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2020年夏アニメ簡易感想 その10

 

「怪物くん」Blu-ray BOX

「怪物くん」Blu-ray BOX

  • 発売日: 2011/12/14
  • メディア: Blu-ray
 

 

 2010年に放送された実写ドラマ『怪物くん』が現在日本テレビより毎週土曜日に再放送されています。当時ドラマを欠かさず見ていた身としてはもう1度見てみるのもおつなものだ、と思いちょくちょく視聴しているのですが、いやなんとも懐かしい

 主演の大野智くんの若々しい様子もそうですが、何より子役時代の濱田龍臣くんが目に焼き付きました。今やウルトラマンファンから「龍臣プロ」と呼ばれている彼にもこんな初々しい時代があったんだなぁ・・・・・・と思わず親戚のおじさん面してしまいます。彼の成長以外にも大野くん演じる怪物くんとのドラマでの絡みや、オーソドックスながらちょっと考えさせられるドラマのストーリーも含めて今見ても楽しめる作品だなぁ、と思います。楽しみな作品が1つ増えて嬉しい限りです。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

Re:ゼロから始める異世界生活

第34話「らぶらぶらぶらぶらぶらぶゆー」

『傲慢の魔女』テュフォン『憤怒の魔女』ミネルヴァ『暴食の魔女』ダフネと大罪を背負う魔女が一気に登場した回。新キャラ大量投入で覚えきれるか不安でしたがどいつもこいつもキャラが濃いおかげで杞憂でしたね。

 とはいえそれぞれベクトルが違うものの話の通じない連中ばかりでエキドナは”まともに会話出来るだけまだマシ”というのを実感しました。特にダフネは白鯨や前回スバルを喰い殺した「大(多)兎」を作り出した張本人というだけでヤバいのですが、これらの魔獣を「多くの人がいっぱい食べられる食料」として作っておきながらそれらが人々に多大な被害をなしていることに関して「相手を食べようとするのに自分が食べられない可能性を考慮しないのは勝手すぎませんか?」と言い放つシーンからは彼女の狂気を感じずにはいられませんでした。本人なりの善意を持ちながら人間の良識と倫理観から大きく外れている辺りが彼女らの魔女たる所以、であることがよくわかります。

 そしてラストに久々登場『嫉妬の魔女』サテラ怯えすくむスバルに抱きついて「愛してる」と囁き連呼するシーンは美しさと恐ろしさが共存していて印象的でした。(今回のサブタイトルの意味そういうことかよ!)未だに全容がつかめないその行動原理が「スバルへの愛」であり、彼に死に戻りを与えた理由なんでしょうけど彼女が出てくるときは大抵スバルの周りにいる奴らを殺しまくるので恐怖しか感じません。この狂気的な愛を見て彼女も魔女であることを改めて実感しますね。

 

 

デカダンス

第9話「turbocnarger」

 サルコジの最期に泣いた・・・・・・6話からと結構遅めの登場で正直個人的な印象そのものは薄いキャラだったんですけど、今回で一気に好きになりました。自分が何をしたいのかわからず、周りに流されるままにその場その場をのらりくらりと生きていたものの、カブラギから教えてもらった「限界まであがくこと」をやってのけるシーンは思わずうるうるしてしまいます。本作は「思うように生きられない」キャラクターが数多く登場しますが、サルは最後の最後になって自分のやりたいように生きてみせたのでしょう。

 またカブラギとナツメのガドル研究所の潜入シーンではジルが終始有能で驚きました。前回の素体強奪の件でも楽々スタッフルームに入り込めた辺り元はゲームの重要なスタッフだったであろうことは予測がつきますが、そんな彼女がなぜ矯正施設にいるのかが気になるところ。

 そしてラストでナツメがついにこの世界の真実を知ることになりましたが、あまりにも救いのない事実に彼女がどのような反応を示すのかワクワクします心配です。

 

 

