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2021年春アニメ&特撮簡易感想 その9

 

BANDAI 仮面ライダーセイバー DXゴースト偉人録ワンダーライドブック

BANDAI 仮面ライダーセイバー DXゴースト偉人録ワンダーライドブック

  • 発売日: 2020/11/07
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

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 東映特撮ファンクラブ(TTFC)オリジナル作品として仮面ライダーセイバー×仮面ライダーゴーストの製作が先日発表されました。以前公開された『仮面ライダーゲンムズ』と同じように脚本家、プロデューサーが同じ作品同士でのコラボレーションです。セイバーとゴーストという個人的に好きなライダー同士の組み合わせということで今現在、かなり興味が湧いています。

 何と言ってもタケルがまた出てくれるのが嬉しいです。演じている西銘俊さんも変わらぬ姿で出てくれているので(『平ジェネFINAL』の時のような黒髪だけど)安心感が段違いです。飛羽真との身長差もあって相変わらず先輩らしさが薄いのですが、今となってはそれが彼の魅力の1つなんだなぁ、と感じています。そんな主人公が2人でどんな会話を繰り広げるのか気になりますね。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

 

ポケットモンスター

第64話「嫌われたアブソル」

 ホウエン地方のアブソルメインのエピソード。「わざわいポケモン」としての設定もあって各媒体に出るたびに災いを呼んでいると誤解され嫌われるポジションのアブソルですが、今回はその考えが既に迷信とされているのが新鮮でした。(それでいてその迷信を信じてしまう人々の不安もわかるのが面白い)「ポケモンが何故そういった行動にを出るのか」を調査して解き明かそうとする、リサーチフェローらしい内容だったと言えます。

 そして肝心のアブソルは過去作品の例に漏れず心優しいポケモンとして描かれていたのが良かったですね。見た目と行動のせいで誤解されるものの、常に人やポケモンのために行動している辺りに安定感を覚えます。最終的にゴウにゲットされたのも彼に守ってもらったお礼(水蒸気からアブソルを守るためにゲットしたのは目から鱗でした)、として受け取れるのが興味深かったです。

 

 

灼熱カバディ

第5話「試合開始ィ!!!」

 ついに他校との練習試合がスタート。「六弦歩(ろくげん・あゆむ)」率いる奏和高校はカバディ強豪校、という設定が実にスポーツものらしくてテンションが上がります。エースであろう「高谷煉(たかや・れん)」の「練習はサボりがちだが試合ではその才能で無双する」キャラクターもお約束といった感じで見ていて楽しいですね。展開が予測出来そうなほどわかりやすく、かつ面白い辺りにこの作品のポテンシャルを感じます。個人的には正人以外眼中にない煉相手に、宵越たちがこの後どうやって意識させていくのか見ものですね。

 また正人と井浦の気心が知れた関係が描かれたのも印象的でした。中でも井浦は正人のら世界組に入れなかったことに関してコンプレックスを抱いているのが興味深いですね。(六弦に名前を覚えてもらえていないというのが地味に胸にきます)才能では友人に勝てない分、知略でそれをカバーしようとする努力型のキャラとして一気に惹かれました。

 

 

ましろのおと

第5話「合奏」

 高校生の三味線大会が開かれるということで三味線同好会の練習が開始された回。初めて素人相手に指導する中で苦戦する雪の奮闘が記憶に残りました。口下手で周りに誤解されがちなものの、仲間と音を合わせられない自分に苛立つなど彼の真面目な部分を改めて知ることが出来ました。譜面を読めないといった弱点が判明したのも彼のストイックさが表れているようで良いですね。

 募っていくモヤモヤを神木清流との合奏で解決していく展開も面白かったです。どこか異質な雪の演奏が、清流の音によって正常な形に引き戻されていくことが如実に耳に伝わってきました。清流のどす黒さと変態チックな面に当初若干引きましたが、どんどん合わさっていく音の清涼ぶりには惚れ惚れしますね。

