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2021年冬アニメ&特撮簡易感想 その8

 

 

 

 

 今年の春に放送するデュエマアニメ新シリーズのタイトルデュエル・マスターズ キング!』が先日発表されました。ジョー編ではお馴染みとなった新シリーズの度タイトルに“!(エクスクラメーション)マーク”を加えていく方式を今年も採用したようです。既にジョー編のアイデンティティとなっているものの、前シリーズとの区別が付けにくいタイトルには少々不満を覚えてしまいます。(『キング』以前に関しては『ズ(2017)』『ズ!』『ズ!!』と呼び分けていますが正直わかりにくいです)まぁ『VSRF(バーサスレヴォリューションファイナル)』みたいにやたら長ったらしいものになるよりは子どもに伝わりやすいのかとは思いますが・・・・・・

 

 それはともかく新シリーズの内容に関しては興味津々です。特報映像には「みんなでタイムスリップ!」というワードが飛び出してきましたが、チーム切札が偉人・おとぎ話モチーフであることから、歴史上の偉人と関わっていく展開になるのか(『イナイレGO』みたいな)、はたまた過去シリーズのキャラクターが再登場するのか非常に気になります。シルエットだけ公開された新キャラもまた一癖も二癖もありそうで面白いです。

 他にも上記のツイート画像から見られるタイトルロゴにも目がいきます。一見!マークが付いているだけのようにも見えますが、現在放送中のシリーズにあったチーム&王国のマークがなくなり、通常の文明のマークが配置されているデザインに戻っています。このことからチーム&王国はもう出てこない可能性が出てきました。個人的に個性豊かな格チームが気に入っているので、チームだけでも続投してほしいところです。

 ともあれ新シリーズも無事放送してくれることに一安心。現実の社会は未だ予断を許さない状況に置かれていますが、それだけにいつも放送しているアニメをいつも通り放送してくれることのありがたさをつくづく実感します。毎週アニメを届けてくれる製作陣に感謝しつつ、新シリーズに備えたいと思います。

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

遊☆戯☆王SEVENS

第34話「ゴーハ第6小学校」

 前回のラストで遊我たちが第6小学校に転校してからのエピソード。以前から6小がどんなスパルタ校か気になっていましたが、沼とか崖ばかりの通学路の時点でもうまともじゃないことがひしひし伝わってきました。歴史と伝統を重んじるのは良いことですが、重視するあまり生徒たちを厳しく縛る、古くからある学校で見られる「悪しき伝統」になってしまっているのが妙に生々しいです。

 そして本編ではガクトが「生徒会長欠乏症」なる意味不明な病気になってしまった辺りで大笑いしてしまいました。突然歌い踊り出す様子も前々回のジャンゴのそれとそっくりで病気が感染しているかのような口ぶりがまた笑いを誘います。しかしその後会長の座にとらわれずに自分らしく戦い、ギャリアンに勝利する姿はカッコよかったです。蘭世たちのリベンジにもなりましたし中々にスカッとしましたね。愛機のGG03を労わり、潔く去っていくギャリアンも見ていて気持ちよかったです。

 

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

第16話「大魔道士マトリフ」

 前回のラストでダイたちを助けた「マトリフ」が本格的に登場。アバンと共に魔王を討った凄腕の魔道士である反面、自分勝手な人間に愛想を尽かしたひねくれ者かつドスケベセクハラジジイという塩梅が昔から好きなキャラです。(原作ではマァムの体を直接触ってセクハラしていたのがアニメでは口だけのセクハラになっていたのは個人的には良改変)

 それでいてポップに「魔法使いの役目」を叩き込んでいく名師匠ぶりも素晴らしいですね。ポップもマトリフのスパルタを経てルーラを覚える辺りは流石と言ったところ。また自分にとっての「先生」はアバン1人だからこそマトリフを「師匠」と呼ぶ考え方が彼らしくて思わず微笑んでしまいます。

 一方魔王軍のシーンではバランを前にして内心焦りまくりなハドラーが印象的でした。バランをダイと引き合わせたくなかったのはわかりますが、もうちょっとスマートに説得出来なかったものかとつい思ってしまいます。保身に走りまくりなハドラー、ハドラーのことを怪しむけど立場的に彼を立てるバラン、そして蚊帳の外のザボエラと魔王軍は愉快な職場ですねホント。

 

 

ウルトラマンクロニクルZ ヒーローズオデッセイ

第3話「勇気の光があらわれる」

 今回はティガと共に語られる「平成3部作」の仲間たちダイナガイアの活躍をピクアップしたエピソード。前半のダイナはレイキュバスとの戦いが選ばれていました。『ダイナ』本編では貴重なスフィアとは関係のない強敵レイキュバス相手に氷漬けにされたダイナを救うため、奮闘するスーパーGUTSの仲間たちの活躍が印象的でした。ウルトラマンが人間たちに助けられて復活する展開はやはり熱いですね。

