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デュエル・マスターズ キング 第39話「鬼タワーをハッキング!ももタワーに潜入せよぉ!」感想

癒しのももタワーへいらっしゃい

ももちゃんがメインを張るだけで満足してしまう僕ってチョロい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • “楽しい”デュエマを目指して

 今回のデュエマキングは鬼タワーが「ももタワー」なる謎のタワーになってしまうという、いきなりクライマックスな展開からスタート。そしてタワーを改造した犯人はやはり門番鬼の助と大長老でした。前回の予告の時点でこの2人にある程度犯人の目星を付けていたのですが、こうも見事に的中すると何だかスカッとします。と思いきや彼らにももタワーの改造を命じた張本人がももちゃんだったのは驚きました。ももちゃんの行動力の高さについては以前から知っていましたが、彼女がこんな大それたことをするとは正直かなり意外です。

 しかしタワーを改造した目的が「みんなが蹴落とし合うように戦うのは嫌」「楽しいデュエマが1番」という理由だと判明した時はほっこりしました。“みんな笑顔でいてほしい”と願うももちゃんらしい優しい考え方で個人的には許してしまいます。ただこの大会は対戦相手とのギスギスした関係が多い一方で、ジョーをはじめとした参加者がみんなエンジョイしているので「蹴落とし合う」というのがあんまりピンとこないんですけどね・・・・・・

 またジョーVSももちゃんのデュエマが久々に見れたのはちょっと嬉しかったところ。まぁ途中から大長老にチェンジするという掟破りな展開になってしまったのは残念ですが、久々にももちゃんのドローバンクが見られたのでまぁ良しとします。

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・僕ってももちゃんが出てくるとそれだけで満足なんだなぁ。

 

 

  • 大地を潤し、天を舞う巨龍

ガンヴィー龍樹(ドランジュ) 闇/自然文明 (11)
クリーチャー:ジャイアント・ドラゴン/不死樹王国
パワー17000
▪️T・ブレイカ
▪️このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から7枚を墓地に置いてもよい。このようにして墓地に置いた「フシギバース」を持つクリーチャー1体につき、相手は自身の手札を1枚選んでマナゾーンに置き、自身のクリーチャーを1体選んで破壊する。
▪️<フシギバース>[闇/自然(13)](自分のクリーチャーを1体タップしてマナゾーンに置き、[闇/自然(13)]からそのクリーチャーのコストを引いた数のコストを支払って、このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。ただし、コストは[闇/自然(2)]より少なくならない)

 ももちゃんと大長老が使用した不死樹王国の新カード。コスト11の大型ジャイアント・ドラゴンであり、大樹の枝と葉を集めたような巨大な翼が特徴的なクリーチャーです。

 前述の通りかなりの高コストですが、フシギバースを使えば早い段階での登場が可能です。そうした場合パワー17000のT・ブレイカーがいきなり出てくるので相手からしたら相当な脅威になることでしょう。

 またcipが単純ながら非常に強力。山札のカードを7枚も墓地に送る豪快な墓地肥やしに加え、そうして墓地に落ちたフシギバース持ちのカード1枚につき、相手に手札を1枚をマナに置かせクリーチャー1体を破壊させるというもの。墓地にいったフシギバースの数によっては最大7枚もの疑似ハンデスと7体ものクリーチャー除去を可能にするド派手な能力です。(最大7枚ハンデスというとかの≪ニコル・ボーラス≫に匹敵します)さらにフシギバース持ちのクリーチャーをあらかじめ墓地に置いて召喚する準備を整えておけるなど他の不死樹王国のカードとの相性は非常に高く、それらを多く投入したデッキに問題なく入れることが出来るでしょう。

 最も2、3枚ハンデスと除去が出来れば十分元を取れるのでフシギバースをタッチで入れたデッキでも活躍は見込めます。また一気に墓地肥やし出来る点から墓地戦術を主体としたデッキに入れても良さそうです。いずれにしろこのカードを主体とするよりは他のカードのサポートに回る役割で使うことになるかと思われます。

