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仮面ライダーセイバー 第21話「最高に輝け、全身全色(フルカラー)。」感想

伝説の力を使う者

大秦寺はチョロ可愛い

仮面ライダーセイバー DXエックスソードマンワンダーライドブック

仮面ライダーセイバー DXエックスソードマンワンダーライドブック

  • 発売日: 2021/02/06
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 始まりの聖剣、その秘めたる力

 今回のセイバーはタッセルに本を返してもらいにきたユーリ・・・・・・はひとまず置いておき、大秦寺のシーンからスタート。過去回想に登場した大秦寺らしき少年と彼の師匠らしき刀鍛冶の老人の方も気になりましたが、聖剣に関する伝説がここにきて判明してことが1番の情報でした。どこかから誕生した光の剣(最光)と闇の剣(月闇)を元にして初めて人の手で作られた聖剣こそが火炎剣烈火だったという情報には正直驚きました。その烈火には秘められた力があるとのことで、玲花が烈火の回収を急かしているのはこの辺りの伝説が関係していそうですね。

 そして本編ではセイバーVSスラッシュの戦いがまたもや勃発。メギド関連の事件に心を痛めている飛羽真に対して「お前は何もわかっていない」「戦えば戦うほど背負うものが増えていくのが剣士」と一喝する大秦寺には最初ビビりました。全てを救おうと奔走する飛羽真と、その考えを甘いとばかりに怒る大秦寺の対比が印象的です。ここまで冷静な対応をしてきた大秦寺ですが、飛羽真の覚悟や聖剣を使いこなしていないことに対してつい声を荒げてしまった点から、彼の刀鍛冶としての複雑な心境が垣間見えます。

 

 しかし激戦の中で飛羽真が謎の力を発揮してから「飛羽真は烈火の秘めたる力を引き出す可能性がある」と彼の味方についた時は笑ってしまいました。さっきまで飛羽真に対して怒り心頭だったのに彼の底力を見た途端上機嫌になる感情の振れ幅に困惑してしまいます。やはりこの作品の剣士ってチョロいともあれようやくソードオブロゴスから仲間を1人、特に飛羽真が倫太郎と賢人の次くらいに仲のいい大秦寺を取り戻せたのもあって、その後はかなり爽やかに話が進んでいったのが良かったですね。(組織を離れることを決断した大秦寺を気持ちよく送り出してくれた尾上さんが今回のここすきポイント)仲間になってからの大秦寺もやたら笑顔で可愛いです。

 また今回は覚醒したセイバーのアクションにやたら気合が入っていたのも良かったですね。火花を散らしてから烈火の刀身が本当に燃え、そのまま斬り合うシーンは衝撃的で目に焼き付きました。ここぞというところで迫力のあるアクションを見せてくれて嬉しい限りです。

 

 

  • 光を輝かせる総天然色ヒーローX

 

エックスソードマン!

『エピソード1、戦え!』

 

発光!

Get all Colors!

 エックスソードマン!!

 

『エピソード1!

で参上!

ン!!』

 

 ユーリがタッセルから返却してもらった「ワンダーワールド物語 光剛剣最光」ワンダーライドブックが変化した「エックスソードマン」ワンダーライドブックで変身した最光の新形態「エックスソードマン」。ライドブックは珍しく複数のページで構成されており、通常のものよりも本らしさに溢れています。

 そうして変身した姿は最光シャドーをベースに色とりどりの装甲が装着されたもので、その見た目はさながら“光剛剣最光の擬人化”といったところ。最光自身の意識も剣からシャドーの頭部の仮面にいった様子で、さらに装甲を腕や足に移動させると同時に意識も向かう模様です。仮面が移動する辺りは某てんこ盛り電車ライダーっぽいですね。

 戦闘スタイルは基本最光シャドーの時とあまり変わっていませんが(シャドーの影らしい能力や表現がなくなったのはちょっと残念)、前述の通り装甲を腕や足に移動させることでその部位をパワーアップ出来るようです。しかしそれ以上に特筆すべきはアメリカンコミックを意識した演出。変身時のコミックのコマが装甲に変わりくっついていくシーンをはじめとして、攻撃時にチカチカするカラーリングと英語の擬音が特徴的なカットインが入るなど、アメコミテイストを取り入れたようなシーンの数々にはワクワクしました。こういった洒落た演出は見ていて本当に楽しいです。ただでさえ強い最光がさらにパワーアップした今、敵はいないんじゃないかという安心感がありますね。

 

 

  • 闇に潜む魔の大口

 また今回はストリウスによってさらなるメギドが登場したのも見どころでした。「カリュブディス」と呼ばれるそのメギドはゴーレム、サンショウウオ、アヒルと過去登場した3体のメギドの力を取り込んでおり、デザストのように3つの属性全てを持っていることから奴と同格の怪人のようです。しかし今のところ知性がまるで感じられず、本能のままに放浪している辺りが不気味です。

 見た目も真っ白なボディに金色の帯が巻き付いているだけのえらく淡泊なデザインなのが特徴。このあっさりとした姿に加え、先程も触れた知性の無さからして、まだ成長途中なのではないか?という考えがよぎります。実際今回のCパートで残ったアルターブックからまた復活する可能性が出てきましたし、次回以降も出番があるのは確実のようです。複数のメギドの能力を使うなどこの時点で十分厄介なのに、これからまだパワーアップしていく恐れもあるので今後どうなるか気になるところです。

 

 

 そして次回は尾上さん関連のエピソードになる模様。バスターとの戦いに発展するようですが、大秦寺に続いて次は彼が仲間になってくれるのでしょうか?しかし予告で見えた「久々登場のソラと会話する尾上さんのシーン」を見ていると死亡フラグに見えて仕方がない・・・・・・果たしてどうなる?

 

 

 ではまた、次の機会に。