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2020年夏アニメ簡易感想 その3

 

連ちゃんパパ【合冊版】(9) (ヤング宣言)

連ちゃんパパ【合冊版】(9) (ヤング宣言)

 

 

【全巻無料】連ちゃんパパ 1 - ありま猛 | 無料で漫画が全巻読み放題! - マンガ図書館Z

 

 一時期ネットを賑わせた『連ちゃんパパ』の無料公開が今月7月31日を以て終了するとのこと。以前本作を読んだ身としてこれほど衝撃的な作品は中々なかったのでそれが読めなくなるというのは少し複雑な気分です。これを気にもう1度読み返そうかなとも思いますが、読んでいてとても胸糞悪くなる作品なので少し迷ってしまいます。

 

metared19.hatenablog.com

 

 上記の記事に読んだ感想をある程度書き綴りましたが、あっさりと読める割にその後の後味の悪さは凄まじいです。可愛らしい絵柄で下衆な行為に手を染める登場人物のギャップに心が蝕まれます。話の構成なども優れていて非常に良く出来ている一方、そう何度も読み返したくなる作品というわけでもないんですよね。しかし読めなくなるのもそれはそれで・・・・・・中々に悩ましいものです。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

※今週から『遊☆戯☆王SEVENS』はしばらくの間再放送のため感想はありません。

 

 

 

 

Re:ゼロから始める異世界生活

第27話「次なる場所」

 レムはこの先しばらくは出番が無さそうだな・・・・・・としんみりしつつ、エミリアら登場人物のみんなの優しさにほっこりした回。スバルにとって残酷なことが何度も起こる世界だからこそ彼女たちの存在が見ている側としても癒しと化しているのがわかります。(オットーくんのギャグ描写とかマジで救いになっています)

 何気に本編ではしばらく出番がなかったベア子が久しぶりに登場し、「魔女因子」などのワードや意味深な態度を残してスバルを禁書庫から追い出すシーンは妙に印象に残りました。悲しそうな表情といい何だかんだでこの子も謎だらけで気になるところ。パックが突然出てこなくなるなど不穏な要素もいくつかありましたが今後の展開の雲行きを暗示しているかのようでまた怖いです。

 そしてラストには「エキドナ」なる謎の女性が登場し序盤から一気に盛り上がってきました。”強欲の魔女”を名乗る彼女がスバルに何をしてくるのか目が離せません。

 

 

デカダンス

第2話「sprocket」

 1話で説明された世界観が全て”娯楽施設”ってなんじゃそりゃあ!?冒頭の説明によって作品のジャンルがひっくり返されてからしばらくは開いた口が塞がりませんでした。襲い来る怪物もそれから身を守るためにデカダンスで暮らす人類も全ては「サイボーグ」たちのゲームのために用意されたものであることに衝撃を受けると同時に、前回の違和感の数々が一気に解消され不思議な感覚に陥りましたね。(この調子だとこれからも何度かどんでん返しがありそうですね)

 ゲームをプレイしたり鑑賞したりしているサイボーグたちは全体的にカートゥーン調に描かれていてリアル寄りのデカダンス世界とのギャップが凄まじいです。それでいて「ソリッドクエイク社」の命令や規律に従わないものを容赦なくスクラップにしていく様子は絵柄のギャップもあって非常にエグいの一言。ポストアポカリプスのゲームを運営する世界がディストピアというのも何とも言えない皮肉めいたものを感じます。

 ストーリーに関してはかつて自分のせいで多くのランカー仲間たちを失った経験から普通に生活して緩やかに死んでいくことを選んだカブラギがナツメがシステムですら認識出来ない「バグ」であることを知ったことでこの世界で彼女が何を為すのかを見守ろうという目標が出来る流れに感心しました。過去に諦めた自身の命すら投げ出してデカダンス(退廃的)な世界に反逆していこうとする姿は見ていてワクワクします。まだまだ明かされていない謎も含めますます楽しみになってきました。

 

 

ゾイドワイルド ZERO

第37話「オメガレックス破壊司令!」

 霧の中で繰り広げられる帝国&共和国の連合軍VS新帝国軍の戦い。ワイルドライガーVSハンターウルフにファングタイガーの猛攻など、前作のメインゾイドの改造機たちが戦う様はかなり興奮しました。一方で霧という見えにくい環境に加え、ジャミンガに操られないように耐Bスーツなしで戦っているためか両者ともにワイルドブラストをしなかったのは残念でした。これまでの戦いと比べると派手さに欠けている印象です。

 レオサイドはリュック隊長をはじめとした人物から警戒されるメルビルの状況が見ていて心苦しかったです。(彼女の立場を考えると仕方ないとはいえ)懸命に力になろうとするメルビルが信用されない様子が辛かっただけに彼女のことを必死に庇うレオやサリーたちには救われましたね。どっからか調達してきたギルラプターに乗るランド博士に、ラストにうっすら聞こえてきた謎の人物の笑い声などこの先の展開を予感させる内容にドキドキが止まりません。(余談ですが謎の女性の声は例の”あのお方=イレクトラ・ゲイト”なんだろうなと予想していたらEDのクレジットで思いっきり「イレクトラ・ゲイト」と書かれていたのを発見して思わず吹き出してしまいました)

 

 

ポケットモンスター

第29話「パチパチやきもち!ワンパチのきもち

 11話以来になるコハル&ワンパチのコンビにスポットが当たった回。怪我をしたマメパトばかりにかまうコハルにワンパチがジェラシーを燃やす流れにほっこりしていたらかつてコハルもワンパチにジェラシーを感じていたことがある過去が明かされ驚きました。新しい家族に対する子どもの複雑な気持ちをパートナーである両者を交えて描くのも面白かったですし、何よりジェラシーといった「マイナスな感情」を否定的に捉えない作風には好感が持てます。

 それはそれとして今回コハルとワンパチの姉弟のような関係に存分に癒されました。父母弟とともに日常を過ごしているこの2人は「相棒」というよりも「家族」なのだということがわかります。今回オニドリル相手に初めてバトルをして新しい体験を果たした2人ですが、この先の関係性がどのように変化していくのか気になるところ。その内サトシとゴウと一緒に他の地方に行くようになるかもしれませんね。

 

 

 さて連ちゃんパパという作品を公開しなくなってマンガ図書館Zはどうなるのか、という気持ちはありますが、このサイトは他にも『ラブひな』をはじめとして様々な作品が読めるので今後も度々利用することになりそうです。(特に最近「ヒーロークロスライン」にハマっています)皆様もこれを機にこのサイトに訪れてみてはどうでしょうか。(ダイマ

 

 

 ではまた、次の機会に。