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デュエル・マスターズ キング 第7話「ハイキングで空からドーン!変なコックとドラゴンの卵ぉ!」感想

燃え上がれ、爆ぜる龍の鼓動

力子先生が苦労人過ぎて泣けてくる

デュエルマスターズ DMEX-10 S4 SR ドマンモ龍樹

デュエルマスターズ DMEX-10 S4 SR ドマンモ龍樹

  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • ボルツのドラゴン探検隊

 今回のデュエマはジョーがクラスのみんなと一緒に山の風景を写生する授業をする中、新たな切り札として火文明から落ちてきたドラゴンの卵をボルツと、さらに途中で遭遇した不死樹王国の刺客「ザンコック」と共に山の中を捜索する話でした。ザンコックは料理のための珍しい食材確保に手段を選ばない危険な人物でしたが、それを除けば美味しい料理を振る舞ってくれる人の良いコックさんに過ぎないのですぐに意気投合してほっこりしました。(やはり王国勢ってコント集団なのでは・・・・・・!?)

 懐かしの前相棒≪”魔神轟怒”ブランド≫に火文明での捜索を依頼するほどにドラゴンの力を欲していたボルツに当初は違和感を覚えましたが、これまでジョーやキラが使ってきたドラゴンの力を知っているが故の行動だと判明した時は腑に落ちました。彼らがドラゴンを使う姿を近くで見てその強さを実感しているからこそ、その力に憧れたからだと考えると非常に納得がいきます。轟轟轟やミッツァイルといったメインカードが軒並み殿堂入りしたという理由じゃなかったんだね。なにはともあれ、初登場から4年経ってようやくボルツもドラゴンを獲得出来たことに感動を覚えましたね。

 

 

  • 生と死を司る長鼻の巨獣

ドマンモ龍樹(ドランジュ) 闇/自然文明 (7)
クリーチャー:ジャイアント・ドラゴン/不死樹王国
パワー12000
▪️T・ブレイカ
▪️自分のターン中、クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから召喚してもよい。
▪️自分の他のクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手は自身の手札を1枚選び、捨てる。
▪️<フシギバース>[闇/自然(10)](自分のクリーチャーを1体タップしてマナゾーンに置き、[闇/自然(10)]からそのクリーチャーのコストを引いた数のコストを支払って、このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。ただし、コストは[闇/自然(2)]より小さくならない)

 不死樹王国のザンコックが繰り出してきた切り札。種族にジャイアント・ドラゴンとあるようにドラゴンのはずなのですが、長い鼻といい牙といいどう見てもドラゴンではなくマンモスなのは気にしてはいけません。(同じようにマンモスにしか見えないドラゴンの前例として≪長鼻類 マンモスド≫がいますが、何か関係があるのでしょうか?)

 スペックはパワー12000にT・ブレイカーと、自然文明らしい大型ドラゴン。不死樹王国のクリーチャーらしくフシギバースを持っているので見た目以上に早い段階で出せるのが魅力的です。

 そしてこのクリーチャー固有の能力として自分のターンに1体限定でマナゾーンからクリーチャーを召喚出来る点が目を引きます。これは序盤マナの基盤として置いた大型クリーチャーを出すのはもちろんのこと、フシギバースでマナゾーンに送ったクリーチャーを再び場に呼び戻すことも可能な優れた能力です。cip持ちのクリーチャーを出せればなお良いでしょう。さらに他の自軍クリーチャーの登場に反応して発動するハンデス能力とも見事に噛み合っており、自分はマナから展開しつつ相手のハンドアドバンテージを削っていくというイヤらしくも効果的な戦術が見込めます。ただこのハンデス能力は強制のうえ、相手が選んで捨てるタイプなためマッドネス持ちクリーチャーを出されてかえって不利になる危険性も秘めているので、このクリーチャーが場にいるときに新たにクリーチャーを展開する場合は注意が必要です。

 またこのクリーチャー単体では効果を発揮出来ない準ファッティになってしまうのも難点ですね。出せる状況でも敢えて温存しておき、同じターンに他のクリーチャーも出せる盤面になった時に一気に展開して相手とのアドバンテージの差を開かせる、といった使い方でこそ輝くコントロール向きのカードと言えます。

 

 

