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2020年夏アニメ簡易感想 その8

 

ウルトラマンネオス Blu-ray BOX

ウルトラマンネオス Blu-ray BOX

  • 発売日: 2018/03/07
  • メディア: Blu-ray
 

 

 

 『ウルトラギャラクシーファイト』続編配信決定!

 突然の新作発表にも驚きましたが、それ以上に衝撃だったのがPVで姿を見せたウルトラマンたち。栄光のウルトラ6兄弟を皮切りにゼロやオリジナルのゼット、トライスクワッドやリブットやさらにアーリーベリアルと中々に豪華な面子に加え、80やグレート、パワードといったこれまでスポットが当たらなかった不遇の戦士たちまで網羅していることに動揺と興奮を隠せません。怪獣側に関してもルーゴサイトやエンペラ星人といった歴代ラスボスにゼットン軍団集結とこちらもテンションが上がる映像がてんこ盛りでワクワクが止まりません。(あまりにも登場キャラが多すぎて「これまとまるの?」という心配も湧いてきますが)その中でも衝撃を受けたのが個人的に思い入れが深い「ウルトラマンネオス」と「ウルトラセブン21」の姿があったことですね。

 

 2002年の昔、今でも大好きな『ウルトラマンコスモス』が主演の杉浦太陽さんが誤認逮捕されたことにより放送出来なくなった事態に合わせ*1、代替として放送されたのが『ウルトラマンネオス』でした。*2全12話のうちたった2話しか放送されませんでしたが、コスモスが見れなくなったことにショックを受けていた当時の僕にとって、その悲しみを紛らわしてくれる救世主のような存在でした。後々ビデオをレンタルして全話視聴した際はそのスタンダードな世界観とアクションに惚れ惚れしつつ、お気に入りの作品となりました。

 

 そんな僕の当時の青春を救ってくれたネオスとセブン21が近々活躍するかもしれない、と知った時の喜びは一言では言い表せません。あの2人の勇士をまた見れる幸せを噛みしめつつ、本編配信の日まで楽しみにしていたいと思います。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

Re:ゼロから始める異世界生活

第32話「ユージン」

 友情って最高だな!という気分になった回。ベア子の救われるものの何かを隠してそうな彼女の真意を聞き出せないまま結局殺されるわガーフィールたちに拉致監禁されるわ踏んだり蹴ったりな目に遭うスバルの姿を心を削がれるような気持ちで見ていただけに終盤オットーが助けに来てくれる展開に幾分か救われました。最初は利害の一致で同行するようになっただけの関係だった彼がスバルのことを友達と言ってくれたシーンは本当に驚きましたし、誰が敵で誰が味方がわからない状況だからこそその言葉がどれだけスバルを救ってくれたのかがよくわかります。(スバルが大口開けて笑う姿ってかなり貴重ですよこれは・・・・・・)完全にオットーが2期の癒しと化していることに安心感を覚えますね。

 一方でスバルを監禁したリューズとガーフィールの考えについて気になるところ。ガーフィール曰くスバルは「魔女の残り香」がするようでそれが彼の警戒の理由になっているそうですが、それってもしかしてあのエキドナの仕業じゃないですよね・・・・・・?

 

 

デカダンス

第7話「driveshaft」

 前回の戦いを経てようやくカブラギがログイン出来た矢先、ガドルが大穴から侵入しタンカーの居住地を襲う光景に面食らいました。しかもそれが増え過ぎたタンカーを間引きするための運営側の策略であることが語られた時は中々にゾッとしましたね。所詮彼らにとってタンカー(人間)はゲームを盛り上げるためのペットに過ぎないということを実感します。

 そして人間側のストーリーに関してはナツメの強さと脆さが露わになった回でした。大穴を塞ごうと他のタンカーたちの協力を仰ぐ中友人のフェイとの間に亀裂が入るものの(この一連のシーンでフェイが「私は変わりたくなんてなかった」というセリフに深く共感してしましたね)、結果的に力を貸してくれるまでになったのはナツメの諦めない姿勢があったからこそ。それでいてその後に別アバターのカブラギに見せた涙から彼女はまだ強くあろうとしているだけの普通の少女であることが伺えます。そんなナツメを見て「この世界を壊す」とまで言い出したカブラギの今後に注目ですね。

 

 

ゾイドワイルド ZERO

第42話「ジョシュア・コンラッド

 イレクトラの正体にゾイドクライシスの真相、そしてレオの父の行方など多くの謎が一気に判明した回。イレクトラがキューブの力で人外と化したことに関してはある程度予想していたものの、彼らの操る原始ゾイドが惑星Ziのゾイドとは異なるゾイド因子を持った別の金属生命体であることが明かされた時はさすがに驚きました。倒されたら突然石化するゼロファントスなど明らかに他のゾイドにはない特性を持っていた理由がわかって少しスッキリです。一方でこれまで行方不明だったコンラッド教授がイレクトラの操るツタに呑みこまれて生きたまま縛りつけられている姿で出てきたシーンは中々にショッキングでした。現時点では生きているのかはわかりないだけに非常にエグい絵面です。(それにしてもボーマン博士といい、男が触手プレイに遭う光景を1話に2度も見ることになるとは・・・・・・

