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2020年春アニメ&特撮簡易感想 その21

 

 

 

 コロコロとブシロードの共同で売り出していたTCGフューチャーカード バディファイト』が8月を以て商品展開を終了することが発表されました。(大会そのものは来年の5月まで行われるようですが)2014年に始まったこのカードゲームもついに終わりが来たようです。

 僕はこのカードゲームを直接やったことはないのですが、アニメは大体視聴していたので今回の終了のお知らせに少なからず思うところがあります。アニメは多くの人が言うように1年目は特に最高でしたし、他にも個人的にバッツが好きだったり『神バディファイト』のランマパートが好きだったりコロコロアニキで連載していた『ダークゲーム異伝』も電子書籍で揃えるくらいには好きだったりと、何だかんだで愛着があるのでこういった作品の展開もこれで終わりかと思うと寂しいです。6年も続いたゲームも終わる時はこうしてあっさり終わってしまうところに世の無常さというものをつい感じてしまいますね・・・・・・

 何はともあれ、バディファイトの製作・開発に携わった全ての人たちに感謝の言葉をここで述べたいと思います。楽しかった時間を作ってくださり、本当にありがとうございました。

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

GARO -VERSUS ROAD-

第10話「ENCOUNT」

 今回はまさに決戦前夜。生き残った4人の様子がそれぞれ描かれる中暗躍する悪意にゾクゾクする内容でした。南雲は冒頭の生放送で「悪意を見逃さないことが世界を変える」みたいなことを言ったり牙狼の真実の一端を知るために奔走したりとここ最近の行動含めて個人的に好感度が爆上がりしました。それだけにアザミに一方的にのされるシーンは見ていて辛かったです。(彼女のねっとりとした関節技の数々はある意味で牙狼らしくて嫌いじゃないですが)決勝戦集合時に彼だけ陰我が出てなかったのも気になりましたし嫌な予感しかしません。

 一方で未だに悩み苦しみ続けている世那の前に葉霧が現れて勧誘してきた場面は地味に衝撃的でした。牙狼になるために仲間を斬らなければならなかった過去を持っているからこそ、世那にシンパシーを感じたのでしょうか。「他人の死に無関心な世界」に絶望しているかのような口ぶりでしたし、この男は世那と同じように悩み続けた結果世界を変えようと決断したのかもしれません。その割にはあの法師たちと同じ穴の狢と化していますけど

 

 

遊☆戯☆王SEVENS

第6話「御麺(ごめん)!ラーメンデュエル」

 アニポケに続いてこちらも約1か月ぶりの本編再開。近所に新しく建った店の影響で潰れそうになっている中華料理店を救うために奮闘する、という某ボーグバトルとかで聞いたことがあるような始まりでした。しかしあちらのように敵地に直接乗り込むのではなくカイゾーを潜入させるなど比較的マシな戦法を取っていた時にはホッとしましたし、何より相手の店をどうこうするのではなく潰れそうになっている店の主人に自信を取り戻してもらう形で解決した点で素直に感心しましたね。

 そしてサブタイにもあるラーメンデュエルはどんなものかと思いきや、「店の主人がラーメンを作っている間にラッシュデュエルをする」だけだとわかった時は思わずずっこけそうになりました。しかしラーメンが完成するまでに決着した辺り、スピードがウリのラッシュデュエルの面目躍如になっていて良かったです。またラーメン調理の過程をじっくり丁寧に描いていたのも面白かったですね。

 

 

ウルトラマンクロニクル ZERO&GEED

第23話(最終話)「ウルトラマンZ直前SP~若き戦士の熱血列伝~」

 歴代のクロニクルシリーズ最終回の例に漏れず、来週から始まる新番組の紹介をした今回。Zの各形態の元ネタであるウルトラマンたちを紹介する恒例の流れがいつも通り行われました。ゼロをはじめとした光の国のウルトラマンたちはこれまでも何度か紹介されてきたのであまり新鮮さは感じられませんでしたが、一方でティガたち平成三部作のメンバーの紹介は割と久しぶりでしたので嬉しかったですね。(『ウルトラ10勇士』の映像も出してくれたのが個人的に高ポイント)

 ここ最近はリクやゼロは声だけで進行していましたが、今回はリクが屋内撮影ながら顔出し出演してくれたのでテンションが上がりました。ビヨンド学園の生徒たちとのやり取りは最後には描かれませんでしたが、ラストにリクとペガのツーショットが見られたのは良かったです。

 

 

総評

 恒例のクロニクルシリーズとして今回はゼロとジードを中心とした内容になっていましたが、全体的に見ると要所要所で配分に疑問を感じました。序盤『サーガ』を5回に分けてじっくりやっていたのに対して、『繋ぐぜ!願い』や『セレクト!絆のクリスタル』は大幅カットしてまとめているので構成が歪な印象を受けてしまいました。「サーガの分割枠を他の映画に移すなりして調整してほしかった」というのが正直な感想です。一方でジード本編をまとめた総集編シリーズは話の本筋をわかりやすく紹介していて良かったですね。

 そしてこの番組の特徴であるビヨンド学園パートが個人的なお気に入りです。これまで親しい友人がペガしかいなかったリクが同年代(?)の宇宙人生徒と一緒に仲良く学園生活をおくる様子は見ていてとても癒されました。生徒たちもセミカをはじめとしてそれぞれ濃いキャラ付けがなされていたのですぐに愛着が湧きましたね。レイトさんやジャグラーといったサプライズゲストが豪華だった点も含めてとても楽しめたパートだっただけに途中から描かれなくなったのは残念でした。コロナウイルスがもたらした撮影の影響を考えると仕方ないのですが、卒業式まではやってほしかったです。せめてセミカたちは何らかの形で再登場を果たしてほしいですね。

 

 

仮面ライダーゼロワン

超(スーパー)お仕事大戦 バトル2

 前回に引き続きヒューマギアが携わるお仕事を紹介するエピソード。開幕から山ちゃんボイスのナレーションが真面目なトーンで不破をディスりまくるうえ、彼の絵を全国に晒すような編集までしてきた時は笑い転げそうになりました。他にもラッパーの紹介をスルーした癖にチェケラの映像をチラチラ見せてきたり、YouTubeで配信された腹筋崩壊太郎とのギャグ対決も拾ったりと凄まじいネタの応酬でした。

 一方で周りから仕事適性を否定され尽くした不破が「仮面ライダー」という自分の夢を改めて宣言したシーンは良かったですね。前々回からネタ要素が強い総集編のうえに夢オチで終わってしまいましたが、様々な事実が濁流のように押し寄せてきて混乱を極めていた不破が自身の気持ちを整理するために必要なエピソードでもあったとも思えます。

 

 

 バディファイトも終了に伴い、TCG自体が現在冬の時代を迎えていることを改めて実感します。デュエマや遊戯王などの大手カードゲームもいつ終わりを迎えるかわからないので油断出来ません。どちらにせよ僕はデュエマがたとえ終わるとしてもその時まで楽しみ続けていたいと心の底から思います。

 

 

 ではまた、次の機会に。