 弱点は墓地肥やしが7枚固定であることと、疑似ハンデスと除去は相手が選ぶことですね。前者はcip自体は任意なので使わない選択も出来ますが、使うなら必ず7枚墓地に落とさなければならないので山札の残り枚数が少ない時に出すとライブラリアウトしてしまう危険性があります。そういった意味でも早期に出しておくべきでしょう。後者はセルフハンデスと除去になっているので破壊すると能力を発揮するカードなどがいる場合に出すときは注意が必要になります。また相手にマナアドバンテージを与えてしまうので相手の大型クリーチャーを出す手助けをしてしまうかもしれません。この辺りは≪ブラキオ龍樹≫などのロックカードを先に出しておいて相手の妨害をした方が良さそうです。フシギバースの大きな助けとなるカードとして今後の活躍が楽しみです。

 

 

バックトゥーゴ・クーチャー 火/自然文明 (8)
クリーチャー:ジョーカーズ/チーム切札
パワー7000
▪️<キリフダッシュ>[火/自然(5)](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを[火/自然(5)]支払って召喚してもよい)
▪️スピードアタッカー
▪️マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
▪️W・ブレイカ
▪️このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。それがジョーカーズ・クリーチャーなら、バトルゾーンに出してもよい。それ以外なら、山札の下に置く。

 ジョーがももタワーの迷宮攻略のために作りだした新ジョーカーズ。西遊記」で有名なヒーロー「孫悟空」をモチーフにしたロボットのような無骨な見た目のクリーチャーです。また名前も有名な映画『バック・トゥ・ザ・フューチャーを上手いこと組み合わせあるのがオシャレです。

 コスト8とそこそこ重いクリーチャーですがキリフダッシュによって5マナで召喚出来、見た目以上に早期に出せるのが特徴。スピードアタッカーに加えマッハファイターまで持っているのですぐさま攻撃出来るのも魅力的ですが、それ以上に攻撃時に山札の1番上がジョーカーズ・クリーチャーならそれを踏み倒す能力が目を引きます。これはかつての【連ドラ】の主要カードである≪竜星バルガライザー≫と同じ能力であり、あちらがドラゴンを踏み倒すのと同じ要領でジョーカーズをドンドン出していけます。

 ジョーカーズはドラゴンと比べて小型から大型まで粒揃いであり、このカードと相性のいいカードがほとんどなのが強み。ジョーカーズ主体のデッキに適当に入れるだけでも活躍が見込めます。ゲラッチョ男爵≫や≪ジョバート・デ・ルーノ≫でアンタップして再び攻撃して踏み倒したり、≪キング・ザ・スロットン7≫や≪バレット・ザ・シルバー≫を踏み倒して更なる展開を行うなど様々な組み合わせが考えられます。先に≪天体かんそ君≫を出して山札を操作し、狙ったクリーチャーを呼び込むのも面白そうです。(ただし山札の上がジョーカーズのクリーチャーでなかった場合は山札の下に置く点、そしてジョーカーズ・クリーチャーでも踏み倒しを選択しなかった場合は山札の上に戻す点など使ううえでの注意点が多いのでその辺りは気を付けるべきでしょう)わかりやすい強さと多くのジョーカーズと共存出来る能力から多くのジョーカーズデッキで役に立つことでしょう。ぜひ使いこなしてみたいカードです。

 

 

  • 怪しき槍の誘い

 一方冒頭でSDP(すんごいデュエマプレイヤー)に選ばれたキラ、キャップ、ボルツの3人のパートに注目した回でもありました。表彰するということで訪れた遺跡の最奥、そこに置かれたアバクの槍の光に包まれるという不穏な形でフェードアウトしてしまった3人。果たして彼らがどうなってしまったのか気になるばかりです。

 また以前から強さを求めていたボルツがいつにも増して強くなることに執着している描写が見られたのが印象的でした。槍の力に魅かれて暴走しているようにも見えましたが、ここ最近の彼が発する黒いオーラからし以前から何か怪しかったように思えます。というかこの表彰自体が罠である可能性は十分にあり得ますね。(ファイナルタワーチャレンジで今のところ黒星しかないキャップが選ばれるのも不自然ですし)ここにきてアバクの企みが一気に表出したかのように見えてきました。というか漫画の方の展開を考えるとこの先の彼らの身が心配でなりません。

 

 

 そして次回は案の定豹変したキラたちの姿が。如何にも凶暴化しているかのような見た目から前述の心配がまさに現実のものになったことを実感します。ジョーがその内の1人であるキャップと戦うことになる中、今期アニメでは初となる「真のデュエルフィールド」、そしてMtGより襲来した「エルドラージの大いなる存在」までもが予告映像で姿を見せた時は衝撃を受けました。果たしてどうなる次回!?

 

 

 ではまた、次の機会に。