新・メタレドの楽しんだもん勝ち!

様々な作品について語ったり語らなかったりするサイト

2021年冬アニメ簡易感想 その36

 

ウルトラマン ウルトラアクションフィギュア ジャグラス ジャグラー

ウルトラマン ウルトラアクションフィギュア ジャグラス ジャグラー

  • 発売日: 2021/05/29
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

 

 『ウルトラマンオーブ』や『Z』にてジャグラス ジャグラーを演じた俳優、青柳尊哉(あおやぎ・たかや)さんが声優、湯浅かえで(ゆあさ・かえで)さんとご結婚されたことが先日、発表されました。おめでとうございます!自分の知っている俳優さんに関する、こうしたおめでたいニュースが舞い込むとつい嬉しくなってしまいます。

 お相手の湯浅さんとは『怪獣娘』で共演していた経緯がありますが、それ以外に接点らしい接点は見当たらなかったのでちょっと意外。しかしTwitterなどにあげられている青柳さんの言葉を読む限り、とても良好な関係であることがわかるのでほっこりします。

 改めまして青柳さん、湯浅さん、ご結婚おめでとうございます。お2人の末永い幸せをお祈りいたします。

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

のんのんびより のんすとっぷ

第12話(最終話)「また桜がさいた」

 最終回だけあって見事な大団円!冒頭の兄ちゃんの卒業式から始まり、後半からはしおりちゃんがれんげたちの仲間入りを果たしていく様子を丁寧に描いており非常に楽しめました。中でも妊娠中のお母さんが倒れるなど、もうすぐお姉ちゃんになろうとしているしおりちゃんの家庭が少しずつ変わっていく過程は淡々としていて見ていてドキドキしてきました。新しいことへの変化は楽しいだけでなく、不安や心配を孕んでいる。だからこそ大切なのだということを感じさせます。

 そしてラストのれんげの言葉がそれを体現したかのようなもので驚きました。「ちょっとずつ違う日常」の違いを楽しみ、日々を過ごしていく少女たちの物語を一旦締めるに相応しいセリフです。日常系アニメの終わり方としてはこれ以上ないものだったのではないでしょうか。僕もED後の分校がフェードアウトしてくシーンにウルウルときてしまい、本編後のこれまでのアニメをまとめた特別CMでついに感極まって号泣してしまいましたよえぇ・・・・・・

 

 

総評

 田舎で暮らす少女たちの日常を描いた作品の3期、もとい最終作。登場するキャラたちの素っ頓狂ながらもどこか懐かしく感じる日々の様子は相変わらず安定感がありました。綺麗な大自然を背景にした絵作りに見ている人に切なさを抱かせる絶妙な間の演出など、1期の時点で確立されていた作風を変わらず行ってくれていたので安心して見ることが出来ました。

 それだけでなく3期は「変化していく日常」を中心としたエピソードが多かったです。進級や進学などはもちろんのこと、新キャラとの交流を経て少しずつ成長していく少女たちの姿は見ていて微笑ましくもあり、どこか切なさも感じます。それ故に変わっていく中でも変わらないもの、一見変わっていないように見えてちょっとずつ変わっていくものの両方を噛みしめ毎日を過ごしていくことの尊さを本作は描いていたように思えました。

 何より原作が完結した点やこのラストからして恐らくアニメも本作が最後というのが少々寂しいです。しかしそれ以上に見事終わったことに拍手をおくりたい気分でもあります。楽しい時間を今までありがとうのんのんびより!!

 

 

アズールレーン びそくぜんしんっ!

第12話(最終話)「大切な宝物、それは仲間たち」

 ラストはやはり駆逐艦4人組がメインのストーリー。しかし冒頭からラフィーが記憶喪失になるという展開は少々意外でしたね。記憶を取り戻すために彼女の探す理想の枕(おっぱい)を探す様子が描かれましたが、今まで登場した巨乳のメンバーたちの胸に顔をうずめては「なんか違う」「惜しい」と言って去っていくのはいくら何でも失礼すぎて笑ってしまいました。(そんなことがあってもラフィーのことを心配して集まってくれる辺りみんないい人だな・・・・・・)

 周囲に怪しまれながらもジャベリンたちがラフィーのため、頑張って理想の枕探しに協力する姿が健気で可愛らしかったのです。しかし実は記憶喪失ではなく単に寝ぼけていただけ、というオチには思わずズッコケてしまいました。最後の最後でラフィーのフリーダムっぷりに振り回されるお話でしたね。

 

 

総評

 『アズールレーン』のスピンオフ漫画のアニメ化として放送された本作。アズレン特有の世界観などのハードな要素をオミットし、艦船少女たちの日常を描くことに徹底した作風でした。そうした内容故にストーリーそのものはあってないようなものなのですが、少女たちの可愛らしさを存分に楽しめるようになっていたのでかなり面白かったです。

 また原作ゲームでも見られる凄まじいエロティック表現にも力を入れていたのが特徴的でした。巨乳キャラの胸を強調したシーンは序の口、太ももや腋、時にはへそなど各キャラの魅力的な部位をことあるごとに不自然に思うくらいのアップで映すので見入りながらもちょっと笑ってしまいます。アズレンらしいフェチズム全開の作品だったと言えますね。

 

 

ワールドウィッチーズ発進しますっ!

