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デュエル・マスターズ キング 第32話「チーム切札、決起ング!切札革命を巻き起こせぇ!」感想

巻き起こせ、切り札革命(レヴォリューション)!!

己のために、友のために、今こそ立ち上がれ!!

デュエル・マスターズ DXカードプロテクト 勝熱百覇 モモキング ReVo

デュエル・マスターズ DXカードプロテクト 勝熱百覇 モモキング ReVo

  • 発売日: 2020/12/18
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 勝熱燃やしたら、また走り出せるはず

 今回のデュエマキングは前回のラストで勃発したコウキとのデュエマの続きからスタート。コウキの使う月光王国のオシオキムーンはシールドの減少によって発動する能力なので同じくシールドが発動条件となっているキリフダッシュとは相性が最悪。しかしスパダチにパワーアップしたモモダチたちの活躍で何とか一進一退の攻防が繰り広げられていました。この辺りの前半のデュエマ描写は激戦中でもコントを繰り広げていたモモダチたちが雄々しく戦う様が見れて彼らの成長をキチンと感じ取ることが出来ましたね。特にあの泣き虫だったキャンベロがすっかり勇ましくなっちゃって・・・・・・(後方保護者面)

 一方でデッキの中で待機していたモモキングはパワーアップを果たせなかったことを未だに悔やんでいて可哀想でした。「みんなが強くなったというのに拙者は・・・・・・」と自分を責め続ける姿は見ていて彼の責任感の強さがよくわかると同時に慰めたくなります。だからこそ後半の「強くなりたい理由」を見つけ出すシーンには感動しました。前回の感想で書いた「ジョーやチーム切札のために」という理由をモモキング自身が思い出したことでモモダチたちの力を結集させてパワーアップを果たす展開は中々に胸熱です。(ただモモキングが”自分のため”だけと考えていたかどうかには疑問が残りますが)後述のパワーアップしたモモキングのカードがその「チーム切札の仲間と共に戦う」という意志が反映されたかのような能力になっていてその辺りもまた興味深いです。

 そんなモモキングを叱咤激励してくれたモモダチたち、そして力になってくれると信じて待ってくれたジョーとの関係がまた素晴らしかったです。特にジョーは自分を責めてばかりのモモキングに「大丈夫だよ」「モモキングはスゴいヤツなんだって」と無類の信頼を寄せてくれたので、彼の器の大きさを再確認することが出来ました。こういう”根拠のいらない信頼”に弱いんだ僕は・・・・・・と思いながら燃えましたねえぇ。

 

 

  • 戦場で共に戦う、もしきお供達!

スパダチ キャンベロR(レヴォ) 火文明 (4)
クリーチャー:ジョーカーズ/チーム切札 
パワー5000
▪️<キリフダッシュ>[火(10)](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを[火(10)]支払って召喚してもよい)
▪️スピードアタッカー
▪️自分のチーム切札の召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
▪️<キリフダReVo>このクリーチャーが「キリフダッシュ」能力によってバトルゾーンに出たターンの間、自分のクリーチャーが攻撃する時、自分のチーム切札をすべてアンタップする。

 

スパダチ モンキッドR(レヴォ) 自然文明 (3)
クリーチャー:ジョーカーズ/チーム切札
パワー2000
▪️<キリフダッシュ>[自然(10)](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを[自然(10)]支払って召喚してもよい)
▪️このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から3枚を見る。その中からチーム切札を1枚、タップしてマナゾーンに置いてもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く。
▪️<キリフダReVo>このクリーチャーが「キリフダッシュ」能力によってバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーをすべて、持ち主のマナゾーンに置く。

 

スパダチ ケントナークR(レヴォ) 火/自然文明 (5)
クリーチャー:ジョーカーズ/チーム切札
パワー6000
▪️<キリフダッシュ>[火/自然(10)](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを[火/自然(10)]支払って召喚してもよい)
▪️スピードアタッカー
▪️マッハファイター
▪️W・ブレイカ
▪️このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から3枚をマナゾーンにタップして置き、その後、自分のマナゾーンから3枚を好きな順序で山札の下に置く。
▪️<キリフダReVo>このクリーチャーが「キリフダッシュ」能力によってバトルゾーンに出たターンの間、相手がクリーチャーをバトルゾーンに出す時、相手はかわりにそれをマナゾーンに置く。

