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2020年夏&秋アニメ簡易感想 その1

 

 

 いつの間にか10月、アニメで言うところの秋アニメのシーズンに突入しました。今季は延期といった事情もあり様々なアニメが集結した結果、群雄割拠の様相を呈しています。見たいものがたくさんあって大変!というのは贅沢な悩みというものでしょうか。

 しかし『ひぐらし』や『ダイ大』、『ストパン』の再アニメ化に『犬夜叉』の続編、ささらには『ウエストゲートパーク』のアニメ化と懐かし作品のラッシュを前に今は本当に令和なのだろうか?と脳の認識がバグってしまいそうになります。色んな意味で懐かしさと新しさを味わうことになりそうですね。

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

(※今回は前季の『Re:ゼロから始める異世界生活』の感想も加えて書いていきます)

 

 

 

 

 

 

Re:ゼロから始める異世界生活

第38話「泣きたくなる音」

 これまでやけくそになっていたスバルが今回を経てようやく自分の命に目を向けるようになって感動しました。どこまでも自己評価の低い彼が「死にたくない」という願いを出したことでようやく前に進めた気がします。魔女たちもサテラが加わり一触触発の雰囲気になるかと思いきやスバルの考えを尊重したり或いは説教してくれて意外でした。彼女らも人でなしであっても外道というわけではないのでしょうね。(一方で自分のことを棚に上げてスバルの歪さを指摘してくる辺りは魔女らしいですが)

 そんな中サテラが突然ヒロイン度を上げてきてびっくりしました。「いつか私を殺しに来てね」という発言からして生きているのは確定らしいですし、最終的に真ヒロインになりそうな予感がしますね。

 そうして今回からようやく解決の一歩を踏み出せるかと思ったのにロズワールの野郎!!エルザたちに屋敷を襲うよう依頼していたことは薄々気付いてはいたものの、全てはスバルを「ぼくがかんがえるさいきょうのきし」にするためだったという事実にゾッとします。他者やエミリアの心を踏みにじってでも彼女を生き残らせようとするスバルこそが理想としているのが本当に救えません。これでスバルのことが普通に好きな辺りこの男もしや作者の分身なのではなかろうか・・・・・・

 そして物語は一旦中断し、続きは来年の1月に。絶望的な状況で終わってしまいましたがラストにスバルのことを殴って叱ってくれるオットーには幾らか救われました。やっぱり持つべきものはユージンだな!

 

 

ひぐらしのなく頃に

第1話

 平成のサブカル文化を代表する作品の1つがまさかのリブート。キャラデザが全体的に丸っこく可愛い絵柄になり、見始めた当初はかなり違和感がありました。がメインキャラを演じる声優陣の変わらない演技(特に梨花ちゃまは当時のまんまで田村ゆかりスゲェ!となりました)に和やかな日常の中に潜む不穏な作風などかつての雰囲気を思い起こさせる要素満載で見終わるころには「ひぐらしだった」という認識に変わりましたね。リメイク前のアニメのOPが流れ出した時なんか衝撃と興奮に包まれましたよ。

 一方で部活のゲームとして登場した「宝探し」など原作になかったと思うシーンもちらほら見かけました。ラストの梨花のシーンも何だか気になります。というか鬼隠し編のようなエピソード表記も見当たりませんし、もしかしたら原作にはない新しい展開を見せてくれるかもしれませんね。

 

 

ゾイドワイルド ZERO

第48話「三大破壊龍!地球最大の決戦!」

 体長が一回り大きい完全体と化したゼログライジスの本気がようやく判明。口から破壊光線を出すだけだった以前とは異なり、背中のドーサルキャノンや原始解放(ゼロブラスト)によって胸のコアから放たれる「Zi-END(ジ・エンド)」など攻撃方法が多彩になり見ているだけで楽しいです。何より疑似ブラックホールを作り出した時の衝撃からラスボスとしての風格が出てきたと感じましたね。それだけに負けじと作戦を立て、ゾイド総動員で迎撃の準備をするシーンはグッときます。(個人的にオーライオーライしているナックルコングのシーンがここすきポイント)

