新・メタレドの楽しんだもん勝ち!

様々な作品について語ったり語らなかったりするサイト

2020年春アニメ簡易感想 その25

 

春はゆく / marie(期間生産限定盤)(DVD付)(特典なし)

春はゆく / marie(期間生産限定盤)(DVD付)(特典なし)

  • アーティスト:Aimer
  • 発売日: 2020/03/25
  • メディア: CD
 

 

 

 春を待っていたら夏が来た。という感じで『HF』の第三章の公開日がようやく決定しましたね。2度の公開延期を経た結果夏真っ盛りの8月に見ることになってしまいましたが、夏の風物詩であるアニポケやライダー&戦隊の映画が延期になったことを考えると、同じ時期に代わりに見る映画が出来たというのはちょっとした幸運なのかもしれない、と前向きに捉えていくことにしました。

 というか今のご時世新作が映画館で観れるだけでもありがたいので贅沢は言ってられません。あとはこのまま特に騒ぎもなく無事に公開日を迎えられることを祈るばかりです。

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

※『GARO -VERSUS ROAD-』第12話(最終話)は個別感想で書く予定です。ご了承ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

ゾイドワイルド ZERO

第34話「音速の貴公獣!疾風のハンターウルフ!」

 壮絶な領土争奪を繰り広げる帝国と新帝国に相変わらずキューブの端末を探すレオ一行、そして割とピンピンしていたうえにジャミンガを操る能力まで手に入れたランド博士と各陣営の現在が入り乱れるように描かれた今回。戦闘シーンに関してはギレルを一度退けるという大金星を挙げたスピーゲルとハンターウルフ改に驚愕しました。ファングタイガーに続いて前作の味方ゾイドがまたもや敵側として登場したわけですが、巨大なウイングが追加で武装されたおかげで持ち前の機動力がさらに底上げされスナイプテラをも翻弄する活躍を見せてくれたのでおおむね大満足です。

 またランド博士がジャミンガをパシリに使いながら(言われた通りに明かりや工具を探し始めるジャミンガが可愛い)端末の再起動を図る中で謎の人物が目覚めたラストが非常に印象に残りました。この眠っていた謎の人物こそがイレクトラ・ゲイトなのか疑問は尽きません。というか博士は毎回余計なことしかしないな・・・・・・

 

 

遊☆戯☆王SEVENS

第8話「世紀末とナポリタン」

 前回に続いて凄まじいカオス回だぁ・・・・・・しかも今回のゲストキャラのヨシオくんがミミの息子だと判明した時は笑いが止まりませんでした。2話連続で作品をカオスに引き込むとか何なのこの親子・・・・・・!?

 世紀末要素とナポリタン連呼で意味不明な空間を作り出していましたが、話自体はラッシュデュエルをやりたいけど母に反対されているヨシオくんに「自分がやりたいことを貫くこと」を教えるという至極真っ当な終わりに繋がっていて感心しました。特にこれまでおバカで自分勝手な面を度々見せてきたルークが自分の目的のために戦う強さを持っている姿を見せてくれたのが良かったですね。「俺がデュエルの王じゃないこの世界の方が間違っている!ならこの世界を変えてやる!」というセリフは彼の傲慢さと揺るがない信念を象徴した見事なものだったと思います。新たなエースのドラゴニック・スレイヤーの正統派なカッコよさといい、ルークは気持ちいいくらいライバルとしてキャラが立っているので見ていて本当に楽しいです。

 

 

かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~

第12話(最終話)「生徒会は撮られたい」「生徒会は撮らせたい」「藤原千花は膨らませたい」

 前半はパンフレットに使う写真撮影の際のトラブルで携帯と中の写真のデータを失い激しく落ち込むかぐやが生徒会メンバーの手によって笑顔を取り戻すまでのほんわかエピソードでした。連絡のために持っていた携帯がいつの間にか大事な日常を写真で残す大切なものに変わっていたからこそ、壊した時の喪失感は非常に大きなものだというかぐやの心情に激しく共感を覚えましたが、彼女にとってはそれ以上に「誰かと分かち合った日常」が重要だからこその解決法はいつ見ても心が暖かくなります。かぐやにとって生徒会のみんながどれだけ救いになっているかがよくわかります。

 しかしそんな暖かな余韻をぶち壊す後半に腹筋崩壊させられました。藤原書記が提案してきた「何回でもシコシコしてよくてでも最低1回はシコってしなきゃいけなくて限界に達した人が負けっているゲーム」もとい風船膨らましゲームで繰り広げられた生徒会の最後の1シコの押し付け合いは前半の絆の深さどこ行ったと言いたくなるくらい醜い争いと化してて見ていて笑いが止まらなかったです。そして風船の爆発オチを1期OPのセルフオマージュに繋げてくるラストには思わず興奮しました。(あとマキちゃんがさらっと出てきて驚きました。マキちゃん可愛い)

 

 

総評

 1期からそのまま地続きになっている始まり方で2期から入った人には若干不親切だと当初は感じたものの、内容自体は相変わらず原作の雰囲気を引き出しつつ音や動きといったアニメの利点を活かしていてかなり満足感の高い出来でした。

 特に2期は生徒会選挙&体育祭という石上とミコを語るうえで外してはならない重要なエピソードをしっかりとやってくれたことに感動しました。原作者の描く登場人物たちの背景にある”エグさ”というものがあるからこそ、このありふれた日常がどれだけ尊いものなのかを実感することが出来る構成を見せてくれたアニメスタッフには感謝したいです。そしてラストには”continue”というワードがうっすら書かれていたことから3期製作の可能性があるかもしれません。正式な発表がこれから楽しみです。

 

 

ポケットモンスター

第26話「はねろ!コイキング」「かぶれ!ヤドキング

 キング尽くしの凄まじいギャグ回だった・・・・・・

 前半はオードリー春日演じる「カスキング」に持っていかれるかと思いきや特訓の結果筋骨隆々になるサトシとゴウとコイキングの絵面が強すぎでした。(デュエマといい最近のテレ東アニメは筋肉がブームなのか?)その後ゴウのコイキングがまさかの大気圏突破という予想外の展開にも呆然とさせられました。

 後半は何と言っても「サトキング」のインパクトに尽きます。ヤドンマスターなる謎のパワーワードを作りだしたり意識高い系みたいなワードを連発したりと普段のサトシなら絶対言わないことを言いまくるギャップが凄まじいです。しかしゴウやピカチュウまでも意識高い系に変える辺り本当にすごいのはシェルダーなのでは・・・・・・?と思わなくもなかったり。

前半後半ともにパワー溢れる内容でしたが、それ以上に2つの話が「宇宙まで飛び出したコイキングが帰ってくる」という1つのオチに収束する構成に思わず感嘆してしまいました。結局秘密基地でのんびり過ごすだけで終わったロケット団の描写も含めて最後まで大笑いさせてもらいましたね。

 

 

 ドラえもんといい普段とは違う時期に映画を見ることになり、ここ最近何だか不思議な気持ちにさせられます。どこか宙に浮いてるかのような気分を味わいつつ、映画と楽しみに待っていたいところです。

 

 

 ではまた、次の機会に。