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デュエル・マスターズ キング 第20話「ショッキングビューティー現る!その名は美しきチョウキぃ!」感想

これはまた斬新なおねショタ・・・・・・いやショタおねか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • ”美”の探究者VS”BAD”の探究者

 いよいよキング・オブ・デュエマッチの第2次予選が開始。その記念すべき初戦にボルツと謎の女デュエリストチョウキ」の2人が選ばれ、両者の熱い戦いが繰り広げられる・・・・・・かと思いきや、その前にチョウキが謎の勝負を持ちかけてくる展開は予想外でした。しかもチョウキの持ちかけてきた「美しさ」を競う勝負の意味不明さには終始疑問符が浮かびっぱなしでした。(モモダチがボルツを援護するために審査員になりすましてからはもっとカオスなことに・・・・・・)チョウキの何でもかんでも自分の基準で美しさを語る性格も相まってインパクト抜群でしたね。

 ただボルツとチョウキの関係性には目を見張るものがありました。ボルツはチョウキの語る”美”という概念に対して全く理解しておらず、対してチョウキはボルツの考える”BAD”な概念に拒絶反応を示すやり取りは中々に興味深かったです。互いの信じるものを理解出来ずにぶつかり合う様子はもどかしいものの見てて楽しいです。ボルツがチョウキに対して割とフレンドリーになっている中、チョウキだけがボルツに一方的な敵意を向けているのも面白いです。どこか噛み合わないこの2人、意外とお似合いなのかもしれませんね。

 デュエマに関してもボルツが負けてしまったものの、知らない内にチョウキに一泡吹かせているのであまり不遇には感じませんでした。この奇妙なおねショタ・・・・・・いやショタおねか?はともかく、今後この2人の因縁をもっと見ていきたいとまで思いましたね。

 

 

  • 究極の美を求める妖艶なる不死鳥(?)

メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ 水/火 (7)
クリーチャー:フェニックス/美孔麗王国
パワー12000
▪️<ビビッドロー>[水/火(5)](自分のターン中、攻撃の前にこのクリーチャーをドローした時、表向きにしてもよい。そうしたら、このターンこのクリーチャーを[水/火(5)]支払って召喚してもよい)
▪️スピードアタッカー
▪️T・ブレイカ
▪️このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを3枚引く。
▪️このクリーチャーはブロックされない。
▪️このクリーチャーの攻撃中、自分の手札の枚数以下のコストを持つクリーチャーを、相手はバトルゾーンに出せない。

 チョウキが繰り出してきたキングマスターカード。種族はフェニックスに加え今回初登場の特殊種族「美孔麗王国(びっくりおうこく)」を擁しています。何気に初めての非進化フェニックスでもあります。

 まず目を引くのが巨大な顔面のみが描かれたカードイラスト。顔のみで構成されたクリーチャーというだけでも珍しいですが、その圧倒的な目力とケバいメイクは一度見たらしばらくは忘れなくなるほどのインパクトを誇ります。(怖がりな子どもが見たら夜中トイレに行けなくなりそう)他にも”オ”を”ヲ”に、”-”を小さな母音に変換して読む読みにくい独特な名前も特徴的。*1上記の非進化フェニックスである点も含め、「びっくり」の名を持つ種族に相応しい驚き尽くしのカードです。

 能力に関してはまずあげられるのが美孔麗王国の固有能力「ビビッドロー」。自分ターンにこの能力を持ったカードを引いた場合、相手プレイヤーに公開することでアタックステップに入る直前までの間のみ指定されたコストで召喚出来る能力です。要約するならば「引いたターン限定でコスト軽減出来る能力」といったところでしょうか。引いてしまえば早い段階でそのカードを使うことが出来るのは大変強力ですが、その条件が今引きとイマイチ不安定な点が気になります。狙って使う場合は≪ロスト・ウォーターゲイ≫や≪パルピィ・ゴーピー≫といった山札操作が行えるカードを使って事前に準備しておくと良さそうですね。

 そうして出せるこのクリーチャー自身の能力も特徴的です。まず登場時に3枚ドロー出来る能力は生きた≪トリプル・ブレイン≫といったところ。さらにスピードアタッカーにT・ブレイカー、そしてアンブロッカブルとこの時点でアタッカーとして強力であることがわかります。ドローさえできればブロックされない3打点の大型クリーチャーを5コストで出せるのは言うまでもなく強力です。

 そして固有の能力である攻撃中の敵クリーチャー封じがこのクリーチャーの突破力をさらに高めてくれます。自分の手札の枚数という条件付きですが、上記の3枚ドローのcipのおかげで手札0の状態からでも≪終末の時計 ザ・クロック≫がトリガーから出てくるのを阻止出来ます。もちろん手札を増やせば増やすほど相手が出せる範囲を狭められるうえ、ニンジャ・ストライクやS・バックも封じるため確実に攻撃を通すことが出来ます。実にフィニッシャー向きの能力と言えます。

 またフェニックスであることを活かして≪究極銀河ユニバース≫の進化元に採用するのもありですね。ビビッドローで早期に召喚出来るので相性は十分かと思われます。他にも≪ザ・ユニバース・ゲート≫の貴重な弾丸としての活躍も期待出来ますし、シンプルで使いやすい能力なので様々なカードとの組み合わせが考えられる非常に楽しいクリーチャーですね。

 

 

 さて次回はジョーが「サイキ」というデュエリストと戦う模様。しかも学校の地下にいつの間にか設置された金網リングで繰り広げられることから、毎年恒例のプロレス回になることが予想されます。チョウキといういきなりインパクトの強いキャラが出てきた中、サイキは果たしてどんな奴なのか非常に気になるところ。(他にも何気にまたもやナレ太郎が再登場するようなので楽しみです)

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:キングマスターカードは名前に「王」に関連するワードが入っていますが、このカードは「ヲヲ」=「王」ということなんでしょうか。