 そしてレオ陣営はイレクトラの本体と対面。自分のことをずっと前から見ていたことをサラッと明かしつつ仲間に引きこもうとするショタコンイレクトラにレオが触手で縛られそれだよ視聴者が求めているモノは!さらに半分ゾイド人間化されるというハードな目に遭う展開は中々にショッキングでした。上記のゼログライジスも含めてこの絶望的な状況を残り2話でどう解決していくか見ものですね。

 

 

呪術廻戦

第1話「両面宿儺」

 今をときめくジャンプの人気連載作の1つもついにアニメ化。「呪い」をキーワードにしているだけあってホラーチックな演出が至る所に散りばめられていて、平穏な日常の中に潜む非日常が上手いこと表現されていました。アニメの制作会社がMAPPA*1なだけあっておどろおどろしい呪霊たちとそれを相手にしたバトルが迫力ある構図と作画で描かれており満足度も高いです。

 主人公の「虎杖悠仁(いたどり・ゆうじ)」は平凡な高校生と見せかけて身体能力がデタラメに高かったり呪いや怪物に一切物怖じしない辺りが異質で、彼の態度を見ているだけで不思議な感覚に襲われます。しかし祖父の遺言から「自分が知っている人間には正しく死んでほしい」という考えで友人たちを救い出すシーンはカッコよかったです。誰かを助けるために一生懸命になれる主人公は何だかんだで好感が持てますね。

 

 

遊☆戯☆王SEVENS

第18話「ごめんねゲッタチャンス」

 序盤のカイゾーを作り直す気満々の遊我の純粋な恐ろしさを再確認した今回、まさかのロアの主役回であったことに少々びっくりしました。以前から名前は判明していたものの影が薄かった「平月太(たいら・げった)」とロアのデュエルを通じて2人の友情が描かれましたが、これまで自分のことしか考えていなかったように見えたロアの意外な一面が明らかになったのはかなり意外でしたね。

 自分勝手なところは相変わらずな一方、月太に対する全幅の信頼を寄せている言動の数々は彼なりに友のことを想っているんだなと感じました。月太が裏切ったのもロアに自分のことを見てほしかったという感情からきていることが一目瞭然でしたし、互いに互いのことを強く意識しているのがよくわかります。俺様な暴君でありながらも、自分を支えてくれる相手のことをよく見ているカリスマ性も兼ね備えているのが霧島ロアという少年なのかもしれません。

 

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

第1話「小さな勇者、ダイ」

 待っていました、あの往年の名作がついに再アニメ化です。いきなりアバン先生とハドラーの対決に加え、バランの過去まで描く一連の冒頭シーンに早速テンションが上がりました。この時点で「本作は原作の最後までをアニメ化してくれるだろう」と確信しましたね。

 1話ということでニセ勇者一行に攫われたゴメちゃんを救うために島のモンスターたちと協力して戦うダイの様子が描かれましたが、原作も当初はこういうテイストだったことを改めて思い出しました。「デルパ、イルイル」とかそういえばあったな~と懐かしい気分に浸りながらも気合が入った戦闘シーンは見ていて惚れ惚れします。こういった序盤の序盤も丁寧にやってくれる辺り本当に気合を入れて作られているのだと感じますね。次回はレオナとのイチャイチャが見られるようですしこれから毎週楽しみです。

 

 

 さて今季に限っては他にも見ているアニメは多数。簡易感想も久しぶりに2分割にして書くことになりそうですね。感想を書くのも一苦労だなと思いつつ、楽しんで見ていきたい所存です。

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:牙狼GARO> -炎の刻印-』や『ユーリ!!! on ICE』、『ドロヘドロ』などを製作したアニメ会社として有名。