第12話「502、姉妹エース発進しちゃいます?」

 様々なトラブルに見舞われながらも、ようやく502に合流した孝美お姉ちゃん。扶桑にて芳佳と共演するというサプライズ展開には驚かされましたが、相変わらずのおっぱい魔人っぷりを発揮する芳佳の本性に気付かない孝美の純粋さにちょっとおかしな笑いが出てきてしまいます。

 また最後の最後で菅野が全てを持っていったのも印象深いです。ひかりたち姉妹が502を離れてしまうことに全力で抗議してきた時は驚きました。孝美だけでなくひかり、そして502全員を「家族」だと言い切ってくれる彼女の姿は非常に勇ましくて感動します。結局のところ勘違いだったのですが、菅野の情の深さに思わず劇中のキャラ同様に顔をほころばせてしまいましたね。

 

 

総評

 ストパン系列のギャグスピンオフ作品「発進しますっ」シリーズの最新作である本作は『ブレイブウィッチーズ』も加わったので個人的に大喜び出来る内容でした。奇数回に501、偶数回に502のエピソードを描く構成でそれぞれの物語を上手いことアレンジしていて面白かったです。(ただ両陣営の共演を期待していたので最終話くらいしかなかったのはちょっと残念)

 顔芸などのキャラ崩壊にバイオレンスな展開も合わさった凄まじいギャグ作品なのですが、とんでもない方向に暴走しまくっていた501に対して502は原作のストーリーをなぞっていたからか比較的まともだった印象です。とはいえそれぞれの面白さがありました。前者はエイラ、後者はニパ辺りが話を引っ掻き回してくれたのが記憶に残りましたね。

 ただ扱うキャラが倍以上に増えたせいか各キャラの出番に大きな差が出てしまったのは残念なポイント。個人的に好きな定子&ジョゼコンビの影が薄かったのは不満に感じましたね。まぁ出番がなかった分変な目に遭わずに済んだと思うべきか・・・・・・ともあれ1話1話が非常に濃くて毎回楽しめる作品でした。

 

 

おそ松さん(3期)

第25話「ひま」

 1期2期共にハチャメチャな最終回を展開してきたおそ松さんでしたが、3期の最終回はかなり大人しめの内容でびっくり。「時間を持て余したニート6つ子がどのように1日を潰しているのか」に焦点を当て、彼らの日常をクローズアップしていくのはありそうでなかったのでかなり新鮮でした。コンビニの前で鬱陶しがられても、周囲に迷惑だと思われても気ままに生きる様がありありと描かれているので見ていてどこか力が抜けてきます。最終回らしくこれまでのキャラも総登場していきそれぞれギャグをぶちかますので要所要所で大笑いしました。

 一方で日が暮れていってからはしんみりしたBGMが流れてきたのもあって妙な物悲しさに包まれました。中でも花見のシーンは充実した生活を送る人々を前にして、大きな疎外感をチョロ松と一緒に感じてしまうので何とも切ない気持ちに陥ります。しかしラストの銭湯にて6人全員が過ごすシーンで「花見なんてまた行けばいい」とまとめるおそ松のおかげでいくらか救われましたね。彼らの代わり映えのしない日常を端的にまとめた平和なオチだったと言えます。

 

 

総評

 良くも悪くも話題を残しがちなおそ松さんの3期は2期と比べてスタンダードな印象でした。下手に暴走せずに6つ子の日常を面白おかしく描いていくエピソードが大半を占めていて純粋に「おそ松さんの6つ子」を好きな人が楽しめる内容に仕上がっていたと思えます。(「最適化」をはじめに、6つ子たちの新たな掘り下げがされていたのも嬉しいポイント)一方でパロネタなどもやる時は全力で笑える内容が多かったのも良かったです。

 何より3期は新キャラのオムスビ(ウメ&シャケ)が活躍していたのが特徴的。原作のおそ松くんにはいないキャラなのですが、いつの間にか他のキャラと遜色ないほどに本作に馴染んでいて驚きました。徹底してAIらしかった1クール目から一転、2クール目からはシンギュラリティに目覚めて一気に人間臭くなったのが印象深くそれぞれの違った面白さがあって楽しかったです。当初作品に不和を呼んでしまうのではないかと不安になりましたが、おそ松さん』の登場キャラとして無事仲間入りを果たせて嬉しい限りです。

 

 

 

 ところで2021年冬アニメの感想もこれで終わり。次からは春アニメの感想に移ります。新年度は深夜アニメに限らず朝や夕方アニメも新展開が待っているので例年よりも楽しみだったりします。

 とはいえ春アニメの中で以前から感想を書こうと決めてい作品が『ゴジラS.P』『灼熱カバディ』『ましろのおと』の3つだけだったので他はどうしようか今すごい悩んでいます。ひとまず1話を見てから判断したいと思うのでその時はよろしくお願いしますね。

 

 

 ではまた、次の機会に。