 キャンベロ、モンキッド、ケントナークのモモダチ3匹が試練を乗り越えた末、新たな力を備えた「スパダチ」と化した姿。いずれも身軽だったモモダチ時代とは打って変わって金色をベースとした鎧を纏った重装備になっており、一目見ただけで”パワーアップ”したことがわかる良デザインです。(特にキャンベロは以前の可愛い姿から凛々しくカッコいい顔立ちに変化しているのが印象的ですね)

 能力もそれぞれ変化しており、特にキャンベロとモンキッドは以前と比べてチーム切札のサポートに特化した能力になっています。キャンベロはチーム切札限定のコスト軽減を獲得しており、当然キリフダッシュにも対応しているため大型キリフダッシュ持ちを早期に呼び出すことが可能となっています。モンキッドはcipのマナブーストがタップインになってしまった点がモモダチ時代に劣っていますが狙ったチーム切札をマナに仕込める点は有用。マナに置いた大型のチーム切札をマナ回収やJチェンジで踏み倒すといった方法ならこちらに軍配が上がるでしょう。

 ケントナークはスピードアタッカーにマッハファイター、それにW・ブレイカーを持っておりコスト5の多色クリーチャーとしては標準以上のスペックを誇ります。さらにcipでマナ交換が出来るのも良いですね。(発動が強制のうえマナが全てタップインで置かれるのがネックですが)中盤の露払いなどでの活躍が見込めるでしょう。

 そしてそれらを超える注目ポイントが彼らが獲得したチーム切札の新固有能力「キリフダReVo(レヴォリューション)」。キリフダッシュを使用して場に出た際に追加で発動するボーナス能力です。キリフダッシュで出さなければ発動せず、着地置換効果*1などを使われたら当然発動は出来ませんが、キリフダッシュをすること自体に意義を出したのは面白いところ。当然のことながらこれを持ったカードはいずれもキリフダッシュを備えていますが、本来のコストよりも高く設定されています。上記のスパダチ3体はキリフダッシュコストが何と10というかなりの重さですが、その分発揮されるキリフダReVoはいずれも強力なものになっています。

 まずキャンベロRはそのターン、チーム切札限定で発動する無限攻撃。キャンベロR自身が革命0発動中の≪燃える革命 ドギラゴン≫と同じ状態になる他、味方のチーム切札が存在する限り何度でもアンタップして攻撃可能になるという恐るべき性能を誇ります。チーム切札以外のクリーチャーの攻撃でもアンタップされるもののチーム切札以外のクリーチャーはアンタップされない点、遅延誘発型能力ではなく攻撃時にアンタップするためスパーク系の呪文でタップされると攻撃することが出来なる点には注意が必要です。

 モンキッドRは相手クリーチャーを全てマナに送る全体除去。相手にマナアドバンテージを与えてしまうもののコストやパワーの指定もなく無条件でクリーチャー全てをどかせるためここぞという時に素晴らしい働きをしてくれるポテンシャルを秘めています。

 ケントナークRはそのターンのみ発揮される召喚封じ。トリガークリーチャーはもちろんこと、ニンジャストライクや他のカードによる踏み倒しすらもマナ送りによって封じることが出来ます。着地置換効果なので相手のcipの発動すら許さず、ワンショットキルの確実性を一気に高めてくれます。

 いずれも発動するには高いコストが必要なものの、そこまでするに見合った必殺級の能力を備えたクリーチャーになっています。それぞれ前回の試練の内容に見合った能力を得ている点*2も含め、非常に逞しく、そしてカッコよく成長したことに感動を覚えます。キリフダッシュを使わずとも優秀な能力が揃っているので、状況に応じてキリフダReVoと上手いこと使い分けていきたいですね。(さらにこれらのカードはパワーアップしたモモキングによってさらに強力になっていくのですが、それについては後述を参照)

 

 

 

  • 仲間と共に勝利への道を突き進む!熱き血潮の百練覇龍!!

