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2021年春アニメ&特撮簡易感想 その21

 

 

 

 「山ちゃん」の愛称で知られる声優の山寺宏一(やまでら・こういち)さんがタレントの岡田ロビン翔子(おかだ・ロビン・しょうこ)さんと結婚されたことが先日、発表されました。おめでとうございます!31歳差という歳の差婚にちょっとびっくりしてしまいます。

 山寺さんは「七色の声を持つ声優」という異名の他、「おはスタ」のパーソナリティーやアニポケの映画の定番ゲストとしても有名で、僕自身幼い頃からこの人の声を聞いてきたものです。お相手の岡田さんは歌手やラジオのパーソナリティーも務めるタレントとのこと。彼女に関しては個人的にはあまり馴染みがない人で最初聞いた時は誰だろう?と思ってしまいました。どうやらお2人は同じ番組で出演したことをきっかけに仲が深まってきた様子です。

 また上のツイートにもある通り、山寺さんといえば過去に2度離婚を経験していることでも有名です。*1なので今回の結婚もどうなるのか、などと今世間では囁かれているようですね。僕も正直「今回はどれだけ続くのか」などと考えてしまいますが、だからと言って祝いたい気持ちが嘘というわけではありません。ネットの記事に書かれているプロポーズの話も微笑ましいですし、お2人には長く仲良くしていてほしいところです。

 改めまして山寺さん、岡田さん、ご結婚おめでとうございます。お2人の末永い幸せをお祈りいたします。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

ポケットモンスター

第70話「おねがい!モルペコゲットして!!」

 久々のロケット団のエピソードは以前から気になっていたモルペコにスポットが当たりました。備蓄した食料を喰い荒らし、満足しなければ暴れまわる、ロケット団にとっては疫病神でしかなかったモルペコの意外な一面が明かされて驚きましたね。お腹が減っていなければ食べ物を分けてあげるなど、根っこは決して悪い子ではないことがわかります。他にもどんなにお腹が満たされてもロケット団を探してしまう辺り、彼らに懐いていることも察せられてちょっと微笑ましいです。コジロウがゲットするというのは少々予想外でしたが、両者のやり取りを見ていたので彼なりにモルペコへの愛着を抱いていることが感じられました。

 他にはモルペコがサクラギ研究所で見つかってからのシーンが見どころですね。ポケモンフーズを食べまくる様子から研究所のポケモンたちと争うことになるのかと思いきや、そこそこ仲良くやっていたのでこれまた意外に思いました。サトシとゴウたちが上手く仲を取り持ってやったのもあるのでしょうが、やはり面倒見のいいライチュウが最大の要因のように思えます。巣籠もるジメレオンにご飯を届けてやる様子など(さながら引きこもりの息子にご飯を与える母親のよう)もあって世話焼きお母さんといった感じでした。あとジメレオンが自分のご飯をモルペコに譲ってあげるシーン今回のここすきポイント。

 

 

灼熱カバディ

 第11話「目指す方向」

 埼玉紅葉との激闘が続く中、宵越のスポーツマンとしての思考が垣間見えた回。他人のために戦える佐倉を「俺にはない強さ」と評したり、技の成功と失敗に強いこだわりを見せるなどストイックかつ勝利に貪欲な姿勢を感じました。この辺りはサッカーの世界でスポーツの“勝敗と結果が全て”という真理を身に染みて体感したからなのではないか、と思いましたね。そのうえで王城部長という超えるべき目標が定まってきたのでここからの彼の変化が気になります。

 また前々回葛藤を見せた水澄が今度こそと意気込みを発揮してくれたのがいいですね。「「いない方がマシ」なんて絶対に言わない」と誓う様子はちょっと胸が熱くなります。しかし意気込みだけではどうしようもならない無慈悲な現実を見せられてちょっとげんなりしてしまいました。そう簡単には上手くいかないのがリアルで面白いものの、やはり見ていてしんどいですね。(というか本作はレイダーが強すぎるせいでアンティが中々活躍出来ずにいるのがもどかしいです)

 

 

ましろのおと

第11話「枷」

 前回のラストで弦が切れてしまうというアクシデントに見舞われた梶でしたが、残りの2本で弾きなおす展開にはちょっとびっくりしました。三味線に対してネガティブな感情に呑みこまれつつあった彼が前向きになってきた様子が、敢えて残りの弦だけでも演奏を果たそうとする姿勢から感じられて非常に熱かったです。他の天才たちに負けない感動を与えてくれたかと思います。