 続くガイアのパートは2人のウルトラマンの出会いと衝突、そして共闘までを短くまとめた内容でした。アグルに変身する藤宮とは考えの違いから最初は衝突するものの、最終的には相棒とも呼べる関係になっていくのが心地よいです。また『ガイア』本編で度々取り上げられる「人間と地球はどう折り合いをつけるか」という問題にも少しだけ触れてくれたのが嬉しかったですね。

 

 

ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀

第9話

 さらっと新フォームを披露するゼロに噴いた。ウルティメイトシャイニングゼロ」とかいう最強フォームの幕の内弁当状態にごく当たり前のように変身してタルタロスと戦う辺りは流石「俺に限界はねぇ!」と豪語したゼロらしいです。それでいて1人で突っ走るゼットに「1人で何でも出来ると思っている内は大事なことがわかってないってことだ」と師匠らしく説教するところに彼の精神的な変化を感じます。(あとユリアンがヒロインらしい扱いなのが新鮮でしたね)

 また前述の通り自分はもっと出来るはずと無茶をするゼットが印象的でした。まだまだ未熟ですが、ゼロの言葉から「仲間と力を合わせること」の大切さを知っていく流れは非常に熱いですね。この経験から本編のハルキとの関係に繋がると思うと感慨深いです。それでいてメビウスやタイガに諌められるところや魔人ゼットに「紛らわしい名前しやがって・・・・・・」と文句を言うシーンなど可愛らしい面が多々見られたのも嬉しかったですね。

 

 

はたらく細胞!!

第3話「デング熱」「ニキビ」

 前半は蚊によってもたらされたデングウイルスとの戦いが描かれましたが、ウイルスを天狗のお面で表現する辺りの安直さに笑ってしまいました。(そういえば前回のおたふくかぜもおたふく(おかめ)の面でしたね)こういう単純なギャグは嫌いじゃありません。

 花粉症などを引き起こすヒスタミンと炎症反応の重要性を知ることが出来たのも面白かったですね。一見すると無駄なように思えることでも、体で起こること全てに意味があることを実感します。一般細胞とケンカしたマスト細胞もいつもの調子に戻って良かった良かった。(謝ってもらえたけど自分は間違っていないスタイルを貫く性格が結構好きです

 そして後半は毛根で出来たニキビの話。北斗の拳よろしくヒャッハーなアクネ菌たちに奴隷にされ、抵抗する気力が失せた毛母細胞たちが立ち上がる流れはベタですが燃えます。毛が逆立つところは笑えますが。どんなに小さな被害でも細菌を倒すために働く白血球もカッコよかったですね。

 

 

はたらく細胞BLACK

第3話「興奮、膨張、虚無」

 まさかの一挙放送。通常の放送に加え、2話連続放送もあって3話分も感想を書く羽目になるとは思いませんでした。まとめて書くのって結構大変なんですよね・・・・・・

 それはともかく本編では何と海綿体のエピソード。まさか普通のアニメで「勃起」なんてワードが自然に飛び出してくるとは・・・・・・いつになくやる気を出して諦めずに働きぬいた赤血球にほっこりしましたが、今回の性行為が生殖のためではない可能性に沈む様子は見ていて辛かったです。希望に満ち溢れて発射された精子たちの末路を考えるだけでげんなりしてしまいます。こんなん見せられたらもう迂闊に出来ないよオn(ry

 

 

第4話「最前線、淋菌、葛藤」

 3話の性行為が原因で侵入した淋菌との戦いが描かれた回。必死に戦っても他の細胞たちから疎まれ、それでも戦い続ける白血球の姿に哀愁を感じました。それだけに彼女らが戦ってくれたことを尊んで自分の仕事を全うする赤血球がカッコよかった内容でしたね。

 それとは別に淋菌による触手プレイの構図が完全に狙ってやってるとしか思えませんでした。触手っていいよね

 

 

第5話「過重労働、脱毛、錯乱」

 ついに登場したキラーT細胞の活躍に期待出来ると思ったら、まさかの暴走によって脱毛症が引き起こされる展開にびっくり。ヘルパーT細胞含め毛母細胞を外敵と思いこんで攻撃してくる様子は中々に怖かったですね。それ以上にこの体を守るために一生懸命働いているのに、結果的に体を傷つけてしまっていることに強い空しさと悲しみを覚えます。

 余談ですが、この3話から5話のエピソードは全て外部からの投薬*1によって解決に導かれていく展開だった辺りが印象に残りました。それぞれ衛星やロボットなどの機械として描かれているのが面白かったのですが、毎回の如く薬が服用されていることからもこの体がどれだけ追い詰められているのかが伝わってきましたね。

 

 

 さてデュエマアニメの感想は当ブログでも毎週取り上げるもので、それ目当てでブログを見てくれる方も多いかと思われます。新シリーズでも感想記事をあげ続けていきたいと考えているので、その時はどうぞよろしくお願いしますね。

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:それぞれシルデナフィル(3話)、ペニシリン(4話)、ステロイド(5話)が投薬された。