勝熱百覇(ジョーネツヒャクパー) モモキングReVo(レヴォリューション) 火/自然文明 (7)
クリーチャー:ヒーロー・ドラゴン/ジョーカーズ/チーム切札
パワー11000
▪️<キリフダッシュ>[火/自然(8)](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを[火/自然(8)]支払って召喚してもよい)
▪️スピードアタッカー
▪️W・ブレイカ
▪️自分の手札にあるチーム切札すべてに「キリフダッシュ[火/自然(2)]」を与える。
▪️<キリフダReVo>このクリーチャーが「キリフダッシュ」能力によってバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から2枚をマナゾーンに置き、自分のマナゾーンから3枚まで手札に戻し、自分のマナゾーンのカードをすべてアンタップする。

 モモキングが仲間との絆でパワーアップを果たした姿。ついに登場したチーム切札の新たなキングマスターカードです。≪勝熱英雄 モモキング≫だった頃の黒光りする鎧が光り輝く黄金の鎧に変化しており、それ以外にも装飾が非常に派手になってるなど一気に豪華絢爛な姿になりました。個人的にかつて使っていた太刀が変化したものであろう大剣を構えた姿が非常にカッコいいです。そして能力の方も単体で完成していた勝熱英雄の時とはまた異なるアプローチに変化しています。

 スペックに関してはコスト7、パワー11000のW・ブレイカーと、意外にも勝熱英雄時代よりも一回りサイズダウン。(どちらかというと≪勝熱龍 モモキング≫だった頃のサイズに戻っている印象を受けます)さらにキリフダッシュのコストも8と多くなっており若干使い勝手は下がりましたが、その分場に出た時に真価を発揮します。

 まずモモキングReVoをキリフダッシュで出した時に発動するキリフダReVoはマナブーストとマナ回収からのマナ回復というもの。ここまで使ったマナを増やしたうえで回復させられるので、後続のキリフダッシュに繋げやすくなっています。マナ回収によって手札に確保しておきたいカードを任意の枚数戻すことも出来、しかも敢えて回収しない選択も取れるので*3その場合マナを増やした状態で使える脅威の能力となります。(仮にこのカードをキリフダッシュ8で召喚した場合、マナ回収をしなければそのまま10マナも使えるようになりますね)

 さらに特筆すべきはチーム切札にキリフダッシュ2を付与するという驚きの能力。これによりクリーチャー、呪文問わずチーム切札を種族に持つ全てのカードを2マナで召喚することが可能となります。≪モモダチレーニング!!!≫や≪百万面相 トカゲ丸≫のような本来キリフダッシュを持たない高コストカードに使うのはもちろんのこと、≪パンヌダルク≫や上記のスパダチたちといったキリフダッシュのコストが重いカードとも組み合わせることが出来ます。(もちろん進化前のモモキングを出すのも良いでしょう)特にスパダチたちとは相性抜群で、彼らのキリフダReVoをたった2マナで発動させられる恐るべきシナジーを発揮してくるので是非一緒に使ってみたいところ。1体で戦うのではなく仲間のサポートに回ることで圧倒的な爆発力を見せる、「1人1人が皆のために強くなる」チーム切札のキングマスターに相応しい必殺のカードと言えますね。

 

 

 というわけでモモキングたちのパワーアップお披露目回でした。2話かけてのパワーアップを描いていただけあって非常に気合が入っており、その分見ている側もテンションが上がる内容になっていたと思います。個人的にこれまでおかしな凸凹チームという印象だったモモキングたちが今回の一件を経てようやく1つのチームになることが出来たと感じましたね。(モモキングReVoとスパダチたちが集結するシーンとかは非常に燃えました)今後の彼らの活躍が楽しみになってきました。

 そして次回はジョーがももちゃんとまさかのデート!?ここにきてそんな甘酸っぱい展開をやるということが驚きです。ジョーはジョーで予告映像でももちゃんを意識しているかのような素振りを見せますしどうなってしまうのか非常に気になります。その一方で繰り広げられるアバクVS大長老もどうなるのでしょうか。(アバクの新ジャオウガが出るようですし大長老無事では済まないかも・・・・・・

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:バトルゾーンに出るカードを別のゾーンに送る効果の俗称。「バトルゾーンに出るかわりに」というテキストで書かれていることが多く、バトルゾーンに出てこなかった判定になるためcipが発動出来ないのが特徴。

*2:諦めずに崖を登り切ったキャンベロには何度でも立ち上がる「無限攻撃」。

辛いカレーを我慢して完食し血肉にしたモンキッドには相手をマナに変える「全体除去」。

敵の攻撃を封じて見事勝利をおさめたケントナークには反撃を許さない「召喚封じ」。

それぞれの試練とそれに立ち向かった彼らの姿勢が能力に反映されていると言えます。多少強引な解釈だけど。

*3:テキストに「自分のマナゾーンから3枚まで手札に戻し、」とあるので、手札に戻すカードを0枚=手札に戻さないという選択が可能となる。