 そしていよいよやってきた雪の出番では案の定、彼が自分の音と祖父の音の間で揺れ動く様子が描かれました。あくまで松吾郎の音に執着する梅子の言う「責任」に呑みこまれそうになる中、仲間たちの応援を受ける様子に目頭が熱くなります。最初は松吾郎の音だったのが次第に自分なりの演奏に切り替わっていくシーンはこれまでの回想もあってかなり興奮しました。自分と祖父の違いを理解したうえで、自身が積み重ねてきた人生を音に変えることが出来て本当に良かったです。

 

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

第36話「超魔生物対チウ」

 今回はここまでひたすらギャグキャラだったチウが大活躍した内容でした。怖くて逃げだしたい気持ちを抑え、困難に立ち向かう様子はさながら「モンスター版ポップ」といったところ。(一度逃げ出したもののそこからが凄まじいポップと最後まで逃げなかったチウで微妙に異なるのがミソ)目先のカッコよさを捨てて放った「窮鼠包包拳(きゅうそクルクルけん)」のシーンは中々にカッコいいです。

 ポップはポップでフレイザードが使った五指爆炎弾(フィンガーフレアボムズ)を放つシーンが印象的。敵の技をこうして再現してしまう辺りポップの天才ぶりが伺えます。他にもチウにシンパシーを覚え通じ合う描写が多々あって目頭が熱くなりました。今回はチウにポップと“臆病者”だった者たちの勇気ある戦いが中心でしたね。次回からようやく発揮されるマァムの本気も楽しみです。

 

 

ウルトラマンクロニクルZ ヒーローズオデッセイ

第23話「もっと高く」

 今回はどうやら「飛翔」がテーマの模様。前半は『R/B』序盤の名エピソードである「さよならイカロス」が取り上げられました。夢のために奮闘する「二宮ユウハ」と彼女の力になってあげるイサミのちょっと甘酸っぱい関係が癖になります。(実際映画では仲良く共同研究していますし)風を巻き上げて勝利を導くブルウインド、戦いが終わって空を飛ぶウルトラマンと同じ目線で「ごきげんよう」と残して飛翔していくユウハ・・・・・・と終盤にかけての描写が神がかっていて実に美しいです。家のしがらみからは逃れられなかったけれど、その時だけ彼女は間違いなく自由になれた結末も綺麗な余韻に満ちていて素晴らしいです。イサミは今後も彼女と末永くお幸せに!カツ兄はその・・・・・・ガンバレ・・・・・・

 そんな神回をほぼ丸ごと放映したせいかティガのパートは残り数分という有り様に・・・・・・しかしゾイガーの脅威に立ち向かうレナの勇ましさは十分に伝わって来たと思いました。どんどん高く速く上がっていく様子が主題歌のタイトルを噛み合っていて見事な展開でしたね。

 

遊☆戯☆王SEVENS

第52話「最後のラッシュデュエル」

 素晴らしい、それしか言葉が出てこない・・・・・・!!前回からの遊我とルークのデュエルが期待以上のもので本当に感動しました。新旧エース揃い踏みや2話の時のデュエルを彷彿とさせるような構図(ラストのセブンスロードVSドラギアス)など、まるで最終回のような豪華な展開に驚かされます。デュエル構成も演出も見事に噛み合っていて興奮が止まりません。そんな中で強欲な壺とか天使の施しとかが使われた時は笑ってしまいましたが。

 何よりこれ以上ラッシュデュエルを行うとプログラムがアンインストールされてしまう中でもデュエルを止めない姿勢を両者が見せてくれたのが良かったですね。例え最後になってしまっても悔いなく楽しみ抜こうとする遊我たちに思わず顔が綻びます。(それでいてロボットを使ってキチンと対策をする辺りが流石遊我だな、と思います)これまでラッシュデュエルと共に走り続けてきた遊我とルークの1つの区切りに相応しい内容でした。

 決着に関してはまたもやルークの勝利だったのが意外でしたが、今回マキシマムを攻略する快挙を遂げたりと相変わらずの実力の高さを見せつけられたので納得する他ありません。大ボス相手に戦略で攻略する辺り、実はこの作品の主人公はルークなのでは!?とか思ってしまったり。あとラストに謎の勢力らしきシルエットが登場しましたが、「フッフッフ・・・・・・」のセリフからしてあのマスクの関係者なんだろうな・・・・・・

 

 

 さて山ちゃんのことで色々思い出を頭に巡らせたのですが、その結果アニポケの映画は次いつやるのか、という疑問をここにきて抱きました。今年の頭に見た『ココ』の余韻が未だ冷めやらぬ中にあるのですが、次の新作も早く見てみたいと思ってしまいます。流石に今年の夏は無理なので早くても来年の夏になりそうですが、是非やってほしいところ。早く「夏の風物詩」としてのアニポケ映画に帰ってきてほしいものです。

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:相手はかないみかさん、田中理恵(たなか・りえ)さんの2人。それぞれ有名な声優である。