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2021年夏アニメ簡易感想 その23

 

 

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 毎年秋の恒例となっているドラマ『相棒』もついにseason20にまで到達。それを記念してかYouTubeにて上の特別映像が配信されていました。初期から去年までの映像が詰め込まれており、見ていてどこか懐かしい気分に浸れる動画に仕上がっています。個人的に過去に退場してきた登場人物たちのパートでウルッときましたね。(最近だと幸子さんの退場が1番心にきました)

 そして杉下右京を中心に動いてきた物語もいつの間にやら20年も経っているという事実に驚きます。僕が本格的に見始めたのはseason4辺りからですが、この時はまさかこれほどの長期シリーズになるとは思ってはいませんでした。僕にとっては何となくでもつい見てしまう作品でもあり、それが今や多くの人が同じように見ていると思うと感慨深いです。今年は果たしてどんなストーリーを展開してくれるのか、非常に楽しみです。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

ポケットモンスター

第81話「激突!?青ポケマニア!」

 今回は「青ポケマニア」なる特殊なマニアたちが主役のエピソード。その名の通り青いポケモンを愛でる存在のようですが、対象がポケモンなだけでそれ以外は「マニア・オタクあるある」の塊のような要素を連発してきて面白かったです。同じ青ポケを愛する者同士でも「アベル」と「ブルータス」たちのようないがみ合いが発生するという、どこか苦笑いしてしまう状況も微笑ましいです。そんな彼らもいざという時は意気投合する辺り、今回は「意見や解釈が異なっていても協力しあえる」関係性を描いていたと言えます。(同じようにゴウとサトシ、コハルで意見の違いが発生していたのもここすきポイント)

 また前半は久々にソーナンスが目立ったことが印象的でしたね。青ポケの条件を満たしている中でマニアの前に差し出される展開は予想していましたが、それに恐怖する様子は意外でした。最近はあまり目立たなかった分、自らボールに入ってまで作戦を拒否するキャラクターが新鮮で楽しかったです。

 

 

ひぐらしのなく頃に

第13話「神楽し編 その弐」

 はりつけにされた羽入がエロかった可哀想だった今回。一連の惨劇の犯人が沙都子であることを知ってしまうだけでなく、彼女が梨花を殺すさまを見せられる様子はあまりにも不憫でした。視聴者的には最早見慣れているものの、羽入からすれば初めてみる凄惨な光景なので泣きわめくのも納得です。そして羽入にこの光景を無理矢理見させようとするエウアはかなり邪悪な性格と言えます。

 しかし梨花が沙都子の違和感に気付く流れは熱かったですね。祟騙しでの記憶が残っていたことに加え、鬼騙しでの沙都子の経験が裏目に出たこのシーンは実にカタルシスがあります。何より羽入が「奇跡」のワードを口にした時は興奮しました。ひぐらしにおける奇跡は確率などのことではなく、“ここまで積み上げてきた全ての経験からくる結果”そのものを指すのでこの展開は実にひぐらしの王道に沿っていると思います。そして次回からいよいよ例のシーンの続きが見られるようなので楽しみです。

 

 

マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 2nd SEASON -覚醒前夜-

2nd SEASON特別編

 今回は特別編という名の総集編。2期に入ってからの出来事を端的にまとめた内容になっていました。既にクライマックスに突入しているかのような盛り上がりですが、現時点ではまだ7話という事実に驚かされます。

 改めて見返してみると、多くのキャラの心情が細かく描かれていることに気付かされます。1期ではいろはを中心に物語が進んでいったのに対し、2期に入ってからはまどかをはじめとした本家のキャラ、マギウスに入った仲間たちが如何にして過酷な運命に立ち向かうかがそれぞれ詳細に語られていました。一見ごっちゃになってしまいそうなところもありますが、1期で築いたキャラクター造形もあってすんなり見ることが出来ましたね。

 あとはやはり戦闘シーンが凄まじい点が印象的。よく動くだけでなく、構図もダイナミックなものが多く見ていてテンションが上がります。あまりの動きに何が起きているのか非常にわかりにくい問題もありますが、それを差し引いても面白い戦闘シーンだと言えますね。

 

 

ヴァニタスの手記(カルテ)

第12話「Deux Ombres-出発点-」

 前回のこともありノエの身を案じて視聴しましたが、普通に無事で安堵。それどころかヴァニタスの血の匂いについて真剣に考える姿が天然すぎて見ていて肩の力が抜けてしまいました。とはいえルスヴン卿の命令を聞く様になった件については安心出来ないので未だに戦々恐々ではあるのですが。

 またヴァニタスとノエの関係にちょっとした変化が見られたような演出が気になりました。ジャンヌに全てを捧げることを誓っているからかノエに自分の血を渡さないヴァニタスと、その意味について考えるノエが目に焼き付きます。普段コンビで行動しているものの、一定以上の距離感でその先を詰めようとしない両者の関係はどこか不思議な感覚で見てしまいます。

 そしてラストは「ジェヴォーダンの獣(ベート)」なる存在の事件を追っていったん終了。分割2クールということで次回は3か月後ですが、早く続きが見たいものです。

 

 