 そしてついに「ゼログライジス」が満を持して登場した時は興奮しました。ジェノスピノなど現代の恐竜の学説に則った水平姿勢の肉食恐竜ゾイドがほとんどの中、ゴジュラスを彷彿とさせる垂直姿勢、いわゆる「ゴジラ」であることにどこか懐かしさと感動を覚えます。相手の攻撃にビクともしない防御力に口から出したビームの爆風だけでそれらをあしらう攻撃力には愕然としました。終盤に出て来たためほんの数分しか動かなかったものの圧倒的な存在感です。始解放(ゼロブラスト)せずともこの強さからしてラスボスとしての格は申し分なさそうですね。

 

 

遊☆戯☆王SEVENS

第12話「禁じられたエース」

 【速報】セブンスロード・マジシャン、まさかのオリカだった

 というわけでセブンスロードの出どころを含めた遊我の過去についてようやく掘り下げがされました。セブンスロードが本来非公認のカードであることには驚いたものの、歴代『遊戯王』作品の主人公はカードを1から創造するわ書き換えるわとやりたい放題だったので「デュエルディスクが認識しているならば別にいいのでは?」とつい思ってしまいます。

 それはともかく1話で登場した謎の男がセブンスロードの本来の所持者で、幼い頃の遊我はそんな彼の姿を見て自身のロードを見出したという過去には驚きました。しかも遊我は1話の男が彼であることには気付いたいたらしいことも衝撃的。というかルークたちがあれだこれだと騒いでいる中黙り込んでいる遊我にこれまでにない不気味な雰囲気を感じます。真意が全く読めない点も含め、ここまで謎の多い主人公も珍しいですね。

 そしてセブンスロードが公式カードでないことを利用して「遊我がセブンスロードを引いた時点で反則負け」という状況を作り出したロアに思わず感心してしまいました。(サブタイトルの「禁じられたエース」ってそういう意味か・・・・・・)人気バンドマンである自分の立場を最大限活用した情報拡散に加え、ラッシュデュエルの大量ドローを逆手に取った戦略はカードゲームの悪役としてもこれ以上ないほど魅力的です。それにしても遊我とセブンスロードの関係について異様に詳しい点が気になるところ。ロアもまた何か重大なことを隠しているのかもしれませんね。

 

 

ポケットモンスター

第34話「孤高の闘士サイトウ!オトスパスの脅威!!

 ここ最近絶好調だったサトシの敗北回。(そろそろダンデ以外にも壁となる相手が出てくるかなと思っていたら案の定でした)ガラルのジムリーダーでもある「サイトウ」は格闘家として最低限の礼儀をわきまえている一方で、必要以上に相手と馴れ合おうとしない一歩引いた態度に求道者を思わせるストイックさが感じられる非常に興味深いキャラクターです。以前戦ったコルニを「甘い」と評した点に関しては色々と疑問が湧いてきますが、彼女の性格を見るに単なる罵倒ではなさそうですね。

 バトルに関してはオトスパスの締め技が印象的でした。他にもサトシの予想外の即興戦術*3を前にしても冷静に対処して完封する辺りに彼女たちの堅実な強さが伺えます。一方リオルにガラルカモネギと今回のサトシの手持ちの中でも若手の2匹にとって初めての挫折となりましたが、進化してからリベンジするのかどうかが地味に気になるところです。

 

 

 とまぁ上記の通りネオスの活躍を楽しみにしていることとは別にもう1つ、昨日発表されたゼットの新形態に衝撃を受けました。

 

 

 ゼットの最強形態らしき姿「デルタライズクロー」。そのカッコよさに惹かれつつ、彼が握っている「ベリアルの顔が付いた武器」に視線が誘導されました。まさかベリアルをそんな形で武器にしてしまうとは・・・・・・と動揺しながらも平成ライダーに出てきそうなビジュアルには思わず吹き出してしまいました。「ベリアルの物語は『ジード』で完結したからもう復活はさせないけど、細胞や武器は本人じゃないから好き勝手してもいいよね!」みたいな思惑があるのではないかとついつい考えてしまいます。賛否両論になりそうですが個人的にはゼットのキャラクターにマッチしているようにも思えるので、好意的に見ていきたいですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:詳しくは各自調べてもらえたら幸いです。

*2:2000年に製作されたオリジナルビデオ作品

*3:ゴウ曰く「サトシのムチャクチャ