる演出と相まって非常にカッコよかったですね。牙狼の鎧に選ばれたかのように見えた彼が「牙狼の称号なんかいらない」とはっきりと口にしたのも良かったです。
そしてこれまでモニター越しに彼らの戦いを見ていた黒幕（？）の葉霧が元魔戒騎士だと判明した時は驚きました。（やはり牙狼の物語には闇に堕ちた騎士や法師が必要不可欠になってしまうのか･･････）さらにラストや次回予告では全ての発端になったものかと思われる過去が映し出されるなどラスト数分で続々明かされる新事実に興奮しっぱなしでした。物語が核心に迫りつつある予感がしてワクワクが止まりません。
ウルトラマンクロニクル ZERO&GEED
第21話「これがGEEDの証だ！」
ジード総集編も今回で完結。悪のウルトラマンの息子が本当のヒーローになっていくまでの物語としてよく出来ていると改めて実感できました。
長きに渡ったベリアルの因縁を、彼の遺伝子を継ぐリクが父親を救う形で決着をつけるラストは今見ても泣けてきます。これまでベリアルを倒すべき敵として戦ってきた者はゼロをはじめたくさんいましたが、リクは彼の苦しみを理解して抱きしめるという落としどころには当時唸らされました。両親の仇であるケイに労いの言葉をかけたライハといい、ジードは「哀れな悪役に救いを与える」という選択をしている点が非常に興味深いです。
さらに今回は当時の放送ではなかった編集として「ウルトラマンフェスティバル」で初めて流れた「ShOUT!」をバックに流していたのが良かったです。異次元の狭間での最終決戦で突如流れ、リクがベリアルを抱きしめる瞬間だけ空気を読んだかのようにピタリと止む･･････名シーンをさらに盛り上げてくれた良い演出でした。
仮面ライダーゼロワン
シューティング・スペシャル
前回まで飛電側の総集編だったのに対して今回は不破と唯阿を中心とした総集編。34話の”唯阿が不破を気絶させて無理矢理デイブレイクタウンに連れて行く”一連のシーンに新たに声を当てるというMAD動画みたいな編集で終始笑わせてもらいました。これまでの映像に2人の会話が入っていてコントみたいなやり取りが繰り広げられましたが、不破が「あの頃は仲が悪かったな･･････」としみじみしているのに対して唯阿は「仲が良かった頃とかないだろ」とドライな反応を返す場面はお互いの関係の齟齬がはっきりと出ていて印象的でした。
不破のヒューマギアに対する憎しみが全て植え付けられたものだと判明してから過去の彼を見ているとその憎しみに振り回されていく様子に空しさを感じてしまいます。一方で8話で滅が不破に関して「知るか」と一蹴した場面が本当に知らなかったのだということがここに来てわかったのは面白いと感じました。こういった新発見をさせてくれる総集編は良いものです。
･･････････････････ところで次回の「超(スーパー)お仕事大戦」って何なの！？
上述のセブンガーの話の続きですが、ここ最近のウルトラマンは過去の意外な怪獣が再登場し、ソフビ化する流れが多いです。以前からその怪獣を知っていたファンにとっても嬉しいファンサービスであり、その怪獣を知らない子どもたちに新しく知ってもらう機会を設ける点でも素晴らしい考えだと思います。今後もどんな怪獣が再登場してくれるか楽しみです。願わくばリドリアスの再登場とソフビ化をお願いしますよ･･････
ではまた、次の機会に。
