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デュエル・マスターズ キング 第29話「オニチューブのキング!?カジサックのデュエマ動画ぁ!」感想

カジサック総進撃

最近のおもちゃに詳しい子供たちに親の方がリードされていくあるある

デュエル・マスターズ TCG DMBD-15 レジェンドスーパーデッキ 蒼龍革命

デュエル・マスターズ TCG DMBD-15 レジェンドスーパーデッキ 蒼龍革命

  • 発売日: 2020/11/21
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 目指せ!最高の”いいね”

 今回のデュエマキングは特別編、ということで前回予告した通りキングコング梶原雄太さんが扮する「カジサック」が登場しました。まさかキングコングの梶原がYouTuberになっていて、さらに結構な人気を獲得していたことに驚きます。僕個人はこの手のYouTuber動画を全く見ていないのでどれほど人気なのかはあまり理解していませんが、調べたところ様々なTV番組にもカジサック名義で出演している*1らしくそれだけYouTuberとしての顔が広く伝わっているのだということがわかります。若い頃に見ていたキンコン時代の梶原とは大きく様変わりしているのもあって何だか寂しい気分になってしまいますね。あと相方の西野はどうなったんですかね・・・・・・?

 

 カジサック本人の話はここまでにしておいてアニメ本編の話題をば。アニメの世界のカジサックは動画投稿サイト「鬼チューブ」で人気の鬼チューバ―らしく(キラやボルツは知らない一方でキャップがやたら詳しいのが何だかすごく”らしい”です)、ジョーたちからデュエマを学ぶという体で近づいてきました。まぁ実際は妻のヨメサックと三女のはるちゃんをメガネと鬼の助のコンビに攫われ、ジョーをデュエマで倒すよう脅されているとのことでしたが。いくら動画投稿者が人気だからとはいえずぶの素人をけしかけてくるメガネたちには呆れるほかないです。

 途中「生配信中に「100万いいね」を稼げたら家族を解放する」というどっちにしろ無茶な条件でのデュエマが始まりましたがそこからのカジサックのプレイング含めた展開が中々面白かったですね。”財力とコネクション”と言う名の大人の力を駆使して手に入れた伝説のデッキ「蒼龍革命」を使ってジョーに挑んできたはいいものの各カードの使い方がわからず息子と娘たちにダメ出しされるシーンが連続で流れた時は何とも言えない笑いが込み上げてきました。最終的に子どもたちの方がデュエマを仕切ってしまうなど「流行りの遊びに不慣れな大人」と逆に「流行りの遊びに詳しい子供」の対比を見ているようで妙にリアルです。結局デュエマはジョーが勝利したものの100万いいねを突破して(明らかに新カード珍しさでのいいねだったけど)メガネと鬼の助をぶっ飛ばし、一件落着。ジョーは「好きなものにかける”情熱”」というのを学んだカジサックと固い握手を交わすオーソドックスなエンドを迎えました。話の着地点は無難だったものの、カジサックとその家族のキャラの濃さがいい感じ目立って楽しい回でしたね。

 

 

  • 閃き輝く栄光の革命龍

蒼(あお)き守護神(しゅごしん) ドギラゴン閃(ノヴァ) 光/火文明 (8)
クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍/ハムカツ団
パワー13000
▪️革命チェンジ:光または火のコスト5以上のドラゴン
▪️ブロッカー
▪️T・ブレイカ
▪️自分のターンの終わりに、自分の多色クリーチャーをすべて、アンタップする。
▪️ファイナル革命:このクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、自分の山札の上から4枚を表向きにする。その中から進化ではない多色クリーチャーを、コストの合計が6以下になるように好きな数選び、バトルゾーンに出す。残りを好きな順序で山札の下に置く。

 カジサックが使用してきた切り札。久々のレジェンドクリーチャーにして今回使われた蒼龍革命の目玉カードの1枚です。殿堂入りを果たした伝説のカード≪蒼き団長 ドギラゴン剣≫の調整版でもあり元ネタと比べてオレンジの体色や剣の形状といった差違が見られるのが特徴的で、特に元ネタよりもスマートになった印象を受けます。

 カードとしてはコスト8、パワー13000のブロッカー&T・ブレイカーと基礎スペックは上々。さらに革命クリーチャーらしく革命チェンジによる早出しも可能です。同デッキに収録されている≪”龍装者”チュリス≫や≪凰翔竜機バルキリールピア≫辺りと革命チェンジして出すと良いでしょう。*2

 そしてレジェンドクリーチャーに相応しくファイナル革命も備えています。能力も山札の上から多色クリーチャーを踏み倒すというドギラゴン剣の山札版とも言うべき豪快なもの。マナゾーンから踏み倒す場合と違い不確定要素が強めですが、コストの合計が6以下ならば何を出しても良い点は変わらないので強力であることには変わりません。(マナゾーンのカードを消費する必要がなくなった、と取ることも出来ます)

 さらにターン終了時に多色クリーチャー限定でアンタップする、俗にいう”警戒”能力も持ち合わせており、上記のブロッカーと組み合わせることで返しのターンでも安心して守りに回れるようになっています。味方の多色クリーチャーも殴り返しから守れるようになっており、ドギラゴン剣に防御も可能にした”器用さ”を加えたようなクリーチャーに仕上がっています。ビートダウン性能は下がった分コントロールデッキに入れても満遍なく活躍出来ることでしょう。

 問題は自前でスピードアタッカーを持っていない点とスピードアタッカー付与を備えていない点です。これにより踏み倒したクリーチャーが自前でスピードアタッカーを持っていなかった場合一斉攻撃が出来なくなってしまいました。ワンショットキルにこだわらなくとも良いのですが、どうせならスピードアタッカーを持っているか付与する能力を持つクリーチャーを踏み倒すと良いでしょう。個人的なオススメは≪「影斬」の鬼 ドクガン竜≫。スピードアタッカーを備えている点に加え、鬼タイム下で味方全員にスレイヤーとブロッカーを付与出来るためこのカード自身の警戒能力とシナジーを形成してより防御に徹した運用が可能となります。

 また多色クリーチャーの踏み倒しとサポート、ということで上記以外にも組み合わせが考えられます。多くのカードやデッキと共存し、活躍出来る性能はまさに”ドギラゴン”の名を冠するに相応しいもの。今後意外な形での活躍も期待出来る良調整のカードと言えます。

 

 

 というわけで例年通りの芸人ゲスト回でしたが、カジサック本人の演技が中々に上手だったのもあってストレスなく見れました。やはりアニメを視聴するうえで出演者のアフレコは重要だと再確認します。カジサック関連以外にも≪龍装者 バルチュリス≫が2年越しにアニメ初出演を果たしたり、アニメで革命チェンジする際に使われるカタパルト演出が久々に復活するなどデュエマ中の描写にも見どころが満載でした。勝太以外がドギラゴンを使ったことに少なからず不満を覚えるものの、特別らしく細かいことは気にせず楽しめる内容になっていたかと思います。

 

 

 次回はジョーがキングマスター所持者の元に忍び込んで強さの秘密を探る、という展開になるとのこと。まぁ相手がどんな戦略を使ってくるのかをリサーチするのは立派な戦術ではあるのですが、モモキングやモモダチと一緒にするという点から嫌な予感しかしません。何かしらのギャグ展開待ったなしとなることが予想されますね。新たに登場する忍者ジョーカーズも気になるところです。

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:熊本県民テレビ「カジサックのじゃないと!」などの冠番組なども存在します。

*2:デッキ収録カード以外にも≪真・龍覇 ヘブンズロージア≫や≪二族 ミア・ンババ≫など様々な候補がいます。