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仮面ライダーゼロワン 第35.5話「ナニが滅亡迅雷を創ったのか?」感想

戦士達の原点へと

イズとは異なるアズの可愛さに悶える

仮面ライダーゼロワン 滅亡迅雷.book (ロマンアルバム)

仮面ライダーゼロワン 滅亡迅雷.book (ロマンアルバム)

  • 発売日: 2020/04/02
  • メディア: ムック
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • アズのシンギュラリティインタビュー

 約1か月の総集編や特別編が送られてきたゼロワンもついに本編再開。というわけで『ドライブ』みたいなサブタイトルで始まった今回はこれまでのような振り返りも挟みつつ新撮映像多めで構成された準総集編、とも言うべき内容でした。

 前回のラストでついに集結した滅亡迅雷.netの4人がプレジデント・スペシャルで登場した”アークの秘書”たるイズもとい「アズ*1のインタビューを受ける形で本編のおさらいがされましたが、面白かったのが「シンギュラリティポイント」なる彼らがシンギュラリティに達したきっかけについて詳しく追及された点ですね。滅亡迅雷がどのタイミングでシンギュラリティに目覚めたのかを公式が改めて指摘してくれるのは度々の総集編で本編初期の内容を忘れかけていた身としては非常にありがたいことです。

 また元々父親型ヒューマギアである滅は知らず知らずの内に息子のように感じていた「」が、雷は滅亡迅雷の記憶がなかったころに築き上げてきた弟の「」がそれぞれのシンギュラリティポイントであったことには納得しましたが、一方で亡のシンギュラリティポイントが「ヒューマギア」であることには驚きました。不破との交流を経てヒューマギアを守ることを決意した彼にとってのポイントは不破に違いないと予想していたのもあってか意表を突かれた気分です。亡にとって不破はどういった存在なのか、彼の考えが気になりますね。

 

 

  • 異質な迅の真意?

 とまぁ滅ら3人のインタビューが滞りなく終了した中、1人だけ異質だったのが迅ですね。他の3人にはそのままの姿を見せたアズが迅にだけ或人の偽物を作って近づくやり方を見せた辺り、迅は他のメンバーとは異なることが示されたように思えます。さらに一度はゼロワンに敗れ大破した彼が誰の手によって復元されたのかについて言及されるなど、アズは迅のことを警戒しているような描写がいくつも見られました。(このことから迅を復活させたのは少なくともアークではないことがわかります)

 他にも自身のシンギュラリティポイントは「人間の憎しみ」の他に、自分に大切なことを教えてくれた「」だと自己申告する点からも迅はゼアとアークの支配下にはない自立型ヒューマギアだということが改めてわかりました。誰からの指図も受けずに行動する彼の姿は、限りなく人間に近いです。今後滅亡迅雷の中でも迅の存在が物語の鍵になりそうですね。

 

 

 こうして滅亡迅雷全員のシンギュラリティポイントを知ったアズでしたが、その度に彼らからシンギュラリティデータを奪う様子が地味に気になりました。データを奪われた滅たちはどうなったのか知りたいですね。

 また先程も書いたように迅を復元した「何者か」についてようやく触れられた場面も印象に残りました。ラストに迅がアークの動向をその何者かに報告する姿も描かれましたし、終盤に差し掛かってきた物語にまだまだ波乱が起きることを予感させてくれます。

 

 

 そして次回はついにアークが本格始動。ラスボス候補になりうるアークゼロの実力は如何ほどかかなり気になります。久しぶりに新しい戦闘シーンが見られると思うので非常に楽しみです。

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:名前の由来は「アークのイズ」からきてるのか、それとも「赤目のイズ」なのか気になるところ。