我が計画に陰りなし
aiboを持ち歩く1000%社長の絵面の破壊力よ
- 1000%の謝罪？
前回のラストで共闘を持ちかけてきた垓に対し、困惑するも快く応じる或人。（彼視点では「唐突に味方面してきた変なおっさん」にしか見えないから仕方ない）主題歌を流した後のゼロワン＆サウザーVSアークゼロを主題歌をバックに流すという謎の編集がなされましたが、戦闘自体はゼロワンとサウザーの絶妙なコンビネーションとダブルライダーキックがカッコよくて印象に残りました。
そしてアークゼロ撤退後に垓が或人に素直に謝罪の意を示しましたが、新さうざーを抱いた状態で頭を下げてくる様子は非常にシュールで何とも言えない気分にさせられました。一方で或人がその謝罪を「謝って済む問題じゃない」と怒りその行動で示すようにお願いしたシーンは良かったです。味方化したことによって過去の罪についてなぁなぁにせず、はっきりと言及する作風は好感が持てます。同じように不破と唯阿が謝罪を受けた際も不破の人生を滅茶苦茶にしたことに怒る唯阿その割には人の人生を「つまらない」呼ばわりしていたけど、代わりにA.I.M.S.をZAIAから独立させることを要求してくる不破とそれぞれ垓のことを簡単には許さず、罪を償わせるようにする姿勢を見せてくれたことにどこかホッとしましたね。
- アークの策略
垓のことは置いておいて、迅を助け出したことによりアークの狙いがゼアを乗っ取ること、さらにゼアからアークが仮面ライダーになったことは想定外であるなど様々な情報が次々と飛び出してきました。その結果「ゼロワンのこれ以上のアップデートは不可能」という絶望的な結果が出てアークを倒す術はない･･････とされたところで或人がアークの予想を超えるライダーを作ると宣言した時はカッコよかったです。ゼアすら作れないものを或人の技術力で作れるのかという疑問は湧いてきますが、はっきりと言い切る様子はまさに主人公といった感じでした。
一方でかつての宇宙野郎雷電に戻ったと思われる雷が製作所に来たことをきっかけにアークに攻撃を仕掛けよういう彼の提案を受け入れた結果、アークたちの罠に引っかかる或人は少しカッコ悪いと思ってしまいました。アークの罠自体は「雷は本当に雷電に戻っていたものの本人の知らない中でアークが操っていた」という意表を突いてくる中々に凝った内容で感心しましたが、少々軽率に見えましたね。（しかし「ヒューマギアを信じたい或人」と「その心理を利用したアーク」の関係には目を見張るものがあって面白かったです）
その後1人でアークゼロ相手に戦ったのも印象が悪いです。今回の冒頭でサウザーと2人係でようやく拮抗出来た相手に考えなしに特攻するのはさすがにどうかと思ってしまいました。ただアークゼロの圧倒的な戦闘力が一層強調されたのは良かったですね。或人をボロボロになるまで痛めつける様子はかなりエグいものの悪役らしい容赦のなさが遺憾なく発揮されていたと思います。
ともあれアークゼロにゼロワンドライバーを奪われ倒れてしまう或人。さらにアークがゼロワンドライバーを通じてゼアに接続し、システムを乗っ取るという危機的状況に一気に陥ってしまったラストは絶望感が溢れて印象的でした。次回はいよいよゼロワンの最強フォームのお披露目ですが、果たしてこの劣勢からどのようにして逆転していくのか楽しみです。
ではまた、次の機会に。