ゾイドワイルド ZERO

第44話「倒せ!!ゼログライジス!!」

 ゼログライジスの力で地球が人間の住めない星になることを阻止するために行動を開始したレオ一行。とはいったもののやることは端末の再起動といつもとあまり変わらないのであまりゼログライジス対策をしている感じはないですね。というか話数の関係なのか再起動の作業が巻きに入っているように見えました。

 そんな中端末を守るために勃発したVSゼログライジス戦ですが、レオとライガーが端末の力を借りてグライジスを倒した時はそのあっさりさに正直目を疑いました。ギレルたちの攻撃を歯牙にも掛けず(余談ですがこの辺りのリュック隊長ら3人が一斉にマシンブラストするシーンが今回のここすきポイント)、オメガレックスを下したグラビティーキャノンを喰らってもなお歩みを止めない圧倒的な硬さを見せつけてきただけにレオたちだけでコアを破壊したのは正直拍子抜けでしたね。これが主人公補正というやつか・・・・・・しかし戦闘そのものはエヴォブラストやマシンブラストの掛け声が久しぶりにたくさん聞けたのもあって楽しかったです。

 

 

遊☆戯☆王SEVENS

第14話「ロミン'sキッチン」

 本作初となった本格的なデュエル無し回。腹ペコに音痴とここ最近の内に一気にポンコツ感が増してきたロミンに今度は”料理下手”という新たな属性まで追加された時は笑うしかありませんでした。レトルトくらいしか食べたことがないような生活を送って来たのであろうことは察せられますが、それを差し引いてもお米をレンジにそのままぶち込もうとするのは怖すぎる・・・・・・学人会長のフォローがあったとはいえ結果的に美味しいカレーが出来上がったのは奇跡のように思えます。当初はギスギスしていたルークとの関係もあっという間に解消されてホッとしました。(本作は基本的にキャラ同士の仲が必要以上に悪くならないのがいいですね

 またデュエルそのものは描かれなかった中カイゾーとAIによる高速デュエルの様子は描写されましたが、その後でカイゾーが少しだけボーっとしていたのが少し気になりましたね。大丈夫?デュエルの最中に変なウイルスか何か入れられてない?

 

 

 

ポケットモンスター

第36話「サトシとゴウ、砂地獄から這い上がれ!

 フライゴンがここまで強そうに描かれているのは初めてな気がする・・・・・・!フライゴンが砂嵐を作り出し、ビブラーバが超音波で動きを止め、ナックラーがアリ地獄で引きずり込む・・・・・・という見事な手順で人々を追い詰めていくフライゴン系列のポケモンたちに驚きと恐怖と感じずにはいられませんでした。フライゴンに至っては地の利を活かして終始サトシとゴウを翻弄する姿が非常にカッコよかったです。

 ストーリーに関しては前々回のサイトウ戦での敗北が響いてスランプに陥ったサトシに対してゴウがラビフットと共に戦う形で激励する流れが描かれましたが、前に出ることに躊躇するようになったサトシがかつてやっていた「恐れず進む」バトルスタイルをゴウが実践で披露してみせるシーンにグッときました。ラビフットがヒバニーの頃に編み出した「ひのこ」を使うことにこだわっていた様子など、ゴウもバトルすることに対して積極的になってきているのがわかって嬉しくなります。

 そして次回は待ちに待ったアローラ回!サトシを出迎えるククイ博士やハグしてくるモクローたちなど、予告映像の時点でワクワクが止まりません。サトシの歓迎ムードの中どこか居心地悪そうな表情をしているゴウ含めて次回が楽しみです。

 

 

 ドラマの再放送がよくされる中、かつて自分が見たあのドラマをまたやってくれないかなぁと最近つい考えてしまいます。特に『妖怪人間ベム』とかはストーリーもそうですが鈴木福くん演じるベロがお気に入りなのでまた見たいところ。ベラを主役とした新作ホラー映画が今度公開されるようですしこれを機に再放送を期待したいですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。