 

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

第30話「ポップの覚悟」

 ポップウウウゥゥゥ!!過去に読んだ原作でも大泣きした展開ですが、アニメでまたもや見事に泣かされてしまいました。アバンと同じようにメガンテでバランを倒そうとするポップの勇気は何度見てもカッコいいです。怖くて逃げだしたいけど、ダイのために勇気を振り絞って立ち向かう「等身大の少年」としての彼の魅力が見事に詰まった名シーンだったと改めて認識しました。

 何と言っても声優の人たちの演技力が素晴らしかったですね。ポップを演じる豊永さんの感情のこもった声に思わず見入ると同時に聞き入ってしまいました。ヒュンケルら他の仲間たちには気丈に振る舞うものの、ダイを前にした時だけ嗚咽が入った声になるシーンには驚きました。『デュエマ』のキラもそうでしたが、豊永さんの激しい叫びと穏やかな喋りの切り替えは実に見事ですね。

 

 

ウルトラマンクロニクルZ ヒーローズオデッセイ

第17話「世界中が君を待っている」

 今回はティガの力をお借りしているウルトラマンとして、『オーブ』の1話が放送されました。ガイのさすらいキャラぶり、SSPの賑やかさ、そしてジャグラーの怪しさ満点の立ち振る舞いなどとても懐かしかったです。改めて見てみると各キャラの立ち位置が簡潔に描かれており完成度の高い1話だったことがわかりましたね。

 1話の後は「約3分でわかる『ウルトラマンオーブ」とでも言うべきダイジェストが流れ出してちょっとびっくりしました。オーブオリジンまでの流れをまとめるためにかなり大胆にカットしているのですが、何となく流れがわかる構成になっていて驚きです。あとは個人的に好きなジャグラーの「一度くらい俺に勝たせろよ!!」が入っていたので思わずニヤニヤしてしまいました。

 

 

遊☆戯☆王SEVENS

第46話「バック・トゥ・ザ・過去」

 宇宙子シリーズの話は相変わらず電波度が高いな・・・・・・司会の「スイーツ過去子」と麺三郎チームの「八木ニック」によるスイーツと焼肉の応酬が描かれましたが、例によってカオスなストーリーが展開されていて困惑してしまいました。デュエル自体はニックがワンショットキルで決めるド派手な内容で盛り上がりましたが、結局過去子は何者だったのかとかデュエルゾンビとは何だったのかといった疑問は全く説明されないままいい話で終わってしまったので、楽しみつつも頭に疑問符が浮かびっぱなしでした。ラストにはフラッシュ深海子なんてのが出てくるし・・・・・・まるで意味がわからんぞ!

 そして暗躍していたゴーハダブルシックスが思った以上に小物っぽくなっていてこれまた脱力してしまいました。子どもを徹底して毛嫌いしている言動などもあってこれまであった大物感が薄れてしまったような気がします。というかCV中田譲二でここまでギャグやられると妙に面白く感じますね。

 

 

 さて『セイバー×ゴースト』が気になる中、同じタイミングで公開された“もう1つの動画”も印象的でした。

 

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 『ゴースト』でカノン、『キラメイジャー』で小夜を演じる工藤美桜(くどう・みお)さんがそれぞれの作品を紹介する動画ですが、工藤さんの演技に驚かされましたね。カノンと小夜をそれぞれ使い分ける辺りは流石と言えます。両者は全く別のキャラクターであることが強く意識されていました。

 また互いの作品を宣伝するかのようなスタイルにしているのも面白いですね。カノンがアランのことに言及している点もちょっとニヤリとします。これを見ると両作品をちゃんと見たいと思うのですが、片方の『キラメイジャーVSリュウソウジャー』は近所の上映館がことごとく休館中なのが何とも悲しい・・・・・・早く観に行って感想を書きたいです。

 

 

 ではまた、次の機会に。