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デュエル・マスターズ キング 第10話「女王様は強気ング!アメージングな切札を作れぇ!」感想

少しも甘くないわ

デュエマが絡まなければ基本まともっぽいアバクさん好き

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • ボルツと飴の女王

 今回のデュエマキングはキングマスターカードを手に入れて強さに磨きのかかったボルツに対抗しようとするジョーの様子から始まりました。冒頭デュエマで勝利したメガネの女の子*1から貰ったアメと「雪の女王」を組み合わせた新たなジョーカーズ≪飴の女王 スイート≫を生み出したのはいいものの、かなり高飛車な性格でペタンコプレスするのに苦労するという、過去のエピソードでも度々見られたいつもの流れでどこか懐かしさを感じましたね。

 アニメでは初の女性型ジョーカーズであるスイートはわがままで夢見がちなお姫様なうえ、触れたものをキャンディに変えてしまうという厄介な能力のせいで河越中をキャンディに変える大惨事を引き起こしてしまいますが、そんな彼女が叱咤を送ってきたボルツを自分の王子さま認定するのはさすがに予想外でした。(でもボルツに惚れてしまうのは何となくわかるかも)そのまま発展したジョーVSボルツのデュエマでもジョーがモモキングを召喚して逆転勝ちするかと思いきや、まさかのボルツがさらに逆転して勝利する結果にも驚きました。終始徹底したギャグ回でしたが、予想していたものとは大きく異なる展開を見せてくれて中々楽しかったですね。

 

 

  • ありのままのスイートな女王

飴の女王(キャンディプリンセス) スイート 火/自然文明 (6)
クリーチャー:ジョーカーズ/チーム切札/スペシャルズ
パワー6000
▪️<キリフダッシュ>[火/自然(3)](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを[火/自然(3)]支払って召喚してもよい)
▪️W・ブレイカ
▪️このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、そのカードとコストが同じ相手のクリーチャーをすべて破壊する。

 今回ジョーが生み出したジョーカーズ。本作に入ってから初めての新規スペシャルズでもあり、上記にもあるように男性型や性別不詳が多いジョーカーズでは非常に珍しい女性型のクリーチャーでもあります。

 コスト6にパワーも6000、さらにW・ブレイカーと平凡なスペックですが、キリフダッシュ3を持っているため奇襲性は高いです。

 しかしそれ以上に特徴的なのが登場時と攻撃時に山札の1枚目をマナにし、そのカードと同じコストを持つ相手クリーチャーを全て破壊する能力です。3マナでW・ブレイカーが出てきてなおかつマナチャージと全体除去をしてくるのは相手からしたらかなりの脅威と言えるでしょう。コストが同じクリーチャーなら何体だろうと一気に破壊出来るので、同じコストのクリーチャーでデッキを固める【ガチロボ】にとっては天敵と言えます。≪モモダチ キャンベロ≫などと組み合わせてスピードアタッカーを付与してやれば一気に2マナチャージ&除去2連打が可能とさらにアドバンテージを稼げます。

 問題はやはり除去の条件が微妙に厳しい点。上記の通りマナにしたカードとコストが以下でもなく以上でもなく同じでなければならないため、なるべく成功率を高めるためにデッキに入れるカードのコストをバラバラにする必要があります。狙って除去を発動させたいならやはり山札操作をするといいでしょう。特に同じジョーカーズなら≪天体かんそ君≫がいるので組み合わせやすいでしょう。また除去出来ずともマナブーストが可能なことからあえて5枚目以降の≪モモダチ モンキッド≫として使い、マナ加速が本命で除去はおまけ程度と割り切るのもありですね。ジョーカーズらしいユニークな能力で使ってみたくなる不思議な魅力があるカードだと思います。

 

 

  • アバクの目的とは?

 また今回Cパートで見せたアバクと彼の秘書になった「コニー」の会話が地味に印象に残りました。部屋を掃除しようとして散らかすというポンコツぶりをさらすコニーに呆れかえりながらもさっさと片付け始める生活力の高さにも驚きましたが、彼女に「大会を開いた理由は世界征服するためなのか」と聞かれた際にあっさり否定したシーンは個人的にかなり意外でした。このシーンから本作においてアバクはジョーたちの「ライバル」であって決して「悪役」ではないであろうことが伺えます。

 となるとアバクの目的は一体何か?という疑問が当然湧いてきます。これまで自身の強さを誇示するような発言を度々してきたことから、案外「大会で自分が最強であることを最強であることを証明する」といったものかもしれませんね。そう考えると何だか微笑ましいです。

 他にもアバクとコニーのやりとりをこっそり覗き見る大長老の姿も興味深いです。アバクが大会を開いた理由について気になっているそぶりを見せたことから大長老が王国側にいるのはアバクについて探るためという可能性も出てきてました。少なくとも王国側は決して一枚岩とは言えない状況にあるようで、今後の彼らの動向に期待が高鳴ります。

 

 

  • 華咲き乱れる新ED

 そして本作のEDは1話から前回まで上月 せれな(こうづき‐)さんが歌う「ともだちだから」が担当していましたが、今回から変更されました。(上月 せれなさん、素敵な歌をありがとうございました)

 新EDを担当するのは民謡ガールズ(みんよう‐)改めWAWAWA(わーーー)さんが歌う「百花繚乱ココロモヨウ」。前々作で「キラリ☆夢音頭」、前作で「ハッピーデイズ!!!」を歌いEDを飾ってくれたくれたグループが3度目の起用です。過去2曲と同じく民謡にJ-POPを取り入れた明るい曲で「」や「お祭り」を想起させるメロディは聞いているだけで元気になれます。ただ歌詞に「恋するハートが咲き誇る」とあるように明らかに恋愛ソングなので色恋沙汰とかに全く興味がなさそうなジョーたちの曲としては少し浮いているようにも感じてしまいますね。*2

 またそれ以上に印象的なのがED映像に関して。ジョーたちいつもの仲間たちをはじめアバクといった王国側もそれぞれ夏を満喫している楽しそうな光景が描かれています。4話で出てきたジョーたちの女装姿にアバクに何やら気があるような様子を見せるコニー、そして本編に続いてまたもや意味深な姿を見せる謎の少女小林エマと、とにかく情報量の多い1枚絵が次々と展開されるので見ているだけで楽しめます。何よりモヒ男や安賀里くんといったゲストキャラの姿もキチンと描かれていることに感動を覚えました。こうして丁寧に見せてくれると彼らの再登場もつい期待してしまいますね。しかし前回のEDでも姿を見せたももちゃんが登場しないままEDが変わるとは思いもしませんでしたね。戦友(ももちゃん)よ・・・・・・お前は今・・・・・・どこで戦っている・・・・・・

 

 

 さて次回はモモダチ3匹が喫茶店のお手伝いに嫌気がさし家出する話になるようです。一体何が不満なのかと思いきや報酬が具なしラーメンだけとかそりゃ嫌になるわな・・・・・・と同情しつつ、ここまでの話でキャラがだいぶ立ってきた3匹がメインとなる瞬間がようやく訪れて嬉しいです。このズッコケ3匹組がどのような波乱を巻き起こすのか、次回が楽しみですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:EDのクレジットによると「メガネっ子」という名称らしいです。

*2:ただ後述の映像の件を考えるともしかしたらこの曲はコニーやエマちゃんのことを歌っているのかもしれません。