毎年恒例、てれびくんハイパーバトルビデオの時期が今年もやってきたようです。毎回カオスな展開を見せることで有名なビデオですが、今回の『セイバー』は上の予告映像を見ただけで凄まじいとわかるカオスっぷりでした。
まずユーリがいつにも増してフリーダム。本編の時点でも大概自由人でしたが、「ソードエックスマン」にハマっている様子がやたら可愛らしいです。他にも尾上さんが名前の元ネタであろう「子連れ狼」になっていたりします。そして極め付けは倫太郎の違和感のない女装姿ですね。本人の面影が無さ過ぎて最初見た時は新キャラかと思いましたよ。
それ以外にも飛羽真が『ゴースト超全集』を読んでいる*1小ネタも見られたりと、やたら楽しそうな様子に思わずほっこりします。というか本編が今現在殺伐とした状況なので(年始の頃と比べると大分明るくなりましたが)、こうした和気あいあいとした雰囲気を見ているだけで何だか涙が出てきます。本編でも早くこうなってくれ・・・・・・!
というわけで以下、今週の簡易感想です。
※今週の『遊☆戯☆王SEVENS』は特番だったため感想はありません。
ドラゴンクエスト ダイの大冒険
第25話「戦慄の竜闘気(ドラゴニックオーラ)」
前回クロコダインの加勢が入ったものの、「竜闘気(ドラゴニックオーラ)」を纏ったバランには手も足も出ない状況が続く回。クロコダインが一方的にやられていく様子が凄まじい作画で描かれているので余計に絶望感を煽ってきます。それでも何度も立ち上がるクロコダインと彼を支えるポップの熱い関係で心が高鳴りますね。
しかしバランがダイの記憶を奪ったことで空気が一気に冷たくなりました。記憶喪失になっただけでなく、一人称が「僕」に変わってしまったダイの姿はいざ見てみると中々にショッキングでしたね。(ポップたちに対して完全に他人行儀になってしまっているのが本当に辛い・・・・・・)そんなダイに泣きそうな声で怒りをぶつけるポップのシーンも鬼気迫っていて目に焼き付きました。演じている豊永さんの本気も含めて悲しくも素晴らしいシーンだったと言えます。
ウルトラマンクロニクルZ ヒーローズオデッセイ
第12話「光の星の戦士たち・後編」
今回はダイナ劇場版の後半。デスフェイサー相手に果敢に立ち向かうダイナのカッコよさ、そして最後に登場した大ボス・クイーンモネラ出現からのティガ復活→TDコンビの華麗な活躍に大興奮しました。特にネオマキシマ砲を放とうとするデスフェイサーの胸を砲台ごと殴りぬけて潰すストロングタイプのシーンは何度見ても痺れます。とはいえこの辺りのシーンは「モネラ星人に恐怖を植え付けられたアスカがそれを乗り越えるシーン」があってこそより輝くものなので、やはりアスカが出てこないと少々寂しいですね。
しかしそれ以外の見どころを網羅している点は見事でした。中でもあの戦いと同じように人々が光になってティガが現れるシーンは「今度は子どもだけでなく大人たちもみんなで光になっていく」ことに感動した思い出があるのできちんと入れてくれたことに感謝したいです。あとはやはりイルマ隊長が旧GUTSのメンバーと再会する終盤ですね。今見てみるとよくこのメンバーを揃えられたな、と感心してしまいます。
ガンダムビルドリアル
第1話
ガンダムビルドシリーズ最新作として製作された実写ドラマ作品もついにスタート。「かつてチームだった少年たちが幼い頃の情熱を取り戻して、再びガンプラを手に取る青春群像劇」に仕上がっていて、これまでのビルドシリーズとはまた違った新鮮な気持ちで見ることが出来ました。些細なことがきっかけで疎遠になってしまった主人公たちが、ガンプラを通じて少しずつ和解していく様子は何だか微笑ましいです。
パイロットの「鈴木ヒロ」がかつての仲間たちとぎこちなくも関係を修復していこうとするいじらしさに悶えます。仲間の1人に彼女が出来たことに驚愕する思春期ならでは要素も可愛らしいですね。他にも紛失したはずのナナハチ(RX-78-2 ガンダム)のガンプラを送ってきた「今泉」の動向など謎が多い点も魅力的続きが気になってきます。
本筋以外も見どころが多かったです。ちょっとゴチャついてる模型店に立ち並ぶガンプラや組み立て、塗装をしていく様子は実写だからこその“リアル”が存在しているので思わず見入ってしまいます。そして目玉のガンプラバトルはドローンによる等身大の立体映像バトルということで驚きました。バトルシーン自体はのっそりしているものの、CGで描かれるガンプラのリアルさには圧倒されます。何より全く新しい作品を作ろうとしているスタッフの気概が伝わってくるので今後が俄然楽しみになってきましたね。
上記のセイバーの件ですが、ハイパーバトルビデオの時期がやってきたことで「セイバーももうそんな時期なのか」と少々センチメンタルな気分になってしまいました。つい最近始まったばかりのような気がするセイバーももう中盤、という事実に時の流れの早さを感じます。何だかんだでここまでずっと見てきていることにも驚きますね。色々ありましたがセイバーも僕にとってお気に入りの作品になっていることを実感します。
この先どのような展開になるのか気になるばかりですが、最後までセイバーを見続けていたいですね。
ではまた、次の機会に。
*1:恐らく脚本家とプロデューサー繋がりかと思われる。