  • 爆裂、爆熱、爆発する光炎の龍帝

爆龍皇(ばくりゅうおう) ダイナボルト 光/火文明 (7)
クリーチャー:ダイナマイト・ドラゴン/チームボンバー
パワー9500
▪️スピードアタッカー
▪️W・ブレイカ
▪️<W・マジボンバー>6(このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から2枚を見る。コスト6以下のクリーチャーを2体まで、その山札の2枚または自分の手札から選び、バトルゾーンに出す。見た山札の残りを好きな順序で山札の一番上に戻す)

 火文明から落ちてきた卵から誕生した、ボルツの新しい切り札。「ダイナマイト・ドラゴン」という新種族を引っ提げてきたチームボンバーのキングマスターカードであり、ボルツにとって念願のドラゴンでもあります。

 スペックはコスト7、パワー9500のW・ブレイカーと至って平均的(光文明との多色なのでパワーは9500とちょっと高いのが嬉しいですね)ですが、現状ダイナボルトだけが持つ「W・マジボンバー」がこのカードをキングマスターたらしめています。マジボンバーの純粋な強化版であるこの能力は攻撃時にコスト6以下のクリーチャーを2体同時に出せるという、わかりやすく強力なものになっています。コスト6のクリーチャーという非常に広い範囲の踏み倒しが2回も出来るので、様々な組み合わせが考えられます。

 同じチームボンバーのクリーチャー限定で見てもスピードアタッカー持ちが数多く存在し、特に劇中でボルツが使った≪電龍 ヴェヴェロキラー≫はダイナボルト自身をアンタップして更なる展開が望めるため抜群の相性を誇ります。また何気に進化クリーチャーも出せるので、自身がドラゴンであることを活かして≪聖霊龍王 アルカディアスD≫や≪バジュラ・ザ・スター≫といったコスト6以下の進化ドラゴンを出す事も可能です。(2体出せることを利用して最初に踏み倒したドラゴンとダイナボルトを進化元に≪超聖竜シデンギャラクシー≫を出す事も出来ますが、シデンの能力的に考えてもあまり意味はないですね・・・・・・)

 非常に強力であることに間違いはないのですが、問題はコスト7という決して軽くないこのクリーチャーを如何にして場に出すかですね。幸いチームボンバーにはマジボンバー7を持つ≪DOOOPPLER・マクーレ≫や ≪雷龍 ヴァリヴァリウス≫をはじめとしてダイナボルトを踏み倒せるカードが充実しているので同じデッキに入れれば出すこと自体は苦労しないでしょう。また”コスト7の光のドラゴン”という特徴を活かして≪ドラゴンズ・サイン≫で出すのもありですね。この問題さえクリアすれば、ドラゴンという恵まれた種族に加え癖のないシンプルな能力から、採用出来るデッキは非常に多いです。これまで多くのデッキで使われる、汎用性の高いカードを輩出してきたボルツの新しい切り札に相応しい1枚になりえるでしょう。

 

 

  • ぽっちゃり教師 力子先生の哀愁

 さて今回もう1つ語りたいのがジョーの担任の先生である「力子先生(りきこせんせい)」の苦労人っぷりですね。今回風景画の写生を生徒たちに教える中、各々好き勝手な絵を描き始めるジョーと愉快な仲間たちに手を焼く姿が妙に印象に残りました。

 太陽や川を描き始めるキラやキャップはまだいいとして、山に腕を付けるジョーやドラゴンのスプレーアートを始めるボルツを叱る様子には思わず苦笑いしてしまいました。この先生はジョーが4年生の頃から彼の担任を勤めていますが、ジョーと同じくらい変わっている生徒がさらに3人増えた今のクラスをまとめなければならないことに涙を禁じ得ません。メイン視聴者である子どもたちからしてみれば力子先生は口うるさい教師に過ぎないかもしれませんが、大人になった身からするとこの先生が苦労しているところを見ているとつい応援してあげたくなります。

 力子先生、今後もジョーたちの突飛な行動に振り回されることになりそうですが頑張ってくださいね・・・・・・

 

 

 さて次回はキャップがキングマスターカード欲しさに様々なクエストに挑戦していく模様。直々に条件を付きつけてくるキングマスターが一体何者なのか気になるところですが、久しぶりにキャップにスポットが当たるようなのでその辺りを楽しみにしておきたいですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。