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった・・・X

第12話「卒業式がやって来てしまった・・・」

 2期最終回はとうとう学園を卒業する内容でしたが、前半はいつも通りの見慣れたカタリナ争奪戦が繰り広げられていました。モブの女子たちにまで言い寄られるなど規模は大きくなっているものの、いつものメンバーが水面下で争う中でそんなこと露知らずのほほんとしているカタリナ、という構図は変わっていないので安心感がありましたね。

 しかしながら今回はキースのアタックにより意外な展開を見せたのが良かったですね。前回の出来事もあってかいつになく困惑するカタリナが見られて面白かったです。これまで可愛い弟と思っていた彼を1人の男性として意識しそうになる、まるで恋愛モノのような展開には見ていてついニヤニヤしてしまいます。

 そして久々登場のあっちゃんに喜びを覚えたのも束の間、「フォーチュンラバー」の2作目の存在が明かされた時は驚愕しました。2作目ではソラも攻略対象に入っていること、何よりカタリナがまたもや悪役令嬢として登場する可能性があることが判明するなど、この世界がゲームであることを改めて意識させる重要な情報ばかりで驚かされます。続きは3期かと思いきやまさかの映画化ということもあり、この先どのような破滅フラグが展開されるのか楽しみです。

 

 

総評

 去年大いに楽しんで視聴したはめふらの続編でしたが、本作も変わらず楽しめました。何と言っても明るくおバカなカタリナと彼女を慕う仲間たちとの愉快な日常が描かれており、コメディタッチな内容には何度も笑わせてもらいました。それでいて本作ではジオルドやキースなどの男子たちからの好意に気付いていく、ブコメらしい展開も多めで実にこそばゆかったです。

 カタリナはいつも通りの人たらしっぷりで男女問わず多くの人を救っていくのですが、その一方でジオルドたちの好意に戸惑う女性的な一面を見せてくれたのも良かったです。食べることばかりかと思いきや恋愛にもしっかり興味を持ってくれるのは微笑ましいですね。

 1期の時点で破滅フラグを回避したため「ゲーム攻略」という側面が1期より薄めでしたが、終盤のキース誘拐事件や最終回で明かされた事実など、全ては2作目のための布石だと知った時には感心しました。1期で終わったかと思った破滅フラグはここからが本番と言ったところでしょう。先程も触れましたが、映画化の情報には驚きつつも楽しみになってきましたね。

 

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

第49話「パーティーバトル開始」

 集結したダイ陣営とハドラー親衛騎団の本格的なバトルが展開されましたが、序盤からCGを多用したことには驚愕しました。手描きとは明らかに質感が違うので違和感はありますが、CGならではのスピーディーかつ3次元的なシーンの連続は見ていてテンションが上がります。

 またこれまでの戦い以上に「仲間同士の連携」が重要視されていたのも大きなポイント。敵側も自分たちの駒としての役割を分担しつつ助け合う中、ダイたちが如何に力を合わせて攻略していくかがより強く強調されていました。何よりダイが自分の剣の力を過信していたことに気付いて仲間を頼る大切さに気付いていく過程は見ていて微笑ましかったですね。同時にこの剣面倒くさいな・・・・・・と思ったのは内緒

 最終的にはポップのメドローアが勝利の鍵となったことにも興奮しました。クロコダインが新技「獣王激烈掌(じゅうおうげきれつしょう)」をさらっと披露しましたが、それもポップの一撃に繋げるためという贅沢な使い方で胸躍ります。敵味方双方のコンビネーションが見られて非常に楽しかったです。

 

 

遊☆戯☆王SEVENS

第66話「決戦!魔神帝国」

 遊我って悪役エミュがすごい似合うな・・・・・・と思ってしまった今回。待望のルークメンとのデュエルで敢えて悪役「魔神ユーガ」を演じる遊我は中々の演技派だなと感じました。それでいて途中から「ザ☆ユーガメン」とヒーローにジョブチェンジする脈絡の無さには笑ってしまいましたが、何だかんだで彼もヒーローをやりたいのだという無邪気さが伝わってきます。何より遊戯王は元々「ごっこ遊び」の側面もあったので今回はある意味正しい遊び方をしていると言えますね。

 そして気になっていたルークメンの正体が電子生命体・・・・・・というのは理解出来ましたが、それが生まれる過程は何から何まで意味不明で困惑しっぱなしでした。ルークの漫画がファックス(今の子どもたちはファックス知らないんだろうな・・・・・・)を通じてゴーハ社のセキュリティすらも潜り抜けてしまう存在と化す事実も頭がおかしくなりそうです。それでいてルークメンが自分の存在意義を見出すために正義の味方をしている話にはほろりときました。ここから如何にしてルークメンを満足させてあげられるかが重要になってきそうですね。

 

 

 相棒といえば、本作のメインキャラの1人である冠城くんもかなり長いこと右京さんの相棒をやってきました。(season14から登場しているのでもう6年近くの登板となります)それだけにそろそろ退場するのではないか?という話も聞きますが、果たして彼がどのように退場するかは結構気になるところです。個人的に「ブラックナイト」の件がトラウマになっていることもあるので彼には円満に退場してもらいたい、とつい思ってしまいます。今期退場するとはまだ決まっていませんが、彼の活躍を最後まで見届けたい所存です。

 

 

 ではまた、次の機会に。