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デュエル・マスターズ キング 第28話「リベンジ再起ング!復活のチャンスを掴めぇ!」感想

今こそリベンジの時

復活のチャンスは掴めましたか・・・・・・?(小声)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • どこまでも前向きなゴリラ

 今回のデュエマキングはサイキ再登場回。ジョーへのリベンジのためにどこかの無人島でゴリラと戦い、その群れのボスにまで登りつめたサイキを見た時はびっくりしました。(「なんでカードゲームのリベンジをするためにゴリラとリアルファイトしてるの?」という疑問に関してはスルー)個人的にテレビでサイキを見た時のデッキーの「言葉は喋っていますし」という毒舌が癖になります。

 参加中のキング・オブ・デュエマッチをほっぽり出し、雇い主であろうアバクすら戸惑わせる困った男ですが、個人的には今回のサイキには結構好感を抱きました。初登場の21話の感想でも「どんなにピンチになっても自分の勝利を疑わないポジティブな姿勢や子どもであろうと全力で相手をしようととする辺りに好感が持てます」と書きましたが、なんていうかこのアニメで最も前向きな性格をしているおかげで見ていて不快感がないからかもしれません。他にも今回自分が倒したゴリラたちのボスを名乗っていたり勘違いで勝負を受けにきたボルツを無下にしない点が好感度が高かったです。なんやかんやでサイキというキャラクターがかなりお気に入りになってきましたね。

 

 

  • 天下無双鉄拳粉砕!剛腕ふるう無敵の王者

剛力羅王(ごりらおう) ゴリオ・ブゴリ 光/自然文明 (4)
クリーチャー:ビーストフォーク/暴拳王
パワー5000+
▪️マッハファイター
▪️<アバレチェーン>自分のクリーチャーが攻撃する時、それがこのターン最初の攻撃なら、このターン、そのクリーチャーのパワーを2倍にし、「パワード・ブレイカー」を与える。(「パワード・ブレイカー」を持つクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
▪️自分のクリーチャーの「アバレチェーン」のテキストにある「それがこのターン最初の攻撃なら」を、「それがこのターン最初または2度目の攻撃なら」に変える。

 ゴリラの群れとの戦いの末にサイキが手にした切り札。新たなビーストフォークにして、満を持して登場した暴拳王国のキングマスターカードです。丸い胴体と下半身よりも巨大な2本の腕が目を引くデザインでこれマジ?モチーフであるゴリラの”力強さ”をこれでもかと表現していると思います。

 スペックはコスト4にパワー5000とキングマスターにしてはかなり小さめですが、自身のアバレチェーンであるパワーを2倍&パワード・ブレイカー付与によって見た目以上の力を発揮してくれます。このカード自身に使えばパワー10000のW・ブレイカーとして、マッハファイターと合わせて中型のクリーチャーをバトルで除去することが出来ます。もちろん他の味方クリーチャーにも適用可能で、パワー12000以上のクリーチャーに使えば一気に5枚ブレイクすることも夢ではありません。

 さらに衝撃的なのが最後の能力。何とアバレチェーンを2度目の攻撃でも発動出来るようにするという前代未聞の”テキスト書き換え能力”です。これにより各ターン1度きりのアバレチェーンをさらに発動させられるようになり、一気に攻めに転じることが可能になりました。≪我怒の鎖 パンサーベア≫のようなマッハファイターとの噛み合いの悪さを抱えていた他の暴拳王国のクリーチャーの難点も解消しており、より相手プレイヤーへの攻撃に活かせるようになります。他にも≪明日の鎖 ハヤブサツイン≫のアバレチェーンでマナゾーンからドンドン展開していくなど、他のアバレチェーンとの組み合わせ次第で様々なコンボが編み出せるでしょう。

 1枚で完結した能力を持っているこれまでのキングマスターとは異なり単体ではあまりうまみがありませんが、他のカードのサポートに回ることで真価を発揮する珍しいタイプの切り札と言えます。今後も増えていくであろうアバレチェーンでより強くなっていくことが予想されるため、使っていて楽しいカードになりそうです。

 

 

  • ボルツ、無ジョーの敗退

 サイキに関しては文句のない一方で、今回残念だったのがボルツの扱い。サイキがジョー宛に書いた果たし状がモモキングやモモダチらのところへ巡り巡って最終的にボルツの手に渡り、自分への果たし状だと勘違いした彼に勝負を挑まれる展開は割とよくあるものでしたが(21話ではリアルファイトでの因縁もあるので2人が戦う理由も一応ありますし)、このデュエマでボルツが敗北したことによって敗者復活の権利を失うというオチはさすがにあんまりだと思いました。

 

 23話でキング・オブ・デュエマッチの2次予選敗退を喫しながらも、続く24話でデュエマの楽しさを思い出し敗者復活戦に臨むボルツを見て彼の活躍を期待していただけに今回の敗退には正直がっかりしてしまいました。新たな切り札を得たサイキを活躍させるために誰かを負かす展開にする必要があった」という製作側の事情は何となく理解出来ますが、敗者復活の権利を賭ける必要はあったのか、そもそも負ける役割をボルツにばかり押し付けなくても良かったのではないかといった考えが頭の中をぐるぐるよぎっります。

 ボルツは新シリーズの度に新キャラのかませとして負ける展開がよく見られたのですが、今期はさすがに負けすぎな気がします。今回のサイキとのデュエマでボルツが古くからの恒例パターンの被害者になりつつあるように感じました。敗者復活を匂わせつつこのまま退場はあまりにも無情なので、この先の展開でボルツが活躍してくれることを期待したいところです。マジで頼むぞマジで・・・・・・

 

 

 さて気を取り直して次回はyoutubarの「カジサック」こと吉本芸人キングコング梶原雄太(かじわら・ゆうた)さんがまさかの参戦!?現実でも人気YouTuberとして活躍しているらしく今期の芸人枠としての参戦になるようです。しかも使用するデッキは何と現在予約殺到のレジェンドスーパーデッキ「蒼龍革命」とのこと。勝太じゃなくてお前がドギラゴン使うんかい!とツッコみたくなりますが、子どもたちから人気があるであろうことを考慮すればまぁ納得は出来ますね。ともあれカジサックとデュエマが合わさることでどのような化学反応が起きるのかは気になります。『VSRF』で使われた懐かしいカタパルトなどもまた見られるようなのでその点でも楽しみですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。