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2020年秋アニメ簡易感想 その8

 

機動戦士ガンダムSEED DVD-BOX 【初回限定生産】

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  • 発売日: 2010/02/23
  • メディア: DVD
 

 

 

 先日Twitterのトレンドで「ガンダムSEED劇場版」というワードが出てきたのですが、実際は上のツイートにある通りリマスター版の劇場上映の模様。僕もその日そのトレンドを見つけてすぐさま調べたのですが、思っていたものとは異なる内容に少しがっかりしてしまいました。この手のSNSの罠にまんまと引っかかってしまったようです。

 一方で僕自身ここまでSEEDの映画について気になっているのだということに驚きます。調べる前はまぁ実際は違うんでしょ?とタカをくくりながらもどこか期待している自分がいることを実感し、「僕って実はSEEDの映画を楽しみにしてるんだなぁ」と再確認することになりましたね。それはそれで貴重な体験だったと思います。

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

 

ご注文はウサギですか? BLOOM

第3話「世界のすべては私の経験値」

 今回は「チマメ隊」ことチノ、マヤ、メグの3人がメイン。高校の進学という重要な岐路に立たされた3人が学校の説明会を通じて新しい世界を知っていくお話が展開され、それぞれ異なった成長をしていく内容にほっこりしました。特にお嬢様学校を敬遠していたマヤが誰よりものめり込むのが面白いですね。成績優秀な点など彼女の意外な一面が明らかになった気がします。

 他にもこれまであまり描かれてこなかったココアたちの「学校生活」がガッツリ描写されていたのも印象的でした。喫茶店で働いている時とは異なり見事にお嬢様学校の空気に馴染んでいるリゼやシャロ、対してクラスメイトから「茶店で働いているイメージが湧かない」と思われているココアと千夜のコンビなど普段とは異なる姿を新鮮な気分で見ることが出来ましたね。

 

 

戦翼のシグルドリーヴァ

第4話「館山城水着男女回遊戦!」

 前回のしんみりした空気を吹き飛ばすような見事なギャグ&水着回!!ピラーの包囲網を潜り抜けるための地下壕での大冒険はシールド隊率いる男衆の圧倒的なインパクトに終始笑いっぱなしでした。謎のイケメソをはじめとしてモブまで濃いので見ていて全く飽きません。おかげでクラウたちの水着の印象が薄くなってしまったよ・・・・・・

 完全にいじられキャラとして定着してきた「駒込・アズズ(こまごめ・アズズ)」が実質的な主役だった前半も特徴的。体力がなくすぐに倒れる、意地っ張りでかつ皮肉屋とマイナス面も多いものの僅かなヒントで敵の弱点に気付く洞察力や作戦立案能力など「天才」を自称するだけはある能力の高さを1話から何かと見せてくれます。何よりも人の好意を無下にしない辺りは何だかんだでいい子です。戦闘に関してはあっさり決着がついてしまったので物足りなかったのですが、それ以外はおおむね楽しめましたね。

 

 

池袋ウエストゲートパーク

第4話「ワルツ・フォー・ベビー」

 今回は3話までとは打って変わって落ち着いた雰囲気の中、非常に暗い内容が展開されました。息子の死の真相を知りたい男のためにマコトが探偵のように活動する中でその息子のどうしようもない真実に辿り着いてしまう結果には愕然としましたし、それを父親が知ってしまう終盤の展開にはやるせない気持ちになりました。マコトの”俺があんたの息子だったら”と励ます下りもいいシーンのようでいてその実とても救われません。

 誰が悪いとかといった問題ではないからこその後味の悪さ、それでいてどこか情緒溢れる演出と作風は実に石田衣良作品らしい「切なさ」だなと思います。(個人的には『スローグッドバイ』辺りを彷彿とさせますね)特に男が運転するタクシーでジャズを流すシーンは前半と後半で異なる哀調を帯びていると感じました。

 

 

ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN

第4話「200マイルの向こう」

 お馴染みシャーリー&ルッキーニのムードメーカーコンビ回。最速を目指すシャーリーとそれを手伝うルッキーニが時に喧嘩するものの協力しあう仲の良さは全くの健在で嬉しい限りです。「ラピッド号」なる相棒のバイクに対する想いや速さにこだわるようになったきっかけなどシャーリーの”夢のルーツ”が明らかになりましたが、それをかなぐり捨てででもルッキーニを助けようと走るシーンには感動しました。そうして友のために走らせた結果ラピッド号が200マイルを超えたというオチも良き。

 またバルクホルンの名フォローっぷりにも驚かされました。1期2期での衝突を経た結果かシャーリーに対する態度がかなり柔らかくなっており(シャーリーの速さに全幅の信頼を寄せる発言が多かったですね)、何よりルッキーニを優しく諭す場面は特に目に焼き付きました。お堅い軍人気質だったあの頃の彼女よりも成長し、他社の想いを汲み取ることが出来るようになったことにちょっとした感動を覚えます。

 

 

おそ松さん(3期)

第3話「ぼんくらの時代」「評価値」「マジック天使 マジへライッチー」

 前半は2話に引き続きウメとシャケがメインでしたが、これがまた攻めてるなぁ、と感じる内容でした。チビ太の呼び方を侮蔑表現ではないか?と異議を申し立てた件はもとより、ハタ坊たちに対するマジレスの数々はおかしな発言や表現に対して鬼の首を取ったように相手を責めたてる”ネットの悪しき風習”を全力で皮肉っているように思えます。トト子ちゃんに関してはノーコメントそれでいて当人たちはAI故に一切悪気がないのがたちが悪いです。むしろどうにかして気に入られるようと画策している点がやはり不穏です。この2体の目的は果たして何なのか・・・・・・?

 そして後半は「マジック天使 マジへライッチー」なる謎の新アニメが開始!?して仰天しました。80~90年代の魔法少女モノを思わせるデザインのアニメを気合いの入った作画で見せてくるのは流石です。主人公のイッチーが普通の女の子に見せかけて”マジ”モンのメン”ヘラ”というオチは一松配役の時点で気付いていたものの、いざ血まみれ魔法少女の絵面でやられると普通に怖いです。次回予告で「続きはない」とか言っていましたがそう見せかけて突然本編に再登場したりするんだろ騙されないぞ!

 

 

 上記のツイートにもある通り、今回のガンダムの映画情報は新作ではありませんでした。しかしそれはそれとして劇場で見てみたいという気持ちはあります。特に『逆襲のシャア』は映画館のスクリーンで見たら面白そうと感じますね。機会があったら観にいきたいところです。

 

 

 ではまた、次の機会に。