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デュエル・マスターズ キング! 第14話「ガットルズをだませっ!ミラダンテ救出大作戦!」感想

大切なものを救い出せ

回を重ねるごとにガットルズの面子が好きになってくる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 騙し騙されの結末

 前回ジェンドルによって作られた《禁時混成王 ドキンンテXII》に大敗を喫したキラ。今回は如何にしてキラの憧れであるミラダンテを救い出すかという話題からスタートしましたが、前回の予告通りオレオレ詐欺」でマスオ部長をおびき寄せるというとんでもない手段に出ることになったので唖然となりました。しかも罠にかけるという発案をしたのがボルツだという点で衝撃度が高いです。2話前のあの熱い言葉はどこいったんだ。

 ジョーたちがノリノリで罠に嵌めようとする中、唯一乗り気ではなかったキラが特徴的。ほぼほぼマスオ部長の勘違いで進んだとはいえ、流れで作戦に乗ってしまったことを悔いてしまう辺りキラは本当に真面目だなぁ、としみじみ思ってしまいます。

 そんなキラの想いなど露知らず、デュエマ中でも悪い顔を発揮してドキンダンテを手に入れたジョーですが、肝心のドキンダンテはハイドがすり替えた偽物というオチにはやられました。騙し合いにおいては敵側のジェンドルの方が一枚上手だったとわかる展開は中々面白いです。ジョーたちも反省したことですし、今回は「卑怯な手を使ってはいけない」ことを子どもたちに教えてくれる(?)ギャグ回でしたね。

 

 

  • はぐれマッチョと救いのマスオ部長

 今回はジョーたちのトンデモ行動ばかりに目がいきがちですが、ササミ、ソイ、アミノの3人「プロテインズ」についての掘り下げがされる興味深い内容でもありました。ジムの鼻つまみ者として肩身の狭い思いをしてきて彼らにとって、気安く接してくれたマスオ部長が救いの主だったという回想は中々に印象的でした。マスオ部長からすればただの営業に過ぎなかったのでしょうが、彼らにとっては感激に値する出来事であったことがよくわかります。必死に崖を登るシーンなどからも彼らが如何にマスオ部長を慕っているのかが伝わってきました。

 他にもジェンドルの前では笑顔を見せるハイドなど、ガットルズのメンバーの新たな一面が見られて点も面白かったです。前回のウキウキジェンドルといい、ここ最近のガットルズはどんどんキャラが立ってきているので見ていて楽しいです。今後も魅力的な敵キャラとして注目していきたいですね。

 

 

  • 偉大なる王者は生命を操り戦慄をもたらす

砕慄接続(さいりつせつぞく) グレイトフル・ベン 光/闇/自然文明 (8)
クリーチャー:ディスペクター/キング・コマンド・ドラゴン/ガイア・コマンド
パワー13000
▪️EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)
▪️ブロッカー
▪️T・ブレイカ
▪️このクリーチャーが出た時、自分の墓地のカードをすべて、タップしてマナゾーンに置いてもよい。
▪️各ターンに一度、クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから召喚してもよい。それがディスタスならコストを支払わずに召喚する。

 マスオ部長が今回使用した切り札。「覚醒編」の超次元ギミックを搭載した優れもの《大神砕グレイトフル・ライフ》と「エピソード2」にて登場した希望の双子の片割れが鎧を纏った姿《「戦慄」の頂 ベートーベン》が合成されたディスペクターです。そして今現在高騰中の高額カードとしても有名ですね。

 コスト8のパワー13000、T・ブレイカーと上々のスペックを持つ大型クリーチャーであり、能力も非常に強力なものが揃っています。まず目を引くのが墓地のカードをすべてマナゾーンに置くcip。タップインとはいえ一気にマナを増やせるお得な能力です。ディスタスのササゲールと抜群の相性を誇っており、自壊させたディスタスをそのままマナにして活用することが可能です。

 もう1つは各ターン1度だけ行えるマナ召喚。《無敵剣 カツキングMAX》や《地封龍 ギャイア》などと同じ能力であり、それらの前例と同じように序盤マナにおいた大型クリーチャーを出せる点で非常に有用です。上記のマナ追加と噛み合っているのも嬉しいところですが、それ以上にディスタスのみノーコストで出せるという特徴が非常に強力。墓地からマナに移動したササゲール持ちディスタスを再利用するのはもちろんのこと、《Disノメノン》のような単体で強力なディスタスを出して勝負を決めにかかることも出来るのでディスタスを入れたデッキでの活躍はピカイチです。特にマナゾーンに置かれたカードを回収してくれる《魂晶 リゲル-2》とマナゾーンのトリガーを使える《Disアイ・チョイス》との相性は抜群と言えます。

 強力なディスタスが出てくる度に有用性が上がっていくカードですが、無理にディスタスを絡めなくても十分に強いのがまた魅力的。中でもマナを伸ばして大型クリーチャーに繋げる【5cコントロール】では無類の利便性を発揮してくれます。現実の環境でも様々な組み合わせが考案されており、活用法も人によって千差万別とこのカードの汎用性の高さを物語る活躍を続けています。今後も新たな活躍が期待出来る強力なカードとして注目しておきたいです。

 

 

 さてそんなドタバタ回の次は何とデュエマウスが登場!今回の時点でチラッと姿を見せていましたが、次回から本格的にストーリーに関わってくるというので驚きです。予告を見る限りノリ自体は変わっていないようで安心する一方、かなり落ちぶれてしまっている様子から彼に何があったのか気になるところです。(デュエマもしてくれるようですし九極の新規出てくれないですかね)さらにモンキッドがようやく再登場してくれる点も見逃せません。この調子でモモダチが揃う瞬間が楽しみです。

 

 

 ではまた、次の機会に。