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2020年秋アニメ簡易感想 その6

 

ウルトラマンタイガ DXトレギアアイ

ウルトラマンタイガ DXトレギアアイ

  • 発売日: 2019/08/10
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

 


【最新PV!日本語版】素顔のトレギア!?『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』PV② ジョーニアス&アンドロメロスも電撃参戦!【ウルトラマン】

 

 以前配信が告知されていた『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』の新たなPVが本日のお昼にいきなり発表。新ビジュアルを見る限りリブットが主役らしく、多くのウルトラマンに加えまさかのアンドロメロスまで参戦するという豪華っぷり。この時点で大興奮の嵐だったのですが、PVのラスト数秒でさらなる衝撃を受けることになりました。え、何に衝撃を受けたって?決まっているじゃないですか、

 

 トレギアの素顔にですよ

 

 

 最期の瞬間を迎えるまで明らかにならなかったトレギアの素顔。意外と目が細いなとか頭部が若干メビウスみたいだなとかその外見についての感想は湧いてくるのですが、それ以上に劇場版『タイガ』を以て出番を終えたと思われた彼にまだスポットが当たったという事実が僕の心を貫きました。

 性格も所業も全てが最悪ながらその悲哀に満ちた背景やコンプレックスが個人的に響いた名悪役であるトレギアにもまた語れる余地があることに感動を覚えます。同時にタロウに話しかけている時の声を聴きながら「この爽やかな若者があの捻くれた男になってしまうんだなぁ」と考えるとどこかゾクゾクします。トレギア好きとしては今作のギャラクシーファイトは絶対に見逃せないな!と改めて思うことになりましたね。

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

ゾイドワイルド戦記

第1回

 『ゾイドワイルド ZERO』のその後を描いたショートムービー。意気揚々と見始めてみたのですが、ナレーションがランド博士だったせいで冒頭いきなり噴き出してしまいました。

 人口爆発による資源の不足から共和国と帝国間での戦争が勃発したというのが本作のあらすじなのですが、平和になって人口が増えて結果また戦争になるという流れが中々に生々しいです。それ以上の世界観を語ることなくまた登場人物による会話も全く描写されない辺りが玩具の背景ストーリーをそのままアニメにしたような趣です。

 戦闘シーンは「ギルラプターLC」の無双っぷりにまず興奮しました。1体1体を的確に、かつ素早く倒していく様子は個人的に抱いているギルラプター像にかなり近いです。これを乗りこなすクエイド中佐含めて一気にお気に入りになりました。(白い配色からドレイクの過去回想に登場した白ラプターを彷彿とさせるのがまたいいですね)

 そして本作初お披露目となった帝国軍の新ゾイドバーニングライガー」。こちらはワイルドブラスト機能がない点や武装を換装させるギミックなどがワイルドより前のゾイドとなっていてどこか懐かしさを覚えます。またいきなり3体も出てきたのは意外でしたね。全体的にワクワクする内容だったのですが、それだけに3分しかないうえに次回配信が1か月先というのはやはり辛い・・・・・・

 

 

ご注文はウサギですか? BLOOM

第2話「幼馴染のハート強奪事件」

 いきなりかいけつゾロリみたいなものが始まったと勘違いしてしまった2話。前半後半ともにシャロをメインに据えた「シャロ回」とも言うべき内容でした。前半はシャロと千夜の肝試しの様子が展開されましたが、幼い頃からの変わらない2人の友情にほっこりします。千夜は2期においてはココアとの絡みが多い印象でしたが、それでいてシャロのこともキチンと友人だと思っているのがわかるのが微笑ましいですね。

 後半は劇中劇「怪盗ラパン」になりきろうとするシャロの姿が描かれた回。作品に対する理解を深め、ラパンそのものになるために努力を惜しまない彼女は本作のキャラの中でも屈指のプロ精神を持ち合わせていると改めて思いました。それにしてもラパンがシャロに似すぎているのが気になります。というか作者があの青山さんの時点で勝手にモデルにされていますよねこれ?

