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2020年夏アニメ簡易感想 その5

 

 

 『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』が毎週メッチャ面白いのもあって劇中で活躍するガンプラが欲しくなってきている今日この頃ですが、近所の家電量販店では主要な機体のガンプラがほとんど売っていないことに少々ショックを受けています。すぐに売り切れるということはそれだけで本作が人気であることがわかるので決して悪いことではないのですが、手に入らないというのはやはり寂しいです。早く再販してくれないかなぁ・・・・・・とついつい思ってしまいます。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

Re:ゼロから始める異世界生活

第29話「親子」

 スバルの両親の愛に泣いた。ハイテンションな父にマイペースな母の暖かな家庭はもちろん、引き籠りになってしまった息子に変わらぬ態度で接してくれる姿から子どものことを思ってくれていることが伝わってきます。嫌われてほしかったことを吐露するスバルにかかと落とししながら「誰が自分の殻に籠ったくらいで自分のガキ見捨てるかっつの」と言ってくれる父親に泣き、両親に何もしてやれなかったことを悔やむスバルに「何かしてほしいから産んだわけじゃないんだよ。何かしてあげたいから産んだの」と言ってくれる母親にまた泣かされました。個人的にこういった家族愛には本当に弱いです。

 そんな両親と向き合うスバルの姿もまた印象的でした。誰からも慕われる父の子どもに相応しくあろうとして現実に打ちのめされ、結果誰かの反応を探ることに疲れて不登校になるまでの過程は中々に辛かったです。しかし異世界に流れ着き、守るべき存在となったエミリアやそんな自分を肯定してくれたレムといった少女たちの出会いを経て前に進めるようになった彼の成長ぶりにまたまた涙が零れてしまいました。

 全体的に優しい雰囲気のエピソードだったのですが、この空間はあくまでスバルの心象風景らしいので本物の両親には彼の成長と言葉は伝わってないという事実に少々悲しみを抱いてしまいます。(あとこんな素晴らしい両親から息子を引き離した奴は絶対許さねぇ・・・・・・という怒りも湧いてきました)OPもCMも無しという驚きの構成ながら内容の濃さもあってあっという間に見終わってしまいましたね。

 

 

デカダンス

第4話「transmission」

 前回の厳しい特訓の成果か土壇場の戦場で見事な初陣を飾ったナツメ。「かの力」に歓迎されたことで順風満帆に行くのかと思いきや、友人のフェイとの不和などのある中で「自分を変えたいから」という戦う理由をはっきりと言葉に出したのは良かったですね。

 一方序盤の戦闘で片や楽しみながらガドルを狩り、片や必死になりながら戦う様子からギアとタンカーの違いを改めて認識しました。迫るガドルの巣の攻略イベントの筋書きにおいてもギア(サイボーグ)にとってデカダンスの世界はゲームで、タンカーもゲームのNPCに過ぎない考えであることがよくわかります。それ故にゲームの演出のために死ぬかもしれないナツメを必死に説得するカブラギの姿は見ていて辛かったですね。次回カブラギがナツメを救うためにどんな行動に出るのか楽しみです。

 

 

ゾイドワイルド ZERO

第39話「130年前の男」

 前半再び現れたゼロファントスとの戦闘もソニックバードのおかげで何とか勝利。ジェイクは軽い態度の割にやたら頼もしくて出てくるたびに安心感がありますね。

 ゼロファントスのライダーである「デニス・ニールソン」がサリーたちの船を襲撃した集団のメンバーであり、これまで度々イメージで姿を見せてきたあのお方の正体がイレクトラ・ゲイトであることもついに判明。そこまではある程度予想していたもののデニスが液体金属となって自由にゾイドを操ってみせた時はさすがに驚きました。最早捕まえることすら困難な人外と化した敵ににどのようにして対抗するのでしょうか。

 後半の戦闘にて「レオのライジングライガーVSデニスが乗っ取ったワイルドライガー」という新旧主人公機対決が勃発した時は非常にテンションが上がりました。重武装で非常に硬いライジングライガーに対し、重火器を積みながらも相手を後ろ足で蹴り飛ばすといった身軽な動きを見せるワイルドライガーには惚れ惚れします。作品をまたいでもワイルドライガーの野性味溢れるバトルスタイルは健在であることがわかって嬉しかったですね。

 

 

ポケットモンスター

第31話「ヒンバスのきれいなウロコ

 前々回に続いてまたもやコハルメイン回。可愛がっているヒンバスを変と言われることに悲しんでいるナミちゃんを手伝い、人とポケモンの絆を見てポケモンの良さを知っていく様子は彼女の今後を予感させる名場面でした。また泳げないナミちゃんのためにコンテストの特訓を付き合ってあげる姿は面倒見のいいお姉さん気質なのだということがわかります。

 今回はみすぼらしい見た目故に散々なことを言われるヒンバスが美しいミロカロスに進化することで周囲に認められるという「みにくいアヒルの子」テイストの話でそれはそれで良かったのですが、ナミちゃんはヒンバスのままで可愛がっていたのであえて進化させずにヒンバスとしての良さを追求していく流れになるかと思っていました。それだけにこの無難な展開は個人的には少々残念です。(序盤サトシが周りに流されずヒンバスのことを「カッコいい」と言ってくれたので余計にそう感じてしまいます)とはいえ最初はヒンバスのことを悪く言っていた子どもたちがミロカロスの美しさも含めて態度を改めてくれたのは良かったですね。

 

 

 一時期は色んなガンプラを組んでいたものの最近は組むのが億劫になってしまっていましたが、リライズを見てからまた組みたいと思うようになったことに自分の単純さを痛感しながらも嬉しく思いました。何だかんだで「何かを作る」という行為は楽しいものです。

 

 

 ではまた、次の機会に。