 そして公開されたEDは相変わらずロリコンをピンポイント爆撃してきてやがる・・・・・・とはいえ「不思議の国のアリス」をベースにしたファンシーな内容なので2期EDの時ほどのあざとさはないですね。そこは安心のような残念なような

 

 

戦翼のシグルドリーヴァ

第3話「激戦地回復調査任務!」

 2話のそのまま続きを描いた今回はみこちゃんこと「六車・宮古(むぐるま・みやこ)」に焦点が当たった回でした。以前から明るく快活で館山基地のムードメーカーを務めている彼女ですが、礼儀作法がなっている意外な姿や料理上手で気配り上手な一面も明らかになりその楽しいキャラクターがさらに魅力的になった気がします。海ほたるでの現地の人たちたちとの触れ合いも微笑ましかったですね。

 それだけに後半の死ぬ間際の隊員を看取るシーンは辛かったです。すぐに他者と仲良くなれる反面、どんな人の死でも真正面から受け止めてしまう宮古の優しさには胸を打たれました。今回はクラウが共にいてくれたから救われたものの、これを繰りかえているとその内宮古の心が壊れてしまいそうと心配になってしまいますね。というか本作の脚本家からしてその展開は確実に来るだろうな・・・・・・

 

 

池袋ウエストゲートパーク

第3話「ゼタムーバー@芸術劇場」

 動画投稿者という比較的最近の時事ネタを取り入れた今回。いわゆる「炎上系投稿者」と「マッチポンプ商法」をテーマにしており、動画の評価や再生数などに囚われて暴走してしまう人間の末路を克明に描いていました。それでいて今回のゲストである「140☆流星」はどうにも憎めないキャラをしているのが面白いです。

 一方で相変わらず事件解決に入ってからあっという間に終わってしまう点が気になってしまいました。苦戦らしい苦戦もなく淡々と続く展開というのはやはりどうにも盛り上がりません。しかしタカシのハンマー寸止めのシーンは良かったですね。ようやくキングの恐ろしさがアニメでも表現されたと思いました。

 

 

ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN

第3話「二人ならできること」

 本格始動した501、そこに新たに配属された静夏。今回は劇場版での一件からすっかり芳佳フリークと化した彼女の困惑と成長が描かれました。自らの力不足や予期せぬ芳佳のトラブルに戸惑うものの、憧れの人の背中を追いかけるのではなく支えて共に並び立つことの大切さに気付く流れには感動しました。見守ることの大切さを教えるリーネや喝を入れるペリーヌといったかつてのルーキーが新たなルーキーを導く様子を見られたのも良かったです。

 一方で芳佳がまともに飛べなくなる展開には驚きました。「魔法圧」なる新たなワードも登場しましたが果たしてこれが今後解消されるのか気になるところ。そもそも劇場版で魔法力が戻ったことに関しても謎が多いですし、本作はその辺りを掘り下げそうな気がします。(それでもバカでかいシールド自体は健在な辺りはさすがですね)

 

 

おそ松さん(3期)

第2話「お届け物」ほか

 ギリギリっぷりを見せた1話の後で割と普通のぐーたらエピソードを描いた2話、実に『おそ松さん』らしい。冒頭の「ぼくらの時代」のパロディから始まった前半は短編エピソード詰め合わせで、最近のネタを積極的に取り入れていくスタイルに懐かしさと同時に新鮮さを感じました。それでいてカップルを無表情で攻撃する理不尽さは相変わらずな辺りこの6つ子はさぁ・・・・・・

 一方で後半は謎のAIロボット「うめ」と「シャケ」が登場したエピソードはいつもとは様子が異なっており困惑しました。6つ子の前に突然届いて彼らのお世話をする中、ラストのシーンの不穏さが半端なかったです。今後も登場するようですし3期は新しく続き物のエピソードをやる方向性なんですかね?(その場合は唯一心を開いていない一松が物語の鍵になりそうな気がしますね)

 

 

 上記のトレギアに対する書き込みや当ブログの『ウルトラマンタイガ』の感想記事を読んだことがある人なら何となくわかってもらえると思いますが、僕はトレギアのことがものすごく好きです。誰よりもウルトラマンの善性を信じていた故に、その考えに囚われて堕ちてしまった哀れな男トレギア。かつて”善性の象徴”でもあったウルトラマンでこんな哀れで愛しく思える悪役を出したことに今でも感謝しています。それだけに今現在、早く若かりし頃のトレギアが見たくてたまらない気持ちにさせられています。あぁ、楽しみだなぁ!

 

 

 ではまた、次の機会に。